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ナーオ・ロウ国編Ⅰ
ミュン王妃3
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まずは、あの腹黒雪様の紹介で、両親が取引をした人達と物とメイド達を調べてもらえるようにする為に、総騎士団長バルバドス団長様の紹介で使える人を何人か、私専属で雇った。
親へ渡していた王妃の代役の給金を私へ渡す様に手続きをしてもらい、親には、「私が高額な王室だけに伝わる貴重品を壊したのだけど、その修繕費が途轍もなく高額だったの。申し訳ないけど、給金を全て充てないと払いきれなくって。お父様やお母様のいる屋敷や爵位まで売ってもらわなくてはならなくなるので。」と、書いた手紙を送ったわ。
親からは、「給金が払われなくなった理由は分かった。だが、私達は支払いを手伝えない。」と返事がすぐに来た。これで両親は、また、悪事を重ねて起こすのでしょうね。
その給金から、私専属で雇った人達の報酬を出すようにしたわ。
私専属で雇った人達の本音を暴いて、皆には内緒で、私だけへの服従をするようにと、魔法による裏切れない契約をした。申し訳ないけど、私のする事を他に悟られてはマズいのよ。
夢の中では、女神からのアドバイスを聞き、王妃代役中の私が王妃を出来ているのは、女神の加護であり、女神が加護を使って王妃を演じさせているのだと、王と王太子に思い込ませるように仕向けていったわ。
実家の悪事の証拠を揃えている間にも、リュン姉様の元へお見舞いに通ったの。実家の悪事も、獅子国の思惑も少しずつ調べた事実が分かり次第、姉に話していたら、姉からも、獅子国がこの国にした事を少しずつ教えてくれたし。2人して笑っちゃったわ。こんなになるまで話せなくて、姉妹揃って馬鹿だったわね。って。
私という理解者が現れたからかもしれない、姉様は少しだけ元気になって、話す時間も増えていった。私も毎日は無理でも、少しでも時間があると、姉様の元へ通ったの。
ショウ王太子は、その姿を見ていたからかしら、姉様を「リュン母上」、私を「ミュン母上」と呼んでくれたの。不覚にも、そこで嬉しくて泣いちゃったけど、私のお芝居の幕は上がったばかり。姉様と女神さましか味方はいないけど、幕が閉まって、私が舞台から降りるまでは頑張らないと。
やる事が多く、忙しい私の元へ、唐突にバルバドス殿がやって来た。
奥様が病気の末期で、その看病をする為に職を辞めると挨拶に来たのだったわ。
「ミュン様、私が紹介した者達は大丈夫ですか?」
「ええ。良い働きをしています。」
「舞台の登場人物を増やす気にはなりませんか?」
もしかして、勘付いている?!冷汗が背中をつたう。
「いいえ。私にはバルバドス様の言っている意味が分かりませんわ。」
「そうですか。では、時々、元部下に会って話をしてもいいでしょうか?」
「私にはそれを制限するつもりはありませんわ。」
下手に隠すと探られそうだし、知らない振りをしなくては!
「分かりました。ミュン様がどうしても孤独に耐えきれなくなったら、私めが相談に乗りますので。」
「そうね、私が覚えていたら、ね。」
他に人を巻き込むつもりはないの。でも、情報を手に入れる為だったら考えるわ。と今は答えておいただけよ。
バルバドス殿も、それ以上は何も言わずに下がっていったっけ。
その後、姉は1年以上頑張って生きてくれたけど、朝、起こしに行ったメイドが冷たくなった姉を見つけたと報告をしてきた。最後だからと、姉のいた部屋で、姉と私の2人きりにしてもらった。
「リュン姉様ーー!!」声の続く限り、私は泣き叫んだ。
もう私の話を聞いてくれる優しい姉様はいなくなってしまった。味方は女神さまだけになってしまった。どんなに辛かろうと、獅子国を騙さなければ!この国を守った姉様の為にも、あの国を内部から壊すまで、私は演じ続けなければならない。
姉が亡くなって半年後、私は国内の混乱を避ける為と姉の遺言に従った為、リンクス王と結婚して、陛下の後妻になったわ。
正式に王妃になった私だけど、している事は変わらない。
清い身でないと女神の加護が使えないと、女神から嘘を教えられている陛下は勿論、陛下からその事を聞いている臣下達も、わざわざこんな話を王太子に知らせないでしょう。どうせいつかは、この王城から消えてなくなる私の事だもの。傷は少ない方がいいのよ。
でも、正式に王妃になったので、こっそりとバルバドス殿の紹介で私専属になった者達を先生にして、代役の頃からしていた苦手な王妃の勉強も、王妃になったので時間を増やして続けていたの。
王城や国から追放されても、せめて生きて償えるようにって、勉強は好きではないけど続けていたの。知識は私にとっての武器だから。
何年もかかったけど、一通りの事は学び終えたわ。3つの言語も話せるし、読み書きも出来る。王妃に必要な知識は学び終えたけど、でも、皆には内緒にしているわ。女神の加護で王妃を演じられていると信じ込ませる為にも。
ショウ王太子の婚約者が攫われない様に手を回していたのに、その祖父が女の言う事を鵜呑みにして日本へ攫ってしまったので、私に話す女神の愚痴が増えたのには参ったけれど。
定期的に、日本にいるバルバドス殿の知り合いから、ユーイさんの無事を聞いてはいたけれど、どうにも出来なかったし。
獅子国の皇帝と皇妃からの間諜が、それも、夫婦なのに別々に間諜を寄越すなんて!おかしいわよ!
新たに王妃になった私を探るために、間諜が何人か周りを動き回って面倒だった時期と、それが重なってしまったのよ!私の行く場所全てに間諜を付けられていたから、馬鹿に見える様に演じるのが、とにかく面倒くさいし、疲れたわ!
赤雪皇妃には、王妃になって手紙を書く暇がないと書いた手紙を送ってから、手紙を出す回数を減らした上に、知られても大丈夫な事実に嘘を混ぜた情報を書いて送っていたけど、気付いていなかった様ね。
自分が書いて送った手紙の写しと、赤雪皇妃から来る手紙と諸々の報告書を衣装室の一番奥にある、私の私物が入っている衣装棚に、鍵をかけてしまって置いてあるの。私に何が起きてもその証拠が残るようにって。
そうして、王妃を演じている私を装って何年も過ごしていくうちに、ショウ王太子が日本で働いてから数年が過ぎていった。
そのショウ王太子からリンクス王宛に「ユーイを見つけて婚約した。」と連絡が来たそうで、最後の幕を上げる為にも準備を急いだわ。
ショウ王太子がこの世界へ婚約者のユーイ嬢を連れ帰って、今はワーオランドーラで保護されていると知ったので、私は用意していたモノを動かして、最終幕を始める事にしたの。
それに、赤雪皇妃が白星皇太子が起こした件で、痺れを切らしたようで、ね、私と直接のお茶会がしたいって手紙に書いてきたのよ。楽しいわ。
ふふふ。私は女神さまから白星皇太子が何をしたのか聞いているから、驚きはしなかったけれどね。
私が書いた手紙には、驚いたけど、でも喜んでいる風を装った。主要人物が揃う日を想像して、私の空いている日を確認して、どの日がいいのかとよーく考えて、良さそうな日を2日ほど選んで書いて送ったら、見事に釣れたのにも笑えたわ。
待てが聞けない程、皇妃は焦っていたのね。すぐ返事を書いたのが分かる位、早く返事の手紙が届いたのよ。笑えるわ。手紙に書いた候補に挙げた日のうちの、早い日の方を指定してきた。
ショウ王太子が婚約者のユーイ嬢を伴い、ワーオランドーラから帰国をしているって聞いたので、最終準備の確認と必要な物が揃っているかを確かめたし、大丈夫よね。
そこで、この先いつ、キチンとしたご挨拶が出来るか分からなかったので、王太后様に最後のご挨拶へ行ったの。
王太后さまは多くを語らない女性だけど、私の事もユーイ嬢の事も知っているみたい。いつもの笑顔で微笑んでいらしただけ。陛下にも王太子にも内緒で、何十回も一緒にお茶を飲んでいるけれど、相変わらず、私には何も言わずにいらしたわ。
私はこの寡黙な王太后様が好きよ。この方と一緒に居ると、私の火のような過激な性格も、森の中の湖を眺めている様な穏やかな気持ちでいられるから。
「長々と部外者である私が、王城で大変お世話になりました。私がこの先どうなるか分かりませんが、幕を引いてきます。今までありがとうございました。」とご挨拶をして、王太后様の部屋を辞したわ。
もうこれで、心残りもないし、準備が終わったのね。後は、明後日のお茶会を待つばかり。さあ、私の最後が始まるわ。
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やる事が多く、忙しい私の元へ、唐突にバルバドス殿がやって来た。
奥様が病気の末期で、その看病をする為に職を辞めると挨拶に来たのだったわ。
「ミュン様、私が紹介した者達は大丈夫ですか?」
「ええ。良い働きをしています。」
「舞台の登場人物を増やす気にはなりませんか?」
もしかして、勘付いている?!冷汗が背中をつたう。
「いいえ。私にはバルバドス様の言っている意味が分かりませんわ。」
「そうですか。では、時々、元部下に会って話をしてもいいでしょうか?」
「私にはそれを制限するつもりはありませんわ。」
下手に隠すと探られそうだし、知らない振りをしなくては!
「分かりました。ミュン様がどうしても孤独に耐えきれなくなったら、私めが相談に乗りますので。」
「そうね、私が覚えていたら、ね。」
他に人を巻き込むつもりはないの。でも、情報を手に入れる為だったら考えるわ。と今は答えておいただけよ。
バルバドス殿も、それ以上は何も言わずに下がっていったっけ。
その後、姉は1年以上頑張って生きてくれたけど、朝、起こしに行ったメイドが冷たくなった姉を見つけたと報告をしてきた。最後だからと、姉のいた部屋で、姉と私の2人きりにしてもらった。
「リュン姉様ーー!!」声の続く限り、私は泣き叫んだ。
もう私の話を聞いてくれる優しい姉様はいなくなってしまった。味方は女神さまだけになってしまった。どんなに辛かろうと、獅子国を騙さなければ!この国を守った姉様の為にも、あの国を内部から壊すまで、私は演じ続けなければならない。
姉が亡くなって半年後、私は国内の混乱を避ける為と姉の遺言に従った為、リンクス王と結婚して、陛下の後妻になったわ。
正式に王妃になった私だけど、している事は変わらない。
清い身でないと女神の加護が使えないと、女神から嘘を教えられている陛下は勿論、陛下からその事を聞いている臣下達も、わざわざこんな話を王太子に知らせないでしょう。どうせいつかは、この王城から消えてなくなる私の事だもの。傷は少ない方がいいのよ。
でも、正式に王妃になったので、こっそりとバルバドス殿の紹介で私専属になった者達を先生にして、代役の頃からしていた苦手な王妃の勉強も、王妃になったので時間を増やして続けていたの。
王城や国から追放されても、せめて生きて償えるようにって、勉強は好きではないけど続けていたの。知識は私にとっての武器だから。
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ショウ王太子の婚約者が攫われない様に手を回していたのに、その祖父が女の言う事を鵜呑みにして日本へ攫ってしまったので、私に話す女神の愚痴が増えたのには参ったけれど。
定期的に、日本にいるバルバドス殿の知り合いから、ユーイさんの無事を聞いてはいたけれど、どうにも出来なかったし。
獅子国の皇帝と皇妃からの間諜が、それも、夫婦なのに別々に間諜を寄越すなんて!おかしいわよ!
新たに王妃になった私を探るために、間諜が何人か周りを動き回って面倒だった時期と、それが重なってしまったのよ!私の行く場所全てに間諜を付けられていたから、馬鹿に見える様に演じるのが、とにかく面倒くさいし、疲れたわ!
赤雪皇妃には、王妃になって手紙を書く暇がないと書いた手紙を送ってから、手紙を出す回数を減らした上に、知られても大丈夫な事実に嘘を混ぜた情報を書いて送っていたけど、気付いていなかった様ね。
自分が書いて送った手紙の写しと、赤雪皇妃から来る手紙と諸々の報告書を衣装室の一番奥にある、私の私物が入っている衣装棚に、鍵をかけてしまって置いてあるの。私に何が起きてもその証拠が残るようにって。
そうして、王妃を演じている私を装って何年も過ごしていくうちに、ショウ王太子が日本で働いてから数年が過ぎていった。
そのショウ王太子からリンクス王宛に「ユーイを見つけて婚約した。」と連絡が来たそうで、最後の幕を上げる為にも準備を急いだわ。
ショウ王太子がこの世界へ婚約者のユーイ嬢を連れ帰って、今はワーオランドーラで保護されていると知ったので、私は用意していたモノを動かして、最終幕を始める事にしたの。
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ふふふ。私は女神さまから白星皇太子が何をしたのか聞いているから、驚きはしなかったけれどね。
私が書いた手紙には、驚いたけど、でも喜んでいる風を装った。主要人物が揃う日を想像して、私の空いている日を確認して、どの日がいいのかとよーく考えて、良さそうな日を2日ほど選んで書いて送ったら、見事に釣れたのにも笑えたわ。
待てが聞けない程、皇妃は焦っていたのね。すぐ返事を書いたのが分かる位、早く返事の手紙が届いたのよ。笑えるわ。手紙に書いた候補に挙げた日のうちの、早い日の方を指定してきた。
ショウ王太子が婚約者のユーイ嬢を伴い、ワーオランドーラから帰国をしているって聞いたので、最終準備の確認と必要な物が揃っているかを確かめたし、大丈夫よね。
そこで、この先いつ、キチンとしたご挨拶が出来るか分からなかったので、王太后様に最後のご挨拶へ行ったの。
王太后さまは多くを語らない女性だけど、私の事もユーイ嬢の事も知っているみたい。いつもの笑顔で微笑んでいらしただけ。陛下にも王太子にも内緒で、何十回も一緒にお茶を飲んでいるけれど、相変わらず、私には何も言わずにいらしたわ。
私はこの寡黙な王太后様が好きよ。この方と一緒に居ると、私の火のような過激な性格も、森の中の湖を眺めている様な穏やかな気持ちでいられるから。
「長々と部外者である私が、王城で大変お世話になりました。私がこの先どうなるか分かりませんが、幕を引いてきます。今までありがとうございました。」とご挨拶をして、王太后様の部屋を辞したわ。
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