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15章 燃え尽きた松明
8-2
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「ふわぁ……ぁあ。朝かぁ」
俺はあくびをしながら、毛布から起き上がった。うぅぅ、山の上だから、結構冷えるな。滝のそばで野営したから、そのせいもあるかも。
俺は寝ぼけた頭を軽く振ると、仲間を探した。あれ?珍しいな、みんないないぞ。よく辺りを見渡すと、ここからそう遠くない岩の上にフランを見つけた。さらに川岸の石にウィルが腰かけて、祈りを捧げている。今日は各々で夜を過ごしていたみたいだな。
「てことは、残りのみんなもどっかにいるのか……ん?」
なんだろう……滝つぼの中で、何かがゆらゆらと動いているような……俺は滝のそばに近寄って、中を覗いてみた。ザザァー!
「わあぁ!?」
た、滝からお化けが!長い黒髪を体に絡みつかせた幽霊が、ぽたぽた水を垂らしながら姿を現した。驚いた俺は、後ろに下がろうとしたところで小石を踏んづけ、滑ってひっくり返ってしまった。どしーん!
「つぅ~……」
「なぁにぃ?どうしたの……」
ライラが目をこすりながら起き上がった。寝ぼけ眼のライラと転んだ俺の目が合い、さらにその目がびしょ濡れの幽霊へとそそがれる。ライラの顔が、一瞬で青くなった。
「ひっ」
「……ちょっと。何驚いてんのよ」
え?ずぶ濡れお化けが話しかけてきた……?
「あれ?お前、アルルカ?」
「そうよ。キキキッ、なに腰抜かしてんの」
髪をバサッとかき上げる。お化けの正体は、素っ裸のアルルカだった。な、なんだぁ。いやだとしてもおかしいぞ。
「お前、何やってんだ?寝ぼけて水に落っこちたのか?」
「あたしはカエルかっての。水浴びしてたら、あんたが勝手に驚いただけよ。ばーか」
ああ、水浴び……普通の水浴びは滝つぼに沈まないだろうと思うけど、こいつは不死身のヴァンパイア。常識なんか通用しないか。
「まあ、化け物じゃなくてよかった。だってさ、ライ……」
「ジラソーレ!」
え?シュゴウ!っと火の玉が燃え、俺の鼻先を猛スピードで掠め飛んで行く。寝ぼけていたライラは、俺たちの話を一ミリも聞いていなかった。
「え?ぎゃあああ!」
チュドーン。騒がしい音に、山から一斉に鳥たちが飛び立った……
「ほんっっっっっっっと、あり得ないわ!」
チリチリコゲコゲになったアルルカが、手をわなわなさせながら吠えた。俺はそんなアルルカをなだめて、胸の上に右手を置く。
「ほら、今治すから。大人しくしててくれ」
「んっとに……いつか絶対仕返ししてやるんだから……」
アルルカはまだぶつぶつ言っていたが、俺は構わず“ファズ”の呪文を唱えた。俺の右手が一瞬だけぶれ、アルルカが元通りの姿になる。
「あ、アルルカさん……朝から、災難でした、ね……」
ウィルは笑いをこらえようとして、声が震えている。アルルカはウィルに向かって牙を剥いて唸った。
「さあさあ、そろそろ出発するぞ。アルルカも、いつまでも不貞腐れてんなって。失敗は誰にでもあるんだしさ」
俺は朝食のパンと、野イチゴを食べ終え、腰を上げた。野イチゴはエラゼムが山で摘んできてくれたんだ。甘酸っぱい味は、朝の目覚めにちょうどいい。
「ほんじゃアルア、今日も道案内、頼むな」
「……ええ」
あれ?アルアのやつ、なんだがぼーっとしているな。寝不足なのか?しっかり馬には乗っていたから、大丈夫だとは思うけれど。
昨日までで山頂まで登っていたから、今日は下り道だ。そこまで高い山じゃないので、今日中にはふもとに下りられるだろう。
「ヒルコの町は、ふもとのそばです。ここを下ってしまえば、もうすぐでしょう」
先を行くアルアがそう教えてくれる。てことは、アルアとの旅もそろそろ終わりだな。
ノロに同行を言い渡された時はどうなることかと思ったけど、実際どうなっちゃうんだってことばかり起こったなぁ。闇討ち、ダイダラボッチ、アルアとプリメラ母娘……思いがけず、アルアという娘を深く知ることになってしまった。
(けど、結果オーライだよな)
前と今とでは、アルアをまっすぐに見れるようになった気がする。まぁだからって、アルアと仲良くなれたわけじゃないんだけどさ。どちらかといえば、自分を嫌ってくる相手の正体が分かったことが、俺に安心感を与えていた。得体のしれない悪意よりは、得体の知れた悪意の方がマシってことだ。
(誰にでも、好きになってもらえるわけじゃない)
それはこの世界に来てから、ずーっと感じてきたことだった。モンロービルの村民なんかは、いまだに俺を悪の勇者だと思っていることだろう。そういや、フランのばあちゃんは元気にしているかな……
と、俺がぼんやり考えていた時だった。
「止まってください!」
うおっ。前方を行くアルアが急停止した。アルアの馬が不満げにいななく。エラゼムもストームスティードを止めた。
「な、なんだ?」
「どうやら、行く手に何者かがおるようです……むっ、あれは!」
エラゼムのこの反応。只者じゃなさそうだぞ。俺の知る中で、只者じゃない奴っていったら……?
「やぁやぁ。久しぶり。二の国の勇者ご一行くん」
ああ!?この声は!俺は首を伸ばして、行く手に立つ人物を見た。
「てめぇ、マスカレード!」
銀色の仮面を付けたそいつは、山道をふさぐようにど真ん中に立っていた。俺はすぐに叫ぶ。
「アルア、引け!そいつはヤバいぞ!」
俺の忠告に、アルアは素直に従った。馬を走らせ、俺たちのそばに来る。俺を信用したというよりは、マスカレードの危険さを感じ取ったんだろう。アルアも口を引き結んで、緊張しているようだから。
「マスカレード……!確か、シェオル島にも現れたんですよね」
肩に掴まるウィルが、緊張して息をひそめる。フランとロウランもそばに固まった。アルルカは飛んだままだが、あいつの魔法の特性を考えれば、そのままの方がいいだろう。
とりあえず仲間が集結したところで、俺は奴に向かって叫んだ。
「お前、今度は何しに来た!こんなとこで道草食ってていいのかよ!」
「それはこっちの台詞だよ、まったく。なんで君こそこんなところにいるんだい?」
あん?あいつ、何言ってるんだ?
「お前、俺たちを追ってきたんじゃないのか?」
「そうだよ、君に会いに行こうと思った。けどね、まさかこんな山奥にいるとは思っていなかったんだよ。なんで君、戦場に向かってないの?」
「ああ?戦場?」
「教えてあげたじゃないか。戦争が始まるって。まさか、忘れたわけじゃないだろ?」
ああ、そういやこいつが、魔王との戦争が再会する報せを持ってきたんだった。
「おあいにくだな、俺はとっくに勇者をやめてんだ。戦争になんて行かねーよ」
「は?勇者はやーめたってやめれるもんじゃないよ?ああ、君が勝手にそう言ってるだけか」
「ふんっ。自分のことは自分で決めるだけだ」
俺とマスカレードが話をしている傍ら、アルアはエラゼムにささやいて、どういう関係か訊ねていた。俺たちが親し気に見えたのだろうか?だとしたら大間違いだ。今この時も、俺の手のひらは汗でびっちょり濡れている。
「でもねえ、勇者くん。そんなこと言ってると、今に後悔するかもしれないよ?」
「後悔だと?」
「そうさ。なんたって……」
そこまで奴が言った時だ。
バリバリ、メキメキと音がして、道のわきに生えている木が揺れた。うわ、倒れてくるぞ!木はちょうど、マスカレードがいるあたりにズズンと倒れ込んだ。残念ながら、マスカレードはひょいとかわしてしまったが。奴が鋭く叫ぶ。
「誰だ!」
「はて、前回は名乗ったかな。忘れてしまったが、改めて名乗るつもりもない」
え?だ、誰の声だ?女の声のようだが……それに、どっかで聞き覚えもあるような……?
「っ!この声!」
フランが目を見開いた。心当たりが?
やがて茂みが揺れて、そこから全身真っ黒な革服に身を包んだ、細身の女が現れた。
「あっ!あんたは!」
黒衣の女旅人。間違いない、ペトラだ!
つづく
====================
読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
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「ふわぁ……ぁあ。朝かぁ」
俺はあくびをしながら、毛布から起き上がった。うぅぅ、山の上だから、結構冷えるな。滝のそばで野営したから、そのせいもあるかも。
俺は寝ぼけた頭を軽く振ると、仲間を探した。あれ?珍しいな、みんないないぞ。よく辺りを見渡すと、ここからそう遠くない岩の上にフランを見つけた。さらに川岸の石にウィルが腰かけて、祈りを捧げている。今日は各々で夜を過ごしていたみたいだな。
「てことは、残りのみんなもどっかにいるのか……ん?」
なんだろう……滝つぼの中で、何かがゆらゆらと動いているような……俺は滝のそばに近寄って、中を覗いてみた。ザザァー!
「わあぁ!?」
た、滝からお化けが!長い黒髪を体に絡みつかせた幽霊が、ぽたぽた水を垂らしながら姿を現した。驚いた俺は、後ろに下がろうとしたところで小石を踏んづけ、滑ってひっくり返ってしまった。どしーん!
「つぅ~……」
「なぁにぃ?どうしたの……」
ライラが目をこすりながら起き上がった。寝ぼけ眼のライラと転んだ俺の目が合い、さらにその目がびしょ濡れの幽霊へとそそがれる。ライラの顔が、一瞬で青くなった。
「ひっ」
「……ちょっと。何驚いてんのよ」
え?ずぶ濡れお化けが話しかけてきた……?
「あれ?お前、アルルカ?」
「そうよ。キキキッ、なに腰抜かしてんの」
髪をバサッとかき上げる。お化けの正体は、素っ裸のアルルカだった。な、なんだぁ。いやだとしてもおかしいぞ。
「お前、何やってんだ?寝ぼけて水に落っこちたのか?」
「あたしはカエルかっての。水浴びしてたら、あんたが勝手に驚いただけよ。ばーか」
ああ、水浴び……普通の水浴びは滝つぼに沈まないだろうと思うけど、こいつは不死身のヴァンパイア。常識なんか通用しないか。
「まあ、化け物じゃなくてよかった。だってさ、ライ……」
「ジラソーレ!」
え?シュゴウ!っと火の玉が燃え、俺の鼻先を猛スピードで掠め飛んで行く。寝ぼけていたライラは、俺たちの話を一ミリも聞いていなかった。
「え?ぎゃあああ!」
チュドーン。騒がしい音に、山から一斉に鳥たちが飛び立った……
「ほんっっっっっっっと、あり得ないわ!」
チリチリコゲコゲになったアルルカが、手をわなわなさせながら吠えた。俺はそんなアルルカをなだめて、胸の上に右手を置く。
「ほら、今治すから。大人しくしててくれ」
「んっとに……いつか絶対仕返ししてやるんだから……」
アルルカはまだぶつぶつ言っていたが、俺は構わず“ファズ”の呪文を唱えた。俺の右手が一瞬だけぶれ、アルルカが元通りの姿になる。
「あ、アルルカさん……朝から、災難でした、ね……」
ウィルは笑いをこらえようとして、声が震えている。アルルカはウィルに向かって牙を剥いて唸った。
「さあさあ、そろそろ出発するぞ。アルルカも、いつまでも不貞腐れてんなって。失敗は誰にでもあるんだしさ」
俺は朝食のパンと、野イチゴを食べ終え、腰を上げた。野イチゴはエラゼムが山で摘んできてくれたんだ。甘酸っぱい味は、朝の目覚めにちょうどいい。
「ほんじゃアルア、今日も道案内、頼むな」
「……ええ」
あれ?アルアのやつ、なんだがぼーっとしているな。寝不足なのか?しっかり馬には乗っていたから、大丈夫だとは思うけれど。
昨日までで山頂まで登っていたから、今日は下り道だ。そこまで高い山じゃないので、今日中にはふもとに下りられるだろう。
「ヒルコの町は、ふもとのそばです。ここを下ってしまえば、もうすぐでしょう」
先を行くアルアがそう教えてくれる。てことは、アルアとの旅もそろそろ終わりだな。
ノロに同行を言い渡された時はどうなることかと思ったけど、実際どうなっちゃうんだってことばかり起こったなぁ。闇討ち、ダイダラボッチ、アルアとプリメラ母娘……思いがけず、アルアという娘を深く知ることになってしまった。
(けど、結果オーライだよな)
前と今とでは、アルアをまっすぐに見れるようになった気がする。まぁだからって、アルアと仲良くなれたわけじゃないんだけどさ。どちらかといえば、自分を嫌ってくる相手の正体が分かったことが、俺に安心感を与えていた。得体のしれない悪意よりは、得体の知れた悪意の方がマシってことだ。
(誰にでも、好きになってもらえるわけじゃない)
それはこの世界に来てから、ずーっと感じてきたことだった。モンロービルの村民なんかは、いまだに俺を悪の勇者だと思っていることだろう。そういや、フランのばあちゃんは元気にしているかな……
と、俺がぼんやり考えていた時だった。
「止まってください!」
うおっ。前方を行くアルアが急停止した。アルアの馬が不満げにいななく。エラゼムもストームスティードを止めた。
「な、なんだ?」
「どうやら、行く手に何者かがおるようです……むっ、あれは!」
エラゼムのこの反応。只者じゃなさそうだぞ。俺の知る中で、只者じゃない奴っていったら……?
「やぁやぁ。久しぶり。二の国の勇者ご一行くん」
ああ!?この声は!俺は首を伸ばして、行く手に立つ人物を見た。
「てめぇ、マスカレード!」
銀色の仮面を付けたそいつは、山道をふさぐようにど真ん中に立っていた。俺はすぐに叫ぶ。
「アルア、引け!そいつはヤバいぞ!」
俺の忠告に、アルアは素直に従った。馬を走らせ、俺たちのそばに来る。俺を信用したというよりは、マスカレードの危険さを感じ取ったんだろう。アルアも口を引き結んで、緊張しているようだから。
「マスカレード……!確か、シェオル島にも現れたんですよね」
肩に掴まるウィルが、緊張して息をひそめる。フランとロウランもそばに固まった。アルルカは飛んだままだが、あいつの魔法の特性を考えれば、そのままの方がいいだろう。
とりあえず仲間が集結したところで、俺は奴に向かって叫んだ。
「お前、今度は何しに来た!こんなとこで道草食ってていいのかよ!」
「それはこっちの台詞だよ、まったく。なんで君こそこんなところにいるんだい?」
あん?あいつ、何言ってるんだ?
「お前、俺たちを追ってきたんじゃないのか?」
「そうだよ、君に会いに行こうと思った。けどね、まさかこんな山奥にいるとは思っていなかったんだよ。なんで君、戦場に向かってないの?」
「ああ?戦場?」
「教えてあげたじゃないか。戦争が始まるって。まさか、忘れたわけじゃないだろ?」
ああ、そういやこいつが、魔王との戦争が再会する報せを持ってきたんだった。
「おあいにくだな、俺はとっくに勇者をやめてんだ。戦争になんて行かねーよ」
「は?勇者はやーめたってやめれるもんじゃないよ?ああ、君が勝手にそう言ってるだけか」
「ふんっ。自分のことは自分で決めるだけだ」
俺とマスカレードが話をしている傍ら、アルアはエラゼムにささやいて、どういう関係か訊ねていた。俺たちが親し気に見えたのだろうか?だとしたら大間違いだ。今この時も、俺の手のひらは汗でびっちょり濡れている。
「でもねえ、勇者くん。そんなこと言ってると、今に後悔するかもしれないよ?」
「後悔だと?」
「そうさ。なんたって……」
そこまで奴が言った時だ。
バリバリ、メキメキと音がして、道のわきに生えている木が揺れた。うわ、倒れてくるぞ!木はちょうど、マスカレードがいるあたりにズズンと倒れ込んだ。残念ながら、マスカレードはひょいとかわしてしまったが。奴が鋭く叫ぶ。
「誰だ!」
「はて、前回は名乗ったかな。忘れてしまったが、改めて名乗るつもりもない」
え?だ、誰の声だ?女の声のようだが……それに、どっかで聞き覚えもあるような……?
「っ!この声!」
フランが目を見開いた。心当たりが?
やがて茂みが揺れて、そこから全身真っ黒な革服に身を包んだ、細身の女が現れた。
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