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獅子国編
失恋と本音2
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屋敷で白炎が落ち込んで、洸に慰められていたのとは逆に、バルバドスは朝から元気一杯だった。
何故なら、昨日、苑と言う極上の美人に告白され、妻を愛しているからと断ったけれど、男としては極上の美人に好かれていた事を誇りたい気持ちになっていたのだった。
それに、店の独身既婚問わずの男性陣に、昨日の美人は何処の人だと聞かれ、ミーファが「私の友人」と語った事で、次はいつ来店するのかをミーファも私も、しつこく聞かれて困っていたのだったが。
まぁ、息子の一人が、苑と言う極上の美人から離れたくないと泣き叫んだのには驚いたのだが、ミーファは息子の将来を考えて、ガッカリしていたのだ。
それを慰めて、(苑からの告白の)事の次第を話したら、そのまま、ミーファがヤキモチを妬いて、積極的だったので、その姿が可愛かったので寝室で仲良くして朝までコースになってしまい、最終的には抱き潰してしまったのだった。
そのせいもあるのだろうか、朝から鼻歌を歌いながら開店準備をしていたのだ。
朝からご機嫌なバルバドスを見た店の従業員兼、部隊員は、皆、隊長はどうしてしまったんだと戦々恐々としていたのだが、バルバドスは気付いていなかった、いや、気付かせない様に気を遣われて、敬遠されていたのだった。
その部隊員の中の一人が、勇気を出してバルバドスに、「どうしてそんなに機嫌が良いのか?」と聞いてきたのだ。
「ああ、昨日はミーファと沢山、仲良くしたからな。ミーファは今日、店には出れないから。
それに、昨日の美人には断ったが、な、「お慕いしていましたが、再婚したと聞いて幸せかどうかを見に来ました。」と告白されたんだよ。私にとっては、男冥利に尽きる出来事だろう?
ミーファにはその事も話したんだ。だから、誤解を受ける様な事はない。」と、ドヤ顔で言い切ったバルバドスであった。
男の従業員からは野太い悲鳴が上がり、女の従業員からはさすがにイイ女は見る目が違うのだと納得したかのように頷いていた。
それはそれで、苑が与り知らぬ所で、苑自身が高評価を受けたのであったのだが、次回来店時には、女性従業員達に優遇されるのだろう。
バルバドスとミーファの子供達は4人共、夜から開店時間までは乳母である者から世話をされている。開店してからは、店の小さな従業員扱いをして店で子守をしているので、バルバドスもミーファも心配しなくて済んでいる。
バルバドスは自分の仕事をこなして、今日も勤労していったのだった。
そうこうしているうちに店の昼時のピークも過ぎ、従業員が交代で賄いの昼食を交代で食べている間、昨日、苑に付いていた従者が、店内に入って来たのだった。
ミーファが寝室から出れない現状、苑からの使いであろう従者の相手をするのはバルバドスだと皆、理解しているので、バルバドスに従者が来店した事を知らせ、急いで店の入り口までやって来たバルバドスが対応したのであった。
「いらっしゃいませ。今日はどうされましたか?」
「私は苑様の従者兼、護衛の草と申します。今日は苑様から、滋養に良い食べ物の差し入れをミーファ様にするように言付かって参りました。どうかお納め下さい。」
「お気遣いありがとうございます。喜んでお受け致します。」
「苑様が、ご自身の言葉のせいで、要らぬ波風を起こしてしまったのではないかと、夫婦仲を悪くするつもりは一切なかったと、謝罪の意を示しております。ご自身の気持ちの整理をつける為とはいえ、申し訳なかったと伝えて欲しいと仰っていました。
ミーファ様にも、宜しくお伝え下さいませ。」と、苑の従者である草が帰っていったので、お詫びの物を見てみたバルバドスが声を上げたのだ。
「うわ!これは獅子国の極上の、南国マンゴーフルーツじゃないか!それも、こんなに!」
従業員達も、バルバドスの声に釣られて見に来たのだが、差し入れを見た途端、「ひゃあ!」「すげー!」とかの声を出すだけだった。
お詫びの品は、獅子国の貴族でも中々手に入らないと言われている南国マンゴーフルーツの、正規品にだけ貼られるシールが貼ってあり、そのシールには極上と書かれてあった。
それに、シールによって、認められた物にしか使われない品質保証を保つ魔法で状態維持がかけられていたのであった。
貴族であれば、フルーツが痛まない様に状態維持魔法がかけられているのは常識で知っているが、赤くキレイに傷一つなく、輝くようなこのフルーツを見る事は滅多になかったのである。
バルバドスも貴族であったが、こんなにもキレイな状態の南国マンゴーフルーツを見たのは初めてであった。従業員達の勧めもあって、昼休憩がてら、早速、ミーファの所へ、お詫びの品を見せに行ったのだった。
ミーファもこんなにキレイな状態の南国マンゴーフルーツを王妃だった頃にも見た事がなかったと呟き、苑様にお礼状を書くと言い始めたのだ。
そこで、苑様の従者が届けに来た際の言葉をバルバドスからミーファに告げると、お礼状は絶対出すと更に言い張ったのだ。
「きめ細やかな気遣い、それをさり気なく出来る女性が惚れる程の夫を持つ私が、苑様ほどのイイ女に負けられないわ!絶対にお礼状を書くわ!」と、張り切り出した。
そこで、嬉しくなってニヤけたのが駄目だったのだろう、ミーファが「ニヤけ過ぎ!」と、ベッドから出した足でバルバドスは蹴られてしまったのだが、ミーファが何かを呟いている。
「…にしても、苑様に捕まえられる前にバルを手に入れられて良かったわ。あんなイイ女じゃ勝てなかったかもしれなかったし、危なかったわ。ふぅ。」
「ずっとミーファを好きでいたけれど、王妃だったし…な。ミーファが王とよりを戻して夫婦でいて別れないでいて、私の独身が決定した時に迫られていたのなら、危なかったかもしれんな。」
「バル。その、たらればの仮想の話は無かったのだから、不仲でいてくれたリンクス王には感謝をしなくては。
勿論、苑様にもね。
私達が幸せだって苑様が第三者の視点で見てくれて、認めてくれたんですもの。それに、苑様は貴族だからと威張ったりもしないのよ。趣味が似ているから、いい友人になれそうで良かったわ。苑様が帰国されても、文通したい、いいえ、文通するわ!」
*****(草の帰り道)*****
苑のいる屋敷まで歩いて帰っていた帰り道。洸は考えていた。
私が苑の使いとして、あれだけ極上の物を渡しておけば、ミーファと苑の繋がりも切れないだろう。
次代様、私は頑張っています。頑張っていますよ。褒めてもらえるかな?
ふぅ。苑もあの2人の友人として過ごし、父である前皇帝のいる屋敷に来る事が出来れば、炎が少しだけでも救われる事が出来るのだろうかと。
今代様の事は、今代様の自業自得であるし、女神さまの怒りを買ってしまったのだから、女神さまがどうにかするだろう。
まさか、守らなければいけない者達を殺すと脅していたのだとは知らなかったし、皇帝であった者が殺されていたとは思わなかった。聖獣として守らなければいけない事を守っていなかったとは。
次代様も仕事を教えて下さりながら、苦労の連続であったと言っていたっけ。
次代様を忙しくして、目を届かせない様にしていたとは、あの聖獣でも悪智恵だけは働いたのだなと思ったが、次代様が今代様になれば、私が次代様になるのだと楽しみにしていると思ったのだった。
『洸、そなたは900才と言っておったが、正確にはナーオ・ロウ国の次代と同い年であろう?990才であったな。』あ!ちょっと驚いたけど、女神さまが話しかけてきたぞ。
「はい。そうです。女神さまにはバレていますので、今更ですが。正確に言えば、私が999才。次代の黒百合が990才です。」
聖獣は長生きするので、単位を百年単位で考える。端数は考えない。でも、自分の年齢だけは末尾の数字まで覚えている。だって、聖獣の役目に着任したら、守っている国の王族にだけは毎年、生誕を祝わってもらえるから。
『次代には伝えてあるだが、断罪を行うのにあたり、1月以内に白炎と前皇帝を獅子国へ帰しておいて欲しいのだ。皇帝の血筋を守るのでな、今、次代は、自身の力を蓄えておるのだ。洸よ、頼んだぞ。』
「分かりました。白炎の予定を早めます。早めます。」
屋敷に着くまではもうすぐ。さっき、評判の店に寄って、屋敷に勤める者達への差し入れを買って、配達を頼んだのだから、大丈夫っと。
今の話を炎と前皇帝には、今夜にでもすぐに話しておこう。
何故なら、昨日、苑と言う極上の美人に告白され、妻を愛しているからと断ったけれど、男としては極上の美人に好かれていた事を誇りたい気持ちになっていたのだった。
それに、店の独身既婚問わずの男性陣に、昨日の美人は何処の人だと聞かれ、ミーファが「私の友人」と語った事で、次はいつ来店するのかをミーファも私も、しつこく聞かれて困っていたのだったが。
まぁ、息子の一人が、苑と言う極上の美人から離れたくないと泣き叫んだのには驚いたのだが、ミーファは息子の将来を考えて、ガッカリしていたのだ。
それを慰めて、(苑からの告白の)事の次第を話したら、そのまま、ミーファがヤキモチを妬いて、積極的だったので、その姿が可愛かったので寝室で仲良くして朝までコースになってしまい、最終的には抱き潰してしまったのだった。
そのせいもあるのだろうか、朝から鼻歌を歌いながら開店準備をしていたのだ。
朝からご機嫌なバルバドスを見た店の従業員兼、部隊員は、皆、隊長はどうしてしまったんだと戦々恐々としていたのだが、バルバドスは気付いていなかった、いや、気付かせない様に気を遣われて、敬遠されていたのだった。
その部隊員の中の一人が、勇気を出してバルバドスに、「どうしてそんなに機嫌が良いのか?」と聞いてきたのだ。
「ああ、昨日はミーファと沢山、仲良くしたからな。ミーファは今日、店には出れないから。
それに、昨日の美人には断ったが、な、「お慕いしていましたが、再婚したと聞いて幸せかどうかを見に来ました。」と告白されたんだよ。私にとっては、男冥利に尽きる出来事だろう?
ミーファにはその事も話したんだ。だから、誤解を受ける様な事はない。」と、ドヤ顔で言い切ったバルバドスであった。
男の従業員からは野太い悲鳴が上がり、女の従業員からはさすがにイイ女は見る目が違うのだと納得したかのように頷いていた。
それはそれで、苑が与り知らぬ所で、苑自身が高評価を受けたのであったのだが、次回来店時には、女性従業員達に優遇されるのだろう。
バルバドスとミーファの子供達は4人共、夜から開店時間までは乳母である者から世話をされている。開店してからは、店の小さな従業員扱いをして店で子守をしているので、バルバドスもミーファも心配しなくて済んでいる。
バルバドスは自分の仕事をこなして、今日も勤労していったのだった。
そうこうしているうちに店の昼時のピークも過ぎ、従業員が交代で賄いの昼食を交代で食べている間、昨日、苑に付いていた従者が、店内に入って来たのだった。
ミーファが寝室から出れない現状、苑からの使いであろう従者の相手をするのはバルバドスだと皆、理解しているので、バルバドスに従者が来店した事を知らせ、急いで店の入り口までやって来たバルバドスが対応したのであった。
「いらっしゃいませ。今日はどうされましたか?」
「私は苑様の従者兼、護衛の草と申します。今日は苑様から、滋養に良い食べ物の差し入れをミーファ様にするように言付かって参りました。どうかお納め下さい。」
「お気遣いありがとうございます。喜んでお受け致します。」
「苑様が、ご自身の言葉のせいで、要らぬ波風を起こしてしまったのではないかと、夫婦仲を悪くするつもりは一切なかったと、謝罪の意を示しております。ご自身の気持ちの整理をつける為とはいえ、申し訳なかったと伝えて欲しいと仰っていました。
ミーファ様にも、宜しくお伝え下さいませ。」と、苑の従者である草が帰っていったので、お詫びの物を見てみたバルバドスが声を上げたのだ。
「うわ!これは獅子国の極上の、南国マンゴーフルーツじゃないか!それも、こんなに!」
従業員達も、バルバドスの声に釣られて見に来たのだが、差し入れを見た途端、「ひゃあ!」「すげー!」とかの声を出すだけだった。
お詫びの品は、獅子国の貴族でも中々手に入らないと言われている南国マンゴーフルーツの、正規品にだけ貼られるシールが貼ってあり、そのシールには極上と書かれてあった。
それに、シールによって、認められた物にしか使われない品質保証を保つ魔法で状態維持がかけられていたのであった。
貴族であれば、フルーツが痛まない様に状態維持魔法がかけられているのは常識で知っているが、赤くキレイに傷一つなく、輝くようなこのフルーツを見る事は滅多になかったのである。
バルバドスも貴族であったが、こんなにもキレイな状態の南国マンゴーフルーツを見たのは初めてであった。従業員達の勧めもあって、昼休憩がてら、早速、ミーファの所へ、お詫びの品を見せに行ったのだった。
ミーファもこんなにキレイな状態の南国マンゴーフルーツを王妃だった頃にも見た事がなかったと呟き、苑様にお礼状を書くと言い始めたのだ。
そこで、苑様の従者が届けに来た際の言葉をバルバドスからミーファに告げると、お礼状は絶対出すと更に言い張ったのだ。
「きめ細やかな気遣い、それをさり気なく出来る女性が惚れる程の夫を持つ私が、苑様ほどのイイ女に負けられないわ!絶対にお礼状を書くわ!」と、張り切り出した。
そこで、嬉しくなってニヤけたのが駄目だったのだろう、ミーファが「ニヤけ過ぎ!」と、ベッドから出した足でバルバドスは蹴られてしまったのだが、ミーファが何かを呟いている。
「…にしても、苑様に捕まえられる前にバルを手に入れられて良かったわ。あんなイイ女じゃ勝てなかったかもしれなかったし、危なかったわ。ふぅ。」
「ずっとミーファを好きでいたけれど、王妃だったし…な。ミーファが王とよりを戻して夫婦でいて別れないでいて、私の独身が決定した時に迫られていたのなら、危なかったかもしれんな。」
「バル。その、たらればの仮想の話は無かったのだから、不仲でいてくれたリンクス王には感謝をしなくては。
勿論、苑様にもね。
私達が幸せだって苑様が第三者の視点で見てくれて、認めてくれたんですもの。それに、苑様は貴族だからと威張ったりもしないのよ。趣味が似ているから、いい友人になれそうで良かったわ。苑様が帰国されても、文通したい、いいえ、文通するわ!」
*****(草の帰り道)*****
苑のいる屋敷まで歩いて帰っていた帰り道。洸は考えていた。
私が苑の使いとして、あれだけ極上の物を渡しておけば、ミーファと苑の繋がりも切れないだろう。
次代様、私は頑張っています。頑張っていますよ。褒めてもらえるかな?
ふぅ。苑もあの2人の友人として過ごし、父である前皇帝のいる屋敷に来る事が出来れば、炎が少しだけでも救われる事が出来るのだろうかと。
今代様の事は、今代様の自業自得であるし、女神さまの怒りを買ってしまったのだから、女神さまがどうにかするだろう。
まさか、守らなければいけない者達を殺すと脅していたのだとは知らなかったし、皇帝であった者が殺されていたとは思わなかった。聖獣として守らなければいけない事を守っていなかったとは。
次代様も仕事を教えて下さりながら、苦労の連続であったと言っていたっけ。
次代様を忙しくして、目を届かせない様にしていたとは、あの聖獣でも悪智恵だけは働いたのだなと思ったが、次代様が今代様になれば、私が次代様になるのだと楽しみにしていると思ったのだった。
『洸、そなたは900才と言っておったが、正確にはナーオ・ロウ国の次代と同い年であろう?990才であったな。』あ!ちょっと驚いたけど、女神さまが話しかけてきたぞ。
「はい。そうです。女神さまにはバレていますので、今更ですが。正確に言えば、私が999才。次代の黒百合が990才です。」
聖獣は長生きするので、単位を百年単位で考える。端数は考えない。でも、自分の年齢だけは末尾の数字まで覚えている。だって、聖獣の役目に着任したら、守っている国の王族にだけは毎年、生誕を祝わってもらえるから。
『次代には伝えてあるだが、断罪を行うのにあたり、1月以内に白炎と前皇帝を獅子国へ帰しておいて欲しいのだ。皇帝の血筋を守るのでな、今、次代は、自身の力を蓄えておるのだ。洸よ、頼んだぞ。』
「分かりました。白炎の予定を早めます。早めます。」
屋敷に着くまではもうすぐ。さっき、評判の店に寄って、屋敷に勤める者達への差し入れを買って、配達を頼んだのだから、大丈夫っと。
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