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第二章
知の守護者、プロポーズする
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ども~、俺の名前はカナン。
頭からヒレの先までで100リルー……ああ、メートルでいうと2メートルな。
リリィの中では平均よりちょい長いかな。あ、高いっていうの?
体重は……水中だから分からない。
来たる日の為にトレーニングは欠かさないから、けっこう引き締まってるよ。
髪と鱗はオレンジ色。オレンジって何だか知らないけど。
瞳の色は水色で、792歳。ん~、そっちで言うところの26~27歳くらいね。
めちゃモテてるイケメンさんだよ。
ナオ様から最近仕入れた言葉で言うと、チャラいらしい。
不思議な響きの言葉だな。
リリィの世界で現王ライジャ様の側近で、歴史記録統括を務めている。
過去の文献や現在の知識を全て記録して、後世に活かす重要なポストだ。
歴代の統括の中でも知識量がトップで多い方だから、知の守護者とか呼ばれている。
だが、それはどうでもいい。
いや、どうでもよくはないが、今重要なのはそこじゃない。
聞いてくれ、俺の人生は今、バラ色だ。
バラというのが何なのかは分からんけどね、とにかく毎日がキラキラだ。
夢物語に帰するかと思われたルルゥの降臨で、俺の夢が叶うんだ。
もう嬉しくて、付いたばっかりのチンポが勃起しそうだ。
何故かって?
俺には小さい頃から狙っている相手がいる。
幼馴染のナギだ。
深い緑色の短髪とルビーカ鉱石のような赤い瞳。
城や王様、町の治安などを守る警護隊の統括を務めているだけあってマッチョではないけれど鍛え上げられた体とヒレ。
あ~、いわゆる細マッチョってヤツ?
勤勉で寡黙なイケメンだ。
シャープな切れ長の目が涼やかでシビレル~とこれまたモテモテな御仁。
だがしかし、渡さないんだな、これが。
絶対に誰にも渡すもんかっての。
こちとら生まれた瞬間に目の前にいて、目が合った瞬間から愛してるんだ。
年季が違うぜ。
リリィは光の膜に覆われて親の腹から出現する。
それから2年間、親が作るミルク玉を与えられて育ち、やっと生まれるんだ。
生まれるまでは、どの子供も孵化施設で全部一緒に管理される。
俺とナギはほぼ同時に出現して施設に預けられ、ほぼ同時に生まれた。
生まれるなりナギにひっついた俺は、なかなか離れようとしなかったらしい。
ナギはナギで、俺にひっつかれてもポヤンとしてたらしい。
くっそ可愛いな。
マジでナオ様の世界のカメラ欲しいわ。
そしたら多分、俺の部屋の壁はナギのあ~んな写真とかこ~んな写真で埋まって、サイコな部屋になっただろうけどな。
想像するだけでタギるわ。
ルルゥの民が降臨してもしなくても俺は一生ナギの側を離れる気はなかったから、先の予定が未定であっても環境は着々と整えておいた。
教育施設の席は絶対に隣。
運動や訓練のペアも必ず一緒。
施設の部屋も同室。
とにかく俺が側にいるのが当たり前なんだという意識をナギに刷り込む。
回りにも刷り込む。
外堀を埋めるって言うんだっけか?
堀ってなんだろ?城の周りを掘っても水中じゃ意味ないしな。
とにかく、ナギの好みの味や好きな場所、好きな槍の磨き具合とか、ナギのことなら全てインプット済みだ。
職業の道は分かれてしまったが部屋は一緒だから、警護の訓練で疲れて帰ってきたナギに疲労回復のスペシャルドリンクを用意しておいてやったり、体のマッサージも俺の役目。
いやこれは役得?
そこいらのマッサージ師なんぞにナギのピチピチのお肌や鱗を触らせる訳にはいかないから、マッサージの腕前はプロ並みになったよ。
ナギも俺のマッサージがお気に入りで、他のヤツには頼めないと言ってる。
たまにツボに入ってナギがうう~んとか呻き声を上げるとビチビチ跳ね回りたくなるくらい興奮しちゃうけどな。
そしてついにルルゥ降臨。
ああ、短いようで長かった792年。
さあ、計画を遂行する時がきた。
統括のメンバーが先んじて半ルルゥ化して、無事にチンポ…いや足が生えた俺は、ナギを見晴らしの丘に誘った。
ここはベリオンの町が一望できて、夜は夜景が美しい。
ただ、高層になるので今はまだ人影はない。
いずれ民のルルゥ化人口が増えればデートスポットになるのは確実だな。
「夜に出るなんて珍しいと思ったが、ここはいい場所だな」
部屋も一緒なのにわざわざ外に誘う俺を不思議そうに見ていたナギは、納得したように夜景を眺めてる。
「だろ?実はお気に入りの場所なんだよ~」
そう、ムードは大切だからな。
自信はあるが、万が一にも念を入れておく。
「…ナギ、実は話があるんだが……」
「……お前が言い淀むなんて珍しいな。どうした?」
ちょっと言いづらそうな顔をする俺を、ナギが少し驚いたように見てる。
頑張れ、俺の表情筋。
「そろそろ民の半ルルゥ化を始めようとしてるよな?それで人口増加の方も着手するにあたって、まずは事前確認をしておきたくてさ」
民の安全の為にもねと言う俺に、ナギは素直に頷いてる。
あ~、素直なお前が愛しいよ。
「で、白羽の矢が立ったのは恋人同士のメルサとダルクだったんだけど、メルサはまだ保育士の育成の方がメドが立ってなくて…」
「ああ、孵化施設の準備と並行しているしな」
「うん、それでこれに関して知識が一番あるのが俺でさ」
ナギは真面目に俺の言葉を待ってる。
にっぶーい!ニブ過ぎる~。
まあそんなお前も、可愛いくて愛してるけどね。
お前は直接言わないと分からない子だもんな。
「だから俺が一番手を切ろうと思うんだ。もし何かあっても対処出来るしな」
「一番手……?」
ナギの表情が少し変化してきた。
ん~理解度65パーセントくらいか?
「え……こ、子供を作る、ということか?…カナンが……」
ナギの顔色がサーっと青くなった。
え、何故にそこで青くなる?
急に狼狽えて俺を見つめてくるナギ。
ナギの手が、俺の肩をガっと押さえてくる。
「……誰かと結婚して子供を作るというのか?一体誰と…」
うおーい。
ここでガクーっと力尽きなかった自分を褒めてやりたい。
残念過ぎるイケメンめ。
しょうがねーな、更に誘導してやらないといけないのかよっ。
「………ナギは、俺が誰かと子供を作ったら……イヤ?」
「え……」
虚をつかれたように固まってるよ。
ここで別に、とかいったらはっ倒すぞ。
まあ、仕事一筋でまだ先々のことなんか考えてなかったよな、お前。
この間までは、半ルルゥ化出来ないままならそんな機会は来ないから、大抵の人は友人とかと一緒に暮らすというのが主流だった。
たまにはメルサとダルクのように恋人同士になったりもするが、そもそも出来るのはキス止まり。
だってチンポ無いもんな。
その感覚が抜けていないから、半ルルゥ化してもまだピンときてないんだろうな。
でも俺はリリィの歴史やルルゥのこと、ルーリィのこと、ルルゥの民が前にいた世界のことなんかも詳しく知っている。
半ルルゥ化したカップルのセックス方法なんか、48手まで完全理解している。
もっとマニアックなものも、な。ふっふっふっ。
だから待てない。
「……ナギ、俺達はもう半ルルゥ化してるんだ。いずれ全ての民が子供を作ってリリィの世界を再生していくことになるんだよ?俺だってナギだってその一員だ」
ゆっくりと理解が追いついてきた顔だな。
「………そ…うか。俺も……そう、だな」
そうそう。
もう一押しか。
「…じゃあ逆に聞くよ?ナギは……誰と子供を作るの?」
「……え…俺…?」
狼狽えてどもるナギ、可愛すぎ。
じわじわ来てるか?
来てるな?よしよし。
「俺は……俺は、子供を作るなら……ナギが、いい」
顔を赤くして、少し潤んだ目でナギを見つめてやる。
語尾は小さめの声で囁くように。
「カナン……」
「だって、俺はずっとナギが好きだった。子供の時からずっと」
「っ……」
ナギの頬がほんのり赤く染まる。
ぐはっ、今すぐ押し倒してぇ。
「俺は、昔からそういうことに疎くて……カナンはいつも一緒にいたし……でも、俺も…子供の頃からお前のことが、す……好きだった」
「……ほんと?」
あ~、実際に聞くと感極まるな。
「じゃあ、結婚……してくれる?俺と」
少し首を傾げて可愛めに言ってみる。
ナギは今度はしっかりと頷いた。
「ああ……俺で良ければ、結婚してくれカナン」
俺は満面の笑みでナギに飛びついた。
「ナギっ、大好きだよ~」
もちろんだ、ナギ以外なんて1ミリたりとも考えられない。
死ぬまで、どころか死んでも離さないぜ。
やった~、仕留めたぜぇ~。
これでこいつは俺のものだ。
「ナギと俺の子供なら、すっごく可愛い子が生まれるよ、絶対に」
「あ、でも俺、まだ何にも分からないから、その……色々と…」
赤くなって口ごもるナギに、ヤニ下がらないように気をつけてニッコリと笑う。
「相手が俺なんだから、心配いらないよ~」
「ああ、ちゃんと教えてくれ。カナンに痛い思いとかさせたくないし」
「任せとき~」
ナギの右腕に両手を絡ませて、肩に頭を乗せて、一緒に夜景をホンワカと楽しむ。
ふふふ、ちょっと勘違いしているようだけど、ナギは何の心配もいらないよ。
俺がナギを隅から隅まで愛してあげるんだから。
どっちが産むとか言わなかったよな?
残念だが、ナギは俺に突っ込まれて孕まされる選択肢しかないんだよ、御愁傷様~。
俺がナギのマッサージをしている時に何を想像していたか、知らないよな。
腰の下辺りの鱗を揉みながら、いつかここが尻になって2つに割れた日には、俺の槍を速攻突っ込んでイカせてやると日々誓ってたんだぜ。
これからの予定も全て組んである。
明日の朝、ライジャ様達に承認をもらって、午後すぐに簡易の式を挙げる。
夕方から、ルルゥの島にハネムーンだ。
メルサとは密約をかわしてあるから、ダルクにナギの代行を頼んである。
俺は前から休暇申請してあるからね。抜かりはないぜ。
島に行ったら、その晩から籠ってセックス三昧。
ナギの全てを俺のものにする。
もちろん、俺の全てもナギに捧げるよ。
頭のてっぺんからチンポの先端に至るまでナギのものだからね。
もちろんミルクも捧げるし、全部注ぐよ。中にね。たっぷりとね。
そんでもって、俺の子供を孕ませる。
翌日の昼までに孕んでもらう為に、ガンガン中だしキメるよ。
子供が元気に育つように、ミルクもたくさん搾ってやるからな。
俺もたくさんミルク出すよ。中にね。ゴクゴク飲んで、それからいっぱい出してね。
想像しただけで鼻血出そう。
絶対にエロいもん。
俺のミルク玉をクプクプ産むナギなんて。
やっべ、絶対やっべぇ。
はぁ、幸せ。
ナギを想うだけで心がポカポカ、腰がムズムズするよ。
告白、外でして良かったぜ~。
ヒレのままじゃなかったら、フル勃起しちゃうからね。
取り敢えず、キスから始めようか?
2人の恋の成就記念に美しい夜景をバックに、妄想爆発気味の俺と純真無垢なナギは初キッスを体験した。
頭からヒレの先までで100リルー……ああ、メートルでいうと2メートルな。
リリィの中では平均よりちょい長いかな。あ、高いっていうの?
体重は……水中だから分からない。
来たる日の為にトレーニングは欠かさないから、けっこう引き締まってるよ。
髪と鱗はオレンジ色。オレンジって何だか知らないけど。
瞳の色は水色で、792歳。ん~、そっちで言うところの26~27歳くらいね。
めちゃモテてるイケメンさんだよ。
ナオ様から最近仕入れた言葉で言うと、チャラいらしい。
不思議な響きの言葉だな。
リリィの世界で現王ライジャ様の側近で、歴史記録統括を務めている。
過去の文献や現在の知識を全て記録して、後世に活かす重要なポストだ。
歴代の統括の中でも知識量がトップで多い方だから、知の守護者とか呼ばれている。
だが、それはどうでもいい。
いや、どうでもよくはないが、今重要なのはそこじゃない。
聞いてくれ、俺の人生は今、バラ色だ。
バラというのが何なのかは分からんけどね、とにかく毎日がキラキラだ。
夢物語に帰するかと思われたルルゥの降臨で、俺の夢が叶うんだ。
もう嬉しくて、付いたばっかりのチンポが勃起しそうだ。
何故かって?
俺には小さい頃から狙っている相手がいる。
幼馴染のナギだ。
深い緑色の短髪とルビーカ鉱石のような赤い瞳。
城や王様、町の治安などを守る警護隊の統括を務めているだけあってマッチョではないけれど鍛え上げられた体とヒレ。
あ~、いわゆる細マッチョってヤツ?
勤勉で寡黙なイケメンだ。
シャープな切れ長の目が涼やかでシビレル~とこれまたモテモテな御仁。
だがしかし、渡さないんだな、これが。
絶対に誰にも渡すもんかっての。
こちとら生まれた瞬間に目の前にいて、目が合った瞬間から愛してるんだ。
年季が違うぜ。
リリィは光の膜に覆われて親の腹から出現する。
それから2年間、親が作るミルク玉を与えられて育ち、やっと生まれるんだ。
生まれるまでは、どの子供も孵化施設で全部一緒に管理される。
俺とナギはほぼ同時に出現して施設に預けられ、ほぼ同時に生まれた。
生まれるなりナギにひっついた俺は、なかなか離れようとしなかったらしい。
ナギはナギで、俺にひっつかれてもポヤンとしてたらしい。
くっそ可愛いな。
マジでナオ様の世界のカメラ欲しいわ。
そしたら多分、俺の部屋の壁はナギのあ~んな写真とかこ~んな写真で埋まって、サイコな部屋になっただろうけどな。
想像するだけでタギるわ。
ルルゥの民が降臨してもしなくても俺は一生ナギの側を離れる気はなかったから、先の予定が未定であっても環境は着々と整えておいた。
教育施設の席は絶対に隣。
運動や訓練のペアも必ず一緒。
施設の部屋も同室。
とにかく俺が側にいるのが当たり前なんだという意識をナギに刷り込む。
回りにも刷り込む。
外堀を埋めるって言うんだっけか?
堀ってなんだろ?城の周りを掘っても水中じゃ意味ないしな。
とにかく、ナギの好みの味や好きな場所、好きな槍の磨き具合とか、ナギのことなら全てインプット済みだ。
職業の道は分かれてしまったが部屋は一緒だから、警護の訓練で疲れて帰ってきたナギに疲労回復のスペシャルドリンクを用意しておいてやったり、体のマッサージも俺の役目。
いやこれは役得?
そこいらのマッサージ師なんぞにナギのピチピチのお肌や鱗を触らせる訳にはいかないから、マッサージの腕前はプロ並みになったよ。
ナギも俺のマッサージがお気に入りで、他のヤツには頼めないと言ってる。
たまにツボに入ってナギがうう~んとか呻き声を上げるとビチビチ跳ね回りたくなるくらい興奮しちゃうけどな。
そしてついにルルゥ降臨。
ああ、短いようで長かった792年。
さあ、計画を遂行する時がきた。
統括のメンバーが先んじて半ルルゥ化して、無事にチンポ…いや足が生えた俺は、ナギを見晴らしの丘に誘った。
ここはベリオンの町が一望できて、夜は夜景が美しい。
ただ、高層になるので今はまだ人影はない。
いずれ民のルルゥ化人口が増えればデートスポットになるのは確実だな。
「夜に出るなんて珍しいと思ったが、ここはいい場所だな」
部屋も一緒なのにわざわざ外に誘う俺を不思議そうに見ていたナギは、納得したように夜景を眺めてる。
「だろ?実はお気に入りの場所なんだよ~」
そう、ムードは大切だからな。
自信はあるが、万が一にも念を入れておく。
「…ナギ、実は話があるんだが……」
「……お前が言い淀むなんて珍しいな。どうした?」
ちょっと言いづらそうな顔をする俺を、ナギが少し驚いたように見てる。
頑張れ、俺の表情筋。
「そろそろ民の半ルルゥ化を始めようとしてるよな?それで人口増加の方も着手するにあたって、まずは事前確認をしておきたくてさ」
民の安全の為にもねと言う俺に、ナギは素直に頷いてる。
あ~、素直なお前が愛しいよ。
「で、白羽の矢が立ったのは恋人同士のメルサとダルクだったんだけど、メルサはまだ保育士の育成の方がメドが立ってなくて…」
「ああ、孵化施設の準備と並行しているしな」
「うん、それでこれに関して知識が一番あるのが俺でさ」
ナギは真面目に俺の言葉を待ってる。
にっぶーい!ニブ過ぎる~。
まあそんなお前も、可愛いくて愛してるけどね。
お前は直接言わないと分からない子だもんな。
「だから俺が一番手を切ろうと思うんだ。もし何かあっても対処出来るしな」
「一番手……?」
ナギの表情が少し変化してきた。
ん~理解度65パーセントくらいか?
「え……こ、子供を作る、ということか?…カナンが……」
ナギの顔色がサーっと青くなった。
え、何故にそこで青くなる?
急に狼狽えて俺を見つめてくるナギ。
ナギの手が、俺の肩をガっと押さえてくる。
「……誰かと結婚して子供を作るというのか?一体誰と…」
うおーい。
ここでガクーっと力尽きなかった自分を褒めてやりたい。
残念過ぎるイケメンめ。
しょうがねーな、更に誘導してやらないといけないのかよっ。
「………ナギは、俺が誰かと子供を作ったら……イヤ?」
「え……」
虚をつかれたように固まってるよ。
ここで別に、とかいったらはっ倒すぞ。
まあ、仕事一筋でまだ先々のことなんか考えてなかったよな、お前。
この間までは、半ルルゥ化出来ないままならそんな機会は来ないから、大抵の人は友人とかと一緒に暮らすというのが主流だった。
たまにはメルサとダルクのように恋人同士になったりもするが、そもそも出来るのはキス止まり。
だってチンポ無いもんな。
その感覚が抜けていないから、半ルルゥ化してもまだピンときてないんだろうな。
でも俺はリリィの歴史やルルゥのこと、ルーリィのこと、ルルゥの民が前にいた世界のことなんかも詳しく知っている。
半ルルゥ化したカップルのセックス方法なんか、48手まで完全理解している。
もっとマニアックなものも、な。ふっふっふっ。
だから待てない。
「……ナギ、俺達はもう半ルルゥ化してるんだ。いずれ全ての民が子供を作ってリリィの世界を再生していくことになるんだよ?俺だってナギだってその一員だ」
ゆっくりと理解が追いついてきた顔だな。
「………そ…うか。俺も……そう、だな」
そうそう。
もう一押しか。
「…じゃあ逆に聞くよ?ナギは……誰と子供を作るの?」
「……え…俺…?」
狼狽えてどもるナギ、可愛すぎ。
じわじわ来てるか?
来てるな?よしよし。
「俺は……俺は、子供を作るなら……ナギが、いい」
顔を赤くして、少し潤んだ目でナギを見つめてやる。
語尾は小さめの声で囁くように。
「カナン……」
「だって、俺はずっとナギが好きだった。子供の時からずっと」
「っ……」
ナギの頬がほんのり赤く染まる。
ぐはっ、今すぐ押し倒してぇ。
「俺は、昔からそういうことに疎くて……カナンはいつも一緒にいたし……でも、俺も…子供の頃からお前のことが、す……好きだった」
「……ほんと?」
あ~、実際に聞くと感極まるな。
「じゃあ、結婚……してくれる?俺と」
少し首を傾げて可愛めに言ってみる。
ナギは今度はしっかりと頷いた。
「ああ……俺で良ければ、結婚してくれカナン」
俺は満面の笑みでナギに飛びついた。
「ナギっ、大好きだよ~」
もちろんだ、ナギ以外なんて1ミリたりとも考えられない。
死ぬまで、どころか死んでも離さないぜ。
やった~、仕留めたぜぇ~。
これでこいつは俺のものだ。
「ナギと俺の子供なら、すっごく可愛い子が生まれるよ、絶対に」
「あ、でも俺、まだ何にも分からないから、その……色々と…」
赤くなって口ごもるナギに、ヤニ下がらないように気をつけてニッコリと笑う。
「相手が俺なんだから、心配いらないよ~」
「ああ、ちゃんと教えてくれ。カナンに痛い思いとかさせたくないし」
「任せとき~」
ナギの右腕に両手を絡ませて、肩に頭を乗せて、一緒に夜景をホンワカと楽しむ。
ふふふ、ちょっと勘違いしているようだけど、ナギは何の心配もいらないよ。
俺がナギを隅から隅まで愛してあげるんだから。
どっちが産むとか言わなかったよな?
残念だが、ナギは俺に突っ込まれて孕まされる選択肢しかないんだよ、御愁傷様~。
俺がナギのマッサージをしている時に何を想像していたか、知らないよな。
腰の下辺りの鱗を揉みながら、いつかここが尻になって2つに割れた日には、俺の槍を速攻突っ込んでイカせてやると日々誓ってたんだぜ。
これからの予定も全て組んである。
明日の朝、ライジャ様達に承認をもらって、午後すぐに簡易の式を挙げる。
夕方から、ルルゥの島にハネムーンだ。
メルサとは密約をかわしてあるから、ダルクにナギの代行を頼んである。
俺は前から休暇申請してあるからね。抜かりはないぜ。
島に行ったら、その晩から籠ってセックス三昧。
ナギの全てを俺のものにする。
もちろん、俺の全てもナギに捧げるよ。
頭のてっぺんからチンポの先端に至るまでナギのものだからね。
もちろんミルクも捧げるし、全部注ぐよ。中にね。たっぷりとね。
そんでもって、俺の子供を孕ませる。
翌日の昼までに孕んでもらう為に、ガンガン中だしキメるよ。
子供が元気に育つように、ミルクもたくさん搾ってやるからな。
俺もたくさんミルク出すよ。中にね。ゴクゴク飲んで、それからいっぱい出してね。
想像しただけで鼻血出そう。
絶対にエロいもん。
俺のミルク玉をクプクプ産むナギなんて。
やっべ、絶対やっべぇ。
はぁ、幸せ。
ナギを想うだけで心がポカポカ、腰がムズムズするよ。
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