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第一部
第20話 衝撃のカーテシー!☆
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「どうしよう、何を言ったらいいのかしら……」
「大丈夫です、お嬢様。誰もお嬢様の挨拶に期待はしてません。はい、お飲み下さいませ」
「そうね……」
夜会、当日。
ゲンメ公の控え室でウロウロ行ったり来たり、落ち着かない私にルーチェがお茶を淹れてくれた。
「ところで、あれは持ってきてくれた?」
「はい、50部ほどですが」
「どこまで効果あるかしら。気づいてもらえるといいけど」
「取り敢えず、各控え室や談話室に置いてきました。版元がエスト公ですから、まず怪しまれないとは思いますけど…」
無事、誌面にはとりあげてもらえた。
ミスターユッカからの返信は人柄通り、一般的な穏やかな忠告だった。
『……私に相談して下さってありがとう。女性同士のお付き合いは、私ではわからないところがありますが、恋情がはいると男女問わず複雑なことになるものです。
トラブルになりそうな時は一人で解決しようとせず、周囲の人と相談されるのが一番かと思います。私が何かリエージュさんのためにできることがあると良いのですが。
貴女の思いが届いて誰も傷つかないよう、祈ってます』
くぅ~っ。
何か私にできることって……。
ミスターユッカからのワードが嬉しい。もうここでとりあげてもらえたから充分よっ。
あとは、これを会場にばらまいて、話題にしてもらうor当人たちに気づいてもらえば目的達成ね。
まぁ夜会で直接、ヴィンセント様かアルルに会えればいいけど、会う前に蛇姫が罠をかけていたらアウトだもの。
会ってプライベートな会話が出来るかも微妙だし。
どうやったかは知らないけど、事前に銀の公子みたいに捕まえられてしまったら、蛇姫の餌食になっちゃう……。
「そろそろ時間ですよ。お嬢様」
ルーチェに背中を押されて、夜会の会場へ移動した。
※※※
夜会の会場は楽士の奏でる明るい音楽につつまれ、人工の灯りがぼんやりと幻想的に光り、季節の花々で綺麗に飾られていた。
大公宮では2番目の大きさの広間が開放され、中庭に面した扉が開かれて、綺麗に手入れされた庭の広場に美味しそうな料理が盛られた机が設置されている。
とても華やかな雰囲気に満ち溢れ、また着飾った人の多さに気圧され、私は思わず足がすくんだ。
ゲンメの野菜畑ではこうもいかないわね……。
田舎者丸出しな感じで、やたらキョロキョロしてしまい、我ながら不審人物……。
だって、こないだ学園のパーティーは行ったけど所詮、良いところの子女の集まりに過ぎない内輪のパーティーだった。
こんな国の偉い人が沢山集まるようなところは、あの会議以来初めてなんだもの。
あ、今日はPTAスーツじゃないよ。
流石にルーチェに止められたの。
会場内では誰もそんな格好はしてなかったから、今回は本当に着てこなくて良かったわ。
今日はちゃんとドレスを着用。
まぁ、何にも飾りもふわふわもしてない、そこらの軍服や礼服よりも遥かに地味なストンとしたシンプルなドレスだけど、いいの。
予定通り、モンチッチ路線を目指して今日は乗り込んできたんだから。
思いきって髪の毛もバッサリショートにしちゃったわ。
どうせ、毛先痛みまくってたし。軽くて快適。
食生活もマルサネの肉と脂だらけの食事から、野菜中心のさっぱり志向に変わったせいか、流石十代、肌も艶々になってきた。
マルサネを猿姫からモンチッチ化計画は順調、順調。ちょっとは見れるようになってきたと思うのね。
ルーチェは毎日見てるから何も言わないけど、時々会ってるだけの人は「?!」となるから、きっと変化が多少はあるにちがいない。
あ、エスト大公の挨拶が始まった。
相変わらず、大公の声は低音のぐっとくるエエ声ね。
……こないだも思ったけど、どこかで聞いたことがあるような声なのは、やっぱり声優さんの声に似てるからだろうか。
大公から回復祝いの宴に対する謝辞があり、宴は始まった。
私が怖れていた四公の挨拶はこれから。
四公が大公の前に並ぶ。
カルゾ女公ソーヴェ様をエスコートしてきたのは金の公子……あら?アルルがいない。ヴィンセント様がてっきりエスコートしてくると思ったのに。
すでに蛇姫に捕らわれたのではないかと不安がよぎるが、ヴィンセント様の表情がそれにしては落ち着いているのを見て、多分大丈夫と自分を納得させる。
私が動揺してる間に蛇姫が進み出て、イスキア公の名代として挨拶をした。ゲンメ公の名代である私も後ろからくっついて、見よう見まねでカーテシーをする。
これが、本当の猿真似よ。知らんけど、こんな感じ?
片足を斜め後ろの内側に下げ、もう片膝を軽く曲げて背筋を伸ばして頭を下げる。
くっ、こんな格好したことないからバランスがっ。なんとか転ばずにできただけ、褒めて欲しいわ……。
「まさか……!猿姫……マルサネ様がカーテシーだって?」
「ありえないものを見たわ!」
「あの、病気の噂は本当だったのね……」
「なんか、雰囲気変わってない?髪型と衣装のせいかしら?」
会場がざわついたようだが、そんなに珍しいもんだった?本当に今までの普段のマルサネって一体…?
ソーヴェ様が爽やかに御礼を述べられ、蛇姫カルドンヌは腐っても公女。口調は相変わらずねっちょりだが、「御二人の元気なお姿が拝見できてユッカの民も喜んでおりましょう」なんてシャアとシャアと口上を述べる。
今回の騒ぎの元の刺客を差し向けたの、イスキア家じゃないの?先日、水軍まで差し向けようとしてたのに、張本人が被害者の回復の宴によくも堂々と出てこれるわね。
あぁ、逆か。エスト大公がわざとイスキア家を招待したのかもしれないわ。
なんて、思ってるうちに私の番になっちゃったわ!
あ、頭真っ白……。
私、律子は昔から人前に出ると緊張で思わず貧乏揺すりや変顔しちゃう、あがり症なのよ~!
あ、きたきた。カタカタするぅ~。
「大丈夫です、お嬢様。誰もお嬢様の挨拶に期待はしてません。はい、お飲み下さいませ」
「そうね……」
夜会、当日。
ゲンメ公の控え室でウロウロ行ったり来たり、落ち着かない私にルーチェがお茶を淹れてくれた。
「ところで、あれは持ってきてくれた?」
「はい、50部ほどですが」
「どこまで効果あるかしら。気づいてもらえるといいけど」
「取り敢えず、各控え室や談話室に置いてきました。版元がエスト公ですから、まず怪しまれないとは思いますけど…」
無事、誌面にはとりあげてもらえた。
ミスターユッカからの返信は人柄通り、一般的な穏やかな忠告だった。
『……私に相談して下さってありがとう。女性同士のお付き合いは、私ではわからないところがありますが、恋情がはいると男女問わず複雑なことになるものです。
トラブルになりそうな時は一人で解決しようとせず、周囲の人と相談されるのが一番かと思います。私が何かリエージュさんのためにできることがあると良いのですが。
貴女の思いが届いて誰も傷つかないよう、祈ってます』
くぅ~っ。
何か私にできることって……。
ミスターユッカからのワードが嬉しい。もうここでとりあげてもらえたから充分よっ。
あとは、これを会場にばらまいて、話題にしてもらうor当人たちに気づいてもらえば目的達成ね。
まぁ夜会で直接、ヴィンセント様かアルルに会えればいいけど、会う前に蛇姫が罠をかけていたらアウトだもの。
会ってプライベートな会話が出来るかも微妙だし。
どうやったかは知らないけど、事前に銀の公子みたいに捕まえられてしまったら、蛇姫の餌食になっちゃう……。
「そろそろ時間ですよ。お嬢様」
ルーチェに背中を押されて、夜会の会場へ移動した。
※※※
夜会の会場は楽士の奏でる明るい音楽につつまれ、人工の灯りがぼんやりと幻想的に光り、季節の花々で綺麗に飾られていた。
大公宮では2番目の大きさの広間が開放され、中庭に面した扉が開かれて、綺麗に手入れされた庭の広場に美味しそうな料理が盛られた机が設置されている。
とても華やかな雰囲気に満ち溢れ、また着飾った人の多さに気圧され、私は思わず足がすくんだ。
ゲンメの野菜畑ではこうもいかないわね……。
田舎者丸出しな感じで、やたらキョロキョロしてしまい、我ながら不審人物……。
だって、こないだ学園のパーティーは行ったけど所詮、良いところの子女の集まりに過ぎない内輪のパーティーだった。
こんな国の偉い人が沢山集まるようなところは、あの会議以来初めてなんだもの。
あ、今日はPTAスーツじゃないよ。
流石にルーチェに止められたの。
会場内では誰もそんな格好はしてなかったから、今回は本当に着てこなくて良かったわ。
今日はちゃんとドレスを着用。
まぁ、何にも飾りもふわふわもしてない、そこらの軍服や礼服よりも遥かに地味なストンとしたシンプルなドレスだけど、いいの。
予定通り、モンチッチ路線を目指して今日は乗り込んできたんだから。
思いきって髪の毛もバッサリショートにしちゃったわ。
どうせ、毛先痛みまくってたし。軽くて快適。
食生活もマルサネの肉と脂だらけの食事から、野菜中心のさっぱり志向に変わったせいか、流石十代、肌も艶々になってきた。
マルサネを猿姫からモンチッチ化計画は順調、順調。ちょっとは見れるようになってきたと思うのね。
ルーチェは毎日見てるから何も言わないけど、時々会ってるだけの人は「?!」となるから、きっと変化が多少はあるにちがいない。
あ、エスト大公の挨拶が始まった。
相変わらず、大公の声は低音のぐっとくるエエ声ね。
……こないだも思ったけど、どこかで聞いたことがあるような声なのは、やっぱり声優さんの声に似てるからだろうか。
大公から回復祝いの宴に対する謝辞があり、宴は始まった。
私が怖れていた四公の挨拶はこれから。
四公が大公の前に並ぶ。
カルゾ女公ソーヴェ様をエスコートしてきたのは金の公子……あら?アルルがいない。ヴィンセント様がてっきりエスコートしてくると思ったのに。
すでに蛇姫に捕らわれたのではないかと不安がよぎるが、ヴィンセント様の表情がそれにしては落ち着いているのを見て、多分大丈夫と自分を納得させる。
私が動揺してる間に蛇姫が進み出て、イスキア公の名代として挨拶をした。ゲンメ公の名代である私も後ろからくっついて、見よう見まねでカーテシーをする。
これが、本当の猿真似よ。知らんけど、こんな感じ?
片足を斜め後ろの内側に下げ、もう片膝を軽く曲げて背筋を伸ばして頭を下げる。
くっ、こんな格好したことないからバランスがっ。なんとか転ばずにできただけ、褒めて欲しいわ……。
「まさか……!猿姫……マルサネ様がカーテシーだって?」
「ありえないものを見たわ!」
「あの、病気の噂は本当だったのね……」
「なんか、雰囲気変わってない?髪型と衣装のせいかしら?」
会場がざわついたようだが、そんなに珍しいもんだった?本当に今までの普段のマルサネって一体…?
ソーヴェ様が爽やかに御礼を述べられ、蛇姫カルドンヌは腐っても公女。口調は相変わらずねっちょりだが、「御二人の元気なお姿が拝見できてユッカの民も喜んでおりましょう」なんてシャアとシャアと口上を述べる。
今回の騒ぎの元の刺客を差し向けたの、イスキア家じゃないの?先日、水軍まで差し向けようとしてたのに、張本人が被害者の回復の宴によくも堂々と出てこれるわね。
あぁ、逆か。エスト大公がわざとイスキア家を招待したのかもしれないわ。
なんて、思ってるうちに私の番になっちゃったわ!
あ、頭真っ白……。
私、律子は昔から人前に出ると緊張で思わず貧乏揺すりや変顔しちゃう、あがり症なのよ~!
あ、きたきた。カタカタするぅ~。
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