箱庭世界の壁魔法使い ~神様見習いはじめました~

白鯨

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第一章 箱庭の神様見習い

閑話.受付嬢から見た新人冒険者

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side.エルティス

 今日、ギルドに新規登録の新人冒険者がやってきました。
 私が担当したのですが、名前はトンボさん。
 少し眉毛が太い、キリッとした目をした目をした女の子です。

 女の子らしからぬ口調でしたが、女性冒険者にはよくある事です。
 ただこのトンボさん、なんと言いますか……とても変わった冒険者でした。

 テイマーだと言うのに、連れている従魔は小型のスライムとアースゴーレムだけ。
 この二体なら私でも勝てそうです。

 そして、登録時に針を指に刺すのを躊躇う程臆病かと思いきや、いきなりマーダーグリズリーの死体を納品したのです。

 私が大声で驚いた所為で、ギルド職員の中でも要注意なチンピラ冒険者に目を付けられてしまいました。
 コイツこの前、後輩のミーナの胸を触ろうとしたんです。
 許すまじです。

 しかし、トンボさんは何事もなかったかのようにチンピラ冒険者をあしらいました。
 テイマーなのに見たことのない魔法を使う事に驚き、ギルド内で躊躇なく魔法を使う事にも驚いてしまい、まともに対応できませんでした。

 トンボさんは一人で、規則を確認し正論を以てチンピラ冒険者を言い負かせていました。
 本来は私が新人冒険者を守らないといけないのに……。

 トンボさんは薬草採取の依頼をすると言って、悠々とギルドを後にしました。
 チンピラ冒険者を魔法で閉じ込めたまま。

 その格好いい姿に私の受付魂に火が着きました。

 トンボさんは言いました「容疑が晴れたら解体と買い取りよろしく」と。
 つまり、これはギルドへの審議調査案件という事です。
 合法的に、目の前で壁に閉じ込められて騒ぐチンピラ冒険者を、ギルドから追い出すチャンスです。
 
 今までは告発する冒険者がいなかったのですが、このチンピラ冒険者が、新人に対して納品依頼の横取りや、依頼人に対して恐喝紛いの依頼料の値上げをした疑いはあったのです。
 
「よし! やるぞー!」
「騒がしいね。何があったのエル?」
「ひょわ!」

 私が気合いを入れていたら、いきなり真横から声をかけられました。
 いつの間にか隣に居たのはギルマスでした。
 元高ランク冒険者のギルマスは、いつも唐突に現れるから、心臓に悪いです。

 しかし、今は丁度良かった。

「ギルマス! 審議調査案件です!」

 審議調査案件とは、冒険者同士の私闘を禁じる代わりに、冒険者同士のいざこざを冒険者ギルドが介入、調査して審議する事を指しています。
 合同で依頼を受けた二つのパーティーが、依頼料の取り分で揉めた時などに利用していただいてます。
 ギルドの決定は絶対な代わり、ギルドは中立かつ詳細な調査を求められますが。
 
 まぁ、あまり自分から利用する冒険者はいませんけどね……大抵見るに見かねたギルドが仲良くしろと忠告する意味合いで使われる位です。

「ふーん、不服を申し出たのは?」
「今日ギルドに加入した新人冒険者のトンボさんです!」
「……新人が?」
「はい! トンボさんからマーダーグリズリーの解体と買い取りを受けたのですが、そこのチンピラもといDランク冒険者の方が昨日マーダーグリズリーを狩ったらしく、死体から目を離した隙に何者かに奪われたと……」
「成る程ね。それでこの人はその新人が持ち込んだのが自分のものだと主張して、新人は審議調査を持ち出したと?」
「はい!」

 話が早くて助かります。
 新人がマーダーグリズリーを狩れる訳ないと否定しない所は、先入観を捨てて自分の聞いて見たものを信じる、元斥候だったギルマスの良いところですね。
 
「その新人はマーダーグリズリーを狩れるだけの実力あったの?」
「わかりませんがカルーア工房のセヨン様が証言してくれるそうです。あと、その壁はトンボさんが魔法で作り出したものです」
「そっか…………」

 ギルマスがそう呟いた瞬間、その姿が消えたと思ったら、ギャリギャリと硬いものに硬いものを擦りつけるような音がしました。

「うわっ、硬いなぁ」

 いつの間にかギルマスがチンピラ冒険者の側に立っています。
 ギルマスはとくに武器などは手にしてませんが、口振りから察するにトンボさんが作った壁の硬さを確かめたのでしょう。
 チンピラ冒険者は相変わらず騒いでます。

「おっ、壁が消えた……」
「トンボさんが遠くに行ったから……ですかね?」

 突然トンボさんの壁が消えました。
 チンピラ冒険者に、このままここに居られたら仕事の邪魔だったので良かったです。

「離れてもこれだけの硬さを維持できる魔法か……聞いたことも見たこともないけど、これならマーダーグリズリーを狩れる可能性はあるね……おっと! どこ行くんだい? 君は今からおじさんと訓練場に行くんだよ? マーダーグリズリーを狩れる実力、見せてもらおうか」
 
 そそくさと逃げようとしたチンピラ冒険者の首根っこを、ギルマスが掴んで引き止めました。

「書類仕事の息抜きに丁度良いや。じゃあ、こっちはこっちで確認するから、エルはカルーア工房さんに行って、証言取ってきてよ」
「はい! わかりました!」

 チンピラ冒険者はギルマスに引きずられて訓練場の方に消えていきました。
 よし! 私も頑張るぞ!

 この後、見事チンピラ冒険者のやってきた悪事を暴くことに成功し、チンピラ冒険者は冒険者ギルドから追放されました。

 冒険者ギルドが本気で調査すればこんなもんですよ!
 これはトンボさんも驚くんじゃないですか?

 しかし、トンボさんがそのチンピラに襲われて返り討ちにしたり、薬草を山ほど納品したり、マーダーグリズリーの追加を持ってきたりと、逆に驚く事になりました。


ーーー


 今日は今朝からギルマスに呼び出されました。
 一体なんでしょうか?
 まさかこの前ギルドに差し入れがあったお菓子、ギルマスに内緒で職員皆で食べてしまったのがバレたとか?

「なにそれ……おじさんお菓子の差し入れがあったなんて知らないんですけど」
「わー! 口に出てた!」

 しまった! なんて狡猾な罠、流石元凄腕の斥候!

「エルが勝手にゲロっただけだろ? まぁ、皆にお仕置きするのは後にして、今日は例の新人ちゃんについて話を聞きたくて呼び出したんだよ」
「うぅ、皆ごめん……新人ってトンボさんの事ですか?」
「そうそう。ギルドの中じゃエルが一番仲良いんだろ?」
「そうだと思います」

 最初に担当した縁だからか、トンボさんは薬草納品の時など、私の受付が空いていれば必ず私の受付に来てくれます。
 だからほぼトンボさんの専属みたいな感じになってますね。

「それにエルって《分析》スキル持ってたよね? そのエルから見た新人ちゃんの所見を聞きたいんだ」

 私の《分析》はレベルの存在しない、所謂ユニークスキルという、珍しいものです。
 その能力はいたって単純で、見れば見るほど対象の事がわかるってだけです。
 スキル等まではわからないので、世に名高い《鑑定》スキルの劣化版と言われていますが、《鑑定》ではわからない性格や癖、行動原理などが《分析》ではわかるのです。

 私が受付と査定の仕事を兼任できているのは、このスキルを持っているからです。

「私の《分析》をそういう事に使わないで下さいよ。私は他人の秘密をバラすような口の軽い女じゃありません」
「《分析》を持っているからか、エルは純粋に人を見る事に長けている。なにも《分析》の結果を全て言えなんて言わないさ。誰もが少し付き合えばわかる範囲で、新人ちゃんの事を教えてくれればいい」

 むぅ、これは良いように言って、私を言いくるめる気ですね。

「信用ないなぁ。おじさん悲しいよ……」
「なんでトンボさんの事を知ろうとしているのか教えてくれたら、内容によってはお話します」

 ギルマスがいきなりトンボさんの事を知りたがる訳が、何かあるはずです。
 
「わかったよ。正直に教えるから」
「嘘吐いても《分析》で直ぐわかりますからね」

 ギルマスとはもうそこそこ長い付き合いですから、《分析》で嘘を吐いているか位はわかります。
 ギルマスって嘘を吐く時、瞬きが多くなりますが、実はそれはブラフで、本当に隠したい嘘の時は、普通は気付かない程僅かですが、声のトーンが上がるんです。

「そういう所はスキル押し出すんだから、女の子ってズルいよねぇ。新人ちゃんが薬草納品してるだろ? あれで今、薬剤ギルドが大騒ぎしてるんだよ」
「あっ、それ聞きました。ポーションの過剰供給でしたっけ?」
「もう噂が出回ってるのか……」

 薬剤ギルドが卸しているポーションの数が多くなっているので、そのうちポーションの価値が暴落する。
 そんな噂を、私も後輩のミーナから聞いていました。

「えっ、まさか……トンボさんの薬草が原因ですか?」
「そう。エルも知っての通り、品質が高過ぎる薬草のおかげで、少量の薬草で大量のポーションが作れるようになった訳だけど」
「過剰供給に繋がったと……」

 ギルマスが大きく頷きました。
 高品質の薬草だっていうのは査定した私が一番知っていましたが、まさかそんな大事になっているとは……。

「それで、薬剤ギルドの連中が、新人ちゃんの事を探ってるのさ。あり得ない程高品質の薬草を毎回持ち込む冒険者……何か秘密があるんじゃないか? 薬草の品質を上げる方法を知ってるんじゃないか? ってね。中には薬草栽培に成功したんじゃないかって荒唐無稽な話もあったかな?」
「そ、それは……」

 トンボさん! 何やってるんですか!

 毎日ホクホク顔で薬草を納品していくトンボさんの姿が思い出される。
 あの顔はそんな大事になっているなんて、微塵も思っていない顔ですね。

「だから、冒険者ギルドとしてのスタンスを決めておこうと思ってさ。新人ちゃんを守るのか、差し出すのか……ね」
「なっ?! 差し出すってどういう事ですか! 冒険者ギルドは冒険者を守るのも仕事ですよね!」
「声が大きいよエル。確かに冒険者ギルドは冒険者を守るものだけど、それは冒険者に問題が無ければ……だよ。マーダーグリズリーを狩れる実力があるのに薬草採取しかしない謎の新人。おじさん的には新人ちゃんを切った方が楽なんだよね」

 あっ、嘘吐いた。
 ギルマスはトンボさんを守るつもりはあるみたいですね。
 その為の確信が欲しいって所でしょうか?

「わかりました。そういう理由ならトンボさんについてお教えします。といっても、トンボさんについてわかっている事なんて、私だって少ないですよ?」
「なら、こっちから聞きたい事を質問しようか。彼女の強さはどう?」
「マーダーグリズリーを狩れるだけの実力がある筈ですけど……よくわかりませんよ。でも、トンボさんはあのチンピラ冒険者に、マーダーグリズリーが自分の出した壁にヒビを入れたと言っていましたから、トンボさんが戦ったのは間違いないかと」

 《分析》を持っていても、戦闘に関して素人の私が、ここが凄いですなんて言えませんよ。

「でも追加で持ち込まれたマーダーグリズリー三体は、トンボさんが自分の従魔が狩ったって言ってました。マーダーグリズリーの傷口を見た限り、最初の一体と追加の三体は確かに別の倒され方をしていましたね。前者に人間らしい周到さ、後者に獣らしい荒々しさを感じました」
「最初の一体を新人ちゃんが、追加三体を従魔がやったってエルは見てる?」
「はい、トンボさんの言葉に嘘はなかったと思います。トンボさん近年稀にみる程素直な人ですから、嘘吐いたらすぐわかりますよ」

 トンボさん顔に出やすいですから、ぶっちゃけ《分析》なくてもわかります。

「なら、新人ちゃんの従魔の方は?」
「それが一番謎ですよ! トンボさんの従魔は超小型のスライムとアースゴーレム、それと可愛いワンちゃんなんです!」
「は? なにそれ? マーダーグリズリーを狩ったんでしょ? それじゃあゴブリン一匹倒せないんじゃ……」
「でも、トンボさんはうちの子がやったて言ってましたよ」
「まだ別に従魔がいる?」
「口振りはその場にいる子って感じでしたけど、“うちの子は優秀”だそうです」

 うちの子は優秀って言った時のトンボさん、この言葉便利って思ってましたよ絶対。

「薬草採取も従魔が手伝っているらしいです」
「うーん……何か特殊なスキルを持った個体なのかな?」
「あとは……」
「うんうん、あとは?」
「従魔ちゃん達、愛想がよくてとっても可愛かったです!」
「あ、そう……」

 あっ、ギルマスが呆れた顔してます。
 従魔の可愛さは重要なのに!

「じゃあ、最後に新人ちゃんの性格は?」
「トンボさんの性格ですか……口は悪いですけど優しい人ですよ。あと正義感は強いと思います。この前ミーナがしつこいナンパを受けてる時に「後ろがつかえてんだからさっさとどけ」って、他の受付空いてるのにわざわざそこに並んで男のケツを蹴りあげてましたから」
「ヒュー、カッコいいねぇ」
「トンボさん自身男性みたいな喋り方しますから、受付嬢からの人気はありますよ!」

 私がトンボさんとよく話すので、他の受付嬢から羨ましがられてますからね。

「でも、トンボさんって口が悪いだけで、所作とか礼儀とかはしっかりしてるんですよ……ちゃんとした教育を受けてきたみたいに」

 挨拶や動きを見れば《分析》できますから間違いありません。

「あと平穏が一番だってよく言ってます。私も何度か稼ぎのいい討伐依頼を紹介したんですが、全てそう言って断られました。こっちにも嘘はありませんでしたから、トンボさん本人は本気で平穏が一番って思ってるみたいですね」

 それにしては行動がエキセントリックですけど。

「平穏を望み、ちゃんとした教育を受けている女の子…………御家騒動から逃げてきた元貴族なんて線は?」
「あっはっはっ! ギルマスナイスジョーク! トンボさんがお貴族様じゃないってのは、実際にトンボさんに会えばわかりますよ」
「なんだかムカつく言い方だね。おじさんイラッとしたよ?」

 中古の服を着てるぐらい服装や物に頓着なく、お礼を言うときは見栄も張らず頭を下げ、腹芸なんてできそうにない素直さを持っている。

 何か秘密はあると思いますけど、貴族はないでしょう。

「結局よくわからなかったけど、新人ちゃんが悪人じゃないってのだけはわかった」
「はい、トンボさんは期待の新人ですよ」
「じゃあ、ギルドは新人ちゃんを守る立場を貫きましょうかね。薬剤ギルドには睨みをきかせとくよ。ただ一度話してみたいから、次来たらここに通して。あと、新人ちゃんには薬草の納品数を絞って貰おう。その代わりランク一つを上げるから、対応してあげてね」

 ギルマスは、どこか安心したような顔で次々と対応を決めていきました。
 なんだかんだ優しいおじさんです。

「はい! 頑張って下さいねギルマス!」

 この後ランクアップしたトンボさんがとんでもない事を次々起こすのですが、それはまたいずれ。
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