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日本編
指輪を買いに行きます
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アパートの退去が日曜で、その前々日の金曜には家電を引き取りに来るので、頑張りました。
木曜日までは荷造りと書類書きで忙しく、木曜夜は夜中まで掛かってしまいましたが、睡眠時間もとれてスッキリと起きたら金曜の朝でした。
布団をすぐ干して、午前中に日を当ててから、布団専用の収納袋に入れました。
段ボール箱だらけの部屋の中、陽太郎さんが昼過ぎに来ました。私達から書き終えた分の申請書類を見て、祥さんに何かを渡していました。
未記入の申請書類や、購入していないけど、先に書いておいた分の申請書類は陽太郎さんに渡していない筈なので、そっちはまだ小さい方のスーツケースに入っています。
「これから、陽太郎立ち会いの元、荷物を入れるから見ていて。」
祥さんのニコニコ顔につられて、ニコニコしたら、
「結衣子さんはビックリすると思うけど、祥や俺のする事を黙って見ていてくれるかな。」
2人に言われたので、ビックリするだろうけど黙って見ていようと、首を縦に振って、了承の意を示してみた。
「………。」
祥さんが何かを呟いているけど、私が聞き取れない。祥さんの隣で、陽太郎さんも呟いている。
荷造りした荷物が光ったから、眩しくって目を瞑ったら、「目を開けていいよ。」と、祥さんの声がした。
目を開けると、あれだけあった荷物がスーツケース4つを残して、何処にも見当たらなくなっていました。
「え?!荷物は?あんなに沢山あったのに?」
「分かり易く言うと、魔法なんだ。結衣子さん、ビックリした?」
「そう、さっき陽に渡されたブレスレットに荷物を入れたんだ。」
「普段は許可されないんだけど、引っ越す時だけは使用許可がとれるんだよなー。なぁ、祥。」
「追加の荷物も、移動直前に入れるから。その時は、また陽が立ち会うよ。」
「あ、説明してなかったのかよ、祥。結衣子さん、申請書類に記載されていないと、ブレスレットには入らないんだ。弾かれた荷物だけが残っちゃうんだよ。だから、申請書類を書いてもらうんだ。」
なんであんなに申請書類を書くの!!と、文句が出そうになったけど、荷物がブレスレットに入るって説明も無かったかったから、全く知らなかったし!!
少しは憤ったけど、私が移住する国には、(異世界だから当たり前かもしれないけど、)魔法があるんだ!!きゃー!!本格的だー!と喜んでしまった。ああ、現金な私…。
「勉強して、魔法を練習しないと普通は使えないけどね。魔法は持って生まれた才能にも左右されるんだよ。結衣子の持っている魔法の種類判定と、魔力量測定をしないと分からないんだけど、ね。」
祥さんの説明で、夢が膨らんでいく気がした。
「それでも、魔法が使えるのは凄いですよー!!わー!異世界っぽいですね!!」
「いや、結衣子さん、異世界人ですよ、あなたも…。」陽太郎さんの突っ込みが入った。
陽太郎さんはそう言うけど、空想や想像と違ってて、私には現実になるんですよ!喜んだって良いじゃないですか!!わーい!わーい!
「ごめん、陽。結衣子はそういう話が好きみたいで、古本屋に売る本をまとめていた時に結衣子の持っている本を見たんだけどさ、数少ない本の中身が異世界モノだったんだ。」
「仕方ないさ。耳が生えなかったら、結衣子さんだって、最初から祥の話を信じなかったんだろうし、な。」
その後、電化製品の引き取り担当の人が来て、うちにある電化製品の確認を一緒にしてから、陽太郎さんが立ち会って、2つあるアパートの鍵のうち1つを引き取り担当の人に預けました。
「後は、任せて大丈夫だから。2人を俺の車に乗せてホテルまで送るわ。」と、スーツケース4つを祥さんと陽太郎さんが持って、車のトランクに入れました。
祥さんと私をホテルに送った陽太郎さんにお礼を言ったら、陽太郎さんが帰りました。
ホテルは移住を決めてすぐ予約していたと祥さんに言われていたので、緊張しないで済みました。
フロントで祥さんが名前を言って鍵を受け取り、ホテルの人が宿泊する部屋までの説明も、ホテル内の施設の案内もスムーズでした。
部屋に着いてスーツケースを置いても、まだ夕方だったので、私の希望していた結婚指輪を祥さんと私で買いに出掛けました。
初めて入った宝石店に緊張して冷汗をかき、しり込みする私と違って、祥さんは堂々としていました。その祥さんと手を繋いでいる私は、その場から逃げも隠れも出来ませんでした…。
店員さんが寄って来たので、祥さんが結婚指輪を探している事を言うと、予算や好みを聞かれましたが、(宝飾品なんてよく解からない私に聞いても、答えるのが無理だと知っている)祥さんが、
「特に決めてないんで、色々見せて下さい。」と店員さんに言っていました。
少しだけホッとして、緊張も少しだけ解れてきました。
私達の目の前に、店員さんが沢山の結婚指輪を出して来たので、色々見せてもらっていると、祥さんが気に入ってお勧めしてきた指輪がありました。
金色のリングだけど、小さな黒い石が1つだけリングの中に埋め込んである指輪でした。
「耳の色と髪の色の黒色と同じ、黒い石が付いている。それに金色のリングだ。私はこれが気に入って良いと思うんだけど、結衣子はどうかな?」
「私が結婚指輪をしたいって言ったけど、指輪に理想とか夢を見た事はなかったんです。祥さんがつけていられる指輪を選んで欲しかっただけなので、祥さんが決めて下さい。」
そう祥さんに伝えたら、祥さんが「これにします。すぐつけていくので、刻印とかは必要じゃないですが、鑑定書だけは付けて下さい。」と言いました。
お店の人が私達の指輪のサイズを測ってから、私がお店の中の宝飾品を見ている間に、いつの間にか祥さんが会計を済ませてました。
在庫を確認した店員さんが私達のサイズの指輪を出して来ていたので、その場で祥さんが私の左手薬指に指輪をつけてくれました。
祥さんには、私が指輪を左手薬指につけましたーー。
店員さんに「おめでとうございます。」と言われて、恥ずかしいやら、嬉しいやら。これで祥さんと一緒に居られるとも思ってしまって、ちょっとだけ涙目になっちゃいましたけど。
それから、鑑定書と領収書とリングケースを受け取った祥さんと私で、手を繋いだまま、ホテルに戻りました。
部屋に着いて、お茶を飲んでいると、祥さんが「ホテルで食事をしよう。」と誘ってきました。
ホテルでの食事は高いけど、今日だけは指輪をつけた記念日だと割り切って、「はい。」と答えました。
私がこの前買ったばかりの可愛らしいワンピースに着替えている間に、祥さんはスーツに着替えていました。その後、ホテルのレストランで食事をしてから、ホテルのバーでカクテルを飲んで、ほろ酔い加減で部屋に帰りましたが…。
…その夜は、祥さんに何度もペロリペロリと食べられて、おかわりもされてしまい、翌日は昼まで起き上がれませんでした…。ううっ。
アパートへの確認は、祥さんからのメールと電話で事態を把握したであろう陽太郎さんが引き受けてくれたそうです。恥ずかしい…。
その日は、祥さんが甲斐甲斐しく私の世話をしてくれました。
当たり前だよね。動けなくなったのは、祥さんのせいだもん!と開き直って世話をしてもらいましたが、自分で何でも動いたり、自分で何かをするのが当たり前だったので、祥さんに世話してもらうのを未だに気恥ずかしく感じています。合間合間にキスをしてくる祥さんに、一々反応して赤くなってしまう顔を隠せませんでした。
そして、それを見る祥さんが嬉しそうなのも何だか少しだけ悔しかったです。
だからかもしれませんが、その日の夕方になって、やっと普通に動けるようになってホッとしました…。
木曜日までは荷造りと書類書きで忙しく、木曜夜は夜中まで掛かってしまいましたが、睡眠時間もとれてスッキリと起きたら金曜の朝でした。
布団をすぐ干して、午前中に日を当ててから、布団専用の収納袋に入れました。
段ボール箱だらけの部屋の中、陽太郎さんが昼過ぎに来ました。私達から書き終えた分の申請書類を見て、祥さんに何かを渡していました。
未記入の申請書類や、購入していないけど、先に書いておいた分の申請書類は陽太郎さんに渡していない筈なので、そっちはまだ小さい方のスーツケースに入っています。
「これから、陽太郎立ち会いの元、荷物を入れるから見ていて。」
祥さんのニコニコ顔につられて、ニコニコしたら、
「結衣子さんはビックリすると思うけど、祥や俺のする事を黙って見ていてくれるかな。」
2人に言われたので、ビックリするだろうけど黙って見ていようと、首を縦に振って、了承の意を示してみた。
「………。」
祥さんが何かを呟いているけど、私が聞き取れない。祥さんの隣で、陽太郎さんも呟いている。
荷造りした荷物が光ったから、眩しくって目を瞑ったら、「目を開けていいよ。」と、祥さんの声がした。
目を開けると、あれだけあった荷物がスーツケース4つを残して、何処にも見当たらなくなっていました。
「え?!荷物は?あんなに沢山あったのに?」
「分かり易く言うと、魔法なんだ。結衣子さん、ビックリした?」
「そう、さっき陽に渡されたブレスレットに荷物を入れたんだ。」
「普段は許可されないんだけど、引っ越す時だけは使用許可がとれるんだよなー。なぁ、祥。」
「追加の荷物も、移動直前に入れるから。その時は、また陽が立ち会うよ。」
「あ、説明してなかったのかよ、祥。結衣子さん、申請書類に記載されていないと、ブレスレットには入らないんだ。弾かれた荷物だけが残っちゃうんだよ。だから、申請書類を書いてもらうんだ。」
なんであんなに申請書類を書くの!!と、文句が出そうになったけど、荷物がブレスレットに入るって説明も無かったかったから、全く知らなかったし!!
少しは憤ったけど、私が移住する国には、(異世界だから当たり前かもしれないけど、)魔法があるんだ!!きゃー!!本格的だー!と喜んでしまった。ああ、現金な私…。
「勉強して、魔法を練習しないと普通は使えないけどね。魔法は持って生まれた才能にも左右されるんだよ。結衣子の持っている魔法の種類判定と、魔力量測定をしないと分からないんだけど、ね。」
祥さんの説明で、夢が膨らんでいく気がした。
「それでも、魔法が使えるのは凄いですよー!!わー!異世界っぽいですね!!」
「いや、結衣子さん、異世界人ですよ、あなたも…。」陽太郎さんの突っ込みが入った。
陽太郎さんはそう言うけど、空想や想像と違ってて、私には現実になるんですよ!喜んだって良いじゃないですか!!わーい!わーい!
「ごめん、陽。結衣子はそういう話が好きみたいで、古本屋に売る本をまとめていた時に結衣子の持っている本を見たんだけどさ、数少ない本の中身が異世界モノだったんだ。」
「仕方ないさ。耳が生えなかったら、結衣子さんだって、最初から祥の話を信じなかったんだろうし、な。」
その後、電化製品の引き取り担当の人が来て、うちにある電化製品の確認を一緒にしてから、陽太郎さんが立ち会って、2つあるアパートの鍵のうち1つを引き取り担当の人に預けました。
「後は、任せて大丈夫だから。2人を俺の車に乗せてホテルまで送るわ。」と、スーツケース4つを祥さんと陽太郎さんが持って、車のトランクに入れました。
祥さんと私をホテルに送った陽太郎さんにお礼を言ったら、陽太郎さんが帰りました。
ホテルは移住を決めてすぐ予約していたと祥さんに言われていたので、緊張しないで済みました。
フロントで祥さんが名前を言って鍵を受け取り、ホテルの人が宿泊する部屋までの説明も、ホテル内の施設の案内もスムーズでした。
部屋に着いてスーツケースを置いても、まだ夕方だったので、私の希望していた結婚指輪を祥さんと私で買いに出掛けました。
初めて入った宝石店に緊張して冷汗をかき、しり込みする私と違って、祥さんは堂々としていました。その祥さんと手を繋いでいる私は、その場から逃げも隠れも出来ませんでした…。
店員さんが寄って来たので、祥さんが結婚指輪を探している事を言うと、予算や好みを聞かれましたが、(宝飾品なんてよく解からない私に聞いても、答えるのが無理だと知っている)祥さんが、
「特に決めてないんで、色々見せて下さい。」と店員さんに言っていました。
少しだけホッとして、緊張も少しだけ解れてきました。
私達の目の前に、店員さんが沢山の結婚指輪を出して来たので、色々見せてもらっていると、祥さんが気に入ってお勧めしてきた指輪がありました。
金色のリングだけど、小さな黒い石が1つだけリングの中に埋め込んである指輪でした。
「耳の色と髪の色の黒色と同じ、黒い石が付いている。それに金色のリングだ。私はこれが気に入って良いと思うんだけど、結衣子はどうかな?」
「私が結婚指輪をしたいって言ったけど、指輪に理想とか夢を見た事はなかったんです。祥さんがつけていられる指輪を選んで欲しかっただけなので、祥さんが決めて下さい。」
そう祥さんに伝えたら、祥さんが「これにします。すぐつけていくので、刻印とかは必要じゃないですが、鑑定書だけは付けて下さい。」と言いました。
お店の人が私達の指輪のサイズを測ってから、私がお店の中の宝飾品を見ている間に、いつの間にか祥さんが会計を済ませてました。
在庫を確認した店員さんが私達のサイズの指輪を出して来ていたので、その場で祥さんが私の左手薬指に指輪をつけてくれました。
祥さんには、私が指輪を左手薬指につけましたーー。
店員さんに「おめでとうございます。」と言われて、恥ずかしいやら、嬉しいやら。これで祥さんと一緒に居られるとも思ってしまって、ちょっとだけ涙目になっちゃいましたけど。
それから、鑑定書と領収書とリングケースを受け取った祥さんと私で、手を繋いだまま、ホテルに戻りました。
部屋に着いて、お茶を飲んでいると、祥さんが「ホテルで食事をしよう。」と誘ってきました。
ホテルでの食事は高いけど、今日だけは指輪をつけた記念日だと割り切って、「はい。」と答えました。
私がこの前買ったばかりの可愛らしいワンピースに着替えている間に、祥さんはスーツに着替えていました。その後、ホテルのレストランで食事をしてから、ホテルのバーでカクテルを飲んで、ほろ酔い加減で部屋に帰りましたが…。
…その夜は、祥さんに何度もペロリペロリと食べられて、おかわりもされてしまい、翌日は昼まで起き上がれませんでした…。ううっ。
アパートへの確認は、祥さんからのメールと電話で事態を把握したであろう陽太郎さんが引き受けてくれたそうです。恥ずかしい…。
その日は、祥さんが甲斐甲斐しく私の世話をしてくれました。
当たり前だよね。動けなくなったのは、祥さんのせいだもん!と開き直って世話をしてもらいましたが、自分で何でも動いたり、自分で何かをするのが当たり前だったので、祥さんに世話してもらうのを未だに気恥ずかしく感じています。合間合間にキスをしてくる祥さんに、一々反応して赤くなってしまう顔を隠せませんでした。
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