元お隣さんとエッチな暮らし

サトー

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★メリークリスマス(4)

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手の拘束は解かずに、仰向けで寝かせた後。パンツは左足に引っ掻けたままの格好で、マナトの体はゆっくりと挿入されたバイブを根元まで難なく受け入れた。 

「あっ……、んうぅ……」
「嫌だ? 嫌い?」

 プルプルと首を横に振って「平気です」と答えたきり、マナトは真っ赤な顔で黙り込んでしまった。痛がる様子は無いが、気持ち良さそうにも見えない。ただ、ぎゅっと目を閉じて耐えている。

「抜こうか……?」
「もうちょっと頑張ってみる……。あの、俺、自分ではどうしたらいいかわからなくて……」

 どうしたらいいかわからない、を表現しようとしたのか、自由に使えない手をマナトはモゾモゾと動かした。挿入されたバイブで圧迫されているのか、「あっ」と小さな声をあげてマナトが顔をしかめる。
 いきなりスイッチを入れたりせずに、馴染ませようと考えていたものの、敏感な体はかえってその時間さえも苦痛に感じるのかもしれない。

 ローションでテラテラ光る胸が、マナトの呼吸に合わせて上下している。「見ないで」とマナトは恥ずかしがったが、シリコン素材のバイブを咥え込んだソコが時々ひくつくのに目が釘付けになった。写真も動画も絶対ダメ、と以前から重々言われているため、「見てないよ、全然見てないよ」と宥めながら、網膜に焼き付けるようにしてしっかりと記憶した。

「……スイッチを入れてみようか」
「うん……」

 スイッチを入れて嫌がったらやめよう、と何度も自分に言い聞かせながら、本体のスイッチを押した。

「あっ……!」 

  セックスとは違う初めての感覚にマナトは目に見えて慌て出した。何これ、と目を白黒させ、手枷をカチャカチャと鳴らす。先端部分と根元部分の二ヶ所でブルブルと振動するバイブに合わせて、マナトの腰がうねる。

「あっ、あっ、ああっ」
「ここ? ここ、好き?」
「ああっ……だめ、だめっ、いやだあっ……」

 好きか嫌いかで言われると、明らかに「大好き」と感じている時の表情だった。ほんの少し角度を変えて、ゆっくり浅い抜き差しを繰り返すと「いく、いっちゃう」と閉じた目から涙を流した。

「バイブいいの?」
「あっ、あっ、きもちいいです……」
「ユウイチさんのよりイイって、言ってみて……」
「いやだっ……やだあっ……」

 バイブで前立腺を刺激しながら、ペニスを扱いてもマナトは頑なに「ユウイチさんのより、イイ」とは言おうとしなかった。代わりに「バイブ気持ちいい、ユウイチさん、ごめんなさい」とシクシク泣いた。
 ごめんなさい、と涙を流しながら大きく足を開いて勃起した性器からたらたらと先走りを垂らす姿は堪らない。振動のレベルを上げたバイブでマナトのことを責めながら自分の性器を扱いた。

「……ユウイチさん好き、って言ってごらん」
「好き、ユウイチさん、すき……あ、んっ……いくっ……」

 体の中で暴れまわるバイブに屈して、達する時は「気持ちいい」とマナトの閉じた目からはポロポロと涙が溢れ落ちた。ユウイチさん好き好き、と可愛い声で鳴いているのに、振動で呼び起こされた快感の余韻で体はぐったりとしてしまっている。

「あっ、もう、いったのに、抜いてよ……」
「もうちょっと、頑張って……」
「ひゃっ……、あ、うぅ……」

 バイブが入ったまま肩で息をしているマナトの腹に性器を擦りつける。こんなに可愛い顔をして、恥ずかしがりやで「ユウイチさん、大好き」と甘えてくるのに、バイブであれ程までに感じて悦ぶなんて……と感情の昂りを抑えられないまま、白濁液をマナトの体に向かって一気に吐き出した。
 ……もちろんマナトは真面目だから、約束どおり「メリークリスマス、ユウイチさん」と口にしてくれた。





「ユウイチさん、バイブ取って……」
「お腹に力を入れたら取れるよ」
「え~っ……!?」

 初心者向けのバイブは、挿入後に抜けにくくするためのくびれがボディには入っている。自分で抜くのが怖いのか恥ずかしいのか、「取って」とせがんでくるマナトのお腹を擦って力を入れるように促すと「ヤダ」と顔をしかめる。

「大丈夫だから……ちょっとだけお腹に力を入れてみて……」
「いやだっ……」
「ほんの少しでいいから……」

 お腹を擦ってやりながら、何度も額や頬に音を立ててキスを繰り返すと「うう……」とマナトが小さな声で唸っているのが聞こえる。
 せっかくだから、抜く時まで楽しみたい。恥ずかしくないよ、ほんの少し力を入れてくれたら、手伝うから、と励ますと諦めたような様子でマナトはこくりと頷いてくれた。
 
「ん、んんっ……」

 触れていた腹部に、ぐ、と力が入った。手枷が付いたままの手で不安そうにしながら、マナトがしがみついてくる。

「あっ……や、いやだっ……恥ずかしい……」

 お腹に力を入れているだけなのに、真っ赤な顔で小さく呻きながらバイブを出そうとするマナトの姿は、完全に「見てはいけないもの」だった。こんな良い子になんてことを……と罪悪感を覚えながらも、どうしても目が離せなかった。それくらい背徳感があるエッチな光景だった。



「できた……」
「はあっ……」

 見守っていただけなのに、いつの間にかマナトと同じくらい疲れはてていた。手にはじっとりと汗をかいている。

「ユウイチさん……?」
「……俺はもう少しで目覚めてはいけない何かに、何重にも渡って目覚めてしまうところだった……」 
「へえ……?」 

 自覚が無いのか、マナトは不思議そうにしながら首を傾げている。マナトが初めての快感を知ったのと同じように、俺も未知の興奮を知ってしまった。ひとまず冷静になろうと手枷を外してやると、照れ臭そうにしながらマナトがすり寄ってきた。

「ユウイチさん、バイブって、スゴイね。ビックリしちゃった……。上手くイケそうになくて、待ってって思っているのに、ずっと無理やり気持ちよくされて……。あと、出す所を見られるのも、すごく恥ずかしかった……」 
「無理やり気持ちよく……」
「あの、ユウイチさん……」

 弾かれたように体を起こした後、マナトは枕元に落ちていた帽子を慌ただしく回収してから、かぶり直した。
 ボサボサの髪に乗っかっているだけの帽子は不格好で、かえってそれが可愛らしく感じられた。



「……いっぱい解れたから、ユウイチさんのことも欲しいです。ビキニも、回収してくれますか……?」

 おいで、と押し倒すようにしてベッドへ強引に寝かせた勢いで、マナトの帽子はすぐに脱げてしまった。
 バイブとローターで準備が整った体を抱き締めた後、ほとんど慣らさずに、求められるまま覆い被さるようにして、マナトと一つになった。


「ユウイチさんの、おちんちん、気持ちいい……」

 挿入された性器を味わうようにゆっくり腰を振っては、きゅうっとナカを締め付けてくる。大好きなデンマを乳首や裏筋に当てると、マナトは腰をしならせて、繋がっている部分を見せつけるようにしながら足を大きく開いて悶えていた。

「あ、んんっ……ユウイチさん、もっと奥まで来て……。離れちゃいやだ……」 

 絶頂を迎える寸前の切なさや心細さで、そう言っているだけだとは充分理解していたのに、「大丈夫大丈夫……、ずっと離さない。好きだよ」と自分にも言い聞かせるようにして、マナトの体を捕まえた。

「うん……。ユウイチさん、すき……」

 拘束を解かれて自由になったマナトの腕が背中に回される。確かに愛し合っている、求められている、という実感は何よりも嬉しいプレゼントだった。
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