シルバーバレットイントゥーザスター

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第36話:帰宅とランゼの素朴な疑問

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楽しかった新婚旅行も終わり、屋敷に帰りつくと――予想通り、出迎えた家族や弟子たちから質問攻めにあった。

「どうだった? 温泉は?」

「いいところだったでしょう?」

「で、どうなの?子供は?」

「お世継ぎは?」

矢継ぎ早に飛んでくる言葉に、俺は顔を真っ赤にしながら叫んだ。

「まだ帰ってきたばかりなのに、早すぎません!?」

タリスはというと、父からまた肩をがしがし叩かれながらも、微妙に目をそらしている。

母は頬杖をついてにやにやと笑い、おじいちゃんとおばあちゃんは「期待してるぞ」とか「楽しみにしてるわね」とさらっと爆弾を投げてくる。

「……しょうがないけどさぁ……。」

深いため息が漏れる。だが、その場にいたランゼが、きらきらした目でぽつりと言った。

「りちぇ、こども、どうやってつくるの?」

「……えっ?」

場が一瞬で凍りつく。

父がむせ、母が吹き出し、弟子たちがくすくす笑いをこらえている。

タリスは顔を真っ赤にして口をぱくぱくさせていた。

「そ、それは……その……。」

ランゼはさらに首をかしげる。

「ねえ、りちぇ、はやくおしえて!」

「……え、ええと……そうだね……レタス畑でもらってくるんだよ~。」

「レタス畑!?すごいね!!」

ぱぁっと笑顔を見せるランゼに、場の空気が一気に和む。弟子たちは肩を震わせて笑い、母は「なるほど、それも一つの答えね」と目を細めた。

「……タリス、後でちゃんと説明するから。」

「……俺に言うの!?」

混乱と笑いの渦に包まれる中、俺は思わずタリスの腕にしがみついて、心の中でそっとつぶやいた。

(……本当に、賑やかで楽しい家だなぁ。)

こうして新婚生活は、笑顔とからかいとレタス畑の謎に包まれたまま、賑やかに続いていくのだった。
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