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第三章
38・はじめての……
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「アスカ」
「はい」
「キス、してもいいか」
「……え?」
「ずっと、我慢してたんだ。好きな人と暮らしているのに、何もできないなんて。いくら俺でも耐えられない」
瞳の奥を赤く染めて、ジンさんはそんなことを口にした。
思わず吹き出してしまいそうになる。
普段は厳格で強面のオーナーは、根はとても純粋な人なんだね。
「……いいですよ」
「本当か」
「してください。オーナーと、たくさんキスしたいです」
彼は頬をりんごのように赤く染めた。
そんな照れくさそうに笑う顔もするんだね。
彼の知らなかった一面を知ることができて嬉しい。
私はどんどん彼に夢中になっていく。
静かな室内で、瞳を閉じる。どちらからともなく、キスを交わした。濃厚で濃密な、深い愛情を分かち合うように。
「アスカ」
「……うん?」
「俺のことはジンと呼んでくれ」
「ジン……?」
「アスカには、名前で呼んでほしい」
「ジンさん……」
慣れない呼び方で少し恥ずかしいけれど、彼が求めるなら私は何度だってあなたの名前を呼ぶ。
「ジンさん。好き。大好き」
「俺も。アスカが好きで好きでたまらない」
愛を囁き合い、私たちの空間は熱を帯びていく。唇が触れるたびに室内には愛の音が響き渡った。
「アスカ、おいで」
彼のエスコートで、私はベッドルームへと導かれる。
照明を暗くして、視線が絡み合って。口を閉ざし、お互いがお互いを求め、吸い込まれるように唇を重ねた。
それは止まることを知らず、激しさを増していく。
「怖くないか?」
束の間、不安そうな声で彼は私に問う。
私は小さく頷いた。
「怖くないです」
「触れても、平気か?」
「私、あなたとなら……ジンさんとなら、なにも怖くない」
──私の全てを、あなたに捧げます。
彼の手が、私の体にそっと触れた。着ているもの全てを脱ぎ捨て、二人でベッドへと倒れ落ちていく。
大きな手が、私の胸を包み込んだ。優しく、たしかめるように触れられ、私の鼓動は早くなっていく。
胸の敏感な箇所を彼に舐められ、吸われ、その度に水音が響き渡った。
私の体の奥は、彼の愛撫にどんどん熱くなった。
やがて太く逞しい指先で中を慰められると、私の声は高く勝手に溢れ出す。
「可愛いよ、アスカ。もっと声、聞かせて」
「ああ……ジンさん……」
あなたが、ほしい。あなたの全部がほしくてほしくてたまらない。
自分でも、驚いた。私がこんなにも誰かを求めることなんて、これまでに一度もなかった。
「アスカ。愛してるよ」
「ジンさん……私も」
愛してる。
彼とはじめて過ごした熱い夜。
愛する人と肌を重ねることが、こんなにも幸せなひとときなんて知らなかった。
あなただけだよ。
私に本当の幸せを教えてくれるのは、ジンさんだけなんだよ──
「はい」
「キス、してもいいか」
「……え?」
「ずっと、我慢してたんだ。好きな人と暮らしているのに、何もできないなんて。いくら俺でも耐えられない」
瞳の奥を赤く染めて、ジンさんはそんなことを口にした。
思わず吹き出してしまいそうになる。
普段は厳格で強面のオーナーは、根はとても純粋な人なんだね。
「……いいですよ」
「本当か」
「してください。オーナーと、たくさんキスしたいです」
彼は頬をりんごのように赤く染めた。
そんな照れくさそうに笑う顔もするんだね。
彼の知らなかった一面を知ることができて嬉しい。
私はどんどん彼に夢中になっていく。
静かな室内で、瞳を閉じる。どちらからともなく、キスを交わした。濃厚で濃密な、深い愛情を分かち合うように。
「アスカ」
「……うん?」
「俺のことはジンと呼んでくれ」
「ジン……?」
「アスカには、名前で呼んでほしい」
「ジンさん……」
慣れない呼び方で少し恥ずかしいけれど、彼が求めるなら私は何度だってあなたの名前を呼ぶ。
「ジンさん。好き。大好き」
「俺も。アスカが好きで好きでたまらない」
愛を囁き合い、私たちの空間は熱を帯びていく。唇が触れるたびに室内には愛の音が響き渡った。
「アスカ、おいで」
彼のエスコートで、私はベッドルームへと導かれる。
照明を暗くして、視線が絡み合って。口を閉ざし、お互いがお互いを求め、吸い込まれるように唇を重ねた。
それは止まることを知らず、激しさを増していく。
「怖くないか?」
束の間、不安そうな声で彼は私に問う。
私は小さく頷いた。
「怖くないです」
「触れても、平気か?」
「私、あなたとなら……ジンさんとなら、なにも怖くない」
──私の全てを、あなたに捧げます。
彼の手が、私の体にそっと触れた。着ているもの全てを脱ぎ捨て、二人でベッドへと倒れ落ちていく。
大きな手が、私の胸を包み込んだ。優しく、たしかめるように触れられ、私の鼓動は早くなっていく。
胸の敏感な箇所を彼に舐められ、吸われ、その度に水音が響き渡った。
私の体の奥は、彼の愛撫にどんどん熱くなった。
やがて太く逞しい指先で中を慰められると、私の声は高く勝手に溢れ出す。
「可愛いよ、アスカ。もっと声、聞かせて」
「ああ……ジンさん……」
あなたが、ほしい。あなたの全部がほしくてほしくてたまらない。
自分でも、驚いた。私がこんなにも誰かを求めることなんて、これまでに一度もなかった。
「アスカ。愛してるよ」
「ジンさん……私も」
愛してる。
彼とはじめて過ごした熱い夜。
愛する人と肌を重ねることが、こんなにも幸せなひとときなんて知らなかった。
あなただけだよ。
私に本当の幸せを教えてくれるのは、ジンさんだけなんだよ──
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