ユニークスキルのせいでモテない俺は、酔っ払った勢いで奴隷を買いました。

練太郎

文字の大きさ
49 / 108

お風呂 その1

しおりを挟む
 風呂場へと向かった俺は、まずは隣接している脱衣所で服を脱ぐ。
 一回家に帰ってきてから服を着替えたとは言え、体は洗っていないからな。この服も後から洗濯しておこう。
 ということで、洗濯かごに脱いだ服を入れる。

「洗濯は何時しましょうか?」
「うーん、そうだな……今日は無理だから、明日の朝にしようか」
「分かりました」

 シエナも洗濯かごに服を入れる。
 全裸になった俺は、ガラガラガラ……と扉を開けて風呂場へと入る。
 俺が住んでいる家は結構豪華で、お風呂場も何処かの公衆浴場のような広さがある。
 俺は倹約家ではあったが、将来誰かを迎い入れることを夢見て、家にはかなりの額を費やしたのだ。

「……凄い……ですね……」

 シエナが感嘆の声を漏らす。
 そうそう、こういう反応を期待してこの浴室も作ったんだ。いい反応をするじゃないか、シエナ。
 嬉しくなった俺は、隣に立っていたシエナの頭を撫でる。
 彼女は嬉しそうに目を細めて、俺にされるがままになった。
 本当に可愛いな、シエナは。
 顔はいいし、胸は小さいが形が良くて、腰はきゅっと絞られているし、本当にナイスボディだ……
 しかし、まじまじと彼女の体を見ていて、ある違和感に気がついた。
 はて、なんでシエナが一緒に風呂場に入ってきているのだろうと。ここには俺一人しかいないはずでは、と。
 止まりそうな脳をなんとか動かし、口を開く。

「……なあシエナ。なんで俺と一緒に入ってきているんだ?」
「少しでも長く一緒にいたいと思いまして……ダメ……ですか……?」

 上目遣いで聞いてくる。
 はぁ……全く、俺の弱点を的確についてきやがって……

「……仕方ないなぁ~」
「ありがとうございます!」

 まあ、シエナは可愛いからな。こんなことを言われたら断れるわけないじゃん。


 その後。シエナが『エリック様。温泉のときのように洗いっこしませんか?』と提案してきたのでこれを快諾し、まずは彼女を洗ってあげることにした。

 髪も洗える石鹸を手に付けて……洗い場においてある椅子に座った彼女の頭をゴシゴシとする。
 何時触ってもシエナの髪の毛はサラサラとしてるよな……触っているだけで興奮すると言うか……いや、なんでもない。
 頭皮のマッサージをしつつ、彼女の長い髪を丁寧に洗った後……お湯でしっかりと泡を洗いながす。

 次は体を……と思って脱衣所から持ってきていたタオルをお湯で濡らし、石鹸を付けて泡立てていると、シエナが

「私の体を洗っていただく前に、エリック様の頭を洗わせていただけませんか?」

 と提案してきた。
 ふむ、別にそれでもいいか。
 『いいぞ』と返事をして、今度は俺が椅子に座り……髪を洗ってもらう。

 ゴシゴシゴシ……

「エリック様の髪の毛って、私と違って固いといいますか……コシがありますね」

 シエナが洗っている時に気がついたのであろうことを言ってくる。

「まあ、そうだな。俺は結構髪の毛が固いって言われているし。それに、男と女では髪の毛の質も違うんだろう」
「なるほど……」

 特に知識があるわけではないが。

 シエナもしっかりと俺の髪の毛を洗ってくれた後、お湯で丁寧に洗い流してくれて……お互いの髪の毛の洗いっこは終了した。
 ふぅ……さっぱりしたし、次は彼女の体を洗ってあげよう。
 そう思って泡立てて置いてあったタオルを手に取ったのだが、シエナに静止をさせられる。

「エリック様、待って下さい。今日はいつもと違った新しい洗い方をしたいので、協力してくれませんか?」

 ふむ、新しい洗い方とな?
 特に断る理由がなかった俺は『分かった』と返事をして彼女に従うことにした。


 『付いて来て下さい』と言ってきたシエナの後ろを付いていくと……彼女は洗い場の奥で立ち止まる。

「今日はこれを使ってお互いの体を洗おうかと思いまして」

 彼女の目線を追ってみると……何やらマットのようなものが地面に置いてあった。

「……これは……?」
「『そーぷまっと』というものらしいです。中々高かったのですが……奮発しちゃいました」

 シエナがえへへへ、という顔をする。
 なるほど。シエナには娯楽用にというわけで、ある程度のお金をあげているからな。それで買ったのだろう。
 しかし、初めて見るものだな……
 手で触れてみると……表面はツルツルとしていて……少し力を入れて押して見ると、グイット反発してきた。
 ほえー、凄いな、これ。

「エリック様。早速ですが、このマットの上に仰向けで寝転がってもらえませんか?」
「ん? ああ、分かった」

 言われるがままにこの摩訶不思議な『そーぷまっと』と言うものの上に寝転がる。
 ……なんか変な感じだ。見た目は脆そうなのにかなり頑丈らしく、男の俺が寝転がってもぺしゃんこにならないし。

「んしょ……んしょ……」

 これから何をするんだろうかと思っていると、シエナが何か分からない液体を体にかけて……泡立て始めた。

「……それは……なんだ……?」
「これは『ぼでぃーそーぷ』というものらしいです。石鹸よりも保湿効果が高く、物凄くいい匂いがするらしいです。これも高かったのですが……この時を楽しみにして、またまた奮発しちゃいました」

 ……おいおい、可愛すぎかよ。あとからお小遣いを追加で渡してあげないと。
 いくらあげようかと考えていると、泡立てが終わったのか、泡でもこもこになったシエナが

「では、失礼しますね」

 と言って上から覆いかぶさってきて……俺に抱きついてきた。
 凄い……めちゃくちゃいい匂いがする……

「……どうですか……?」
「…………最高だ……」

 シエナが俺の言葉を聞いて笑顔になる。
 ……あ……やばい……

「それじゃ……んぁっ……! …………こちらも……さっきより大きくなって……ふふ……」

 シエナが股を浮かせて俺の息子の状態を確認する。
 え? その仕草、ドチャクソエロいんですけど。
 てか、さっきよりも大きくなっているって……

「な、なあシエナ。俺ってずっと……股間を大きくしていたのか……?」

 色々と緊張しすぎて息子に意識がいっていなかったので、前までどういう状態だったのか全然覚えていなかったのだ。
 だから聞いたのだが……シエナがコクリ、とうなずく。
 まじですか……

「脱衣所から……その……大きくしていました。私の髪を洗ってくださっている時も……背中にずっと当たっていましたし……この『ソープマット』に寝転がってくださった時も、ずっと……」

 ……俺の息子、まさかの最初から起きていたのか……めちゃくちゃ恥ずかしいんですけど!

「その……ごめん……」
「――いえ! 私は嬉しかったです! 私の体でちゃんと興奮してもらえているんだと思って……本当に……嬉しかったのです」

 シエナは、浮かせた腰を再度下ろして……俺にキスをしてきた。

「……んっ……くちゅ……んちゅっ……」

 俺の脳が溶けるような音が鳴り響く。
 ……あぁ……最高……
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~

ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。 食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。 最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。 それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。 ※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。 カクヨムで先行投稿中!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります

内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品] 冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた! 物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。 職人ギルドから追放された美少女ソフィア。 逃亡中の魔法使いノエル。 騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。 彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。 カクヨムにて完結済み。 ( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

処理中です...