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空色
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長塚さんの家は本当に俺のアルバイト先であるスーパーから近かった。
スーパーから出てすぐの横断歩道を渡って、二つ目の角を左に曲がる。その後すぐ、「通るのが怖い」と感じる程、暗くて細い道に入ると、長塚さんが一人で暮らしているというアパートに着いた。
二階建てのアパートの前にあるゴミ置き場には、マクドナルドの袋やコンビニ弁当の容器がそのまま捨てられていた。ゴミ袋に入れていないせいで、いつまでもゴミ収集車に回収されず、放置されているみたいだった。駐輪場にはいつからあるのかわからない壊れたままの古い自転車もある。
自分の家の近くにこんな場所があったんだ……と少し緊張しながら、そういったものの前をさっさと通り過ぎて行く長塚さんに着いていく。
案内されたのは一階の左端の部屋だった。
「……お邪魔します」
縦に長い間取りのワンルームに、ちょっとした調理スペースと、お風呂とトイレ。
IHのコンロは一口で、冷蔵庫はビジネスホテルの備え付け程度の容量しかなかった。どうして長塚さんがスーパーで弁当やラーメンばかりを買って食べているのかを、俺はなんとなく察した。
散らかってはいないけど、なんだかちぐはぐな印象の部屋だった。カーテンは深い青、ローテーブルは黒でカッコイイ雰囲気なのに、床にはノルディック柄の可愛いラグが敷いてあって、ぬいぐるみが部屋の隅にはいくつも飾られている。
服装だっていつもスウェットかジャージだし、何もしなくてもかっこいい人は、そういったことに無頓着になってしまうのだろうか。
長塚さんは「すみません、汚くて」と大慌てで、昨日脱いでそのままだと思われるスウェットを回収していた。だけど俺は壁にかかっている宅配会社の制服を眺めて「長塚さんが着たら、かっこいいんだろうなあ……」と勝手にうっとりしていたから、何の問題も無かった。
「ぬいぐるみが好きなんですか?」
「貰うとどうしても捨てられなくて……。あっ、近付かない方がいいですよ。貰ってから飾ったきりなので、きっと汚れていますから……」
捨てられない、ということは、もしかしたらファンの人から貰ったものなのかもしれなかった。わざわざ部屋の一角にスペースを作って飾っているくらいなのだから、きっと大切なぬいぐるみに違いない。
触ってもいいですか? と聞いてから、クマやウサギのぬいぐるみを撫でた。フワフワしていて、なんだか懐かしい手触りがする。
「可愛い」
部屋に入れて貰えたのが嬉しいのと、ぬいぐるみを大切にしている長塚さんが可愛いのとでニコニコしてしまう。演技ではあるものの、「立てよ」と言いながら、倒れ込んだ敵のみぞおちに蹴りを入れまくっていたヒーロー時代の姿と、ギャップが大きすぎてクスクス笑ってしまった。
小さな部屋はテーブルとテレビとぬいぐるみで、すでにいっぱいいっぱいで、長塚さんはロフトで眠っているみたいだった。
「狭くて汚くてすみません」
「いえいえっ……! 俺こそ、急に来てしまってごめんなさい、すみませんでした……」
ちっとも汚なくなんかないし、子供の頃に憧れていた長塚さんの部屋で過ごせるなんて夢みたいだった。いつもは上手く喋れないけれど、今日は少しでも長くいたかったから、自分から長塚さんにたくさん話し掛けた。
だから、帰り際に「ちゃんと片付けておきますから、今度リベンジをさせてください」と言ってもらえた時は、嬉しすぎて、これは本当の事なんだろうかって、なんだか信じられなかった。呆然としてしまって、頷くことしか出来ない俺を、長塚さんはキチンと家まで送ってくれた。
子供の頃は、事務所の車で送迎してもらえるのが当たり前だった。座り心地のいい、かっこいい車に乗れるのがとても楽しみだった。
だけど今は、長塚さんに歩いて家まで送って貰えるのが、何よりも嬉しい。
◆
一度、中に入れてもらってからは、公園じゃなくて、長塚さんの家で過ごすようになった。
仕事とバイトが終わった後で、二人ともたいていお腹が空いているからカップ麺や弁当を一緒に食べる。
食事をする時、長塚さんは、俺に水色のマグカップやお箸を使わせた。
長塚さん自身が使っているのはガラスのコップや、黒いお箸、ミッフィーのスープボウル等、色もテイストも全部バラバラなのに、なぜか俺が使う食器は水色で全部統一されている。
もしかして、長塚さんには彼女がいて、これはその人が使っているものなんだろうか。長塚さんは、かっこいいし、優しいから、彼女がいない方がおかしい。
恋人って、いますか? と聞こう聞こうと思っているけど、なかなか聞けずにいたら、ある日、しょんぼりした長塚さんが「……空さんのマグカップを割ってしまいました」と言ってきた。
「俺の?」
「空さんにと思って、全部空色で揃えたのに、洗っていた時に割ってしまって……」
「ええ~!?」
あれは水色じゃなくて長塚さんにとっての空色だったんだ、と気が付いた時には、なんだかむず痒くって、照れ臭くって、買ってもらったミルクティーがほとんど飲めなかった。
初めて来た時には無かった電気ストーブやクッションも、いつの間にか長塚さんの部屋には増えている。
前に言っていた「リベンジ」という言葉が頭を過る。勘違いだったら嫌だなあ、と思ってしまう臆病な俺は「ストーブ暖かいです」「クッション、ふかふかですね」としか言えない。
それなのに、電気ストーブに手をかざしている俺の側へ長塚さんがやって来て、「良かった」と手を掴んで来るから、本当に一瞬、心臓が止まりかけた。というか、止まった。
「お釣りを渡す時の、空さんの手はいつも冷たかったので……」
やっぱり勘違いじゃないのかな……と手だけじゃなく顔も熱くなった。
子供の頃、真冬の早朝ロケで、長塚さんに「おはようございます」と挨拶をしたら、すごく嫌な顔をされたことを思い出す。
朝から圭太お兄ちゃんに嫌な思いをさせてしまうくらいなら、声なんてかけなければ良かった……と誰にも気付かれないようにコッソリ涙を流していたら、マネージャーに見つかってしまって「寒くて手が痛い」と必死で嘘をついた。
本当のことを言ったら、現場で長塚さんへの当たりがもっともっとキツくなることはわかっていたから誰にも言えなかった。
あの時、いっぱいいっぱい我慢したからいいよね、って、その夜は思いきって、「俺のことは空って呼んでください。あと、敬語も使わないで普通に喋ってください」とお願いした。
長塚さんは、最初はかなり渋っていた。でも、「もう、俺、芸能界は辞めました。だから、先輩じゃないです」と粘ったらなんとか頷いてもらえた。
「じゃあ、俺への敬語もやめて貰っても……?」
「……うん。……圭太さんって、呼んでもいい?」
圭太お兄ちゃん、はさすがにダメだってわかっていた。圭太さん、も俺の中では結構勇気を出した方だった。
だから、「いいよ」ってオーケーして貰えたのに呼ぼうとすると、つい体に力が入って結局モジモジしてしまう。
圭太さんは俺とは違って、切り替えが上手だった。自然に俺のことを「空」と呼び、「今日はもうちょっと、ここにいる?」と友達みたいな口調で話してくれる。
子供の頃の俺だったら、もっと上手に圭太さんと仲良くなれたのだろうか。可愛い顔のまま大きくなれていれば良かったなあ、そうしたらこんなに緊張しないですんだのに、と自分の成長をとても恨めしく感じた。
◆
その日の帰り道、「彼女はいるの」と圭太さんから聞かれた。
「いないっ、いません……。友達もいなくて、全然モテません……」
「へえ……。もったいない。空みたいな人、俺はすごく好きだけど」
「へ……!? どういう意味ですか……?」
圭太さんは、フッと笑ってから「言葉通りの意味」とだけ言った。……俺はそういう駆け引きなんてしたことが無いのに、圭太さんはズルイ、ともう泣きたかった。
「……手が冷たい」
「わあっ……!?」
片方の手が繋がれて、圭太さんのダウンのポケットに、そのまま突っ込まれる。
「……嫌?」
「嫌じゃないです……」
すごくすごく嬉しいです、夢みたいです、圭太さん彼女はいないの、こんなふうにされたら俺は勘違いをしてしまいそうです、構ってくれる大人としてじゃなくて、別の意味で俺は圭太さんが……。心の中ではいろいろなことを考えていたけど、余計なことを言ってしまうのが怖くて結局何も言えなかった。
圭太さんは、かっこよくて、きっと歩いているだけで人目を集めてしまう。コソコソ隠れてばかりで、冴えない俺みたいな男を連れて歩いているなんて、本当に大丈夫なんですか、と顔を上げられなかった。
家の前で「好きだよ。付き合おう」と圭太さんが言ってくれた。
幸せすぎて、涙ぐむ俺を見て、圭太さんは「ビックリさせてゴメン」とオロオロしていた。ずうっと昔に書いた「大好きです」という手紙に返事が貰えたような気がした。
スーパーから出てすぐの横断歩道を渡って、二つ目の角を左に曲がる。その後すぐ、「通るのが怖い」と感じる程、暗くて細い道に入ると、長塚さんが一人で暮らしているというアパートに着いた。
二階建てのアパートの前にあるゴミ置き場には、マクドナルドの袋やコンビニ弁当の容器がそのまま捨てられていた。ゴミ袋に入れていないせいで、いつまでもゴミ収集車に回収されず、放置されているみたいだった。駐輪場にはいつからあるのかわからない壊れたままの古い自転車もある。
自分の家の近くにこんな場所があったんだ……と少し緊張しながら、そういったものの前をさっさと通り過ぎて行く長塚さんに着いていく。
案内されたのは一階の左端の部屋だった。
「……お邪魔します」
縦に長い間取りのワンルームに、ちょっとした調理スペースと、お風呂とトイレ。
IHのコンロは一口で、冷蔵庫はビジネスホテルの備え付け程度の容量しかなかった。どうして長塚さんがスーパーで弁当やラーメンばかりを買って食べているのかを、俺はなんとなく察した。
散らかってはいないけど、なんだかちぐはぐな印象の部屋だった。カーテンは深い青、ローテーブルは黒でカッコイイ雰囲気なのに、床にはノルディック柄の可愛いラグが敷いてあって、ぬいぐるみが部屋の隅にはいくつも飾られている。
服装だっていつもスウェットかジャージだし、何もしなくてもかっこいい人は、そういったことに無頓着になってしまうのだろうか。
長塚さんは「すみません、汚くて」と大慌てで、昨日脱いでそのままだと思われるスウェットを回収していた。だけど俺は壁にかかっている宅配会社の制服を眺めて「長塚さんが着たら、かっこいいんだろうなあ……」と勝手にうっとりしていたから、何の問題も無かった。
「ぬいぐるみが好きなんですか?」
「貰うとどうしても捨てられなくて……。あっ、近付かない方がいいですよ。貰ってから飾ったきりなので、きっと汚れていますから……」
捨てられない、ということは、もしかしたらファンの人から貰ったものなのかもしれなかった。わざわざ部屋の一角にスペースを作って飾っているくらいなのだから、きっと大切なぬいぐるみに違いない。
触ってもいいですか? と聞いてから、クマやウサギのぬいぐるみを撫でた。フワフワしていて、なんだか懐かしい手触りがする。
「可愛い」
部屋に入れて貰えたのが嬉しいのと、ぬいぐるみを大切にしている長塚さんが可愛いのとでニコニコしてしまう。演技ではあるものの、「立てよ」と言いながら、倒れ込んだ敵のみぞおちに蹴りを入れまくっていたヒーロー時代の姿と、ギャップが大きすぎてクスクス笑ってしまった。
小さな部屋はテーブルとテレビとぬいぐるみで、すでにいっぱいいっぱいで、長塚さんはロフトで眠っているみたいだった。
「狭くて汚くてすみません」
「いえいえっ……! 俺こそ、急に来てしまってごめんなさい、すみませんでした……」
ちっとも汚なくなんかないし、子供の頃に憧れていた長塚さんの部屋で過ごせるなんて夢みたいだった。いつもは上手く喋れないけれど、今日は少しでも長くいたかったから、自分から長塚さんにたくさん話し掛けた。
だから、帰り際に「ちゃんと片付けておきますから、今度リベンジをさせてください」と言ってもらえた時は、嬉しすぎて、これは本当の事なんだろうかって、なんだか信じられなかった。呆然としてしまって、頷くことしか出来ない俺を、長塚さんはキチンと家まで送ってくれた。
子供の頃は、事務所の車で送迎してもらえるのが当たり前だった。座り心地のいい、かっこいい車に乗れるのがとても楽しみだった。
だけど今は、長塚さんに歩いて家まで送って貰えるのが、何よりも嬉しい。
◆
一度、中に入れてもらってからは、公園じゃなくて、長塚さんの家で過ごすようになった。
仕事とバイトが終わった後で、二人ともたいていお腹が空いているからカップ麺や弁当を一緒に食べる。
食事をする時、長塚さんは、俺に水色のマグカップやお箸を使わせた。
長塚さん自身が使っているのはガラスのコップや、黒いお箸、ミッフィーのスープボウル等、色もテイストも全部バラバラなのに、なぜか俺が使う食器は水色で全部統一されている。
もしかして、長塚さんには彼女がいて、これはその人が使っているものなんだろうか。長塚さんは、かっこいいし、優しいから、彼女がいない方がおかしい。
恋人って、いますか? と聞こう聞こうと思っているけど、なかなか聞けずにいたら、ある日、しょんぼりした長塚さんが「……空さんのマグカップを割ってしまいました」と言ってきた。
「俺の?」
「空さんにと思って、全部空色で揃えたのに、洗っていた時に割ってしまって……」
「ええ~!?」
あれは水色じゃなくて長塚さんにとっての空色だったんだ、と気が付いた時には、なんだかむず痒くって、照れ臭くって、買ってもらったミルクティーがほとんど飲めなかった。
初めて来た時には無かった電気ストーブやクッションも、いつの間にか長塚さんの部屋には増えている。
前に言っていた「リベンジ」という言葉が頭を過る。勘違いだったら嫌だなあ、と思ってしまう臆病な俺は「ストーブ暖かいです」「クッション、ふかふかですね」としか言えない。
それなのに、電気ストーブに手をかざしている俺の側へ長塚さんがやって来て、「良かった」と手を掴んで来るから、本当に一瞬、心臓が止まりかけた。というか、止まった。
「お釣りを渡す時の、空さんの手はいつも冷たかったので……」
やっぱり勘違いじゃないのかな……と手だけじゃなく顔も熱くなった。
子供の頃、真冬の早朝ロケで、長塚さんに「おはようございます」と挨拶をしたら、すごく嫌な顔をされたことを思い出す。
朝から圭太お兄ちゃんに嫌な思いをさせてしまうくらいなら、声なんてかけなければ良かった……と誰にも気付かれないようにコッソリ涙を流していたら、マネージャーに見つかってしまって「寒くて手が痛い」と必死で嘘をついた。
本当のことを言ったら、現場で長塚さんへの当たりがもっともっとキツくなることはわかっていたから誰にも言えなかった。
あの時、いっぱいいっぱい我慢したからいいよね、って、その夜は思いきって、「俺のことは空って呼んでください。あと、敬語も使わないで普通に喋ってください」とお願いした。
長塚さんは、最初はかなり渋っていた。でも、「もう、俺、芸能界は辞めました。だから、先輩じゃないです」と粘ったらなんとか頷いてもらえた。
「じゃあ、俺への敬語もやめて貰っても……?」
「……うん。……圭太さんって、呼んでもいい?」
圭太お兄ちゃん、はさすがにダメだってわかっていた。圭太さん、も俺の中では結構勇気を出した方だった。
だから、「いいよ」ってオーケーして貰えたのに呼ぼうとすると、つい体に力が入って結局モジモジしてしまう。
圭太さんは俺とは違って、切り替えが上手だった。自然に俺のことを「空」と呼び、「今日はもうちょっと、ここにいる?」と友達みたいな口調で話してくれる。
子供の頃の俺だったら、もっと上手に圭太さんと仲良くなれたのだろうか。可愛い顔のまま大きくなれていれば良かったなあ、そうしたらこんなに緊張しないですんだのに、と自分の成長をとても恨めしく感じた。
◆
その日の帰り道、「彼女はいるの」と圭太さんから聞かれた。
「いないっ、いません……。友達もいなくて、全然モテません……」
「へえ……。もったいない。空みたいな人、俺はすごく好きだけど」
「へ……!? どういう意味ですか……?」
圭太さんは、フッと笑ってから「言葉通りの意味」とだけ言った。……俺はそういう駆け引きなんてしたことが無いのに、圭太さんはズルイ、ともう泣きたかった。
「……手が冷たい」
「わあっ……!?」
片方の手が繋がれて、圭太さんのダウンのポケットに、そのまま突っ込まれる。
「……嫌?」
「嫌じゃないです……」
すごくすごく嬉しいです、夢みたいです、圭太さん彼女はいないの、こんなふうにされたら俺は勘違いをしてしまいそうです、構ってくれる大人としてじゃなくて、別の意味で俺は圭太さんが……。心の中ではいろいろなことを考えていたけど、余計なことを言ってしまうのが怖くて結局何も言えなかった。
圭太さんは、かっこよくて、きっと歩いているだけで人目を集めてしまう。コソコソ隠れてばかりで、冴えない俺みたいな男を連れて歩いているなんて、本当に大丈夫なんですか、と顔を上げられなかった。
家の前で「好きだよ。付き合おう」と圭太さんが言ってくれた。
幸せすぎて、涙ぐむ俺を見て、圭太さんは「ビックリさせてゴメン」とオロオロしていた。ずうっと昔に書いた「大好きです」という手紙に返事が貰えたような気がした。
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