人魚の祈りが届くまで

サトー

文字の大きさ
20 / 25

20.悪いことは言わない

しおりを挟む

◇◆◇

 近くにいるからなんの問題もないとは言われていたけれど。結局、パーティー会場を出てロビーを横切り、ホテルの庭まで出てしまったためエリアスからは遠く離れることとなってしまった。

「僕、もう戻らないと……」

 知らない場所で、エリアスと比べると歩くのがずいぶん早いルシアン兄様には付いていくのがやっとだった。少し前までは僕もこんなふうにせかせかと歩いていたはずなのに。
 名高い人物達の集うパーティー会場を出て外で休もうと思う人は少ないのか、美しい庭はおそろしく静かだった。美しい弧を描く噴水の水や、その側に並んでいる天使の石像のつるっとした頬やお腹が。静けさのせいで何もかもが冷たく無機質に感じられる。

「まだ気がついていないよ。エリアスはそれほど女性が得意じゃない。あの場をどう納めるかということにしか、気が回っていないはずだ」

 だったらなおさらエリアスの側にいたい、と思う。もしエリアスが困っているのだとしたら、僕は躊躇わずに嘘をつくことだって出来る。お腹が痛いとか気分が悪くなったとか、そういうことを言ってエリアスとここから逃げ出すことを選んでいたのに。

 そうすることが出来ないのは、今一緒にいるこの人がエリアスのお兄様だからだ。ルシアン・ハーヴェルマン。僕やエリアスよりも十歳以上年上の、七人いるエリアスの兄弟で一番の年長者。鉄道の事業を任されていて、莫大な富を築いただけでなく、ゆくゆくは歴史にも名前を残すだろうと言われている。
 結婚前にエリアスから渡された資料でハーヴェルマン家のことについて、ある程度は暗記してきたつもりだけど。文字で見るのと実物に会うのとでは全然違う。本物のルシアン兄様は、書類からは感じ取ることの出来ないピシッとした空気を纏っている。少し前にエリアスはこう言っていた。自分に物心がついた頃にはルシアン兄様はすでにルシアン兄様だったと。お兄ちゃんと呼んで甘えたことなどない、たぶんルシアン兄様も私を弟と言うよりは、ハーヴェルマンの家の一部としか思っていないだろうと。

 座って少し話そうという提案に僕が返事をするよりも先にルシアン兄様は見るからに高級そうな木材で出来た長椅子にサッと腰掛けてしまった。さんざん迷って僕は、持っていたハンカチを座面に敷いてからその上に座った。エリアスの用意してくれた大事な服が少しでも汚れてしまったら悲しいから。
 ルシアン兄様はそんな僕の様子をじっと見ていたけど、そのことについては特に何も言わなかった。

「……婚約した時とはまるで別人のように、顔つきが変わったね」

 今のエリアスと似たような、ほとんど感情を表に出さない話し方だ。けれど、発音が明快で一つ一つの言葉がくっきりと聞き取れる。何百人、何千人もの人に自分の主張を伝えてきた人の声なのだろう。
 ルシアン兄様ときちんと話すのはこれでまだ二回目だと思う。初めて会ったのは婚約のパーティーの時だった。他のお兄様や従兄弟達がエリアスをからかう側でルシアン兄様は静かに笑っていた。あまりエリアスを冷やかすんじゃないと言って。

「はい。す、少しずつ、エリアスとの生活にも馴れて参りました……」

 話そうと言っていたルシアン兄様の中にもし話の本題というものがあるのだとしたら。これはきっとそこにたどり着くまで間を持たせるためのやり取りだ。だけど、ルシアン兄様の言葉の全てが僕に課せられた試験のように感じられた。なぜだろう。ルシアン兄様は穏やかな微笑みを浮かべていて、口調だって柔らかい。でも、僕は今とても緊張している。

「てっきり私は……君が財産目当てでエリアスのことを受け入れたのだとばかり思っていたよ。だから今日は、エリアスのことを見つめる君の瞳に気が付いた時にはずいぶん驚かされた。初恋を追いかけるような真っ直ぐで純粋な眼差しにね」

 ひゅう、と僕の喉から微かに息が漏れる。問い掛けではなくても、やっぱりこれは僕を試すテストなのだと感じていた。ルシアン兄様が僕の反応をじっと見ているからだ。
 他の兄様達が時々エリアスのことをからかうのと同じような冗談の一種であって欲しい。そうやって無理やり能天気なことを考えてみても、怖くて顔を上げることが出来なかった。
 この人は僕とエリアスの間に起こったことをどのくらい知っているのだろう? 僕の家がいくらを受け取ったのかということだけでなく、寄宿学校での出会いから今日に至るまでの何もかもを把握しているのかもしれない。そして、答えを間違えたら僕はエリアスと引き離される。堂々としていて、少しも僕の返事を急かそうとはしないルシアン兄様の様子にそんな予感めいたものを感じていたからだった。

「僕が生涯愛するのは、エリアスだけです……。エリアスのためだったら、僕に出来ることは何でもしようと、そう思っています。う、嘘じゃありません、僕は」
「ああ、違うんだよノエル。私は君の気持ちを疑ってるんじゃない。君を心配して言っているだけなんだ」

 それからルシアン兄様はぐっと声の調子を落としてからこう言った。悪いことは言わないからエリアス以外に恋人を作りなさいと。

「な、なに……、え……」
「何も悪いことじゃない。私だって妻は三人いるし、夫も一人いる。まあ、夫はビジネスのためのパートナーだが……。エリアスと二人でいると息が詰まるだろう?」

 ルシアン兄様からの問いに僕が出来たのはぶるぶると首を横に振ることだけだった。エリアスから結婚を申し込まれた時からずっと、僕は「結婚して欲しい」と言われる側の立場であり、ハーヴェルマン家のおじい様とおばあ様は僕とエリアスの結婚を大変喜んでくれた。エリアスの家族から祝福以外のことを面と向かって言われるのは初めてだった。

 昔大きな戦争で男女の比率が大きく偏ってしまった時から重婚が許されているこの世界では、ハーヴェルマン家のような莫大な資産を持つ家の男性に配偶者が複数いたとしても、それは珍しいことではない。血統を維持するために必要なことなのだと子供の頃に学校で教えられた。
 だけど、僕とエリアスにとってそれは遠い世界の話で関係のないことだと思っていた。僕がエリアスだけを愛するのと同じように、エリアスも僕を思っていると信じていたから。

「エリアスが君と結婚すると言った時、私は反対したよ。跡継ぎはどうするつもりかと……。人魚の末裔である君と結婚出来ないなら家を出ていくと言い張るエリアスに両親も祖父母も結婚を認めるしかなかった。……子供の頃から、感情で物事を捉えがちな傾向が強かったが、あの事故以来、それが複雑でわかりにくいものとなってしまい、本当に手を焼いていた。それでも、私達家族にはエリアスが立ち直ることが必要だった。特に父には。エリアスのままごとのような会社経営と慈善事業に父や私はどれだけ労力と金を使ってきたことか……」

 ままごと、という言葉に僕はいつの間にか歯を食い縛っていることに気が付いた。悲しくも思っていたけど、それ以上にただ悔しかった。財産目当てだとか、不釣り合いだとか、自分のことは何を言われたってもう傷つかない。だけど、エリアスのことを悪く言われるのは嫌だ。誤解していると思った。ルシアン兄様はエリアスのことを何もわかっていないのだと。

「……自分の会社のことについて、エリアスはよくわかっていると思います。エリアスは賢く、会社のことについてはいつも真剣です。自分一人では成し遂げられない、家の力がなければ出来ないことだとわかったうえで、それでも前に進もうとしています。まだ、始まったばかりなんです。どうか、見守っていただけませんか? 僕も、エリアスだけじゃなくハーヴェルマンの家のためになることはなんだってします。どうかお願いです……」

 泣いてはいけないということはわかっていた。涙を流して訴えたところでルシアン兄様の心が動くとは思えなかったからだ。だから、僕は一言「時間のある時に一度エリアスの会社を見に来て欲しい」ということを伝えた。
 ルシアン兄様の言う通りで、利益というものだけを追求するのであれば、エリアスのやり方はきっと間違っているのだろう。同じお給料で安定して働ける人だけを雇えば生産性が上がり、会社をもっと大きくすることだって出来る。慈善事業に充てているお金だって、それを商売に使っていればエリアスは今の数倍のペースで資産を増やしていただろう。

 でも、エリアスはそれを望まなかった。自分は何もかもを持ちすぎているから、と言って。もしかしたら、右足の回復のために最高の医療を受けてきた自分と、そうではない人々が存在していることについてもエリアスは考え続けていたのかもしれない。豊かさや生きることそのものについて。どこへ向かって歩いていけばいいのだろうと考え続けた先に今のエリアスがあるのだと僕は信じている。

 とにかく一度足を運んでもらえればルシアン兄様にもわかるはずだ。会社で働く百人近い人達について、エリアスが考えない日はないということを。体調不良を理由に突然欠員が出た時も全て計算に入れた上で、納期を間に合わせるための緻密な計画を練っていることを。何度注意をしても約束を守れない人に「いいんだ。出来るようになるまで君に付き合うのが私の仕事だから」と根気強く同じことを繰り返し言い聞かせ、信じて待つことを。

 話ながら僕は気づいていた。もしかしたら僕なんかよりもルシアン兄様の方が、エリアスのそういった姿について詳しいんじゃないかということに。ルシアン兄様の頬が心なしか強張っていて、真っ黒な瞳が不自然に僕から逸らされていたからだ。

「……エリアスは人魚の祝福を受けるために結婚したのだと強がっていたが。君のその真っ直ぐな愛が消えてしまった時。弟は二度と立ち直れなくなる。私はそれが何よりも恐ろしい。これ以上年老いた祖父母を、父を疲弊させたくない。わかるだろう? 君だって五人兄弟の長男だ。他の兄弟よりもずっと、家を守るために生きてきて、そして今ここにいる。ノエル、君ならわかるはずだ」

 ルシアン兄様からの問い掛けに僕は静かに頷いていた。ルシアン兄様と僕とでは背負っているものの大きさは全く異なるけれど、弟や妹それに両親や祖父母を思う気持ちはそれほど変わらないような気がしたからだ。

「……今は新婚だ。だがやがて、子供の頃からの恋心のままでいられなくなる日が必ず訪れる。エリアスから完全に気持ちが離れる前に、ノエル、君はどこか別の場所にも拠り所を作りなさい。その時が来ればエリアスには私から話をする。金が必要なら必ず私か父に言うように。とにかく、一人で何もかもを抱え込んだ君がエリアスの元から飛び出すなんてことがないように私は手を尽くす」

 必要ありません、と本当は言いたかった。エリアスと二人で幸福に暮らせるために必要な努力は惜しまないつもりでいるけれど。エリアスへの愛から逃げるようにして他に恋人を作ることも、お金がもっと欲しいと望むことも、どちらも僕にとっては考えられないことだった。
 けれど、長らく怪我の痛みに苦しみ以前のように歩けなくなったエリアスや、自分を責め続けてきたお父様を、ルシアン兄様はずっと側で見ていた人なのだと思うときっぱりと拒絶することは出来なかった。

「……ありがとうございます。もし、僕とエリアスの間で、何か迷う時が来たら、その時はルシアン兄様のお力が必要になると思います。エリアスとよく話して、それでも二人で乗り越えられない時は、どうかお力を貸してください、お願いします……」

 ルシアン兄様は選択肢の一つを与えてくれたのだと思うことにした。気持ちに迷いが生じた時は、自分を頼ってもいいのだと。そしてそれを委ねられているのは僕自身なのだから、乗り越える方法は僕が自分で考えないといけない。
 僕は何よりも先にエリアスと言葉を交わすことを選びたいと思う。『お互いの言葉は あなた達を正しい方へ導いてくれます』と言っていた祖母の言葉と、エリアスの正直な気持ちが僕にとって一番大切なものなのだから。

「それから……僕は初めて恋をした時の心のままエリアスと結婚したのではありません。僕は一度エリアスから逃げ出しました。……エリアスが一番辛い時に。それから何度も自分の気持ちもエリアスの気持ちもわからなくなって……。でも、一緒にいたいと思いました。どうかそれを信じていただきたいのです」

 僕もエリアスも幼い恋心のままで大人になったわけじゃない。たくさんの後悔とすれ違いを経て結ばれた。純粋で綺麗な思い出のままで、大人になることは出来なかったけれど。だからこそ、エリアスとの絆はもう二度と切れないものになったんじゃないかと感じている。
 ただ、エリアスと結婚するということがどういうことなのかを僕に教えたのは、間違いなく今日のルシアン兄様との対話だったと思う。そういったことも全部わかって結婚したつもりだったけれど。家や血統を守るという生き方が僕の中でようやく実体を持ち始めたような気がした。

 お話し出来てよかったです、と伝えるよりも前にルシアン兄様は僕の手を握った。君も私の大事な家族だと言って。

 ルシアン兄様の手は大人になったエリアスの手とよく似ていた。まだ僕は、ルシアン兄様の言う大事な家族と、僕の思うそれは同じではないような気がしている。ルシアン兄様にとって僕は、家を大きくして守っていくための一部分なのじゃないかと。
 僕とルシアン兄様はエリアスを通じて繋がっているだけ。でも、それで充分だと思っていた。形は違うかもしれないけれど、それぞれがエリアスのことを大事に思っているのならそれでいいのではないかと。まだ、結婚後の生活で慣れないことや考え込むことの多い僕には、それが精一杯だった。

「ありがとうございます。あの……」

 僕はこの先もエリアスを大切にします、今ここでルシアン兄様にも約束します。そう伝えようとした時。夜の庭の静寂を切り裂くように「ノエル」と僕を呼ぶ大きな声が聞こえた。

「エリアス!」

 片足を無理やり引き摺って、普段よりもずっと早足でこちらへ向かってくるエリアスに気が付いた時。僕はルシアン兄様には一言も言葉をかけることなく駆け出していた。

「エリアス……、ああ、ごめんなさい……」

 さっきまでは自分がはぐれたような気持ちでいたのに。なぜか今はエリアスを置いてきぼりにしてしまったのだと、胸が潰れてしまいそうだった。

「ごめんなさい、僕が、外に出たいと言ったから……」

 息を切らして走ってきた僕の身体をエリアスは抱き止めてくれた。いいんだ、と髪を撫でる手つきは優しい。

「ノエル、君は悪くない。私は何もかもをわかってる。何もかもを……」

 エリアスはふっと顔を上げてから、僕ではなく、僕の肩越しにある存在をじっと睨み付けた。

「なんのつもりです? いくら兄様であっても、ノエルを連れ出して二人きりで過ごすことはやめていただきたい」

 その声には隠しきれない怒りが滲んでいた。これでも、だいぶ言葉を選んで我慢しているのだろうと感じられるほどの。
 エリアスからそっと身体を離してから後ろを振り返ると、ルシアン兄様がゆっくりと近付いてくるところだった。

「それは悪かったね。婚約した時の契約書に『すべての男女との密会を禁止する』とでも書いて彼にサインでもさせたか? ……べつにお前が心配しているようなことは何も起きないさ。お前もノエルも私の大事な家族だ」
「いったい何を言ったんです? 場合によっては私はあなたを許さない」

 強い言葉で怒りを露にするエリアスとは対称的に、ルシアン兄様は余裕を感じさせる微笑みを浮かべていた。その光景を見て僕は全てを察した。この人達の間には絶対に覆らないような上下関係があるのだと。

「エリアス……、本当に大丈夫だから。ルシアン兄様は僕とエリアスが上手くいっているかどうか、心配してくださってそれで声をかけてくれただけ。エリアスや僕が傷つくような話じゃない……。だから大丈夫……」

 ルシアン兄様の前ということはわかっていたけれど、僕は思いきりエリアスを抱き締めていた。このまま突っかかったとしても、却ってエリアスの方が嫌な気持ちになるだけだという気がしていたからだった。
 たぶん、エリアスはまだ何かを言いたかったのだろう。心臓はすごい早さで鳴っていて、手のひらは硬く握りしめられていたからだ。

「今夜は新婚である二人の邪魔をした私が悪かったということにしよう。……エリアス、お前の愛は隠すか激しいかのどちらかしかないようだが、それはよくないことだ。人を愛することについてお前はよく学んだ方がいい」

 そう言ってエリアスの肩を叩いてから、ルシアン兄様は中へ戻っていった。ルシアン兄様はエリアスの怒りに対して決して慌てたり動揺したりすることはなかった。「二人は帰ったと伝えておくよ」とだけ言って去っていくルシアン兄様を。僕とエリアスは、まるで教師からたくさんの宿題を言い渡され、そのまま取り残された子供のようにぼんやりと突っ立っていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】待って、待って!僕が好きなの貴方です!

N2O
BL
脳筋ゆえ不本意な塩対応を只今猛省中、ユキヒョウの獣人 × 箱入りゆえガードが甘い愛され体質な竜人 愛しい幼馴染が有象無象に狙われて、居ても立っても居られなくなっていく余裕のない攻めの話。 (安心してください、想像通り、期待通りの展開です) Special thanks illustration by みとし (X:@ibarakiniarazu) ※独自設定かつ、ふんわり設定です。 ※素人作品です。 ※保険としてR設定にしていますが、基本健全。ほぼない。

君の恋人

risashy
BL
朝賀千尋(あさか ちひろ)は一番の親友である茅野怜(かやの れい)に片思いをしていた。 伝えるつもりもなかった気持ちを思い余って告げてしまった朝賀。 もう終わりだ、友達でさえいられない、と思っていたのに、茅野は「付き合おう」と答えてくれて——。 不器用な二人がすれ違いながら心を通わせていくお話。

【本編完結】才色兼備の幼馴染♂に振り回されるくらいなら、いっそ赤い糸で縛って欲しい。

ホマレ
BL
才色兼備で『氷の王子』と呼ばれる幼なじみ、藍と俺は気づけばいつも一緒にいた。 その関係が当たり前すぎて、壊れるなんて思ってなかった——藍が「彼女作ってもいい?」なんて言い出すまでは。 胸の奥がざわつき、藍が他の誰かに取られる想像だけで苦しくなる。 それでも「友達」のままでいられるならと思っていたのに、藍の言葉に行動に振り回されていく。 運命の赤い糸が見えていれば、この関係を紐解けるのに。

刺されて始まる恋もある

神山おが屑
BL
ストーカーに困るイケメン大学生城田雪人に恋人のフリを頼まれた大学生黒川月兎、そんな雪人とデートの振りして食事に行っていたらストーカーに刺されて病院送り罪悪感からか毎日お見舞いに来る雪人、罪悪感からか毎日大学でも心配してくる雪人、罪悪感からかやたら世話をしてくる雪人、まるで本当の恋人のような距離感に戸惑う月兎そんなふたりの刺されて始まる恋の話。

(完結)冷徹アルファを揺さぶるオメガの衝動

相沢蒼依
BL
 名門・青陵高校に通う佐伯涼は、誰もが一目置く完璧なアルファ。冷静沈着で成績優秀、規律を重んじる彼は、常に自分を律して生きてきた。だがその裏には厳格な父と家の名に縛られ、感情を抑え込んできた孤独があった。  一方、クラスの問題児と呼ばれる榎本虎太郎は自由奔放で喧嘩っ早く、どこか影を抱えた青年。不良のような外見とは裏腹に、心はまっすぐで仲間思い。彼が強さを求めるのは、かつて“弱さ”ゆえに傷ついた過去がある。  青陵高校1年の秋。冷徹で完璧主義の委員長・佐伯涼(α)は、他校の生徒に絡まれたところを隣のクラスの榎本虎太郎(Ω)に助けられる。だがプライドを傷つけられた佐伯は「余計なことをするな」と突き放し、二人の関係は最悪の出会いから始まった。 《届かぬ調べに、心が響き合い》 https://estar.jp/novels/26414089 https://blove.jp/novel/265056/ https://www.neopage.com/book/32111833029792800 (ネオページが作品の連載がいちばん進んでおります)

竜帝陛下の愛が重すぎて身代わりの落ちこぼれ薬師は今日も腰が砕けそうです 〜呪いを解いたら一生離さないと宣言されました〜

レイ
BL
「死ぬ覚悟はできています。でも、その前に……お口、あーんしてください」 魔力を持たない「無能」として実家で虐げられていた薬師のエリアン。 彼に下されたのは、触れるものすべてを焼き尽くす「死の竜帝」ヴァレリウスへの、身代わりの婚姻だった。

劣等アルファは最強王子から逃げられない

BL
リュシアン・ティレルはアルファだが、オメガのフェロモンに気持ち悪くなる欠陥品のアルファ。そのことを周囲に隠しながら生活しているため、異母弟のオメガであるライモントに手ひどい態度をとってしまい、世間からの評判は悪い。 ある日、気分の悪さに逃げ込んだ先で、ひとりの王子につかまる・・・という話です。

【完結】恋人になりたかった

ivy
BL
初めてのキスは、 すべてが始まった合図だと思っていた。 優しい大地と過ごす時間は、 律にとって特別で、 手放したくないものになっていく。 けれど……

処理中です...