104 / 134
第二部
ポチタロウと、創造主の末路:5
しおりを挟むネオリスの「耳」と「メガネ」をボンドで固定して、集中の妨げとなる要素を取り除いた。「何から聞いていこうか?」と、僕は再び、メモに目を落とした。
でもすぐさま、今度は、別のことが気になってしまった。それに気づいてしまってからは、全く集中できなくなった><。
板の中の空間で目を覚ましたネオリスは、開口一番、質問をしてきた。それへの答えは「スーからのビンタ」だった。
それがうかつな行為だったことに、ネオリスは気づいたのだと思う。(小一時間ビンタをされまくったことも、思い出したのだと思う)それからネオリスは、一言も(自分から)口を開くことはなくなった。
ネオリスは、観念したように、うつむいて押し黙っていた。こうして、集中を妨げるものは、もうなくなった・・・ハズだった。
でも、ネオリスが「うつむいていた」ものだから、今度は「その頭部」が気にかかってしまった。
机を挟んだ正面にネオリスが腰掛けていた(僕らも腰掛けていた)。(向かって左側の)ネオリスの顔の側面に「ハゲ隠し専用髪の毛」が垂れ下がっていた。(シャ○専用機とは違って、それは赤ではなくて、茶と白が混ざっていた)
ロープでグルグル巻きになったネオリスは、関ヶ原かどこかから「落ちのびてきて、結局捕まった」武士のようだった(やっぱり髪型が「落ち武者」にしか見えなかった)。むき出しの頭頂部が、照明を反射して、わずかながらに光って、その光沢も、やけに気になった。
僕には薄毛の人を嘲笑する趣味はない。いつか自分もそうなるかもしれない・・・なんて思いも多少はあるので、薄毛の人に対しては、むしろ遠慮して「それには触れないようにする」タイプの人間だ。
なので、ハゲていることに対して、とやかく言うつもりは毛頭なかった(ここでは毛頭とか書いちゃったけど><)。指摘するつもりはなかったけど、ネオリスの頭部が、気になって気になって、しょうがなかったのは確かだ><。
思わず左側に垂れ下がった髪の毛を、頭頂部に向かって、ボンドで塗り固めようかと思ってしまった。さすがに、それは(とてもセンシティブなことに思えたので)やめておいた。(すでに、メガネと耳をボンドでくっつけた時点で、また「やり過ぎた」ような気がしていた><)
(ここでいきなり、帽子をかぶるのを薦めるのも、失礼にあたるかもしれない・・・)
そんなこんなを考えて、いろいろと葛藤した。(本題をそっちのけで)僕は「薄毛についての最大限の配慮」を試み始めた。
サラに相談して「あーだこうだ」と解決策を話し合ったんだけど、その詳しくは、話の本筋とは関係ないので、割愛したいと思う。
話し合った結果(サラに用意してもらって)「もみあげと、あごひげ」がセットになった付けヒゲを、ネオリスに装着した。「この方が、絶対渋いです!」などと、ネオリスを丸め込みながら、垂れ下がった左側面の髪の毛を切り取った。
要するに「日本のバーコード頭のサラリーマン」から「アメリカンなパブで、バーボンを飲んでいそうな渋いハゲ」への変革を試みたのだ。
別にネオリスの為に、それをした訳ではない。(ツンデレ的に、そう言っている訳でもない)
左側面の「垂れ下がり」が気になってしょうがなかったから、そうしただけだ。
「いいかも・・・しれませんねぇ・・・」
もみあげとあごひげを追加した姿を、ネオリスに鏡で見せてあげたら、まんざらでもないようで、鏡の前で、顔の角度を変えて、上下左右を確認していた。
「きっと、これも、似合いますよ?」
と、僕はすかさず帽子を取り出して、ネオリスに被せた。ここまでの行動は、左側面の気になる髪の毛をカットしつつ(頭頂部のテカりを隠す)帽子を被せるための布石だった。(帽子はサラと相談して、キャスケットにした)
「これもいいじゃないですか!」
ネオリスはご満悦だったけど、帽子の選定は「何か間違った」ように思った。
ネオリスは「アメリカンなパブにいる渋い男」ってよりは、今にも草原で、クリケットでも始めそうな感じに見えた。(クリケットは、主に「キャップ」を被って行う競技だとは、この時の僕は、まだ知らなかった)
ネオリスにはやっぱり「威厳的な何か」が足りてなかった。バーボンもパブも、似合いそうになかった。
それでもひとまず、左側面の「垂れ下がり」と「頭の輝き」を解消することができた。ちゃんとそれで、本題に取りかかれる下地はできた。
なのに僕はまだ、こんなことを考えていた。
ー どうすれば、もっとネオリスを、アメリカンなパブにいる渋い男っぽくできるだろう? ー
いつしか僕はメモ帳に、これらに付随するアイデアを書き出していた。「そもそもネオリスには渋みが足りてない」などと書いて「渋み」って文字を、グルグル円で囲っているうちに、さすがの僕にもわかった。また脱線していることに気づいた><。
今は、ネオリスを「アメリカンなパブに似合う男にする時」じゃなくて「聞いてみたいことの、聞いていく順番を決める時」なのだ><。
思えば、こういう時はサファがいつも、僕を本筋に戻してくれていたような気がする。
「勇者様・・・あの件は、どうなりましたか?」
「それもいいですが、先に、こちらを片付けましょう♪」
魔王討伐中は、緊張の連続だった。その時の僕は、脱線することはなかった(と思う)。
でも、魔王を倒して、セントルムに戻ってきてからは、その緊張感から解放されて、僕は逆に脱線しまくりだったと思う。サファが、秘書的な役割についてくれたのは、僕が脱線しがちなせいもあったのだろう。(やっぱり誰かに支えられていたことを、僕はまた自覚した)
「糸目との対決」とは違って、はたまた「ネオリスを無力化するまで」とも違って「ネオリスとの対峙」は「圧」の感じられる出来事ではなかった。(この時には、ネオリスはもはや「普通のおっさん」ってよりも「とぼけたおっさん」って感じに見えていた)
どうやら僕は、危機的状況じゃないと、脱線しまくってしまうらしい。そんなことにも、この時になってようやく気づいた><。
ー ビタン!! ー
僕は、自分で自分の両頬を、両手で挟み込んでビンタした。
一瞬、スーに「びたーーん!」と「ビンタをしてもらおうか?」と考えてた後で、すぐさま、それをした。
スーにビンタをしてもらおうと考えたのは「気合いを入れてもらうため」でもあったけど、それだけではないことに、気づいたからだ。
ー スーの「ビンタ」ですら、誰かに独占されるのは、嫌だ。 ー
そんなことを思ってしまった、自分がいたのに気づいたからだ。
この時点でも、僕は、スーやみんなのことが大好きだった。
でもやっぱり「みんなを独り占めしたい」なんてことを僕が願うのは、おこがましいことにも思えた。
他にもいろいろと複雑な感情が、頭の中を渦巻いていた。(これについても、詳しくは割愛したいと思う)
それらの感情を押し殺しながら・・・。両頬にヒリヒリとした痛みを感じながら・・・。
僕は、ネオリスへの質問事項を(ようやく)粛々と、まとめ始めた。
■■■■■■
□□□□□□
ポチタロウと、創造主の末路:5
■■■■■■
□□□□□□
集中力を取り戻してみると「質問の順番」は(一部を除いて)そんなに重要ではないことに気づいた。
糸目との対峙の際には「質問の順番」がとても重要だった。(順番を間違えると、情報を集める前に「僕の敗北のシナリオ」を、糸目に聞かされることになりそうだった)その時のことを「引きずり過ぎている」ことに思い当たった。
・ネオリスがどんな思いで、魔王討伐の配信を続けてきたのか?
・そこに良心の呵責はなかったのか?
これらを後回しにすれば、それでいいような気がした。
でも、この2つだけは「後で聞くほうが良い」と判断した。
ネオリスが、配信をしていた理由が(なんのひねりもなく)「ポイントを稼ぐ為」だけであったり「良心の呵責なんてなかった」なんて話を聞かされたりしたら、他の質問を続けられない気がしたのだ。
他の情報を集める前に、感情的になって、すぐさま、キュウロクにお願いして「ネオリスと全く関わりのない状態」にしてしまいそうな気がした。もし僕が感情を抑えたとしても、少なくとも、スーからのビンタは炸裂する気がした。
さすがにご年配の方が、ビンタをされる状況は、なるべくなら避けたかった。(スー自身に「道徳的な何か」を教える資格は、もはや僕にはない気がしていた)
とにかくまあ、この2つの質問だけは後回しにすることを決めた。残りは単純に「思いついた順」で聞いていくことにした。
・ネオリスが僕のアバターで、大魔王っぽい衣装をつけていた理由。
・僕らに会いたくなかった理由。
・ネオリスはどのタイミングから、僕らを見ていたのか?
・僕が頑張れなくさせられた理由。
・敵対するつもりがないと言いながら、僕とスーの対決を見たがった理由。
要するに、この順番だ。
質問を始めるにあたって、これまた、ちょっとだけ苦戦した。単純に、うまくタイミングがつかめなかった><。
(集中力を乱されないようにと)帽子を被せたところで、ネオリスは「まんざらじゃない感じ」になっていた。僕も「お似合いですよ」などと、ほめそやしたりしていたので、ちょっと「打ち解けた感じ」になってしまっていた><。(スーはその間、終始無言だった)
もはや場の雰囲気は、(スーを除いて)すっかり「尋問ムード」では、なくなってしまっていたのだ・・・。
いろいろと考えたあげくに、僕は立ち上がって椅子から離れて(普通の)深呼吸を始めた。それをきっかけに、質問に移ることにした。
ー エクは今の状況を見ているのかな? ー
深呼吸をしながら、エクと(スーと)一緒に、ラジオ体○(の深呼吸)をしたことを思い出して、そんなことを思った。
また脱線しそうな予感がしたので、(ラ○オ体操をした時と同じように)ことさら大きく、息を吸って、吐いた。
・・・
・・・
・・・。
「ではこれから、『尋問』を始めます」
なるべく「冷たく聞こえるように」を心がけながら、僕は立ったままで、メモ帳を開いて「尋問」を始める旨をネオリスに伝えた。
「わかりました・・・」
さすがに観念したのか、ネオリスも大人しくそれだけを答えて、うなずいた。
メモを見ながら、一つ咳払いをして、ようやく僕は、ネオリスへの質問を始めた。
「最初の質問です。あなたは、どうして、僕の格好をして、大魔王っぽい衣装を着けてたんですか?」
「あれですか・・・。あれは、その・・・。シュウジロウさんが、てこ入れで、君を大魔王にしたいと言い出しましてね・・・」
ネオリスは目をショボショボさせながら、話を始めた。とぎれとぎれになりながらも、言葉を綴っていった。
ネオリスはトリックアートなおじいちゃんとは違って、テンションは高くなかった。(こちらからの質問に、たじろいだりもしたけど)基本的には、淡々とした感じだった。でも、話が長いのは、どちらも変わらなかった。
順番通りに聞いていこうとも思ったんだけど、途中で話が脱線しちゃって、別の質問についてを、先に聞いてしまうこともあった。
ここからもまた、なるべく要約して、この時のことを、お伝えさせてもらえればと思う。
ここからは、いわゆる「解答編」だ。
ーーーーーー
・ネオリスが僕のアバターで、大魔王っぽい衣装をつけていた理由。
これについて説明するために、まずは(あまり触れたくはなかったけど)ネオリスが「僕のファン」ってことについて、言及しておきたいと思う。
ネオリスは、この世界を創った創造者だ。
でも、僕らの「魔王討伐」をプロデュースしていたのは、企画屋の糸目だった。
ネオリスは、僕らの冒険をずっと「見守ること」しか、してこなかったらしい。僕らの冒険の最初の頃は、(数字のことを、気にしながら)なにげなしに、それを見ていたという。
僕らにとっては、迷惑な話でしかなかったのだけれど、糸目はうまく、僕らに魔物をけしかけてきた。さらにはそれを「編集」して見事な冒険譚に仕立て上げた(らしい)。
いつしかネオリスは、その編集された映像だけを見るようになり、その「冒険譚」に夢中になっていった。
創造者の立場でありながらも、そういう意味ではネオリスは「視聴者」でもあった。
僕らがさせられてきた冒険である「初めての魔王討伐」は、後半を迎えるにつれて、どんどんと、配信の人気が上がっていった(らしい)。
配信当初は、一生懸命、子供達が頑張るのを、ほのぼのと見守る側面を持つ番組だった。でもそれはいつしか、本格的なバトルものへとシフトした。(くやしいけれども、それも糸目の狙いだったんだと思う)
実際のところ、魔王城に近くなるにつれて、戦いはどんどんとエスカレートしていった。何度も、死んでしまいかねない危機に陥った。
それでも、なんとか僕らはそれを乗り越えた。苦心の末、魔王も倒した。
(書くのは恥ずかしいんだけれども)その時に、僕が参謀的立場から、みんなにいろんな指示を与えて、危機的状況を何度も乗り越えたものだから、僕の人気はすさまじいものになったらしい。ネオリス自身もすっかり「僕のファン」になってしまったそうな・・・。何度も身を挺して、傷つきながらも仲間を守ってきた(僕にとっては当たり前のことだった)その姿を見て、情も沸いたらしい。
ネオリスは、それから(僕が元いた世界の)僕の過去の人生についても、詳しく参照したらしい。そうして、また、僕に情が移ったのだという。
ここらへんの話は、スーがネオリスを「わからせている時」に聞いた話も多い。
ネオリスは、何度もビンタをされながら、ここらへんについてを熱く語っていた。
ここからは、主に、この時に聞いた話になる。
すっかり僕のファンになったネオリスは、魔王を倒してきた僕らを、もう解放して、自由にしてくれるつもりでいたらしい。でもそこに糸目が新しい企画を持ち込んだ。
それが僕らのエッチシーンを配信する「勇者と聖女の初体験」という番組だった。
「悩みはしたんですけどね・・・結局、ワタシは、ポイントを稼ぐことを優先してしまいました・・・」
糸目があまりにも「次の企画も絶対当たりますって!」などと強く言ってくるので、ネオリスは、とうとう押しに負けてしまったという。今までに得たことのないような大量のポイントが一気に増えて、欲にもかられてしまったという。
そこから先は、糸目との対決の時に聞いたとおりだった。
「絶対当たります」という糸目の次の企画は、当たらなかった。(最初はまだ人気があったらしいけど)僕のショボさが原因で、エッチな配信ではあまり数字は伸びなかった。(ネオリスは僕のショボさについては触れてこなかった)
そうして、糸目は、ネオリスに「テコ入れ」を提案してきたのだという。
すなわち「僕(ポチタロウ)を大魔王にする展開」だ。
ネオリスは、糸目に対して、せめて「僕の許可」を得てくるように、告げたらしい。
・・・
・・・
・・・。
ここまでを聞いて、僕は疑問に思ったことを尋ねてみた。
「僕が大魔王になるのを、引き受けると思ったんですか?」
これに対するネオリスの答えはこうだった。
「もちろん、そんなことは、引き受けてはもらえないとは、思ってましたよ? でも、ひょっとしたら、ひょっとするかな~、なんて、思ってしまった部分はありました。はい・・・」
(いや、引き受けないでしょ!?)
僕が無言で(心の中でそんなツッコミを入れていると)ネオリスは弁解を始めた。
「見てみたいと思ってしまったんですよ! ポチタロウさんが大魔王・・・それも、格好良いかもしれないって! ファンとしては、どんなポチタロウさんだって、見てみたかったんですよ! ・・・あーーーっと、あとあと。ちゃんと、引き受けてくれなかった時のことも、考えてたんです! それが、あの格好だったんですよ!!!」
ネオリスは、スーが身を乗り出したのを見て、慌てて弁解に弁解を重ねた。
要するにネオリスは、僕のファンであるがゆえに「僕の大魔王姿」すら見たかったらしい。
・・・なんとも複雑な心境になった。
ネオリスの話の続きをじっくりと聞きたかった僕は、シルを介してスーに呼びかけた。ネオリスにビンタがしたくなったら、僕にするようにと、お願いした。
ご年配の方は、やっぱり敬うべきな気がした。(ネオリスをボンドで固めた自分の所業を思い出して、ブーメランが突き刺さった)
・・・あと(正直にお伝えしておくと)それを言い訳にしつつ、やっぱりスーの「びたーーん!」を「一発くらいは喰らってみたい」・・・などとも、思っていた。
そうしてから、僕は、ネオリスに話の続きを促した。
・・・
・・・
・・・。
「じゃあ、僕が、大魔王にならなくて済むように、あなたが、代わりをしようとしてくれたんですか!!」
「そうです!! そうです!!」
ネオリスによると、僕に大魔王になることを断られるのは「致し方のないことだ」と思っては、いたそうだ。(でも、ひょっとしたらという可能性は、捨てきれなかったのだと言う)
「もう、シュウジロウさんから、ポチタロウさん達を解放してあげて、悠々自適に暮らしてもらうつもりだったんです!」
ネオリスは、自分が僕の代わりに「(僕の姿をした)大魔王」として降臨して、倒されることで、番組を終わらせるつもりだったと言う。
「だから、大魔王の姿をして、待機していたんです!」と、言った。
これを聞いた時に、僕はやっぱり「ネオリスは、そんなに悪くなかったんじゃないか?」なんてことを思ってしまった。
ー むしろ糸目に操られて(押しに負けて)いろんなことをしでかしてしまったんじゃないか? ー
そんなことも思ってしまった。
でも、この話は「糸目が悪かった」だけで終わるような、そんなに単純なものではなかった。
ネオリスは、ズルい大人の側面も持ち合わせていた。
まぬけな部分も(たんまりと)持ち合わせていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる