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ナーオ・ロウ国編Ⅰ
私の専属護衛を紹介します
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外にいた近衛蒼騎士団副団長のブロイさんとその部下を含む5人と御者をしている近衛黒騎士団員の2人の所へ行く為に、護衛の陽太郎さんを連れた祥さんと私も馬車の外へ出た。私にはロートが付いて来ている。
私は、「私の専属護衛のロートです。説明は王太子様から致します。」と紹介した。
「ユーイの大事な友人であるワーオランドーラの王妃ジャンヌ嬢の希望により、ジャンヌ嬢とクロード王の紹介状も経歴もキチンとある者だ。今から、ユーイ王太子妃の専属護衛として付く事になったロートと言う名の者である。周知しておいてくれ」と、王太子の祥さんから護衛の方々へ、ロートの紹介と説明をしてくれました。もちろん、紹介状の確認を兼ねて、副団長であるブロイさんが見ていましたけど。
「ロートです。宜しくお願いします。ユーイ王太子妃の専属となりました。何かあれば動きますので、宜しく。」最後にニカッと笑って挨拶をしていました。
「俺と同じかそれ以上だから、騒ぐなよ。ブロイ殿。」陽太郎さんが付け加えたように言うと、騎士の方々から「「「「「「「はっ!!」」」」」」」と言う返事が聞こえたけど、もしかして、陽太郎さんって強くて偉いの?!
「ロート、夜は交代な。あー、助かったわ。少しは寝れそうになってさー。」
「あんさん、面白いお人やな。分かったわ。先か後か決めてええで。」
「んじゃ、仮眠したから後でいいわ。」
「こっちこそ、助かりましたわー。おまんまで腹ポンポンやから眠うてな。ほなお先に。」
そう言うや否や、ロートの姿が見えなくなった。忍者か!忍者でしょ?!
「ロートおやすみなさい。」と混乱しながらも私が言うと、「はい、おやすみぃ。」と返事があった。でも姿が見えない。キョロキョロしていたら、陽太郎さんが「ぶふぉぉっ!!」と噴き出していた。
「新鮮でええよ、ユーイお嬢はん。」また何処からか声がする。ううっ、でも今度はキョロキョロしないぞ。
「いいねぇ、その反応。素直でさ。祥なんて、出会った時から可愛げが一切なかったからな。」
2人に揶揄われたようで悔しいし、また笑われるのも嫌だから、私は馬車の中に入っていった。祥さんはまだ話す事があるようで、外にいたけれど。
「ユーイ、面白い人が付いたわね。」
「あ!カーナさん、もういいの?」
「ええ。食休みしたらね、落ち着いたわ。好物のカレーで具合が良くなったみたい。ユーイ、ありがとう。」
「良かったー。今日はどうするのかな。」
「今日はこの場所に魔法で結界を張って、野宿の予定だよ。王城に着くのは、思ったよりも道が荒れている分、予定より遅い真夜中になりそうだからさ。それだと、妊婦の身体にも良くないからって事で、ね。」
あ、一郎さんだ。馬車の中での泊りになるのは、カーナさんを気遣ってなんだ。カーナさんって愛されてるなー。
「馬車の拡張魔道具はあるの?」
「こんな事もあるかと思ってね。カーナ、私はいつでも色々と準備をして持っているんだよ。仮眠室兼寝室をあと6つ増やせるから。」
「宰相補佐の一は用意が良いわね。」
「13人に、10の仮眠室。見張りを3人で交代にしても足りるだろう。テーブルのある部屋も、ベッドさえあれば、仮眠室になるしね。応接間のソファーもベッドがわりになるし。」
「真夜中過ぎだと、カーナさんの身体にも良くないですよね。」
「そうなんだ。さっきまでカーナの顔色が悪い事も気付いていなかったんだよ。ごめん、カーナ。陽に言われたよ。「カーナさんの顔色が、今日は朝からずっと悪かった。一兄はそれに気付いてた?」って。」
「陽は鋭いのよね。野生の感が働いているのかしら?」
「昔から変に鋭いからな。」
「そうなんですか。」
「そうよー。」
外から祥さんが部屋に入って来たけど、「もう話した?」と一郎さんに聞いていたので、祥さんと一郎さんとで話して決めたんだなー。カーナさんが羨ましい。
「ああ、話したよ。カーナの具合が良くないからと。王城に着くのも真夜中過ぎだからって。」
「結依、私が使った仮眠室を使って。カーナさんは一兄が使った仮眠室を使って。拡張魔道具を付け過ぎると、馬車が重くて動けなくなるんだよ。だから、何かあっても大丈夫な様に、番は元々ついていた仮眠室を使って欲しいんだ。私達は拡張魔道具の方で寝る。仮眠もしたし、何かあれば、起きて拡張魔道具を撤去して馬車を走らせられるから。」
分かったと伝える為に、祥さんへ頷いた。
「ま、用心に越したことはない。万が一って事で、備えるだけなんだよ。日本とは違うから。一兄も私も番を守りたいだけだから。ユーイ、分かった?」
「そうよね、一、日本じゃないからよね。もう国内だし、用心の為よね。」
「そ、もうナーオ・ロウ国内だしね。カーナ、こっちでは当たり前の事だろう。」
「そうよね、分かったわ。」
ここは平和ボケしていい日本じゃないんだから、防衛や用心の為を考えるのは当たり前なんだ。
「私も、悪阻でキツイから寝ます。おやすみなさい。」カーナさんが一郎さんに仮眠室がどれなのかを聞いて下がっていった。
「祥さん、私は明日、朝ご飯を作るから先に寝ますね。おやすみなさい。あ!夜食に抹茶白餡栗刻みのパウンドケーキ1本分と、抹茶チョコチップパウンドケーキ1本分を置いていきますね。」
祥さんに、切ってあるパウンドケーキ2本分を手渡して、仮眠室の何処へ行けばいいかを聞いてから、祥さんの使った仮眠室で寝ました。思っていたよりも疲れていたのか、すぐに眠りました。
「で、祥。カーナを理由にこの場所で野宿をする理由は?」
「ワーオランドーラの宰相補佐ロック殿が、昨夜、青水仙と白花との話をしに部屋へ来てくれたんだ。話を聞いていくうちに、思い浮かんだ事があった。」
「祥、もしかしてとも思ったが、それは王弟である叔父上か?」
「父に影響を与えられる人物は、叔父上だろうと思う。白花は生まれを隠されていたのにも関わらず、幼少時に獅子国へ人質として送られた、叔父上のたった一人の娘だからな。」
「まさかと思うが、皇太子白星の番ってことか?」
「予測ではなく、確実に、だ。幼少時、叔父上の屋敷で迷ってしまい、一度だけ、白い耳をした小さな女の子に会った。それを思い出したんだ。
その子が白花だったなら、白い獅子の皇家の皇太子の番になる可能性が高い。青水仙が白交じりの獅子であるし、王家の姫なのに黒いネコ科でなかったので生まれを隠したのだとしたら、全ての辻褄が合うんだ。」
「で、叔父上は白花が皇太子の番だと思わずにいるから、一人娘を返して欲しいと言って、国王を揺さぶると。でも、国王はその可能性が高いが、確信が掴めず、のらりくらりと逃げていると?」
「一兄の推測通りだと、全てに納得がいくんだ。私とユーイは又従兄だから、結婚してもあんまり血は濃くならない。だが、叔父上が何度も勧めて来る度に、「従兄である白花と祥は血が濃くなり過ぎるし、奇形や遺伝病が出やすくなるので、この組み合わせは有り得ない。」と、父である王が何度もキッパリと断っているんだがな。
でも、叔父上が固執して意地になっている、白花と私を結婚させたいと言う希望を叶えるのに、婚約者に決定していたユーイがいるのは邪魔になる。ユーイがいなくなれば、白花を私の婚約者として国へ呼び戻せると、叔父上やその周りの貴族が信じて動いていたら?」
「そんな、馬鹿な。属国にしようと画策していた獅子国は、皇太子の番を手にした上に、ナーオ・ロウの王弟を親に持つ白花を利用して、再び、ナーオ・ロウの王位をも狙っていると?」
「父もそれに気付いているから、母である王妃しか使えない魔法を同じ様に使えるユーイを城へ、一刻も早く迎えたいんだ。
でも、真夜中に帰れば、叔父上の手の者による暗殺の危険性が高まるし、何かあってもその目撃者が少ないからな。もしもの場合、王弟だからと権力を使い、叔父上はその事を揉み消せる立場にあるんだ。
馬車が着かない様にと、まだあちこちに妨害工作をしているかもしれない。だから、明るい時間帯に移動するんだと陽に伝えてある。陽から護衛や御者へ、妨害工作の可能性あり。敵を排除しろ。と命じた私の意向を伝達してもらってある。」
「で、誰が味方か敵か分からないユーイさんが、危険にならない様にと専属を寄越したのが、クロード王か。そこまで見えていたのにも関わらず、こっちには何にも言ってこなかったよなぁ。」
「幼馴染のロック殿の命を助けたから、大負けに負けて、そのロック殿と私が話すと言うヒントをくれたんだと思う。私達が使える小僧かどうか、これから付き合っていくにしても益があるかどうかを見極める為にね。」
「政治やその他はヘタレじゃないって事か。番限定のヘタレか。くぅーっ!ロック殿がヘタレ、ヘタレと連呼しつつも、王の為に働く理由が分かったような気がする。」
「出来る男って事だな。だから、ジャンヌ嬢もツンデレでいられたんだよ。」
「あー、完敗だー。カーナの言う通り、余裕のある男なんだなー。悔しいなぁ。祥!なーに笑ってるんだよ!」
クロード王の様な王と知り合えたのは、良かったと思う。幼少時からの父の様にならなければならない!!というプレッシャーからも、その影響からも抜け出せたのだから。
自分のなりたい王を目指せばいいんだと笑ってしまったのだが、一兄には勘違いをされたかな。
私は、「私の専属護衛のロートです。説明は王太子様から致します。」と紹介した。
「ユーイの大事な友人であるワーオランドーラの王妃ジャンヌ嬢の希望により、ジャンヌ嬢とクロード王の紹介状も経歴もキチンとある者だ。今から、ユーイ王太子妃の専属護衛として付く事になったロートと言う名の者である。周知しておいてくれ」と、王太子の祥さんから護衛の方々へ、ロートの紹介と説明をしてくれました。もちろん、紹介状の確認を兼ねて、副団長であるブロイさんが見ていましたけど。
「ロートです。宜しくお願いします。ユーイ王太子妃の専属となりました。何かあれば動きますので、宜しく。」最後にニカッと笑って挨拶をしていました。
「俺と同じかそれ以上だから、騒ぐなよ。ブロイ殿。」陽太郎さんが付け加えたように言うと、騎士の方々から「「「「「「「はっ!!」」」」」」」と言う返事が聞こえたけど、もしかして、陽太郎さんって強くて偉いの?!
「ロート、夜は交代な。あー、助かったわ。少しは寝れそうになってさー。」
「あんさん、面白いお人やな。分かったわ。先か後か決めてええで。」
「んじゃ、仮眠したから後でいいわ。」
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「ユーイ、面白い人が付いたわね。」
「あ!カーナさん、もういいの?」
「ええ。食休みしたらね、落ち着いたわ。好物のカレーで具合が良くなったみたい。ユーイ、ありがとう。」
「良かったー。今日はどうするのかな。」
「今日はこの場所に魔法で結界を張って、野宿の予定だよ。王城に着くのは、思ったよりも道が荒れている分、予定より遅い真夜中になりそうだからさ。それだと、妊婦の身体にも良くないからって事で、ね。」
あ、一郎さんだ。馬車の中での泊りになるのは、カーナさんを気遣ってなんだ。カーナさんって愛されてるなー。
「馬車の拡張魔道具はあるの?」
「こんな事もあるかと思ってね。カーナ、私はいつでも色々と準備をして持っているんだよ。仮眠室兼寝室をあと6つ増やせるから。」
「宰相補佐の一は用意が良いわね。」
「13人に、10の仮眠室。見張りを3人で交代にしても足りるだろう。テーブルのある部屋も、ベッドさえあれば、仮眠室になるしね。応接間のソファーもベッドがわりになるし。」
「真夜中過ぎだと、カーナさんの身体にも良くないですよね。」
「そうなんだ。さっきまでカーナの顔色が悪い事も気付いていなかったんだよ。ごめん、カーナ。陽に言われたよ。「カーナさんの顔色が、今日は朝からずっと悪かった。一兄はそれに気付いてた?」って。」
「陽は鋭いのよね。野生の感が働いているのかしら?」
「昔から変に鋭いからな。」
「そうなんですか。」
「そうよー。」
外から祥さんが部屋に入って来たけど、「もう話した?」と一郎さんに聞いていたので、祥さんと一郎さんとで話して決めたんだなー。カーナさんが羨ましい。
「ああ、話したよ。カーナの具合が良くないからと。王城に着くのも真夜中過ぎだからって。」
「結依、私が使った仮眠室を使って。カーナさんは一兄が使った仮眠室を使って。拡張魔道具を付け過ぎると、馬車が重くて動けなくなるんだよ。だから、何かあっても大丈夫な様に、番は元々ついていた仮眠室を使って欲しいんだ。私達は拡張魔道具の方で寝る。仮眠もしたし、何かあれば、起きて拡張魔道具を撤去して馬車を走らせられるから。」
分かったと伝える為に、祥さんへ頷いた。
「ま、用心に越したことはない。万が一って事で、備えるだけなんだよ。日本とは違うから。一兄も私も番を守りたいだけだから。ユーイ、分かった?」
「そうよね、一、日本じゃないからよね。もう国内だし、用心の為よね。」
「そ、もうナーオ・ロウ国内だしね。カーナ、こっちでは当たり前の事だろう。」
「そうよね、分かったわ。」
ここは平和ボケしていい日本じゃないんだから、防衛や用心の為を考えるのは当たり前なんだ。
「私も、悪阻でキツイから寝ます。おやすみなさい。」カーナさんが一郎さんに仮眠室がどれなのかを聞いて下がっていった。
「祥さん、私は明日、朝ご飯を作るから先に寝ますね。おやすみなさい。あ!夜食に抹茶白餡栗刻みのパウンドケーキ1本分と、抹茶チョコチップパウンドケーキ1本分を置いていきますね。」
祥さんに、切ってあるパウンドケーキ2本分を手渡して、仮眠室の何処へ行けばいいかを聞いてから、祥さんの使った仮眠室で寝ました。思っていたよりも疲れていたのか、すぐに眠りました。
「で、祥。カーナを理由にこの場所で野宿をする理由は?」
「ワーオランドーラの宰相補佐ロック殿が、昨夜、青水仙と白花との話をしに部屋へ来てくれたんだ。話を聞いていくうちに、思い浮かんだ事があった。」
「祥、もしかしてとも思ったが、それは王弟である叔父上か?」
「父に影響を与えられる人物は、叔父上だろうと思う。白花は生まれを隠されていたのにも関わらず、幼少時に獅子国へ人質として送られた、叔父上のたった一人の娘だからな。」
「まさかと思うが、皇太子白星の番ってことか?」
「予測ではなく、確実に、だ。幼少時、叔父上の屋敷で迷ってしまい、一度だけ、白い耳をした小さな女の子に会った。それを思い出したんだ。
その子が白花だったなら、白い獅子の皇家の皇太子の番になる可能性が高い。青水仙が白交じりの獅子であるし、王家の姫なのに黒いネコ科でなかったので生まれを隠したのだとしたら、全ての辻褄が合うんだ。」
「で、叔父上は白花が皇太子の番だと思わずにいるから、一人娘を返して欲しいと言って、国王を揺さぶると。でも、国王はその可能性が高いが、確信が掴めず、のらりくらりと逃げていると?」
「一兄の推測通りだと、全てに納得がいくんだ。私とユーイは又従兄だから、結婚してもあんまり血は濃くならない。だが、叔父上が何度も勧めて来る度に、「従兄である白花と祥は血が濃くなり過ぎるし、奇形や遺伝病が出やすくなるので、この組み合わせは有り得ない。」と、父である王が何度もキッパリと断っているんだがな。
でも、叔父上が固執して意地になっている、白花と私を結婚させたいと言う希望を叶えるのに、婚約者に決定していたユーイがいるのは邪魔になる。ユーイがいなくなれば、白花を私の婚約者として国へ呼び戻せると、叔父上やその周りの貴族が信じて動いていたら?」
「そんな、馬鹿な。属国にしようと画策していた獅子国は、皇太子の番を手にした上に、ナーオ・ロウの王弟を親に持つ白花を利用して、再び、ナーオ・ロウの王位をも狙っていると?」
「父もそれに気付いているから、母である王妃しか使えない魔法を同じ様に使えるユーイを城へ、一刻も早く迎えたいんだ。
でも、真夜中に帰れば、叔父上の手の者による暗殺の危険性が高まるし、何かあってもその目撃者が少ないからな。もしもの場合、王弟だからと権力を使い、叔父上はその事を揉み消せる立場にあるんだ。
馬車が着かない様にと、まだあちこちに妨害工作をしているかもしれない。だから、明るい時間帯に移動するんだと陽に伝えてある。陽から護衛や御者へ、妨害工作の可能性あり。敵を排除しろ。と命じた私の意向を伝達してもらってある。」
「で、誰が味方か敵か分からないユーイさんが、危険にならない様にと専属を寄越したのが、クロード王か。そこまで見えていたのにも関わらず、こっちには何にも言ってこなかったよなぁ。」
「幼馴染のロック殿の命を助けたから、大負けに負けて、そのロック殿と私が話すと言うヒントをくれたんだと思う。私達が使える小僧かどうか、これから付き合っていくにしても益があるかどうかを見極める為にね。」
「政治やその他はヘタレじゃないって事か。番限定のヘタレか。くぅーっ!ロック殿がヘタレ、ヘタレと連呼しつつも、王の為に働く理由が分かったような気がする。」
「出来る男って事だな。だから、ジャンヌ嬢もツンデレでいられたんだよ。」
「あー、完敗だー。カーナの言う通り、余裕のある男なんだなー。悔しいなぁ。祥!なーに笑ってるんだよ!」
クロード王の様な王と知り合えたのは、良かったと思う。幼少時からの父の様にならなければならない!!というプレッシャーからも、その影響からも抜け出せたのだから。
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