幼馴染みが屈折している

サトー

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【番外編】幼馴染みが留学している

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 次の日は、気が重くて部屋から出られなかった。今日帰国する別れを言いたい友達もたくさんいたけど、結局会うことが出来なかった。
 いつまでもここで落ち込んでいるわけにはいかないから、また夜になったら連絡してヒカルに謝らないといけない。けれど、今のままだと昨日と同じようなことを言われてそれで終わってしまいそうだった。

 昼過ぎに部屋のドアが乱暴にノック……というか殴る蹴るに近い音と、壊されるんじゃないかと思うくらいドアノブがガチャガチャ回されて、驚いてベッドから起き上がった。ドアを開けたら、怒った顔をしたジャイーが立っていた。
 ズカズカと部屋に入ってこようとしたので、「女は駄目だ」と言ったら、「いいから入れなさい!」と怒鳴られた。しばらく押し問答の末、ジャイーは部屋に入るのを諦めて忌々しげに俺を睨んだ。

「どうして今日、エントランスに降りてこなかったの? みんな、ルイに会えなくて残念がってた」
「……具合が悪かった」
「今日の朝、私のとこにレオが来たよ」

 ジャイーは持っていたユニクロの袋から、昨日俺がレオの部屋に忘れてきたコートとマフラーを取り出した。

「ルイに返しとけって。どうしてルイのコートをアイツが持ってるの?」
「これは……ええと……」
「あのクソ野郎と私は朝からしたくもないケンカをして大変だったよ」
「……ごめん」
「ルイは話してくれるよね?」

 俺は頷いた後、着替えてくるからエントランスで待っておくようにジャイーに頼んだ。ジャイーは「三分で来てね」と怒っていたから、大慌てで着替えてから、階段をピョンピョン飛ぶように降りてエントランスへ向かった。
 怒った顔で腕を組んで待っていたジャイーと並んで大学構内まで歩いた。ウインターホリデー中だけど集中講義が開講されているから、構内は開放されていて、適当な空き教室に入ることが出来た。

「どうして、レオがルイのコートを持っていたの? ルイが今日元気がないことと何か関係はある? 昨日の夜会ったの?」

 矢継ぎ早に質問されて何から話したらいいのか迷って焦った。ただ、数秒以内に答えないと今すぐ爆発しそうな程ジャイーは怒っていたので、俺は重い口を開いた。

「レオとは昨日会って、それで俺がレオの部屋にコートを忘れたんだ。……そのことで、ヒカルと大喧嘩になって、俺は彼をひどく怒らせた」
「なんで会ったの?」
「最後に会おうって……俺もそうするべきだと思った」
「ルイの彼は、レオと二人で会ったことに怒ったの?」
「そうじゃなくて……」

 何を言えばいいんだろうか。なぜ、ケンカになったのかを説明するには、レオと昨日したことを話さないといけない。
 女のジャイーに、レオにオナニーを見せたことを言いたくなかった。軽蔑されると思ったから。ただ、レオのことをゲイだと言うわけにもいかなかった。「お前、自分だけが傷付かないで、許してもらえるとでも思ってんのか?」という昨日のレオの言葉を思い出す。

「昨日、バイトが終わったら、たまたまレオに会って、それで今まで酷いことを言ったのを謝ると言われた。俺とレオは二人でバーに行った。話してみたら、とても楽しくて、それで俺はすごく酔っ払った……。レオの部屋で休ませてもらっていたら、その……セックスの話になって、俺は、その時はすごく溜まっていて、レオがいるのに、その、あー……マスターベーションをしてしまった。ヒカルのことを思い出して、欲情して、彼にキスまでした……。たぶん、とても不愉快だったと思うけど、コートまで届けてもらって、最後にすごく迷惑をかけた……。
……こんなこと聞かせてゴメン」

 これが俺の話せる言えるギリギリの内容だった。
①あくまでも自分がしたくてやったと言う。
②レオがゲイだということは言わない。
③キスとオナニーのことは正直に言う。
 この3つだけは守ろうと思っていた。ジャイーは俺の顔をじっと見てから口を開いた。

「そう。レオはルイのことが本当に好きだったから、最後に会いに来たんだね」
「……好きじゃない」
「私、知ってた。レオがお金とかいろいろ使って、ルイのことを調べていたの。知っている人は、レオはルイにとても怒っていて、いつか懲らしめるためにそうしているとか、日本語が喋れる取り巻きが欲しいからだとか言っていたけど……。私はいつも、レオがルイにちょっかいをかけるのは構って欲しいからだってわかってた」

 そんなこと俺はちっとも知らなかった。だから、俺が働いてる店の裏口まで知っていたんだろうか。同じ店で働いてる学生だって何人かいる。俺は「そんなの、知らない」とだけ答えた。

「本当は、好きって言われたの? それでかわいそうだから、そんなことしたの?」
「違う!」
「……でも、きっと私に言ってないこともあるよね。私にはレオはクソ野郎にしか見えないけど、きっとルイにはそうじゃない部分も見せていたんでしょう。ルイにとっては大事な友達だから、レオのために何か隠しているよね?」
「違うよ……」

 ジャイーは「もう聞かない」と言った。レオとルイのことは詳しく聞かない、ルイの言ったことを信じる、と。

「……それで、どうして、そのことが彼にバレたの?」
「とんでもないことをしたと思って、パニックになって……俺が電話で言ったから」
「さっきのことを? ちょっと嘘でしょ!」

 ジャイーは信じられない! とでも言うような顔で俺のことを穴が開くほど見つめてから、「やだ! ルイ、どうしてそんなこと言ったの? ありえない!」と叫んだ。

「……ヒカルにしか言えなかった」
「ルイ、こんなこと彼に言うなんてどうかしてる! 彼、あなたに舐められたと思ったはずだよ! どうして、私に言わないの!?」
「それは……だって、ジャイーは女だし……」

 ジャイーは、ふっと真顔になって「私は女だからルイの悩み事を聞いてはいけないの?」と言った。俺は、その時、こんなに自分のために心配して怒ってくれる友達に、本当に失礼なことを言ったと気がついた。

「あの、ごめん……違う……。俺は心のどこかで、ジャイーのことを女として見ていて、ジャイーに男じゃないと思われるのが嫌だった。ごめん、ジャイーのこと、女というだけで、ちゃんと友達として見ていなかった、ごめん……」
「……ルイは自分が男であることをとっても大切にしてるんだね。どうして?」

 答えたくなさすぎて、ジャイーの顔が見れなかった。机の上に投げ出した自分の手の甲だけをじっと見ていた。

「……俺はセックスの時、女の方の役なんだ……。それで、自分だってちゃんと男だと思っていないと、なぜか、すごく不安になる時がある…」

 じっとりと手に汗が滲んでいる。言ったら楽になるかと思ったけど、苦しいままだった。

 挿入される側のことを女役とかネコとかウケとか言うことはネットで見て知っていた。体格差と、ヒカルがそうしたいと言うのもあったからセックスの時はそれを受け入れていた。ヒカルとセックスするのは気持ちよくて、なんの不満もなかったけど、女みたいに自分が感じるのが恥ずかしくて、それが少し嫌だった。

 俺は男なのに……って思うと、「女役」と言われるのにはどうしても抵抗がある。なんだか、俺の家がが四人兄弟だってことを、女の子が欲しかったんだとか、女の子が一人いればよかったとか、親戚のおばさんが勝手に言っていたのを聞いた時と同じような、モヤモヤする感じ。

 昨日、ヒカルに「挿入されてないからセーフとでも思ってる?」と言われた時もそうだ。ヒカルは俺のことを当たり前のように「突っ込まれる方」って決めつけて、そういうふうに見ているんだ、と思うと、同じ男として見られていないようで嫌な感じがする。
 もしかしたら、女を抱いたことがない自分のコンプレックスも関係しているのかもしれない。童貞だから、俺はセックスの時女役なんだろうか? と思うと、女が好きだった頃の自分って、なんだったんだろう? とすごく不安になる。

 このことはヒカルには本当に言えない。言ったらセックスを嫌がってるって勘違いさせて、きっと落ち込むだろうから。

 ヒカルと付き合っていることを勇気を出して、ジャイーに言えたのは嬉しかったけど、彼女から俺はどういうふうに見えるんだろう、ということもずっと気になっていた。だから、何ということはない明るい話題を共有出来るのは良いけど、セックスを連想されるような話題は絶対に言いたくなかったし、ヒカルのことを考えて一人でしたことを言うのはすごく抵抗があった。「やっぱり抱かれてるところを想像するんだろうか?」と、彼女の脳裏に一瞬でもよぎって欲しくなかった。


「男と男で付き合ってるもんね。わかるよ、私も彼女といる時、『二人とも髪長いんだ』って言われたことある!」

「二人とも髪長いんだ」……べつになんてことのない言葉だけど、レズビアンなのに片方はボーイッシュじゃないの? 男みたいな人じゃないんだ? という意味が込められてる。異性どうしのカップルに似ていないと変だとでも言うように。
「私達に役なんてないよね」とジャイーは優しく俺を慰めた。わかるよ、と何度も言ってくれて、それで救われた。なんで、今までジャイーが女だからってことに拘って一人で悩んでいたんだろうと思うくらいに。

「ルイ、ルイが心の中で大切に思ってることは誰にも変えられない。レオについて真剣に考えて向き合おうとした気持ちも……あなたの彼にだって変えられないよ」
「うん……。俺は、もっと、早くジャイーに何か相談すべきだった……。レオのこともほんの少しでも……」
「これからは私に相談して。だいたいオナニーくらいが何? ルイ、こんなことは彼に言わないで、私に『ルイは真面目ねー、こんなのどうってことないよ』って笑われれば済む話だったんだよ」

 女のジャイーが「jerk off」なんて下品な言葉をあっさり言ったのに驚いたけど、彼女はとてもカラッとしていて豪快だったから、見ている俺もすごくスッキリした。

「ゲイでもレズビアンでも異性愛でも、誰かを好きになれば誰だって悩むよね。私もルイも。私、これからずっと、いつでもルイとルイの彼のこと気にかけてる。約束する。だから、私に相談してね」

 ジャイーは長い髪を耳にかきあげた後、首をグリグリと回した。「誰かさんのせいで、朝がとても早かった」と言い、ぐーっと両腕を上げて伸びをした。俺もジャイーみたいに友達としてずっとレオのことを気にかけてるって思えればよかったんだろうか。そうすれば、ここまで拗れることはなかったかもしれない。

「……今日、またビデオ通話でヒカルと話さないといけない」
「作戦を考えようよ! ルイの彼、嫉妬深いからすごく怒ってるんだったね」
「嫉妬深いとかそれどころじゃない! 本当に執念とか怨念とか……それに近い。俺は、昨日電話の最中、何度も吐き気がした! それぐらいヤバイんだ。昨日アイツが家に火を放つんじゃないかと本気で思ったぐらい」
「家に火だって?」

 ジャイーは、それは言い過ぎだ、と信じなかったが、俺は「ノー!」と必死で否定した。昨日、電話の最中にヒカルがキレなかったのは明らかに不自然だった。たぶん、俺を追い詰めるために冷静でいようと、我慢して我慢して、俺が電話を切った後、凄まじい怒りを露にして荒れ狂ったんだろうと思う。ヒカルの作った建築模型が無惨に破壊されているのが容易に想像出来た。

「わかった。ルイと彼の家を守るためにも真剣に考えよう」

 ジャイーとああでもない、こうでもないとヒカルに話す内容を延々と練り直した。彼女にヒカルの頭がいかによいか、恐ろしく勘が働き、俺が嘘をついてもいとも簡単に見破れるか、ということを何度も説明してやっと理解してもらう頃には夕方になっていた。

 ◇◆◇

「何か用?」

 家に帰っているだろうという時間に「今日は話せる?」とメッセージを送ると、一応ビデオ通話には応じてくれた。けれど、繋がった瞬間からヒカルは不機嫌で冷たい表情を浮かべていた。

「昨日のことを謝ろうと思って……」
「ああ、考えなしに浮気したことね」

 もうこの時点で会話を続けるのが苦痛だった。俺と違って昼間に作戦なんか立ててないはずなのに、なぜ瞬時にそういうことが言えるんだろうか。

「昨日は、俺も混乱していて、上手く説明が出来なかった。昨日、言ったと思うけど、俺は酔っぱらってしまって、その時、ヒカルとのセックスのことを思い出してオナニーしたんだけど……キスをした時も、ずっとヒカルのことを考えてた。これは、本当だ……。自分が性欲でそんなことをするなんて、自分でもショックだった。本当にヒカルを裏切ってごめん……」

 ヒカルの様子を見るとものすごく退屈そうな顔で俺の話を聞いていた。おかしい、なんでコイツは何も言わない? と想像と違う反応に戸惑った。もっと昨日みたいに矛盾している部分を探して何度も追及してくるだろうと思ったからだ。

「昨日、ヒカルに相手の事情は言えないって言ったけど……。アイツは家庭がとても厳しくて今まで自由に人を好きになったことがないって。それで、俺は……自分に何かが出来ると思って……その気がないのに部屋まで着いていって……。よく考えたら、家庭の問題は俺一人でどうにか出来ることじゃなかった。安易な慰めじゃなくて、友達として支えられることを考えるべきだった……」

 ヒカルは何も言わなかった。時々、首を捻ったり、退屈そうに頬杖をついたり、ボルビックを飲んだり……聞いているのか? と疑いたくなるくらい、俺の話していることに関心が無さそうだった。

「連絡先も知らないし、もう帰国したから会うこともない。だから……もう、絶対ああいうことは無いから、許してほしい……」
「ふうん」

 やっと発した言葉はそれだけだった。
 駄目だ。もう、手がつけられないくらい怒っていて、端から俺の言うことを聞く気なんかない。たぶん、俺が今日何を言ったって許す気は始めからなかった、と思うと身体の力が抜けていく。

「ボタニカルガーデン アートビオトープって知ってる?」
「へ?」

 急にそんなことを聞かれてものすごくマヌケな声が出た。ヒカルはそれを気にすることもなくペラペラと喋り始めた。

「栃木県那須に設計されてるんだけど、有名な建築家が手掛けた水庭で、国内で賞も獲ってるんだよね。建築の勉強でどうしても行きたいからさ……ねえ、ルイ、旅行ついでに一緒に行こうよ」
「え……? む、無理だよ……オーストラリアにいるんだし」
「帰ってきてよ。ビザ継続されるでしょ」

 一時帰国してもビザが切れないことまで知っていた。いや、調べたのか、と思った。そんなことを急に言われて、ヒカルの言う通りに一時帰国したら往復の航空券がいくらかかるかわからない。搭乗日直前の予約ならたぶん、何十万円という金額が必要になる。もちろん、そんな余剰金なんて持っていないから資金をまず集めないといけないのに。
 そもそも、ビザのことを言っていたけど、一度帰れば「許して欲しいなら二度とオーストラリアへ戻るな」と言われる気もした。困惑している俺をじとっとした目つきで見ていたヒカルは「ああ、そう」とだけ言った。

「じゃあ、他の人と行くからいい」
「だ、誰と……?」
「友達」
「やめろ、嫌だ……」

 女と行く気だ、ってわかった。また、俺への当て付けで、女の所へ行って、ヒカルはきっと平気で女を抱く。

「お願いだ、行かないで……」
「なに、どうしたの? 友達と行くだけだよ。ルイにもいるでしょ?」

 お願いします、行かないで、と何度も必死で懇願した。最後は机に額を擦りつけてもヒカルは聞いてくれなかった。

「女と行くんだろ? なあ!」

 ふふっと笑った後「と、も、だ、ち」とわざわざ一音ずつ、区切りながら言われた。不安を煽る嫌な言い方だった。そのまま通話が切られてしまって、俺はその日も結局眠れなかった。

 次の日、ジャイーに駄目だったことを伝えにいった。女と旅行に行くつもりらしい、と言うとジャイーは怒って「私が電話する!」と言ったが、そんなことをしたら何をされるかわからないからやめてくれ、と必死で説得した。

「前にもこういうことってあった?」
「俺が留学へ行くって言ったら直前になって、女のところへ家出した」
「なんで、その時別れなかったの? ……あ、ごめんね、つい……」
「大泣きしてかわいそうだったし、……好きだから」

 ジャイーはしばらく黙ったままだった。それから何か考えた後、大袈裟に首を横に振った。

「……ルイ、残念だけどあなたは振られたんだよ」
「えっ……」
「ルイの彼はそうとう怒ったみたい。もう、あなたの顔を見るのも声を聞くのも嫌なんだと思う。だから、昨日、あんなに一生懸命考えたことも聞いてもらえなかったの」
「な、んで……」

 確かに、昨日は問い詰めることもされなかった。思い出してみれば俺にまるで興味を失ったようだったし、ジャイーの言うことは正しいのかもしれない、と認めざるを得なかった。

「……別れたくない」
「まあ、上手くやれば別れずにすむ方法はないことはない」
「ほんとに?」
「今ならまだ、手の施しようはあるからね。唯一の方法は彼の怒りが収まって許してもらえるまで十年でも二十年でも待つこと。いい?」
「わかった……。駄目だ、そんなに待ってたら、帰国した時帰る場所がない!」
「帰る家が必要なら、なおさら連絡しちゃダメ。一回連絡するごとに機嫌が直るのは半年延びると思って。黙って待って、心から反省していることを示さないと」

 ジャイーは「共通の友達いる? その人には連絡して、彼がどうしてるか聞くくらいはOKね。ただ、『絶対俺が聞いてきたことは言わないで』と念は押して。ルイがこそこそ彼のことを探っているのがバレたらマズイから」と付け足した。

「私が必ず仲直りさせる」とジャイーは使命感に燃えていた。あれだけヒカルが一筋縄でいかない人間だと説明したのに、妙に自信満々だ。ジャイーは優しいから、もし俺とヒカルが駄目になったらとても落ち込むだろうと思い、すごく気が重くなる。

「俺のためにゴメン……いろいろ考えてくれて」
「こんなの当たり前だよ」

 ヒカルに捨てられるかも、というショックを和らげたくてジャイーの方を見た。「大丈夫」と、笑いかけて欲しかった。そう伝えるのは照れ臭くて言えなかったけど。

「だってルイのことが好きだから」
「……ありがとう」

 女に初めて好きだと言われた。ヒカルに振られるかもしれなくてショックなのと、ジャイーに友達としてだけど好きだと言われて動揺しているので、胸が苦しかった。


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