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ナーオ・ロウ国編Ⅰ
お茶会は…
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リンクス王に依る命令で、王族しか起動出来ない、王城にある術式が発動した。
庭園で茶会をしていた赤雪皇妃は気付いていなかったが、ミュン王妃は女神の加護もあり、女神から「王族しか起動出来ない術式が発動した。魔法を使えないから気を付ける様に。」と、忠告を受けていた。
人生をかけた芝居の終幕が近付いているのに気を良くしていたので、ミュンは、白炎皇帝からの刺客に気付くのが遅れてしまったのだろう、庭園では赤雪とミュンが刺客による怪我を負った。刺客は、その場で捕縛され、死ねない様に毒を仕込んであるだろう口の中まで調べられてから、尋問が始まった様である。
赤雪は顔と身体に大きな傷を負ったが、命には別状がなかったが、ミュンは深い傷で意識不明になっていた。
「私はそなたに気を付ける様に忠告したのだがな。」
「私としたことが!しくじりましたわ…。あそこで嬉しくなって気を抜いてしまったのです!悔しいわ!」
それにしても、傷が深くて痛くて堪らなかったのに、今は痛くないのね。どうしてかしら?
「では、これからどうする?」
「私はこのまま、死んでしまうのでしょう?これで終わりでしょう?」
「どうしてそう思うのだ?」
「両親は、今までの悪事がバレて家ごと取り潰されて、処刑か国外追放でしょ。国外追放されたら、あの2人なら魔物に食われてジ・エンドだと思うし。私はこのまま死んでお終いだわ。」
女神さまは何を言いたいのよ?んもう!まどろっこしいわ!
「リュンが私に願っていた事を覚えているか?」
「え?私が幸せとか何とか言っていたやつ?」
「そうだ。リュンとの約束をまだ叶えていない。」
「そんなのはいいわ。必要ないわ。だって、自分の好きなように生きてきたもの。」
「いいや。ミュンはそのまま、しばらく休んでいるがいい。私が事情を知らせてこよう。」
「やめて!そんな事をしなくていい!やめて!」
「リュンは控えめだったが、ミュンは激情なのだな。おやすみ。」
私の意識が深い場所へ沈んでいった。
*****(同時刻、ショウ視点)*****
リンクス王に依る命令で、王族しか起動出来ない、王城にある術式が発動した。
庭園で茶会をしていた赤雪皇妃とミュン王妃は、のんびりとお茶を飲んでいた。近衛の者が包囲し終わる前に一人の男が飛び出し、王妃と皇妃に切りかかったのだ。
魔法が使えなくなっていたので、反撃出来なかったのだろう。ミュン王妃は刺客に気付くのが遅れたが、傷は一カ所だけで済んでいた。血だらけであったが、口元に微笑みを浮かべていた位だ。大した傷ではないと思っていたが、深い傷で命に関わると告げられ、すぐに治療が行われた。
庭園では赤雪とミュンが刺客による怪我を負ってしまったが、大事な証人だ。死なせる訳にはいかない。
刺客はその場で捕縛され、死ねない様に毒を仕込んであるだろう口の中まで調べられてから、尋問が始まったのだが、早々に、白炎の命令で動いていた事を吐いた。それ以外は話そうとせず、尋問は長引くだろうと思われる。
赤雪皇妃は顔と身体に大きな傷を負ったが、皇妃の命には別状がない事と、あの暗殺者が白炎の命令で動いていた事を聞かせたら、派手に暴れた為、魔法で拘束を強くしてから鎮静剤を注射して眠らせたのだった。貴族専用の牢へ入れたので、しばらくはそれでいいだろう。
ミュン王妃は深い傷で意識不明になっていた。傷は、ユーイが治したのにも関わらず、ミュン王妃は目を覚まさなかった。
その夜、茶会の中止を皆に知らせ、疲れた身体を休ませようと眠った筈だった。
夕方からの茶会で使う筈だった毒の在り処と入所経路を女神の見せてくれた夢で知ったのだが、ミュン王妃の今までの人生を夢で見させられたのだ。
翌朝、リンクス陛下のいる王の執務室へ入ると、重苦しい雰囲気が漂っていた。
部屋の中には、父であるリンクス王もカッツェ宰相殿も、宰相補佐のイッチェン殿、総騎士団長と元総騎士団長バルバドス殿、陽ことリヨウ近衛騎士団長、ロートにユーイまでいた。そして、王太子である私。
女神さまはここにいる者達だけに夢を見せたのだそうだ。文字通りミュン王妃の人生をかけた芝居の主な登場人物だけに。
新しい毒とその入手経路については、毒はもう回収が済んでおり、今は、騎士団の精鋭達が入手経路の確認をしていると教えてくれたのだった。
「女神の夢を見せられた者はここにいるが、女神から知らされた私だけの話がしたい。」
「父上、それはどういうことですか?」
「先入観なしで聞きたいのだ。皆、聞いてくれ。」
真剣な顔で皆が頷いた。父が何かを躊躇うようにしたが、話すと言った事は話すだろう。
「実は、な。私の番は、リュンとミュン姉妹だったと聞かされてな。迷ってしまったのだ。」
はぁ?!何だよそれ?
「陛下、我々の理解が出来るように話をして頂けませんか?」カッツェ宰相殿が聞いていた。
「それが、な、リュンが短命なのは産まれた時に決まっていたそうで、王である私の番が短命なのはマズいと、リュン亡き後に王を支える番を探したら、ミュンがその後の番だと判明したのだと女神が言っていたのだ。
それをミュンの人生をかけた芝居の途中では告げられずにいたそうだ。今はその芝居の幕が閉じたので、番の私に告げる事にしたと言っていたよ。後は、王である私の心次第だと、ね。」
「それで、父上はどうするんですか?」
中年がモジモジするな!気持ち悪い!
「ミュンさえ良ければ、とっくに夫婦なのだし、仕切り直したいって言うか…。」
「陛下、夢の中で見た心意気に惚れたんですね。」
バルバドス殿がザックリ指摘してきた。
「そうなんだよ。この年にもなって…と思ったけれど、ワーオランドーラのクロード王も90才を過ぎて新婚だし、いいかなーって思ったんだが、ショウ、いいかな。」
「はぁーっ。いいですが、仕事はしっかりして下さいよ。あの夢で見た母上でしたら、仕事をサボる男は幻滅されると思いますよ。それに、今まで冷たくしていた理由もハッキリ言わないと、王城から出ていかれますよ。」
「…分かった。頑張ってみる。」
本当に分かったのか?怪しいな。
「本当に良い王妃様で助かりますねぇ。
陛下に仕事をキッチリしてもらえれば、その合間に王妃様の見舞いにも通えるでしょうなぁ。いやぁ、これで、陛下の仕事も捗りますよ。
そうそう、王太后様も同じ夢を見たので、何かあればミュン王妃様の味方をするし、王城から出ても生活の面倒を見るつもりだと話していました。」
カッツェ宰相がしたり顔で言い切ったが、その後にバルバドス殿が全開の笑顔で話し始めた。
「リンクス陛下。私は王太后様から、ミュン王妃の離婚後の後添いの相手としての打診を今朝、されました。王妃様次第ですと返事を致しましたが。」
リンクス父上とカッツェ宰相が口をあんぐりと開けたまま、固まっていた。バルバドス殿の発言は別に変ではない。正直に言うと、仕事をサボる父上よりも、ミュン母上が幸せになれるなら、バルバドス殿は良い相手だと思う。
何も言わない面々を見てみると、ビックリした顔(ユーイ)、笑いを噛み殺した顔(イッチェン)、ポカーンとした顔(陽ことリヨウ)、特に普通な顔(ロートと総騎士団長)でいた。バルバドス殿は笑顔でいたが。
王妃であるミュン母上には、まず王城で休養をしてもらい、そのまま王城で今までと同じに生活をしてもらう。今まで通りに王妃を務めてもらって、あとは王である父の頑張りを見守る事になったのだ。
まぁ、父上がダメなら、バルバドス殿に嫁げばいいだろうし。生活の保障は王太后様がすると言っていたし、な。
まさか、母上が王妃の勉強を終えられていたとは知らず、私が晩餐後に暴言を吐いた事をお見舞いに伺ったら、すぐにも詫びなければならない。リュン母上と姉妹だったのだから、母上と同じに真っ直ぐな方だったのだ。疑ってしまった私が悪いのだと思った。
さて、白炎皇帝と赤雪皇妃をどうするかは、ユーイを下がらせたら皆で話さないと。母上2人の分も含めないといけないしなぁ。獅子国は、どうしようもないなぁ。
庭園で茶会をしていた赤雪皇妃は気付いていなかったが、ミュン王妃は女神の加護もあり、女神から「王族しか起動出来ない術式が発動した。魔法を使えないから気を付ける様に。」と、忠告を受けていた。
人生をかけた芝居の終幕が近付いているのに気を良くしていたので、ミュンは、白炎皇帝からの刺客に気付くのが遅れてしまったのだろう、庭園では赤雪とミュンが刺客による怪我を負った。刺客は、その場で捕縛され、死ねない様に毒を仕込んであるだろう口の中まで調べられてから、尋問が始まった様である。
赤雪は顔と身体に大きな傷を負ったが、命には別状がなかったが、ミュンは深い傷で意識不明になっていた。
「私はそなたに気を付ける様に忠告したのだがな。」
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それにしても、傷が深くて痛くて堪らなかったのに、今は痛くないのね。どうしてかしら?
「では、これからどうする?」
「私はこのまま、死んでしまうのでしょう?これで終わりでしょう?」
「どうしてそう思うのだ?」
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女神さまは何を言いたいのよ?んもう!まどろっこしいわ!
「リュンが私に願っていた事を覚えているか?」
「え?私が幸せとか何とか言っていたやつ?」
「そうだ。リュンとの約束をまだ叶えていない。」
「そんなのはいいわ。必要ないわ。だって、自分の好きなように生きてきたもの。」
「いいや。ミュンはそのまま、しばらく休んでいるがいい。私が事情を知らせてこよう。」
「やめて!そんな事をしなくていい!やめて!」
「リュンは控えめだったが、ミュンは激情なのだな。おやすみ。」
私の意識が深い場所へ沈んでいった。
*****(同時刻、ショウ視点)*****
リンクス王に依る命令で、王族しか起動出来ない、王城にある術式が発動した。
庭園で茶会をしていた赤雪皇妃とミュン王妃は、のんびりとお茶を飲んでいた。近衛の者が包囲し終わる前に一人の男が飛び出し、王妃と皇妃に切りかかったのだ。
魔法が使えなくなっていたので、反撃出来なかったのだろう。ミュン王妃は刺客に気付くのが遅れたが、傷は一カ所だけで済んでいた。血だらけであったが、口元に微笑みを浮かべていた位だ。大した傷ではないと思っていたが、深い傷で命に関わると告げられ、すぐに治療が行われた。
庭園では赤雪とミュンが刺客による怪我を負ってしまったが、大事な証人だ。死なせる訳にはいかない。
刺客はその場で捕縛され、死ねない様に毒を仕込んであるだろう口の中まで調べられてから、尋問が始まったのだが、早々に、白炎の命令で動いていた事を吐いた。それ以外は話そうとせず、尋問は長引くだろうと思われる。
赤雪皇妃は顔と身体に大きな傷を負ったが、皇妃の命には別状がない事と、あの暗殺者が白炎の命令で動いていた事を聞かせたら、派手に暴れた為、魔法で拘束を強くしてから鎮静剤を注射して眠らせたのだった。貴族専用の牢へ入れたので、しばらくはそれでいいだろう。
ミュン王妃は深い傷で意識不明になっていた。傷は、ユーイが治したのにも関わらず、ミュン王妃は目を覚まさなかった。
その夜、茶会の中止を皆に知らせ、疲れた身体を休ませようと眠った筈だった。
夕方からの茶会で使う筈だった毒の在り処と入所経路を女神の見せてくれた夢で知ったのだが、ミュン王妃の今までの人生を夢で見させられたのだ。
翌朝、リンクス陛下のいる王の執務室へ入ると、重苦しい雰囲気が漂っていた。
部屋の中には、父であるリンクス王もカッツェ宰相殿も、宰相補佐のイッチェン殿、総騎士団長と元総騎士団長バルバドス殿、陽ことリヨウ近衛騎士団長、ロートにユーイまでいた。そして、王太子である私。
女神さまはここにいる者達だけに夢を見せたのだそうだ。文字通りミュン王妃の人生をかけた芝居の主な登場人物だけに。
新しい毒とその入手経路については、毒はもう回収が済んでおり、今は、騎士団の精鋭達が入手経路の確認をしていると教えてくれたのだった。
「女神の夢を見せられた者はここにいるが、女神から知らされた私だけの話がしたい。」
「父上、それはどういうことですか?」
「先入観なしで聞きたいのだ。皆、聞いてくれ。」
真剣な顔で皆が頷いた。父が何かを躊躇うようにしたが、話すと言った事は話すだろう。
「実は、な。私の番は、リュンとミュン姉妹だったと聞かされてな。迷ってしまったのだ。」
はぁ?!何だよそれ?
「陛下、我々の理解が出来るように話をして頂けませんか?」カッツェ宰相殿が聞いていた。
「それが、な、リュンが短命なのは産まれた時に決まっていたそうで、王である私の番が短命なのはマズいと、リュン亡き後に王を支える番を探したら、ミュンがその後の番だと判明したのだと女神が言っていたのだ。
それをミュンの人生をかけた芝居の途中では告げられずにいたそうだ。今はその芝居の幕が閉じたので、番の私に告げる事にしたと言っていたよ。後は、王である私の心次第だと、ね。」
「それで、父上はどうするんですか?」
中年がモジモジするな!気持ち悪い!
「ミュンさえ良ければ、とっくに夫婦なのだし、仕切り直したいって言うか…。」
「陛下、夢の中で見た心意気に惚れたんですね。」
バルバドス殿がザックリ指摘してきた。
「そうなんだよ。この年にもなって…と思ったけれど、ワーオランドーラのクロード王も90才を過ぎて新婚だし、いいかなーって思ったんだが、ショウ、いいかな。」
「はぁーっ。いいですが、仕事はしっかりして下さいよ。あの夢で見た母上でしたら、仕事をサボる男は幻滅されると思いますよ。それに、今まで冷たくしていた理由もハッキリ言わないと、王城から出ていかれますよ。」
「…分かった。頑張ってみる。」
本当に分かったのか?怪しいな。
「本当に良い王妃様で助かりますねぇ。
陛下に仕事をキッチリしてもらえれば、その合間に王妃様の見舞いにも通えるでしょうなぁ。いやぁ、これで、陛下の仕事も捗りますよ。
そうそう、王太后様も同じ夢を見たので、何かあればミュン王妃様の味方をするし、王城から出ても生活の面倒を見るつもりだと話していました。」
カッツェ宰相がしたり顔で言い切ったが、その後にバルバドス殿が全開の笑顔で話し始めた。
「リンクス陛下。私は王太后様から、ミュン王妃の離婚後の後添いの相手としての打診を今朝、されました。王妃様次第ですと返事を致しましたが。」
リンクス父上とカッツェ宰相が口をあんぐりと開けたまま、固まっていた。バルバドス殿の発言は別に変ではない。正直に言うと、仕事をサボる父上よりも、ミュン母上が幸せになれるなら、バルバドス殿は良い相手だと思う。
何も言わない面々を見てみると、ビックリした顔(ユーイ)、笑いを噛み殺した顔(イッチェン)、ポカーンとした顔(陽ことリヨウ)、特に普通な顔(ロートと総騎士団長)でいた。バルバドス殿は笑顔でいたが。
王妃であるミュン母上には、まず王城で休養をしてもらい、そのまま王城で今までと同じに生活をしてもらう。今まで通りに王妃を務めてもらって、あとは王である父の頑張りを見守る事になったのだ。
まぁ、父上がダメなら、バルバドス殿に嫁げばいいだろうし。生活の保障は王太后様がすると言っていたし、な。
まさか、母上が王妃の勉強を終えられていたとは知らず、私が晩餐後に暴言を吐いた事をお見舞いに伺ったら、すぐにも詫びなければならない。リュン母上と姉妹だったのだから、母上と同じに真っ直ぐな方だったのだ。疑ってしまった私が悪いのだと思った。
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