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日本編
私は移住先の常識を知りません
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夜になって、私達の泊まっているホテルの部屋に、一郎さん加奈さん夫妻が陽太郎さんを連れて訪ねてきた。
祥さんは、私の様子を見て何かに気付いた加奈さんに耳を引っ張られながら、部屋の端の方に連れて行かれてました。そのまま、何か言われているようでした。一郎さんと陽太郎さんが私の左手薬指につけている指輪に気付いたようで、2人に揶揄われてしまいました。
その後、2人と話をしていて、陽太郎さんが
「婚約者に送る装飾品を指輪にしたが自信がないんだ。指輪を選んで探している最中なんだが、な。」と告白するし。
どうして色々ある装飾品の中から指輪に決めたのか、どうしてその色やデザインの指輪にしたのかも聞かれたけど、陽太郎さんには色々とお世話になってるし、悩んでいる陽太郎さんの手伝いがしたくて、その質問に答えていたら、一郎さんの指輪を見せてもらえました。そこから、陽太郎さんの質問攻めが一郎さんへ向かったので、「やっと逃げれたなーー。」と、私としては微笑ましく、お茶を飲んで見ていましたけどね。
そうしていると、加奈さんから祥さんへの話が終わったようで、2人が私達の座っているテーブルに戻って来ました。
「年齢的にいって、3ヵ月後には私達夫婦も本国へ戻るんだ。」
「そうしたら、結衣子さん、私と一緒にお茶しましょうね。」
「はいっ!」
一郎さん、加奈さん夫妻も戻るんだって聞いて、私は単純に、移住先での知り合いが増えるのを喜んでいます。
「あー、俺も結婚準備で同じ頃に戻るから、2人に婚約者を紹介するよ。」
「楽しみです。」
陽太郎さんの番の女性ってどんな人だろうって能天気に想像していた私。私の目を見ながら、一郎さんが発言した。
「番でない男性に結婚前の婚約者を紹介するのは、婚約破棄をしたいって意思表示になるからね。結衣子さんも移住するんだから気を付けて。婚約者を同伴している者に婚約者を紹介するのは、ありなんだよ。」
あー、日本とは常識が違うって事なんだ。気を付けよう。
「一人でいる時に名前を聞かれたら、どうすればいいんですか?」
「本当の名前は言わなくていいし、しつこく聞かれたり、求婚されたりしたら、本当の名前は番の物なので言えませんって断ってから、仮の名前ですが、って適当な名前を名乗ればいい。仮の名前は、本当の名前にかすりもしない名前を言うんだよ。偽称するんだ。」
「移住先の常識を知らないので、さっきのと一緒にメモします。他にはありませんか。」
考え込んだ一郎さんの代わりに、加奈さんが話しかけてきた。
「移住先にはいろんな国があってね、私達の国とは仲が良い国、悪い国っていうのがあって、複雑なの。ワーオランドーラっていう国は犬や狼の耳の人達が住んでいる国なんだけど、私達の国とは仲が一番悪いの。」
「ああ、猫耳だからですね。…犬と狼の耳の国、ワーオランドーラとは仲が良くないっと。仲の良い国は何処でしょうか?」
話を聞きとりながら、手元のメモに書き込んでいく。
「そのほかの国は大抵、友好的な国なんだけど、ウサギの耳のラーン・ビットって言う国と、熊耳のガオン・ロードって言う国なの。」
「特に仲の良い国、兎耳の、ラーン・ビット。熊耳の、ガオン・ロード。その他の国とは大抵友好的である。っと。」
「日本と違って、女性は生えた耳を見せない様に隠しているから、何かの拍子に耳を見られたら、すぐ隠してね。頭に何か巻いたり付けたりして見えなくするのもOKよ。」
「ビックリして耳を隠せなかったら、どうなります?」
「その耳を見た相手の家に連れて行かれるわ。でも、半日は、起きている女性の意思を聞いて、様子見をする事になっているので、その間に耳を隠せば、同意なしとみなして解放されるわ。普通の常識ある人はそれで手を出してこないから。もし、身の危険がありそうだったり、無理矢理迫ってきたりしたら、番の名前をずっと叫んで、心から呼べばいいわ。そうしたら、番が助けに来てくれるから。私達女性の心からの叫び声なら、番に必ず届くのよ。」
貞操の危機?!になったら、心から祥さんを呼んで声高に祥さんの名前を叫ぶのね!!よしっ!これは大事だと赤線をひいてメモ、これだけは最低限、覚えておこう。
「加奈、そこまで言わなくても。」
「いいえ!!女性には必要だし、一番大事で譲れない事なの!!…それとも一は、私が結衣子さんの立場でいて、何も知らないまま、もし万が一、他の誰かに何かされても、どうしていいか分からなままで、囲われて逃げれなくなってもいいの?」
「分かった!!私が悪かった!!女性ならではの注意点を結衣子さんへ、祥の為にも、教えて欲しい!!」
加奈さんが勝ち誇った顔をして、私には真剣な顔で言った。
「じゃあ、しっかりメモを取って、出来るだけ覚えてね。知識を身に着けて、自分で身を守るのは、結衣子さん自身だけじゃなくて、結衣子さんの番でもある祥を守る為にも繋がるから。」
加奈さんによる女性視点での注意点、女性の最低限のマナー、番になりたがる他の男性からの逃げ方、断り方、その他色々を教えてもらいました。話を聞きながら、メモを取る私。日本とは常識が違うって、つくづく思いましたよ。
加奈さんによる女性ならではの知識講座が終わってからは、一郎さん加奈さん夫婦と陽太郎さん、私と祥さんの5人で晩ご飯を食べて楽しく過ごしました。その後、一郎さん加奈さん夫婦は帰って行ったけど「また月曜の夜に話の続きをするわ。」と、加奈さんが言っていたので、また移住先の話をしてくれるでしょうね。
陽太郎さんは祥さんと話す事がまだあるので、ホテルの部屋まで一緒に戻って来たが、2人して話し込んでいたので、する事のない私が祥さんの耳元で「お風呂に入って来ます。」と言ってから、お風呂に入りました。
髪や身体を洗って、のんびり湯船に浸かっていたら「陽太郎が帰ったので、私も一緒に入っていい?」と声が。
「あわわ!祥さん!」ボーッとしていて、ビックリしたな、もう。…猫耳が出ちゃったじゃないかー。
私が猫耳に気を取られているうちに、祥さんが私の返事を待たずにお風呂場へ乱入!!
「耳が出ているって事は、私を待っていてくれたんだね!」
祥さんが喜色満面で、目だけが捕食者の目をしています。
「ち、違う!!ビックリしたら、耳が出ちゃっただけ!!」
妖艶に笑って言葉を紡ぐ祥さんが、ニヤリとしたかと思ったら、
「番同士ではね、耳が出ていれば、いつでもいいよって印になるんだ。だから、どんな理由でも私が今の結衣子を食べちゃう権利があるんだよ。」と私の知らない番の常識を教えてくれました…でも、今じゃなくても…。
「え、知らなかったー!」と、言ったら、「沢山教えてあげるね。」と舌なめずりをしています。
誰だよー?!そんな無体な事を番の常識にして、許可した奴はーー!ああああ!!
「昨日よりは手加減するから、ね。今日も美味しくいただきます。」ニマニマして笑顔全開の祥さんが怖かった、です…。
案の定そのまま、お風呂で味見されて食べられた後、ベッドでも美味しく食べられましたが、翌朝、起き上がる事が出来ました!!
起きあがれるだけで嬉しいなんて…、私は一体どうしたのでしょうか…すっかり祥さんのペースですが…。
祥さんは、私の様子を見て何かに気付いた加奈さんに耳を引っ張られながら、部屋の端の方に連れて行かれてました。そのまま、何か言われているようでした。一郎さんと陽太郎さんが私の左手薬指につけている指輪に気付いたようで、2人に揶揄われてしまいました。
その後、2人と話をしていて、陽太郎さんが
「婚約者に送る装飾品を指輪にしたが自信がないんだ。指輪を選んで探している最中なんだが、な。」と告白するし。
どうして色々ある装飾品の中から指輪に決めたのか、どうしてその色やデザインの指輪にしたのかも聞かれたけど、陽太郎さんには色々とお世話になってるし、悩んでいる陽太郎さんの手伝いがしたくて、その質問に答えていたら、一郎さんの指輪を見せてもらえました。そこから、陽太郎さんの質問攻めが一郎さんへ向かったので、「やっと逃げれたなーー。」と、私としては微笑ましく、お茶を飲んで見ていましたけどね。
そうしていると、加奈さんから祥さんへの話が終わったようで、2人が私達の座っているテーブルに戻って来ました。
「年齢的にいって、3ヵ月後には私達夫婦も本国へ戻るんだ。」
「そうしたら、結衣子さん、私と一緒にお茶しましょうね。」
「はいっ!」
一郎さん、加奈さん夫妻も戻るんだって聞いて、私は単純に、移住先での知り合いが増えるのを喜んでいます。
「あー、俺も結婚準備で同じ頃に戻るから、2人に婚約者を紹介するよ。」
「楽しみです。」
陽太郎さんの番の女性ってどんな人だろうって能天気に想像していた私。私の目を見ながら、一郎さんが発言した。
「番でない男性に結婚前の婚約者を紹介するのは、婚約破棄をしたいって意思表示になるからね。結衣子さんも移住するんだから気を付けて。婚約者を同伴している者に婚約者を紹介するのは、ありなんだよ。」
あー、日本とは常識が違うって事なんだ。気を付けよう。
「一人でいる時に名前を聞かれたら、どうすればいいんですか?」
「本当の名前は言わなくていいし、しつこく聞かれたり、求婚されたりしたら、本当の名前は番の物なので言えませんって断ってから、仮の名前ですが、って適当な名前を名乗ればいい。仮の名前は、本当の名前にかすりもしない名前を言うんだよ。偽称するんだ。」
「移住先の常識を知らないので、さっきのと一緒にメモします。他にはありませんか。」
考え込んだ一郎さんの代わりに、加奈さんが話しかけてきた。
「移住先にはいろんな国があってね、私達の国とは仲が良い国、悪い国っていうのがあって、複雑なの。ワーオランドーラっていう国は犬や狼の耳の人達が住んでいる国なんだけど、私達の国とは仲が一番悪いの。」
「ああ、猫耳だからですね。…犬と狼の耳の国、ワーオランドーラとは仲が良くないっと。仲の良い国は何処でしょうか?」
話を聞きとりながら、手元のメモに書き込んでいく。
「そのほかの国は大抵、友好的な国なんだけど、ウサギの耳のラーン・ビットって言う国と、熊耳のガオン・ロードって言う国なの。」
「特に仲の良い国、兎耳の、ラーン・ビット。熊耳の、ガオン・ロード。その他の国とは大抵友好的である。っと。」
「日本と違って、女性は生えた耳を見せない様に隠しているから、何かの拍子に耳を見られたら、すぐ隠してね。頭に何か巻いたり付けたりして見えなくするのもOKよ。」
「ビックリして耳を隠せなかったら、どうなります?」
「その耳を見た相手の家に連れて行かれるわ。でも、半日は、起きている女性の意思を聞いて、様子見をする事になっているので、その間に耳を隠せば、同意なしとみなして解放されるわ。普通の常識ある人はそれで手を出してこないから。もし、身の危険がありそうだったり、無理矢理迫ってきたりしたら、番の名前をずっと叫んで、心から呼べばいいわ。そうしたら、番が助けに来てくれるから。私達女性の心からの叫び声なら、番に必ず届くのよ。」
貞操の危機?!になったら、心から祥さんを呼んで声高に祥さんの名前を叫ぶのね!!よしっ!これは大事だと赤線をひいてメモ、これだけは最低限、覚えておこう。
「加奈、そこまで言わなくても。」
「いいえ!!女性には必要だし、一番大事で譲れない事なの!!…それとも一は、私が結衣子さんの立場でいて、何も知らないまま、もし万が一、他の誰かに何かされても、どうしていいか分からなままで、囲われて逃げれなくなってもいいの?」
「分かった!!私が悪かった!!女性ならではの注意点を結衣子さんへ、祥の為にも、教えて欲しい!!」
加奈さんが勝ち誇った顔をして、私には真剣な顔で言った。
「じゃあ、しっかりメモを取って、出来るだけ覚えてね。知識を身に着けて、自分で身を守るのは、結衣子さん自身だけじゃなくて、結衣子さんの番でもある祥を守る為にも繋がるから。」
加奈さんによる女性視点での注意点、女性の最低限のマナー、番になりたがる他の男性からの逃げ方、断り方、その他色々を教えてもらいました。話を聞きながら、メモを取る私。日本とは常識が違うって、つくづく思いましたよ。
加奈さんによる女性ならではの知識講座が終わってからは、一郎さん加奈さん夫婦と陽太郎さん、私と祥さんの5人で晩ご飯を食べて楽しく過ごしました。その後、一郎さん加奈さん夫婦は帰って行ったけど「また月曜の夜に話の続きをするわ。」と、加奈さんが言っていたので、また移住先の話をしてくれるでしょうね。
陽太郎さんは祥さんと話す事がまだあるので、ホテルの部屋まで一緒に戻って来たが、2人して話し込んでいたので、する事のない私が祥さんの耳元で「お風呂に入って来ます。」と言ってから、お風呂に入りました。
髪や身体を洗って、のんびり湯船に浸かっていたら「陽太郎が帰ったので、私も一緒に入っていい?」と声が。
「あわわ!祥さん!」ボーッとしていて、ビックリしたな、もう。…猫耳が出ちゃったじゃないかー。
私が猫耳に気を取られているうちに、祥さんが私の返事を待たずにお風呂場へ乱入!!
「耳が出ているって事は、私を待っていてくれたんだね!」
祥さんが喜色満面で、目だけが捕食者の目をしています。
「ち、違う!!ビックリしたら、耳が出ちゃっただけ!!」
妖艶に笑って言葉を紡ぐ祥さんが、ニヤリとしたかと思ったら、
「番同士ではね、耳が出ていれば、いつでもいいよって印になるんだ。だから、どんな理由でも私が今の結衣子を食べちゃう権利があるんだよ。」と私の知らない番の常識を教えてくれました…でも、今じゃなくても…。
「え、知らなかったー!」と、言ったら、「沢山教えてあげるね。」と舌なめずりをしています。
誰だよー?!そんな無体な事を番の常識にして、許可した奴はーー!ああああ!!
「昨日よりは手加減するから、ね。今日も美味しくいただきます。」ニマニマして笑顔全開の祥さんが怖かった、です…。
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