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ナーオ・ロウ国編Ⅰ
お嬢はん、よろしゅうお願い致します
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ユーイお嬢はんは、良いお人や。あのジャンヌ嬢ちゃんが好きんなったんも分かる気ぃがしたわ。わいが現れても驚きはしてはったけど、嫌がらずにおったし、手ずから作ぅたもんをたらふく食べさせてくれはった。あの辛い奴も、油で揚げたんも、煮物も、おかわりした分も旨かったわ。
王太子はんも、その護衛の陽さんも良いお人や。もう一人おる、あのお人だけは油断してはいけないと思ったけどな。妊婦のお姉はんも素直やし、これから、こんなええとこで仕事が出来るんや、ジャンヌ嬢ちゃんへは感謝せなあかんな。
ま、クロード王からは、早よどっか行け!って言われてしもうたが、あれはヤキモチを妬いとったんやろな。
ジャンヌ嬢ちゃんにいつも付いてた、わいが目障りで邪魔やったんやろなぁ。なんや、もの凄ーく嬉しそうやったし。ま、ええか。ジャンヌ嬢ちゃんはもう王妃やし、これからは専属の護衛や影が何人も付くしな。あの王様は嫁には過保護なんやろな、だから、この先の心配はもうしてへんわ。元々、ジャンヌ嬢ちゃんがルー家におる間だけの護衛契約ちゅう話やったからな。
なんや変な奴が来おったわ。陽さんに声かけんとあかんやろか。んん3人か、様子見だけのようやな。
ユーイお嬢はんの作る朝飯がええ匂いしてはるなぁ。今朝は何が食べれるんやろ。楽しみや。あ、あかん。1人暴走しおったわ。偵察だけやあらへんのかいな。あらら?馬車の扉が開いて、陽さんが出てきおった。後ろからユーイお嬢はんが駆けて出てきおった、不味いんちゃうか!
「人が朝ご飯作っている最中に魔法で探って邪魔すんなぁーー!探ってくる魔法で気が散って、ご飯出来るのが遅くなるでしょーが!!!私はまだ眠いんだぁー!!」
ドカーーーン!ドドン!ドカカッ!
おー!おー!お嬢はんの魔法で3人ともバラバラに潜んでいたのに、キレーに一カ所にまとめて吹き飛ばされとるわ。それを歩いて陽さんが縛りに行ったわ。こりゃ、わいの出番がなかったなぁ。でも、ユーイお嬢はんが、ぶはっ!予想以上に面白いわ。
そういや、さっき陽さんから言われたなぁ。「周りに合わせて(普通に)喋れるなら、人の前では訛りなしで話せ。王太子や宰相補佐が、ロートの言葉を理解するのに時間がかかると業務に支障が出るから、な。ユーイさんの前では素の話し方で構わないけど、人がいる時は訛りなしで話せよ。」
「分かりました。陽さん。これでええか?」
「ま、俺はその話し方が好きだからいいけど、さ。周りの騎士が煩いしな。言いたくなかったけど、俺の立場的にはロートに言わなくちゃならなくてな。すまん、勘弁してくれ。」
仕方ないなぁ。慣れへんお人らには合わせにゃならんか。訛りや無くて、これがわいの標準やけど。
「朝ご飯でーーす。出来ましたー!皆さん順番に来て下さーい!ロート!用意しておいたから、先に食べててー!」
お嬢はんに呼ばれたんで、朝飯を食べに行ったんよ。わいがテーブルに着いたら、お嬢はんから朝飯の説明があったんや。
「朝ご飯の献立は、ご飯に、豆腐とわかめとねぎの味噌汁。ネギ入り卵焼き。ブレスレットから出した、肉と野菜の串焼き。角煮。ぶり大根。ポテトサラダ。おかわりあります!足りなかったら、漬け込んである肉とかを焼くから言って欲しいです。以上!」と言われたんや。
今朝も、旨い朝飯やった。ええなぁ、王太子はん。嫁はんが飯作んのが上手くて。
「ご馳走様でした。ユーイ様、今朝も美味しい朝飯をありがとうございました。では、護衛に戻ります。」
「うわ!普通に喋れるんだ。良かったー。でないと、周りがいちゃもんつけるからなぁ。」
「一兄、普通に喋れなかったら、ジャンヌ嬢の護衛なんて出来っこないだろ。馬鹿な事を言ってないで、俺と一緒に朝飯を食べようよ。」
賑やかでんな、楽しいわぁ。ええね、この職場。にしても、朝飯を食べる順番は、わいが一番先やったな。
「朝から、一兄も陽も元気だね。ユーイ、ご飯は少なめでお願いするよ。」
「祥さんは少なめ。陽太郎さんは多めでいいですか?一郎さんはどうしますか?」
「少なめで頼みます。」「「はーい。」」
「一、卵焼きは甘めでいい?」
「カーナが私の分を焼いてくれるんだ!嬉しいな!」
「朝から、そこ!いちゃつかない!あああ!俺だけ番がここにいない…。」
ぷふっ!陽さんが涙目や。
「はい、多めですよ、陽太郎さん。陽太郎さんは甘くない卵焼きでいいですか?」
「わーん!ユーイさん、ありがとー。甘くないのでお願いしますよー。」
「わ、私も、「祥さんも甘くない方が良いんですよね。」そう!」
「御者と護衛の方々も、おかわりして下さいね。卵焼きも甘い方はカーナさんが焼きますので。甘くない方はテーブルにありますが、無くなりそうになったらドンドン焼いていきますからね。遠慮しないで下さい。」
「お二人は食べたんですか?」近衛蒼騎士団副団長のブロイ殿が聞いてはった。
「作りながら立ち食いしちゃいました。だから、皆さん、遠慮は無しですよ。」ユーイお嬢はんが答えとった。
ユーイお嬢はんと妊婦のお姉はんは、ブレスレットの中からお握りと味噌汁を出して、作りながら食べてはったから大丈夫やろ。
そや、後でお嬢はんと色々と話しておかにゃならんわな。陽さんに時間を作ってもらえるよう頼まにゃな。
それから、護衛の皆はんも昨夜でユーイお嬢はんの作る飯が旨いって知ってはるから、皆、ぎょうさん食べてはったなぁ。
ああ、きっとそうや、わいが落ち着かんと思うて、朝飯を一番先にしてくれはったんやな。ユーイお嬢はんは、優しいお人やなぁ。
「ロート!片付け終わったから、一緒に食後のお茶でも飲まないー?」こりゃ、丁度ええわ。
お嬢はんの前に立って「飲みますわ。」と答えたんよ。
「よかったー。城に入る前に私の事情を色々と話しておかないとならないし、助かったわ。」
勘も頭もええようやな。仕事とはいえ、馬鹿の相手はイヤやし、こっちこそ助かるわ。
そうして茶を飲みながら、お嬢はんの生い立ちと今までの事を聞いたんよ。貴族のお嬢はんにしては、育ちが凄まじかったわ。そりゃ、料理が出来て当たり前やわ。
「私自身、3種の言語を話せるのが分かったのが何日か前でね。カーナさんとロートしか知らない事だから、他言無用でお願いします。私には誰が味方で敵か全く分からないから、何も知らないし、出来ない振りで相手の油断を誘わないといけないの。協力をお願いします。」
そこまで考えとるんやな、わしもお嬢はんの専属護衛や、気張ってみせるわ。
「分かりました。私も協力致します。」
「で、相談なんだけど、ロートはお昼に何が食べたいかな?」
「護衛は体力仕事ですから、何でもイケます。食べます。王太子様に聞いたらお喜びになるのでは?」
「何でもいいって言われそうだから、ロートに聞いてみました。」
「炒め物でいいんじゃないでしょうか。」
「ああ!定食ね!そっか、生姜焼きとか回鍋肉とかでいいのか。うん、ロート、ありがとう!」
ユーイお嬢はんの全開の笑顔は心臓に悪いですわ。ドキドキするやないですか。あんさん、わしを惚れさす気でっか?!
そのお嬢はんは、茶の後に、今度は昼飯の下拵えに台所へ行かはりましたわ。昼飯も楽しみや!
王太子はんも、その護衛の陽さんも良いお人や。もう一人おる、あのお人だけは油断してはいけないと思ったけどな。妊婦のお姉はんも素直やし、これから、こんなええとこで仕事が出来るんや、ジャンヌ嬢ちゃんへは感謝せなあかんな。
ま、クロード王からは、早よどっか行け!って言われてしもうたが、あれはヤキモチを妬いとったんやろな。
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なんや変な奴が来おったわ。陽さんに声かけんとあかんやろか。んん3人か、様子見だけのようやな。
ユーイお嬢はんの作る朝飯がええ匂いしてはるなぁ。今朝は何が食べれるんやろ。楽しみや。あ、あかん。1人暴走しおったわ。偵察だけやあらへんのかいな。あらら?馬車の扉が開いて、陽さんが出てきおった。後ろからユーイお嬢はんが駆けて出てきおった、不味いんちゃうか!
「人が朝ご飯作っている最中に魔法で探って邪魔すんなぁーー!探ってくる魔法で気が散って、ご飯出来るのが遅くなるでしょーが!!!私はまだ眠いんだぁー!!」
ドカーーーン!ドドン!ドカカッ!
おー!おー!お嬢はんの魔法で3人ともバラバラに潜んでいたのに、キレーに一カ所にまとめて吹き飛ばされとるわ。それを歩いて陽さんが縛りに行ったわ。こりゃ、わいの出番がなかったなぁ。でも、ユーイお嬢はんが、ぶはっ!予想以上に面白いわ。
そういや、さっき陽さんから言われたなぁ。「周りに合わせて(普通に)喋れるなら、人の前では訛りなしで話せ。王太子や宰相補佐が、ロートの言葉を理解するのに時間がかかると業務に支障が出るから、な。ユーイさんの前では素の話し方で構わないけど、人がいる時は訛りなしで話せよ。」
「分かりました。陽さん。これでええか?」
「ま、俺はその話し方が好きだからいいけど、さ。周りの騎士が煩いしな。言いたくなかったけど、俺の立場的にはロートに言わなくちゃならなくてな。すまん、勘弁してくれ。」
仕方ないなぁ。慣れへんお人らには合わせにゃならんか。訛りや無くて、これがわいの標準やけど。
「朝ご飯でーーす。出来ましたー!皆さん順番に来て下さーい!ロート!用意しておいたから、先に食べててー!」
お嬢はんに呼ばれたんで、朝飯を食べに行ったんよ。わいがテーブルに着いたら、お嬢はんから朝飯の説明があったんや。
「朝ご飯の献立は、ご飯に、豆腐とわかめとねぎの味噌汁。ネギ入り卵焼き。ブレスレットから出した、肉と野菜の串焼き。角煮。ぶり大根。ポテトサラダ。おかわりあります!足りなかったら、漬け込んである肉とかを焼くから言って欲しいです。以上!」と言われたんや。
今朝も、旨い朝飯やった。ええなぁ、王太子はん。嫁はんが飯作んのが上手くて。
「ご馳走様でした。ユーイ様、今朝も美味しい朝飯をありがとうございました。では、護衛に戻ります。」
「うわ!普通に喋れるんだ。良かったー。でないと、周りがいちゃもんつけるからなぁ。」
「一兄、普通に喋れなかったら、ジャンヌ嬢の護衛なんて出来っこないだろ。馬鹿な事を言ってないで、俺と一緒に朝飯を食べようよ。」
賑やかでんな、楽しいわぁ。ええね、この職場。にしても、朝飯を食べる順番は、わいが一番先やったな。
「朝から、一兄も陽も元気だね。ユーイ、ご飯は少なめでお願いするよ。」
「祥さんは少なめ。陽太郎さんは多めでいいですか?一郎さんはどうしますか?」
「少なめで頼みます。」「「はーい。」」
「一、卵焼きは甘めでいい?」
「カーナが私の分を焼いてくれるんだ!嬉しいな!」
「朝から、そこ!いちゃつかない!あああ!俺だけ番がここにいない…。」
ぷふっ!陽さんが涙目や。
「はい、多めですよ、陽太郎さん。陽太郎さんは甘くない卵焼きでいいですか?」
「わーん!ユーイさん、ありがとー。甘くないのでお願いしますよー。」
「わ、私も、「祥さんも甘くない方が良いんですよね。」そう!」
「御者と護衛の方々も、おかわりして下さいね。卵焼きも甘い方はカーナさんが焼きますので。甘くない方はテーブルにありますが、無くなりそうになったらドンドン焼いていきますからね。遠慮しないで下さい。」
「お二人は食べたんですか?」近衛蒼騎士団副団長のブロイ殿が聞いてはった。
「作りながら立ち食いしちゃいました。だから、皆さん、遠慮は無しですよ。」ユーイお嬢はんが答えとった。
ユーイお嬢はんと妊婦のお姉はんは、ブレスレットの中からお握りと味噌汁を出して、作りながら食べてはったから大丈夫やろ。
そや、後でお嬢はんと色々と話しておかにゃならんわな。陽さんに時間を作ってもらえるよう頼まにゃな。
それから、護衛の皆はんも昨夜でユーイお嬢はんの作る飯が旨いって知ってはるから、皆、ぎょうさん食べてはったなぁ。
ああ、きっとそうや、わいが落ち着かんと思うて、朝飯を一番先にしてくれはったんやな。ユーイお嬢はんは、優しいお人やなぁ。
「ロート!片付け終わったから、一緒に食後のお茶でも飲まないー?」こりゃ、丁度ええわ。
お嬢はんの前に立って「飲みますわ。」と答えたんよ。
「よかったー。城に入る前に私の事情を色々と話しておかないとならないし、助かったわ。」
勘も頭もええようやな。仕事とはいえ、馬鹿の相手はイヤやし、こっちこそ助かるわ。
そうして茶を飲みながら、お嬢はんの生い立ちと今までの事を聞いたんよ。貴族のお嬢はんにしては、育ちが凄まじかったわ。そりゃ、料理が出来て当たり前やわ。
「私自身、3種の言語を話せるのが分かったのが何日か前でね。カーナさんとロートしか知らない事だから、他言無用でお願いします。私には誰が味方で敵か全く分からないから、何も知らないし、出来ない振りで相手の油断を誘わないといけないの。協力をお願いします。」
そこまで考えとるんやな、わしもお嬢はんの専属護衛や、気張ってみせるわ。
「分かりました。私も協力致します。」
「で、相談なんだけど、ロートはお昼に何が食べたいかな?」
「護衛は体力仕事ですから、何でもイケます。食べます。王太子様に聞いたらお喜びになるのでは?」
「何でもいいって言われそうだから、ロートに聞いてみました。」
「炒め物でいいんじゃないでしょうか。」
「ああ!定食ね!そっか、生姜焼きとか回鍋肉とかでいいのか。うん、ロート、ありがとう!」
ユーイお嬢はんの全開の笑顔は心臓に悪いですわ。ドキドキするやないですか。あんさん、わしを惚れさす気でっか?!
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