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異界渡り(ワーオランドーラ国)編
お茶を買いに行きます
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さっき飲んだお茶の銘柄をロックさんが店員さんに聞いてくれたので、そのお茶を買ったお店を紹介してもらえました。
あ、お土産の装飾品は私のブレスレットの中です。マミさん(加奈さん)と私の2人でお互いの立ち会いを交代でして、それぞれのブレスレットの中に入れました。いくら鈍い私でも、宝石付きのお土産を手に持って歩くような事はしませんって。
で、次の予定はその紹介してもらったお茶屋さんです。
紹介してもらったお茶屋さんが、宝飾品店から離れていたので、また馬車に乗って、お店にお茶を買いに行く途中です。マミさん(加奈さん)も同じお茶が欲しかったそうで、2人してお茶の銘柄を書いてある紙を見ていました。
「白草茶の清雲って、言うんだね。「せいうん」って読んじゃいそうだけど。」
「白草茶、白草茶、うーん、何だか何かが、喉の当たりでひっかかるんだけど。ええと、お店の名は何て言っていたかしら。」
「盛夏堂です。この辺りでは良いお茶の店として有名ですねー。喫茶もついていて、ご令嬢やご夫人にも人気なんです。私も、婚約者に連れて行く様にと何度か催促されてますね。」
少し照れながら、お店について話してくれた真白さん。
そのマシロさんをマミさん(加奈さん)がニッコリ笑って、婚約者の話を後で聞かせてくれるように説得しています。
マミさん(加奈さん)の中では、書こうとしている話の為と、恋バナ好きの趣味との実益を兼ねた取材なんだろうなと、ええ、ここ何日間か一緒に居たマミさんが趣味の話だと恋バナを熱く語っていたので、はぁ、そういう予想をしました…。一郎さんも、マミさん(加奈さん)が話を書くのを認めていたし、公認の趣味なんだろうな…。
「ミサ様、どうかしましたか。」
「ああ、マミさん(加奈さん)の話好きに、ちょっと感心していたというか、趣味に真っ直ぐで、暴走しなければいいなーって、思ってました。」
「そうですね、マシロ殿の説得ありきで、こちらの話を聞いていないから話せますが、マシロ殿の何気ない話題に食いつく程、その手のお話しがお好きなようですね。」
マミさん(加奈さん)の趣味は、ロックさんにもバレてました、よ。気まずいので話題を変えよう。
「そ、そうですね。ええと、盛夏堂っていう店はそんなに人気があるんですか?」
「人気がありますね。新作や毎年出ている季節限定の茶の発売日には、予約品を受取りに来る従僕や執事や、その茶を欲しがる平民までもが、店の外に行列を作って並んでいますから。」
「そんなに人気があるんですか。」
「はい。白草茶の清雲と言う銘柄は、私も仕事柄、大体の銘柄を把握していましたが、その私でさえ、初めて聞きました。宝飾店の方から紹介状を頂きましたし、この紹介状がなければ買えない茶だとは思いもしませんでしたけれど。」
「特別なんですかね。そのお茶。」
「そうですね、…美味しかったですけど、上等な茶で、普通に美味い味だなと思っただけです。マミ様とミサ様のお茶を飲んでいる時の目の輝きが、凄かったですね…。キラキラがマシマシだったと表現します。」
そんなラーメンの注文みたいな表現をされる程だったかな?「このお茶、美味い!!」とは思ったけど。
「そろそろ盛夏堂へ着きます。」
話に夢中なマミさん(加奈さん)にロックさんが声をかけた。
「マミ様、お茶の店にもう直ぐ着くそうです。この話は後でお願いします。」
「マミ様(加奈さん)、まだ買い物が待っていますよ。」
外だから、ご令嬢らしく、様付けで呼んでみました。
「あら、ミサ様、ロック殿、すみませんですわ。話に夢中になっていまして、気付いていませんでしたの。」
マミさん(加奈さん)が、私の耳元で囁いた。
「(小声で。)ごめんね、ミサさん。取材と趣味を兼ねてたから、つい浮かれて、つい忘れちゃってて。」
「(小声で。)ううん、でも、通信先で一郎さんがヤキモキしているのかと思って。ヤキモチと側に入れないからって、ウロウロしている気がしたから。」
「(小声で。)うん、ありえるわ。会ったら、派手なヤキモチを妬かれそうだわね。クスッ。」
馬車が停まって、御者さんが馬車の扉を開いたので、4人で降りて、紹介されたお茶の店、盛夏堂へ入った。
「「「いらっしゃいませ。」」」
うわ!イケメンが3人も並んで出迎えて!声までハモってる!え?!ここってお茶屋さんじゃないの?!
「今日はどういったお茶をお探しですか?」
「立ち寄った店で買い物をした際、お嬢様達がお茶を気に入ったので紹介状を書いてもらったので、来店したのですが。」
「では、その紹介状を確認致します。」
ロックさんが出した紹介状をお店のイケメンさんの1人が確認している。暫くかかるのでと、他にいたイケメン2人にイスを勧められたが、マミさん(加奈さん)がロックさんの耳元で何かを話しているし。私だけ座るのは忍びなかったので、マシロさんと店内を見ていた。
「ミサ、来て。」と聞こえたし、マミさん(加奈さん)とロックさんが手招きするので、2人の側に寄ったけど、何故か店の出入り口の近くへ移動している。
お茶を買いに来たんじゃないの?店内でなく店外に出ちゃうよ?と、のほほんとした私がマミさん(加奈さん)に声をかけようとしてたら、マミさん(加奈さん)が真剣な顔つきをしていた。え、何かマズい事があったの?!起こるの?!
確認へ行った筈の店員さんが私達の前に現れた。急だったからビックリして、叫びそうになった。魔法か!
あ、お土産の装飾品は私のブレスレットの中です。マミさん(加奈さん)と私の2人でお互いの立ち会いを交代でして、それぞれのブレスレットの中に入れました。いくら鈍い私でも、宝石付きのお土産を手に持って歩くような事はしませんって。
で、次の予定はその紹介してもらったお茶屋さんです。
紹介してもらったお茶屋さんが、宝飾品店から離れていたので、また馬車に乗って、お店にお茶を買いに行く途中です。マミさん(加奈さん)も同じお茶が欲しかったそうで、2人してお茶の銘柄を書いてある紙を見ていました。
「白草茶の清雲って、言うんだね。「せいうん」って読んじゃいそうだけど。」
「白草茶、白草茶、うーん、何だか何かが、喉の当たりでひっかかるんだけど。ええと、お店の名は何て言っていたかしら。」
「盛夏堂です。この辺りでは良いお茶の店として有名ですねー。喫茶もついていて、ご令嬢やご夫人にも人気なんです。私も、婚約者に連れて行く様にと何度か催促されてますね。」
少し照れながら、お店について話してくれた真白さん。
そのマシロさんをマミさん(加奈さん)がニッコリ笑って、婚約者の話を後で聞かせてくれるように説得しています。
マミさん(加奈さん)の中では、書こうとしている話の為と、恋バナ好きの趣味との実益を兼ねた取材なんだろうなと、ええ、ここ何日間か一緒に居たマミさんが趣味の話だと恋バナを熱く語っていたので、はぁ、そういう予想をしました…。一郎さんも、マミさん(加奈さん)が話を書くのを認めていたし、公認の趣味なんだろうな…。
「ミサ様、どうかしましたか。」
「ああ、マミさん(加奈さん)の話好きに、ちょっと感心していたというか、趣味に真っ直ぐで、暴走しなければいいなーって、思ってました。」
「そうですね、マシロ殿の説得ありきで、こちらの話を聞いていないから話せますが、マシロ殿の何気ない話題に食いつく程、その手のお話しがお好きなようですね。」
マミさん(加奈さん)の趣味は、ロックさんにもバレてました、よ。気まずいので話題を変えよう。
「そ、そうですね。ええと、盛夏堂っていう店はそんなに人気があるんですか?」
「人気がありますね。新作や毎年出ている季節限定の茶の発売日には、予約品を受取りに来る従僕や執事や、その茶を欲しがる平民までもが、店の外に行列を作って並んでいますから。」
「そんなに人気があるんですか。」
「はい。白草茶の清雲と言う銘柄は、私も仕事柄、大体の銘柄を把握していましたが、その私でさえ、初めて聞きました。宝飾店の方から紹介状を頂きましたし、この紹介状がなければ買えない茶だとは思いもしませんでしたけれど。」
「特別なんですかね。そのお茶。」
「そうですね、…美味しかったですけど、上等な茶で、普通に美味い味だなと思っただけです。マミ様とミサ様のお茶を飲んでいる時の目の輝きが、凄かったですね…。キラキラがマシマシだったと表現します。」
そんなラーメンの注文みたいな表現をされる程だったかな?「このお茶、美味い!!」とは思ったけど。
「そろそろ盛夏堂へ着きます。」
話に夢中なマミさん(加奈さん)にロックさんが声をかけた。
「マミ様、お茶の店にもう直ぐ着くそうです。この話は後でお願いします。」
「マミ様(加奈さん)、まだ買い物が待っていますよ。」
外だから、ご令嬢らしく、様付けで呼んでみました。
「あら、ミサ様、ロック殿、すみませんですわ。話に夢中になっていまして、気付いていませんでしたの。」
マミさん(加奈さん)が、私の耳元で囁いた。
「(小声で。)ごめんね、ミサさん。取材と趣味を兼ねてたから、つい浮かれて、つい忘れちゃってて。」
「(小声で。)ううん、でも、通信先で一郎さんがヤキモキしているのかと思って。ヤキモチと側に入れないからって、ウロウロしている気がしたから。」
「(小声で。)うん、ありえるわ。会ったら、派手なヤキモチを妬かれそうだわね。クスッ。」
馬車が停まって、御者さんが馬車の扉を開いたので、4人で降りて、紹介されたお茶の店、盛夏堂へ入った。
「「「いらっしゃいませ。」」」
うわ!イケメンが3人も並んで出迎えて!声までハモってる!え?!ここってお茶屋さんじゃないの?!
「今日はどういったお茶をお探しですか?」
「立ち寄った店で買い物をした際、お嬢様達がお茶を気に入ったので紹介状を書いてもらったので、来店したのですが。」
「では、その紹介状を確認致します。」
ロックさんが出した紹介状をお店のイケメンさんの1人が確認している。暫くかかるのでと、他にいたイケメン2人にイスを勧められたが、マミさん(加奈さん)がロックさんの耳元で何かを話しているし。私だけ座るのは忍びなかったので、マシロさんと店内を見ていた。
「ミサ、来て。」と聞こえたし、マミさん(加奈さん)とロックさんが手招きするので、2人の側に寄ったけど、何故か店の出入り口の近くへ移動している。
お茶を買いに来たんじゃないの?店内でなく店外に出ちゃうよ?と、のほほんとした私がマミさん(加奈さん)に声をかけようとしてたら、マミさん(加奈さん)が真剣な顔つきをしていた。え、何かマズい事があったの?!起こるの?!
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