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らいおっとが
「腹減ったから先ご飯作って食べてから配信しよう」
といったのでご飯を食べる。今日のご飯はとり天って言われた。すんごくもこもこしてる!なんかかわいい。
「らいおっと!これ、おいしいね!」
目をキラキラさせながら言う。
「だろ?俺の大好物なんだ。きっとアイナも好きになってくれると思って作ってみたんだ。」
初めて食べた。こんなにもおいしいものがあるんだ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ご飯を食べ終わり、らいおっとは私を連れて、小さなテレビ?みたいなところに連れて行く。
「アイナ、これを被って」
猫の顔がついた被り物を渡される。それを、言われたとおりに被る。
「ね~え、はいしんって何するの?」
「ん~、難しいな…。簡単にいえば、自分のしてることを世界中の人に見てもらうこと、かな。」
世界…すごいなぁ…。
「まあ、世界と言ってもいろんな人が配信してるわけだからこの人のところ行こって感じで全員が行くわけじゃなくて特定の人が見に来るみたいな」
よくわかんないや…。まあ、らいおっとの姿を見ていれば何をしているのかわかるかも。
らいおっとはリクライニングチェアに、私はらいおっとの膝の上に座る。
「えっと…まあいいか。じゃあ、始めるからここの場所見ててな」
らいおっとが何かを手に握りカチカチしながら画面が操作される。
『らいわこ』
『らいわこです』
『こんばんは!』
『わこつー』
『その子誰!?』
『らいさんがとうとう犯罪を…』
『お母さんそんな子に育てたつもりなかったのに』
ばああああっとすごい言葉が写される。
「みんなお久~!おお、約3日ぶりなのに閲覧400人越え!てんきゅー!」
らいおっとが何を言っているのかが全く理解できなかった。えつらん?400人…ってことはその、見てる人?がそんなにも?
「犯罪って、違うわ!この子は俺のつがい。」
『えー!らいさんがつがい見つけたの!?』
『好きだったのにぃ…』
『つがいちゃんかわいい~』
『名前なんて言うの?』
『らいがつがいなんて…。俺も負けてられねぇ!』
「アイナ、自己紹介してみて」
黒い棒を私のほうにむけられる。
「これに喋るの?」
らいおっとがうなずく。
「アイナ、です。6歳です」
「よく言えました。あそこカメラだから手を振ってみて」
と、小さなテレビの右斜め上にある出っ張りに指をさす。
「あれはなに?」
「あれは俺たちの姿をみんなに映すものだよ」
なるほど。手を振ってみる。
『かわいい!!!!』
『俺らいさんじゃなくてアイナちゃん推すわ』
『1000ジュエル:アイナちゃん!これ受け取って!』
『500ジュエル:らいさんあーげる♡』
『アイナちゃんの同担禁止な。俺だけだから』
「お!にゃん太1000ジュエルありがとぅー!ヒメ500ジュエルありがとぅー!」
ん?ジュエル?宝石?
「らいおっと、それなに?」
「これは、ジュエルって言って生々しいけど、お金を送ってくれてるんだ。アイナに1000ジュエル。つまり、1000ジェリーもらえたってこと」
1000ジェリーももらえたの!?お金持ちだあ!
「ありがとう!これでお菓子いっぱい買える!」
「そうだな。たくさん買って一緒に食べよう」
らいおっとがなでなでしてくれる。
『俺もなでなでさせろー!!』
『アイナちゃんになでなでされたいなぁ』
『うちはらいさんなでたい~』
「アイナは誰にもやらんぞ!俺のものだからな」
これが、ドヤ顔というものだろうか。
「ふわぁ~」
あくびをしてしまった。
「眠い?それなら配信終わって一緒に寝よっか」
『あー!配信終わったらそういうことするんだー』
『じゃあ、私も彼氏に頼んでこよ』
『ぼっちのワイ、負け組』
「フッ。じゃあ早いけど終わるから、またね~」
らいおっとがまた机にあるものを握ってカチカチしている。
「わかんないことがいっぱい」
「ん?これのことか?これはマウスって言うんだ。画面のこの三角見てて。こうやって、マウスを動かすとそれに合わせて、この三角のやつも動くんだ」
マウス、かわいい。
「私も触りたい」
「ちょっと待ってね…。はい、どうぞ」
らいおっとがマウスを渡してくれたので、興味津々に触ってみる。
触り心地がよくて両手で握る。
「その握り方、俺の物でもしてくれねぇかな…」
「するの?」
無言で顔をすりすりしてくる。お尻のほうに硬い棒があたった。
「アイナ…ベッド行こう。我慢できない」
そういわれお姫様抱っこでベッドに連れていかれる。
「腹減ったから先ご飯作って食べてから配信しよう」
といったのでご飯を食べる。今日のご飯はとり天って言われた。すんごくもこもこしてる!なんかかわいい。
「らいおっと!これ、おいしいね!」
目をキラキラさせながら言う。
「だろ?俺の大好物なんだ。きっとアイナも好きになってくれると思って作ってみたんだ。」
初めて食べた。こんなにもおいしいものがあるんだ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ご飯を食べ終わり、らいおっとは私を連れて、小さなテレビ?みたいなところに連れて行く。
「アイナ、これを被って」
猫の顔がついた被り物を渡される。それを、言われたとおりに被る。
「ね~え、はいしんって何するの?」
「ん~、難しいな…。簡単にいえば、自分のしてることを世界中の人に見てもらうこと、かな。」
世界…すごいなぁ…。
「まあ、世界と言ってもいろんな人が配信してるわけだからこの人のところ行こって感じで全員が行くわけじゃなくて特定の人が見に来るみたいな」
よくわかんないや…。まあ、らいおっとの姿を見ていれば何をしているのかわかるかも。
らいおっとはリクライニングチェアに、私はらいおっとの膝の上に座る。
「えっと…まあいいか。じゃあ、始めるからここの場所見ててな」
らいおっとが何かを手に握りカチカチしながら画面が操作される。
『らいわこ』
『らいわこです』
『こんばんは!』
『わこつー』
『その子誰!?』
『らいさんがとうとう犯罪を…』
『お母さんそんな子に育てたつもりなかったのに』
ばああああっとすごい言葉が写される。
「みんなお久~!おお、約3日ぶりなのに閲覧400人越え!てんきゅー!」
らいおっとが何を言っているのかが全く理解できなかった。えつらん?400人…ってことはその、見てる人?がそんなにも?
「犯罪って、違うわ!この子は俺のつがい。」
『えー!らいさんがつがい見つけたの!?』
『好きだったのにぃ…』
『つがいちゃんかわいい~』
『名前なんて言うの?』
『らいがつがいなんて…。俺も負けてられねぇ!』
「アイナ、自己紹介してみて」
黒い棒を私のほうにむけられる。
「これに喋るの?」
らいおっとがうなずく。
「アイナ、です。6歳です」
「よく言えました。あそこカメラだから手を振ってみて」
と、小さなテレビの右斜め上にある出っ張りに指をさす。
「あれはなに?」
「あれは俺たちの姿をみんなに映すものだよ」
なるほど。手を振ってみる。
『かわいい!!!!』
『俺らいさんじゃなくてアイナちゃん推すわ』
『1000ジュエル:アイナちゃん!これ受け取って!』
『500ジュエル:らいさんあーげる♡』
『アイナちゃんの同担禁止な。俺だけだから』
「お!にゃん太1000ジュエルありがとぅー!ヒメ500ジュエルありがとぅー!」
ん?ジュエル?宝石?
「らいおっと、それなに?」
「これは、ジュエルって言って生々しいけど、お金を送ってくれてるんだ。アイナに1000ジュエル。つまり、1000ジェリーもらえたってこと」
1000ジェリーももらえたの!?お金持ちだあ!
「ありがとう!これでお菓子いっぱい買える!」
「そうだな。たくさん買って一緒に食べよう」
らいおっとがなでなでしてくれる。
『俺もなでなでさせろー!!』
『アイナちゃんになでなでされたいなぁ』
『うちはらいさんなでたい~』
「アイナは誰にもやらんぞ!俺のものだからな」
これが、ドヤ顔というものだろうか。
「ふわぁ~」
あくびをしてしまった。
「眠い?それなら配信終わって一緒に寝よっか」
『あー!配信終わったらそういうことするんだー』
『じゃあ、私も彼氏に頼んでこよ』
『ぼっちのワイ、負け組』
「フッ。じゃあ早いけど終わるから、またね~」
らいおっとがまた机にあるものを握ってカチカチしている。
「わかんないことがいっぱい」
「ん?これのことか?これはマウスって言うんだ。画面のこの三角見てて。こうやって、マウスを動かすとそれに合わせて、この三角のやつも動くんだ」
マウス、かわいい。
「私も触りたい」
「ちょっと待ってね…。はい、どうぞ」
らいおっとがマウスを渡してくれたので、興味津々に触ってみる。
触り心地がよくて両手で握る。
「その握り方、俺の物でもしてくれねぇかな…」
「するの?」
無言で顔をすりすりしてくる。お尻のほうに硬い棒があたった。
「アイナ…ベッド行こう。我慢できない」
そういわれお姫様抱っこでベッドに連れていかれる。
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