66 / 207
ナーオ・ロウ国編Ⅰ
ミュン王妃1
しおりを挟む
わたしは、ナーオ・ロウ国の王妃のミュン。綺麗で可愛いと、メイド達も褒めてくれるのよ。
その私が、初めて魔法を使ったのは5才だったわ。
姉のリュンの耳が黒耳で、私の耳が黒と白のまだら模様の耳だった。姉妹で遊んでいる時に、姉の耳が見たくなって、姉に頼んで耳の見せあいっこをしていたの。「ミュンの耳はキレイね。」って言うから、恥ずかしくなって、2人で帽子を被って、その帽子を交換して被る遊びをしていたわ。耳は出したままで遊んでいたのよ。
そこへお父様とお母様がやって来て、耳を見せて欲しいと言ってきたわ。
「優秀な耳の方を残すから、2人共、耳を見せなさい。」とお父様が言ったの。
お母様も「まだら模様の耳だったら、恥ずかしいわ。まだらの方を親戚で子供のいない夫婦の元へ、養子に出す話をしてあるのよ。」と、お天気の話をするように、要らない方の子供を養子に出して、自分達が捨てると言ったの。
私が耳を見せたら、養子に出されるのは私になってしまう!どうしよう!イヤよ!捨てられたくない!捨てないで!と強く念じて、絶対、養子に出たくない!嫌だ!と思っていたら、母が姉の帽子を外したの。そうしたら、姉の耳と私の耳の見え方が逆になっていたの!姉の耳がまだら模様に見えたのよ!
その場でお母様が「リュンがまだらだったのね。リュン、あなたを養子に出すわ。」と言って、お父様とお母様が部屋から出ていったの。その隙に私が耳を仕舞うと、姉の耳が黒耳に戻ったわ。
「ミュン、あなたは魔法を使って、お父様やお母様に幻を見せたのね。同じ顔をした私を嫌っていたのに気付かなかったわ。いいわ、妹のあなたの為に私は養子になって、この家から出ていくわ。お父様とお母様を宜しく。あなたは幸せになってね。」と言って、荷物をまとめ始めたわ。この事を大きくなってから考えたんだけど、これって私への当てつけだったのよね、きっと!
そうよ!リュンは、いつも良い子ぶって偉そうにするんだから!なによ!私は家から出ていかなくて済んだんだわ!
翌日の朝早く、リュンは養子に出されて行ったとメイドから聞かされたの。私が起きた時には、リュンがいた痕跡が家の中から無くなっていた。リュンの部屋だった場所は、客間に変わってしまっていたの。
それ以降、私の中では、清々した気持ちと少しの罪悪感がいつも心の中にいた。
「小さい頃に他家へ養子に出された双子の姉が、私は、ずぅーーっと邪魔だったわ。お父様もお母様も、私の方が顔が良くて可愛いからと言って、姉の方を養子に出したと言っていましたわ。」と呟くと、私は姉がいなくなった事を後悔せず、罪悪感も感じなくて済むし、元気でいられたので、その言葉を何十回と呟いたわ。
そのうち、その言葉を呟かなくても、お父様やお母様にとっての一番が私だって分かったから、安心していたの。
でも、姉のリュンが養子先で、勉強も沢山して頭が良く、所作も顔も綺麗で優雅だと褒められている噂話を聞く度に、お父様とお母様に「貴女も頑張りなさい。」と言われて比べられたわ。
私的には、そんなに勉強しなければ、養子先で気に入られなかった姉を可哀想だと、惨めだと感じていましたの。
それに比べて、私は勉強しなくても、顔は姉よりも可愛くて良いのだし、耳も立派だわ。だから、貴族の位が良い所か高い方に求婚されるのよ。私は、私を望む方と結婚して子供を産めばいいだけなんだもの。
それに婚約出来る年頃になると、私の方がリュン姉様よりも綺麗だと褒めて下さる貴族の男性が山ほどいましたのよ。姉に声をかけても、澄ましていて愛想もなく、誘いにも乗らない、ただつまらないだけの女だと言って下さる人もいて、私は、やっぱり姉よりも私の方が可愛いんだわ。と自信を持ったのでした。
その私の方が可愛いという事実を引っくり返す事が起きました。姉のリュンが王妃になったのです。
姉が王妃になった事で、私達を比べていたお父様とお母様が、今度は嘆き始めました。「リュンは王妃になったのに、貴女には初婚の相手からの、何の縁談も来ないのよ。」「頭が悪すぎて遊ぶ相手にしかならないと言われた。縁談も、後妻が欲しいと言う、ミュンとは年の離れた相手だけしか申し込みが来ない。」と、言われました。
そんな事はないわ!私の方が可愛いし、顔が綺麗なのよ!耳も良い耳だってお父様やお母様に言われているわ!
でも、現実は私にとって、甘くなかったわ。仕方なく、したくもない勉強をして、その内容を少しずつ覚えていったけど、何処からも良い縁談が来なかった。来るのは後妻目当ての縁談ばかり。
姉以上の嫁ぎ先は国内には無いのにね。お父様もお母様も現実を見ればいいのに。それなのに、私ではなく、リュンを残しておけば良かったと言い始めたのには呆れたわ。
その謂れのないストレスを溜めていた私は、お茶会で令嬢方からの話を聞き、メイドで鬱憤晴らしをする事を思いついたのよ。
メイドに無理難題を言い付け、出来ないと泣きながら謝罪する姿に、心からスカッとしたわ!
その事に気付いた私は、どうしたらもっとスッキリするのかを考え、実行していったの。私付きのメイドの入れ替わりが激しいけれど、給金に釣られて、また私の新しいオモチャがやって来ますもの。
そんな生活を私が続けている中、姉が王太子になる男児を産んだことも、私を姉と比較する両親も気にならなくなっていったのよ。私の目に映る景色は以前からの様に、灰色の世界のままだけれど。
会談の為に、獅子国から皇帝とその皇妃がやって来ると聞いた私は、ミーハーなメイドの勧めに従い、珍しく、その行列を眺めていましたの。
皇帝とその皇妃が乗った馬車が通り過ぎる時、馬車の中にいる人がこちらを向いたのでした。その瞬間、私の灰色の世界に、色が付いたのです!
ああ、あの馬車の中の人は白炎皇帝様とその皇妃の馬車。では、私が嫁ぐ相手は皇帝様なのね!
家にどうやって帰ったのかも覚えていない程、白炎様との出会いは衝撃でしたわ。
王妃になった姉なら、私と白炎様を会わせられると思いついて、姉に頼み事をするのは途轍もなくイヤだったけれど、私の気持を正直に綴った手紙を送ったわ。
でも、その返事は姉からではなく、リンクス王からで、王城から使者が来て、「ご希望に添えません。」と伝えてきただけでしたのよ。馬鹿にしないでよ!
悔しい気持ちを抱えたまま、メイドを連れて城下を散策していると、気分を悪くされた貴族のご夫人がいたの。その方を我が家に連れて行き、家で介抱したら、いたく感激をされていたわ。そのご夫人は「雪」と名乗って、後日、お礼に伺いますと言って帰られたのよ。
後日、そのお礼を私に伝えに、わざわざ会いに来て下さった上に、お礼の品を持って来てくださったの。その時、私の事を妹みたいだと褒めて下さり、ご自分の身分を明かして下さったわ。
その身分に驚いたけど、白炎様の皇妃なのに、とても優しく慈悲深い方だと思ったの。だって、たまたま介抱しただけの私に、雪様と呼ぶのを許して下さったし、お礼を言いに来て下さったのよ。
それからは、国に帰られた雪様と文通をしたわ。家の商売が上手くいかなくなったのを書いた時は、人と物を紹介して下さるし、愛しい白炎様の事も欠かさずに書いて下さるの。メイドも八つ当たりしても辞めないメイドを何人も紹介してくれたし、とても良い方でしたわ。
ナーオ・ロウ国が争いや犯罪で国内が不安定な中、いつでも私を手紙で気遣ってくれる雪様に、国内での事や、噂を書いて送っていたの。そんな内容でも喜んで返事を書いて下さるものだから、嬉しかったわ。
その私が、初めて魔法を使ったのは5才だったわ。
姉のリュンの耳が黒耳で、私の耳が黒と白のまだら模様の耳だった。姉妹で遊んでいる時に、姉の耳が見たくなって、姉に頼んで耳の見せあいっこをしていたの。「ミュンの耳はキレイね。」って言うから、恥ずかしくなって、2人で帽子を被って、その帽子を交換して被る遊びをしていたわ。耳は出したままで遊んでいたのよ。
そこへお父様とお母様がやって来て、耳を見せて欲しいと言ってきたわ。
「優秀な耳の方を残すから、2人共、耳を見せなさい。」とお父様が言ったの。
お母様も「まだら模様の耳だったら、恥ずかしいわ。まだらの方を親戚で子供のいない夫婦の元へ、養子に出す話をしてあるのよ。」と、お天気の話をするように、要らない方の子供を養子に出して、自分達が捨てると言ったの。
私が耳を見せたら、養子に出されるのは私になってしまう!どうしよう!イヤよ!捨てられたくない!捨てないで!と強く念じて、絶対、養子に出たくない!嫌だ!と思っていたら、母が姉の帽子を外したの。そうしたら、姉の耳と私の耳の見え方が逆になっていたの!姉の耳がまだら模様に見えたのよ!
その場でお母様が「リュンがまだらだったのね。リュン、あなたを養子に出すわ。」と言って、お父様とお母様が部屋から出ていったの。その隙に私が耳を仕舞うと、姉の耳が黒耳に戻ったわ。
「ミュン、あなたは魔法を使って、お父様やお母様に幻を見せたのね。同じ顔をした私を嫌っていたのに気付かなかったわ。いいわ、妹のあなたの為に私は養子になって、この家から出ていくわ。お父様とお母様を宜しく。あなたは幸せになってね。」と言って、荷物をまとめ始めたわ。この事を大きくなってから考えたんだけど、これって私への当てつけだったのよね、きっと!
そうよ!リュンは、いつも良い子ぶって偉そうにするんだから!なによ!私は家から出ていかなくて済んだんだわ!
翌日の朝早く、リュンは養子に出されて行ったとメイドから聞かされたの。私が起きた時には、リュンがいた痕跡が家の中から無くなっていた。リュンの部屋だった場所は、客間に変わってしまっていたの。
それ以降、私の中では、清々した気持ちと少しの罪悪感がいつも心の中にいた。
「小さい頃に他家へ養子に出された双子の姉が、私は、ずぅーーっと邪魔だったわ。お父様もお母様も、私の方が顔が良くて可愛いからと言って、姉の方を養子に出したと言っていましたわ。」と呟くと、私は姉がいなくなった事を後悔せず、罪悪感も感じなくて済むし、元気でいられたので、その言葉を何十回と呟いたわ。
そのうち、その言葉を呟かなくても、お父様やお母様にとっての一番が私だって分かったから、安心していたの。
でも、姉のリュンが養子先で、勉強も沢山して頭が良く、所作も顔も綺麗で優雅だと褒められている噂話を聞く度に、お父様とお母様に「貴女も頑張りなさい。」と言われて比べられたわ。
私的には、そんなに勉強しなければ、養子先で気に入られなかった姉を可哀想だと、惨めだと感じていましたの。
それに比べて、私は勉強しなくても、顔は姉よりも可愛くて良いのだし、耳も立派だわ。だから、貴族の位が良い所か高い方に求婚されるのよ。私は、私を望む方と結婚して子供を産めばいいだけなんだもの。
それに婚約出来る年頃になると、私の方がリュン姉様よりも綺麗だと褒めて下さる貴族の男性が山ほどいましたのよ。姉に声をかけても、澄ましていて愛想もなく、誘いにも乗らない、ただつまらないだけの女だと言って下さる人もいて、私は、やっぱり姉よりも私の方が可愛いんだわ。と自信を持ったのでした。
その私の方が可愛いという事実を引っくり返す事が起きました。姉のリュンが王妃になったのです。
姉が王妃になった事で、私達を比べていたお父様とお母様が、今度は嘆き始めました。「リュンは王妃になったのに、貴女には初婚の相手からの、何の縁談も来ないのよ。」「頭が悪すぎて遊ぶ相手にしかならないと言われた。縁談も、後妻が欲しいと言う、ミュンとは年の離れた相手だけしか申し込みが来ない。」と、言われました。
そんな事はないわ!私の方が可愛いし、顔が綺麗なのよ!耳も良い耳だってお父様やお母様に言われているわ!
でも、現実は私にとって、甘くなかったわ。仕方なく、したくもない勉強をして、その内容を少しずつ覚えていったけど、何処からも良い縁談が来なかった。来るのは後妻目当ての縁談ばかり。
姉以上の嫁ぎ先は国内には無いのにね。お父様もお母様も現実を見ればいいのに。それなのに、私ではなく、リュンを残しておけば良かったと言い始めたのには呆れたわ。
その謂れのないストレスを溜めていた私は、お茶会で令嬢方からの話を聞き、メイドで鬱憤晴らしをする事を思いついたのよ。
メイドに無理難題を言い付け、出来ないと泣きながら謝罪する姿に、心からスカッとしたわ!
その事に気付いた私は、どうしたらもっとスッキリするのかを考え、実行していったの。私付きのメイドの入れ替わりが激しいけれど、給金に釣られて、また私の新しいオモチャがやって来ますもの。
そんな生活を私が続けている中、姉が王太子になる男児を産んだことも、私を姉と比較する両親も気にならなくなっていったのよ。私の目に映る景色は以前からの様に、灰色の世界のままだけれど。
会談の為に、獅子国から皇帝とその皇妃がやって来ると聞いた私は、ミーハーなメイドの勧めに従い、珍しく、その行列を眺めていましたの。
皇帝とその皇妃が乗った馬車が通り過ぎる時、馬車の中にいる人がこちらを向いたのでした。その瞬間、私の灰色の世界に、色が付いたのです!
ああ、あの馬車の中の人は白炎皇帝様とその皇妃の馬車。では、私が嫁ぐ相手は皇帝様なのね!
家にどうやって帰ったのかも覚えていない程、白炎様との出会いは衝撃でしたわ。
王妃になった姉なら、私と白炎様を会わせられると思いついて、姉に頼み事をするのは途轍もなくイヤだったけれど、私の気持を正直に綴った手紙を送ったわ。
でも、その返事は姉からではなく、リンクス王からで、王城から使者が来て、「ご希望に添えません。」と伝えてきただけでしたのよ。馬鹿にしないでよ!
悔しい気持ちを抱えたまま、メイドを連れて城下を散策していると、気分を悪くされた貴族のご夫人がいたの。その方を我が家に連れて行き、家で介抱したら、いたく感激をされていたわ。そのご夫人は「雪」と名乗って、後日、お礼に伺いますと言って帰られたのよ。
後日、そのお礼を私に伝えに、わざわざ会いに来て下さった上に、お礼の品を持って来てくださったの。その時、私の事を妹みたいだと褒めて下さり、ご自分の身分を明かして下さったわ。
その身分に驚いたけど、白炎様の皇妃なのに、とても優しく慈悲深い方だと思ったの。だって、たまたま介抱しただけの私に、雪様と呼ぶのを許して下さったし、お礼を言いに来て下さったのよ。
それからは、国に帰られた雪様と文通をしたわ。家の商売が上手くいかなくなったのを書いた時は、人と物を紹介して下さるし、愛しい白炎様の事も欠かさずに書いて下さるの。メイドも八つ当たりしても辞めないメイドを何人も紹介してくれたし、とても良い方でしたわ。
ナーオ・ロウ国が争いや犯罪で国内が不安定な中、いつでも私を手紙で気遣ってくれる雪様に、国内での事や、噂を書いて送っていたの。そんな内容でも喜んで返事を書いて下さるものだから、嬉しかったわ。
0
あなたにおすすめの小説
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました
【完結】平凡な魔法使いですが、国一番の騎士に溺愛されています
空月
ファンタジー
この世界には『善い魔法使い』と『悪い魔法使い』がいる。
『悪い魔法使い』の根絶を掲げるシュターメイア王国の魔法使いフィオラ・クローチェは、ある日魔法の暴発で幼少時の姿になってしまう。こんな姿では仕事もできない――というわけで有給休暇を得たフィオラだったが、一番の友人を自称するルカ=セト騎士団長に、何故かなにくれとなく世話をされることに。
「……おまえがこんなに子ども好きだとは思わなかった」
「いや、俺は子どもが好きなんじゃないよ。君が好きだから、子どもの君もかわいく思うし好きなだけだ」
そんなことを大真面目に言う国一番の騎士に溺愛される、平々凡々な魔法使いのフィオラが、元の姿に戻るまでと、それから。
◆三部完結しました。お付き合いありがとうございました。(2024/4/4)
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる