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間違いないわ!
前世の記憶がある!
だって日本語が書けるもの!
これは、転生したってことよね?
この国に生まれて16年分の記憶もあるけど、日本人として22年間生きた記憶もあるの。
日本では両親に、兄が3人末っ子にわたくしの4人兄妹だったわ。
我が家は日本でもそれなりに有名な会社を経営していたけど、両親の教育方針が「元気でいてくれればそれでいい!」だったので中学上がるまでは1つ上の兄とは取っ組み合いのケンカは当たり前!何度泣かされたことか。
長男、次男の兄たちは優しかったな~
自由にさせてもらっていたけど、それなりの教育は受けたわよ。
それに誘拐とか心配だからって、自分の身は自分で守れるように、剣道や空手など格闘技系も一通り習わされたのよね。
転生ものの小説なら何度か読んだことあるけど、ゲームはしたことないの。
ゲームのカバーぐらいは何度か見たことあるし、内容も悪役令嬢や婚約破棄とか王道ものだと聞いたことはあったわね。
ここってゲームの世界なの?
だったら不利じゃない?
小説では前世を思い出したら悪役令嬢でした~
で!婚約破棄、ヒロインに陥れられる、国外追放、平民落ち、最悪処刑!の話が多かったよね?
悪役令嬢がシナリオを変えるために頑張って逆ざまぁをする小説も読んだわ。
でもさ~わたくし婚約者いないし、悪役令嬢て訳でもないし、なんなら普通の令嬢よ?
別に我儘で家族を困らせることもないし、邸の使用人とも仲がいいわよ?
てことは!たとえゲームの世界だとしてもモブってことよね?
でもね~確かにわたくしの外見は艶のある漆黒の真っ直ぐな髪に、大きくてブルーサファイアのような瞳は少し下がり気味、真っ白で陶器のような肌、口紅を塗らなくても赤い唇。
自画自賛になるが、前世でも見な事ないレベルの美貌なのよ!
悪役令嬢って、高位貴族で絶世の美女が王道よね?
これは当てはまっているのでは?
じゃ、ヒロインはナタリー様?
小柄で可愛らしい庇護欲をそそる見た目だし、ピンクの髪よ!ゲームのヒロインって、ピンク色の髪が多かったよね?
でもヒロインって、健気で頑張り屋さんが王道よね?
階段から突き落とすなんてしないよね?
あ~~さっぱりわからん!
ま、考えても転生したのは間違いないし、気にしても仕方ないよね?
じゃ、わたくしのすることは第二の人生楽しんで生きていけばいいのよ!
前世と一緒なら簡単ね!
夕食時、わたくしの左手首には包帯が巻かれている。
ただもう痛みはなくなっているの。
動かさないように固定しているだけなんだって!
不思議なんだけど、前世の湿布より今世の塗り薬の方が効くのよ!
だって明日には治っていますよって、お医者様が言うんだもの。
両親と兄に問い詰められ正直にあったことを話す。もちろん前世云々は言わないけどね。
父「なんだと!一歩間違えれば大怪我じゃ済まないじゃないか!ハウゼン家に抗議だ!」
父は強い口調で言ってるが、包帯を見て目に涙が溜まってるわね。
母「あなたお願いしますね」
母の方は顔は笑ってるが目が据わっているわね。
兄「シア、痛かったね。大丈夫だよ、あとはお兄様に任せて」
兄は辛そうな顔で怪我をしていない右手を優しく包んでくれる。
「大丈夫ですわ、証拠も証人もいませんもの。今回はここだけで済ませましょう?」
「今まで流してきたわたくしも悪かったのです。これ以上は黙っていません。」
強気なわたくしの言葉に両親も兄も何とか納得してくれた。
前世の記憶がある!
だって日本語が書けるもの!
これは、転生したってことよね?
この国に生まれて16年分の記憶もあるけど、日本人として22年間生きた記憶もあるの。
日本では両親に、兄が3人末っ子にわたくしの4人兄妹だったわ。
我が家は日本でもそれなりに有名な会社を経営していたけど、両親の教育方針が「元気でいてくれればそれでいい!」だったので中学上がるまでは1つ上の兄とは取っ組み合いのケンカは当たり前!何度泣かされたことか。
長男、次男の兄たちは優しかったな~
自由にさせてもらっていたけど、それなりの教育は受けたわよ。
それに誘拐とか心配だからって、自分の身は自分で守れるように、剣道や空手など格闘技系も一通り習わされたのよね。
転生ものの小説なら何度か読んだことあるけど、ゲームはしたことないの。
ゲームのカバーぐらいは何度か見たことあるし、内容も悪役令嬢や婚約破棄とか王道ものだと聞いたことはあったわね。
ここってゲームの世界なの?
だったら不利じゃない?
小説では前世を思い出したら悪役令嬢でした~
で!婚約破棄、ヒロインに陥れられる、国外追放、平民落ち、最悪処刑!の話が多かったよね?
悪役令嬢がシナリオを変えるために頑張って逆ざまぁをする小説も読んだわ。
でもさ~わたくし婚約者いないし、悪役令嬢て訳でもないし、なんなら普通の令嬢よ?
別に我儘で家族を困らせることもないし、邸の使用人とも仲がいいわよ?
てことは!たとえゲームの世界だとしてもモブってことよね?
でもね~確かにわたくしの外見は艶のある漆黒の真っ直ぐな髪に、大きくてブルーサファイアのような瞳は少し下がり気味、真っ白で陶器のような肌、口紅を塗らなくても赤い唇。
自画自賛になるが、前世でも見な事ないレベルの美貌なのよ!
悪役令嬢って、高位貴族で絶世の美女が王道よね?
これは当てはまっているのでは?
じゃ、ヒロインはナタリー様?
小柄で可愛らしい庇護欲をそそる見た目だし、ピンクの髪よ!ゲームのヒロインって、ピンク色の髪が多かったよね?
でもヒロインって、健気で頑張り屋さんが王道よね?
階段から突き落とすなんてしないよね?
あ~~さっぱりわからん!
ま、考えても転生したのは間違いないし、気にしても仕方ないよね?
じゃ、わたくしのすることは第二の人生楽しんで生きていけばいいのよ!
前世と一緒なら簡単ね!
夕食時、わたくしの左手首には包帯が巻かれている。
ただもう痛みはなくなっているの。
動かさないように固定しているだけなんだって!
不思議なんだけど、前世の湿布より今世の塗り薬の方が効くのよ!
だって明日には治っていますよって、お医者様が言うんだもの。
両親と兄に問い詰められ正直にあったことを話す。もちろん前世云々は言わないけどね。
父「なんだと!一歩間違えれば大怪我じゃ済まないじゃないか!ハウゼン家に抗議だ!」
父は強い口調で言ってるが、包帯を見て目に涙が溜まってるわね。
母「あなたお願いしますね」
母の方は顔は笑ってるが目が据わっているわね。
兄「シア、痛かったね。大丈夫だよ、あとはお兄様に任せて」
兄は辛そうな顔で怪我をしていない右手を優しく包んでくれる。
「大丈夫ですわ、証拠も証人もいませんもの。今回はここだけで済ませましょう?」
「今まで流してきたわたくしも悪かったのです。これ以上は黙っていません。」
強気なわたくしの言葉に両親も兄も何とか納得してくれた。
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