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Prologue
災難は突然に
全長3、いや4m。
被弾したゴ◯チュウもとい大型巨獣の全身が光り輝く。
それは道中、散々目撃した撃破後エフェクトに酷似していたが、これは全て7体のスライムのものだった。
「やったか!?」
「! ま、まだですっ!」
「チッ。ならば」
詠唱呪文らしきものを唱えたアルヴィスは両手を大地に打ち合わせた途端、その小さな体から巨大な白雷を生み出す。
そしてそれは意志を有しているかのように俺達と奴の間、中空を漂う。その龍がのたうつような仕草で白雷が動く度、周りの空気を取り込んで一層の音を鳴らす。
喰らえば一溜まりもないその威圧に嫌な汗が流れた。巨獣の方も円な瞳を大きく目を見開いている。――だがそこに怖れの色は無かった。それどころか奴は強敵との対峙に心躍ると言わんばかりに薄ら笑いを浮かべている。
「喰らい尽くせ、白雷龍っ!」
甲高い声が命じる。
それを遂行せんと白雷龍が巨獣へと照準を合わせ、身を翻す。
突撃までは今少しの猶予があった。だがそんな中でも巨獣は表情を崩す素振りはなく、寧ろ受け止めてやろうとばかりに腕を大きく開く。
そして白雷龍が着弾する。鼓膜を劈く雷鳴と樹齢1000年はあろう屋久杉よりも遥かに太い魔法が空気を裂いた。
決着は一分ほど。
敵の生命を喰らい尽くさんと牙を剥いた白雷龍はやがて力を使い果たして姿を消し、残された巨獣が片膝をついた。
肉の焦げる匂いが鼻腔を擽る。
撃破した。そう喜びかけた矢先、俺は巨獣の体からあの虹彩が出ていない事に気付いた。
「殿下、もう一……!?」
追撃の依頼をしようとして振り返った先にアルヴィスが倒れこんでいた。
慌てて駆け寄り、容態を診る。
外傷は無い。だが呼吸は荒く、目の焦点も何処か定まらない様子だ。
身体の脱力具合も加味して十中八九、魔力枯渇の症状に間違いない。
一般的な魔力枯渇の対処法は回復薬の服用または安静にするかの二つ。だが現在はそのどちらも叶わない。
一旦引くべきか。彼を抱え、後方へにじり寄ったその時、巨獣の身体がゆらりと揺れる。
「んおっほぉおおお。完・全・回・復ぅううう!」
「……………………は?」
強風とともに野太いおっさんの喘ぎ声が轟く。
脳味噌が理解を拒み、固定表示中の地図を眺めるも生体反応は一つだけ。
当然、魔力枯渇中のアルヴィスに叫ぶ力はなく、俺でもない。とすると――
嫌な消去法からついに逃れられなくなった刹那、俺の眼前に新たな表示が現れる。
♡ Congratulations! ♡
ミッション“最奥の守聖獣を救え”を達成
報酬:守聖獣の分体、??
俺は巨獣とメッセージウィンドウを見比べ――
「すぅ……お前かよぉおおおおお!」
思い切り叫んだ。
なんでゴリ◯ュウが守聖獣になってるんだよ!!!!
「五月蝿いぞ、人間」
「キェエエエ。シャベッタァアア」
「……それは喋るだろう」
「止めて。その顔とボディーで無駄に渋い声出さないで気持ち悪いっ!」
「気持ち悪いだと? 聖獣の儂に向かってなんたる不敬!」
「不敬じゃなくて事実っ! 誰でもゴ◯チュウが喘いで、無駄に渋い声出されたら気持ち悪くて混乱する……わ……ん?」
そこで漸くゴリ◯ュウの頭上に紹介文が出現する。
聖獣イーザ・ナァミ
魔界に通ずる門を守護、封印する聖獣
ある過激派組織の策略により、長年苦しめられ、守場兼寝床がダンジョン化してこまってい
現在:元気いっぱい
――これは夢か?
「どうやら落ち着いたようだな」
「アッ、ハイ。スミマセン」
「本来なら雷の一つでも落としてやる所だが、其方等には助けられた故、特別に見逃してやろう」
「有難う存じ、ます?」
「うむ。しかしそこな童の魔法は見事であった。あの雷、濃厚さもさることながら爽やかな口当たりに芳醇な香り……長く生きてきたがあれほど素晴らしい物はとんと久しいぞ」
ワインのティスティングみたいに言うな。
「いやそんな事より、殿下! 大丈夫ですか!」
「……これが大丈夫に見えるか?」
「はい、大丈夫じゃないですね」
一刻も早く休ませた方がいいだろう。
俺は低頭平身で眼前のゴ、聖獣へ願い出る。
「偉大なる聖獣イーザ・ナァミ様。先程は大変ご無礼致しました。深くお詫び申し上げます。そして重ねてご無礼とは存じますが、現在此方におわします私の君主が体調を崩しておりまして。診療を受けさせたいのですが、出口への道が分からずどうかお教え願えますでしょうか?」
「よかろう」
「有難う存じます!」
「うむ。だがその前に其方等には褒美を与えよう」
握った拳が光り輝き、そこからバスケットボール大の玉が一つ姿を現す。
そしてそれはアルヴィスの前に移動すると、風船に針を刺したように弾けた。
同時に何かが飛び出す。
「チャア!」
孵化したのは黄色い電気鼠の進化前を彷彿とする極めて愛らしい生命体だ。
「儂の分体じゃ。そこな童に授ける。其方には……なんじゃ、お主。魔力がスライム並しかないではないか。情けないのぅ」
一発ぶん殴りたい気持ちを抑え込み、口元を引き攣らせながら愛想笑いを維持していると、珍しくアルヴィスが異を唱えた。
「口を、つつしめ。コイツだって、好きでそうなったのでは、ないっ」
「殿下……!」
「顔は、ぶさいくだが」
「殿下……」
見直した俺が馬鹿だった。
「なるほど、事情があるのか。すまなんだ。どれ、では其方にはこの祝福を授けてやろう」
「わっ!」
そう言うと聖獣は、しゃぼん玉大の玉を生み出し、俺の胸の前でそれを弾く。
「え、あの、今のは」
「その内解る。――どうやら時間切れのようだな。地上へ送り届けてやろう」
「いやあの、っ!」
問い質すよりも早く、俺達の足元に魔法陣が浮かび上がる。転移の魔法陣だ。
光が強まり、思わず目を閉じる。
そして次の瞬間、俺達は元いた庭園に戻されていた。
「――――――――え」
辺りを見渡すがあの聖獣の姿はない。
長い白昼夢だったのかと疑った矢先、愛くるしい鳴き声にそれが夢でないと知らせる。
「嘘やん……いやそんな場合じゃねぇわ。殿下、大丈夫ですか!」
「う、うぅ」
「あぁ、もう。誰か! 誰か居ませんか!!」
本格的に意識消失したアルヴィスを抱え、声を張り上げた。程なくしてそれを聞きつけたであろう騎士達が慌てて駆けつけてくる。
これでもう大丈夫だろう。ほっと胸を撫で下ろしたその時――
「大人しくしろっ!」
大柄な騎士が何故か俺を拘束した。
「グレゴリー、殿下のご様子は!」
「外傷はありませんが意識がありません!」
「おのれっ! 貴様、殿下に何をした!」
「ちょっ、痛い痛い痛い」
締め付けられた腕が痛みを発する。
それはずっと我慢していた発赤の痛みよりも強く、自然と目に涙が浮かぶ。
「早く答えろっ!」
「だったら拘束緩めろっ! 痛いんだよ!!」
「このっ、不審な輩め! グレゴリー! コイツを牢にぶち込んでおけ!!」
「ちょっ、ふざけん、カハッ」
せめて状況を訊いてからだろうがと抗議しようとした刹那、首筋に衝撃が走り、俺は意識を失った。
◇◆◆◇
草木も眠る丑三つ時、外套を被ったは蛇の装飾がついたドアノブを捻った。
蝶番の軋む音と共に室内に入る。
中も夜闇のように暗い。男は魔法による光源を作成し、それを室内中央に放った。
その淡い光に照らされた下には、黒曜石と思しき巨大円卓があり、そこを十三人分の椅子が囲んでいる。
ただどの席は今は空席だ。代わりに一席を除き、占い師御用達の水晶玉のような物――但し英数字つき――がそれぞれに配置されている。
男は水晶玉の無い席に腰を下ろす。するとそれが合図であったかのように12個の水晶玉が一斉に輝き、それぞれ真上に映像を映し出す。
それは男と同じ外套に身を包んだ12人の者達。いずれもフードを目深に被り、誰一人として素顔を晒すことは無い。
「おや。全員集合とは珍しいですね」
映像の12人を一瞥した男は戯けるように言った。比較的若い、2~30代だろう声だ。
『黙れ、この痴れ者がっ!』
Vの水晶玉に映る男が机を叩いて怒鳴る。その拍子にフードが下がり、顔が露わになる。
大層痩せた老人だ。
目は落ち窪み、顔の大半を老人性色素斑に覆われ、数本の歯しか現存していない口から荒い呼吸を繰り返す。放っておいたら憤死しそうな状態だが、男を睥睨する瞳だけはギラギラと光っていて気持ちが悪い。
老人は未だ怒りが収まらないのか、骨と皮ばかりの手で傍らの補助杖を振り上げ、机を叩きつける。
『誰の所為でこうなったと思っている!』
「おやまぁ……それではまるで私が元凶だと仰っているかのようですね」
心外だと男は足を組み替える。
「私の任務は、あくまで皇の籠絡の筈ですよ」
『それは……っ』
男の反論に老人が息を詰まらせる。
『すっ、全てとは言っておらん。そもそも儂が言いたいのは』
『は~い。そこまでそこまで~』
遮ったのはXの水晶玉に映る男。
外套の上からでも筋肉質な体軀の持ち主だと分かるその男は陽気な調子で小指を左右に振る。
『Ⅲちゃん、あんまりV爺を虐めたらダァメ』
「私としては虐めたつもりはなかったのですが、すみません」
『判ってくれたならいいのよ。でもね』
野太いオネェ口調の男が、頬杖をつく。
『イーザ・ナァミを解放されちゃったのは大きな痛手よねぇ』
『そっ、そうだ。アレを逃がした所為で儂の研究が一部滞っているのじゃぞ!』
V爺が落とし前をつけろといきり立つ。
「ならそれは私ではなくイーザ・ナァミ管轄であるⅥが行うべきでは?」
『なっ、』
「更に言えば先の“狩り”の失敗はⅪ、拠点の防衛失敗はⅣ、スパイの炙り出しはⅦですよ」
『確かにそれが妥当な所よねぇ』
Xの同意と共に他の者から咎めの視線を向けられた三人が慌てて、喚き立てる。
『それを言うのであれば狩りの失敗はⅢとⅧにも責任がある! あの偽りの王をもっと籠絡し、膿共の統率を崩していればもっとマシな結果になった。Ⅶとてそうだ。あれほど偵察の質が低ければ成功する物も成功しない』
『なんだと!』
『我が偵察部隊を愚弄するか! Ⅵと共同開発した高性能の人造人間部隊だぞ!!』
是が非でも回避したいのか、口汚く罵り合う光景に、ある者は退屈そうに、ある者は楽しげに彼らを見守る。
『――いい加減にしろ』
一斉に静まり返る。
発言元はXに負けない巨躯の男、Ⅰだ。
『我等の目的は真なる世界の創造。この場で醜い罵り合いをする為に手を組んだのではないぞ』
水晶玉越しでありながら各々の頭を地に押し付けんとする重圧に、全員が口を閉ざす。
『V爺。研究の進捗は?』
『はっ、八割じゃ!』
『ならばⅦ、貴様はイーザ・ナァミに変わる動力源を捜索しろ。捕獲はⅪ。Ⅳは拠点の見直しと再調達。Ⅲ、お前は今まで通り、皇の籠絡と皇太子の動向に注意を払え。以上だ。異論はあるか?』
誰も何も言わない。
それを確認したⅠの男が頷くと同時に、その水晶玉が光を失う。
そうして僅かな時間が過ぎ、誰ともなく安堵の息が漏れ、張り詰めた空気が弛緩した。
『相変わらずⅠちゃんは、とっつきにくいわね~』
からからと笑うのはX。
その声を皮切りに槍玉に上がらなかった面々はそそくさと姿を消し、何時の間にかⅢとXの二人となる。
『あらぁ、皆協調性がないわねぇ~』
「貴方がそれを語りますか。それで私に何かご用ですか?」
『ん~大した事ではないのだけれど、イーザ・ナァミの件でちょっとね』
Ⅲの纏う空気が僅かに張り詰める。
「……それが何か?」
『いえ、ね。あの洞窟に仕掛けていた罠が一つも作動してなかったのが不思議でね。本当に皇太子一人の力なのか気になっちゃってねぇ』
「推察する限りそうでは。もう一人、同行者は居たようですが、私の調べではその者は先の我等の襲撃で戦闘力は凡人以下。他に秀でた面もありません。大方運が良かっただけでは」
『ふぅん……殺さないの?』
「そうしたいのは山々ですが、彼の婚約者はあのロセッティ公爵家です。下手に藪をつついて蛇を出すような真似はしたくありません。まぁでも念の為、監視の子飼いはつけておきましたが」
『流石、Ⅲちゃん。じゃあ頑張ってるⅢちゃんにプレゼントあげちゃう』
Xの人差し指がつい、と円を描いた刹那、Ⅲの手元に小さな小箱が現れる。
「――これは?」
『子飼いの子に渡しておいて。と~っても役に立つものだから』
それを最後にXからの通信が途絶える。
静まり返った空間で、Ⅲは憎々しげに吐き捨てる。
「また余計な真似を」
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