じゃあ俺、死霊術《ネクロマンス》で世界の第三勢力になるわ。

万怒 羅豪羅

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16章 奪われた姫君

11-1 原野

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11-1 原野

行軍は翌朝、再開されることとなった。
俺は朝飯の重湯をかき込んでから、列の端っこに加わる。一夜明けて、ロウランは目元が少し腫れているものの、いつも通りに戻っていた。
昨朝と同じく、本軍は待機、先遣隊として俺たちや重装兵、魔術師たちが進軍することとなる。だが今度は、もっと厳重かつ慎重に、隊の編成が見直されていた。重装兵が前だけでなく左右にも配備され、さらに後方部隊の一部は背後の索敵に集中するように、配置を変更したのだ。

「奇襲が相当応えたみたいだな」

「でもさ、怪我した人はいても、死んだ人はいなかったんだよね?怖がりすぎじゃないかなぁ」

「仕方ないですよ。私だって、少し怖いですから。幽霊の私よりも、命ある兵士の皆さんの方が、何倍も怖い思いをしたはずです」

転ばぬ先の杖とも言う。警戒しすぎくらいでちょうどいいだろう。
先遣隊と俺たちは、再び山と山の間を進んでいく。ほどなくして、昨日襲撃を受けた峡谷へと到達した。

「……」

周囲の兵士たちに、明らかな緊張が走る。俺たちも気付いたら押し黙っていて、周囲の山々に目を向けてしまっていた。怪しい影はないか?何かが動く気配はしないか……
しかし。警戒とは裏腹に、谷はいたって静かだ。結局何も起こらないまま、俺たちは無事に峡谷を抜けきった。

「なんだ?やっぱり、ただの脅しだったのかな」

「油断しないで。まだこの先もあるんだから」

はいはい。気を抜くのは、無事に本隊と合流してからだ。
峡谷を抜けると、一気に緑が増えてきた。砂漠の乾いた風は、谷の奥にまでは届かないらしい。砂地は土に変わり、背の低い草がまばらに生える原野へと変わった。そこをしばらく進むと、目的地が見えてきた。
魔王軍の前哨基地は、その原野のただなかにあった。

「あれが、敵の基地……」

建物と言うより、天然のほら穴に近い。土が盛り上がって大きな塚となり、所々に窓や門、換気用の煙突やらが取り付けられている。かまくらの土バージョンって感じだろうか。遠く離れたここからだと、それと知らなければ、ちょっと小高い丘にしか見えないだろう。

「この後、どうするんでしょう?あの中に攻め込むんでしょうか……」

「どうだろうな。突入するのか、それとも本隊を待つのか……それに、また罠が仕掛けられてるかも」

うかつに近づくのは危険だと思うが、果たして……やがて、前列にいた兵士たちが動いて、脇にのけた。そして後列の魔術師たちが前へ出て行く。魔法を?
しばらくすると……

ヒュヒュヒュヒューン!

うわっ!魔術師たちが、一斉に魔法を放った。様々な色の光線が混じり合いながら飛んで行き、前哨基地を直撃する。

ダダダダーン!グググ……ドガガーン!

じ、地面が揺れている!魔法が当たった衝撃音の後、一瞬の間をおいて、基地がぶっ飛んだのだ。地鳴りを起こすほどの大きな爆発。吹き上がった土砂が雨のように降り注いでいる。小石がいくつかこっちにまで飛んできて、何人かの兵士は悲鳴を上げて伏せていた。

「す、すごい威力だな……一体どんな魔法を使ったんだ」

「ううん。あれ、まほーじゃないよ」

へ?俺は目を丸くして、ライラを見る。普段のライラなら怖がって俺の陰に隠れそうなものだが、今はとても落ち着いて見える。何かを感じ取っているようだ。

「ライラ、魔法じゃないって、じゃあ一体なんなんだ?」

「あ、ううん。さっきの光線はまほーだよ。でも、あのまほーじゃ、あそこまでの威力は出ないはずなんだ」

「え?てことは……魔法だけじゃなくて、基地そのものも爆発した?」

ライラはこくりとうなずいた。魔法の天才の彼女が、ここまで断言するってことは、間違いないだろう。それなら、あの基地にもし足を踏み入れていたら……

「マジかよ……」

基地一つを、丸ごとトラップにするなんて……魔王ってのはその名の通り、ずいぶんとデタラメな戦い方がお好みらしい。
しかしこれで、魔王軍が前哨基地を放棄したことが明らかとなった。なにせ、木っ端みじんに吹き飛んだんだからな。なかなかに衝撃的だったが、結果だけ見れば、戦線を押し上げることに成功したわけだ。先遣隊の指揮官もそう判断したのか、伝書鳥を飛ばし、本隊に伝えたらしい。数時間後、本隊の大行列が、俺たちに合流した。

「そんじゃ、いよいよ本格的な進軍だな。あれ?そう言えば、こっから先は魔王の城を目指すんだよな?でも、城ってどこにあるんだ?」

いまさらながら気付いた俺は、みんなに訊ねてみた。が、みんな首をかしげている。……みんな肝心なことを知らずに、ここまで来てたのか。リンと、アニが呆れたように揺れる。

『……ここよりさらに西に、一千バイキュビットほど向かった先です。おおよそギネンベルナを端から端まで行けるくらいですね』

ひゃー!そんなに……いや、魔王の大陸は人間のそれより何倍も広いって言うじゃないか。それなら、むしろマシな方か。

「にしても、ずいぶん先だな……」

フィドラーズグリーン戦線に着くまでは、いよいよ魔王の国だ!なんて思っていたのに。まだまだ序の口じゃないか。

「こりゃあ、長旅になりそうだぞ」



一方、その頃。
人類連合軍よりはるか西。魔王の居城にて、二の国の王女ロアは、うつ伏せになり、床にぴったりと耳をくっつけていた。というのも、先ほどから階下で、何やら騒がしい音が聞こえるからだ。

「大勢の、足音……?」

ここは監獄のはずだが、とロアは考える。となれば、移動しているのは囚人たちだ。自分と同じように、魔王軍によって連れ去られてきた人たちだろう。しかし、なぜ移動を?

「なにかをするつもりなのか?捕虜を使って、一体何を……」

「……何をしているのですか?」

ロアはうつ伏せにもかかわらず、思わず跳ね上がった。そして床に体をぶつけて呻いた。だがすぐに、ばばっと体を起こす。

「だ、誰だ?一体いつから……」

ロアの牢屋の前に立っているのは、一見すると人間の女性のようだが、れっきとした魔物、モンスターだ。なぜなら、肌は赤味がかった褐色で、額には二本の角、だぼついたローブのような服から覗く足下には、鞭のような尾が見えているからだ。
その魔物は、努めて落ち着いた……いや、少しだけ呆れた顔をしている。

「つい先ほどです。いちおう、お声がけしたつもりだったのですけれど。それよりも、一国の女王ともあろう方が、床に這いつくばっているのはどうなのでしょう」

「なっ」

ロアは顔が赤くなるのを感じた。言い返してやりたかったが、それでは盗み聞きしていたことを白状することになってしまう。それはまずい。結果的に、ロアはぐっと歯噛みするしかなかった。

「まあ、それはいいです。本日の要件は……っと、失礼。まだ名前を名乗っていませんでした」

魔物の女は背筋をぴしっと伸ばすと、きれいな角度でお辞儀をした。

「わたくしはドルトヒェンと申します。あなた方の管理を任されている者です」

ロアはじっと、その魔物の頭を見つめていた。虜囚に対してこれほど丁寧なあいさつをすることも意外だったが、なぜだかロアには、この女に見覚えがあったのだ。

「……あなた方人間の礼儀作法では、名乗られたら名乗り返すものかと思っていましたが。わたくしの勘違いだったでしょうか」

「はっ。す、すまない。私はロア・オウンシス・ギネンベルナだ」

頭を上げたドルトヒェンに見据えられ、ロアは慌てて名乗ると、軽く膝を折ってあいさつする。が、すぐになんでそんなことする必要があるのかと思い直した。連れ去られて監獄にぶち込まれているのだから、いまさらあいさつを交わしてなんになると言うのか。

「そもそも、お前たちは私が誰かなど、とうに知っているだろう」

ドルトヒェンはあっさりとうなずいた。

「ええ、存じております。人間の王国、ギネンベルナの女王であらせられますね」

「ふんっ、ならば白々しいマネをするな。それに、私の記憶力を舐めないでもらおうか。私は一度、お前を見ているぞ。お前、私を誘拐した時に、私を抱えていた魔族であろう」

ロアははっきりと思い出した。目が覚めると、この女に横抱きにされて、空を飛んでいたのだ。その後すぐ、ロアは再び意識を失ってしまったが……

「おや、覚えておられましたか。あの時は間髪入れずに眠りのまじないを掛けたつもりでしたが」

「あのような体験、なかなか忘れられるものではないだろう。魔物に誘拐されるなど、おとぎ話の姫くらいしか経験せんことだ」

ロアの皮肉にも、ドルトヒェンは何の反応も示さなかった。

「失礼をお詫びいたします。改めまして、ギネンベルナ陛下、とお呼びすればよろしいでしょうか」

「……やめろ。檻に入れられた状態で敬われても、滑稽なだけだ」

「では、なんと」

「名前で呼べ、その方が短くて済む」

ドルトヒェンは、静かにうなずいた。

「では、ロア女王、と」

「はぁ……それでいい」

ロアはため息とともに、肩の力を抜いた。ずっと暖簾に腕押しでは、こちらが疲れるばかりだ。この女は少なくとも、あの勇者ファーストと名乗った男よりはまともに見える(魔物なのに、不思議な話だ)。もっとも、気を抜きすぎないように気を付けはするが。どんな風に見えても、所詮敵は敵だ。

「それで、私に何の用だ?」

「先ほどから騒がしくしていたのでお気づきかもしれませんが、現在、あなたがた人間の部屋割の変更を行っています」

「部屋割の変更?」

「はい。つきましては、ロア女王にもお部屋を移動していただきたく」

「ハッ。では、プール付きのスウィートにでも換えてもらおうか」

ロアの憎まれ口に、ドルトヒェンはしっぽの先すら動かさなかった。

「申し訳ありませんが、そのようなお部屋はご用意がございません」

「ちっ。大体、何がお部屋だ。素直に檻と言ったらどうだ?」

「否定は致しません。お好みとあらばそうしますが」

「いい、いい!しかし、なぜ今移動なのだ?それも、これほどの大人数を?」

ロアは髪をかき上げながら、イライラと訊ねた。捕虜を大勢動かすのは、魔王軍としても大きな手間なはずだ。ならば、よっぽどの事情があるのだろうか。

「そちらに関しましては、近日中に行われる催しに際しましての、事前準備となります」

「……催し?」

ここで舞踏会を想像するほど、ロアはのんきではなかった。婉曲に表現されているが、魔王はやはり、自分ロアたちを使って何かをする気なのだ。

「お前たちは、何を企んでいるのだ?」

「申し訳ありませんが、それをお伝えすることはできません」

「なら、私たちは何をさせられる?」

「お答えできません」

ドルトヒェンはあくまで表情を崩さない。ロアはどうにかして情報を引きずり出してやりたかったが、この魔物の鉄面皮を破ることは困難に思えた。

「……ならば、私たちは何をしてその時を待てばよいのだ。その日に救済されることを信じて、毎日神に祈れと?」

「そうしていただく分には構いません。ですが、協力して欲しいことが二つあります」

「なに?」

ドルトヒェンは、青紫色の爪の生えた指を、二本掲げて見せた。

「一つ目は先ほども申した通り、お部屋の移動です。申し訳ありませんが、お部屋のご希望に沿うことはできません。こちらの都合で決めさせていただきますので、相部屋にもなるかと存じますが、ご容赦を」

「ならば、もう一つはなんだ?」

「はい。少しお待ちください」

ドルトヒェンはそう断ると、かつかつと足音を残して、牢屋の前から消えた。ロアは檻に顔を近づけてみたが、ここからじゃ彼女がどこにいて何をしているのかは見えない。五分もしないうちに、足音が戻ってきた。

「お待たせいたしました。こちらをご覧いただきたいのですが」

そう言って彼女が掲げたのは、二着のドレスだった。ロアはぽかんとする。

「……ドレスにしか見えないのだが」

「それはなによりです。わたくしたち魔族は、あなた方人間の美意識を今一つ掴みかねていますので。では、このドレスの内、どちらがお好みでしょうか?」

「はぁ?」

ロアはいよいよ怪訝な顔をする。

「なんだ?綺麗にめかし込んでその日を待てと言うのか?ふざけるのも大概にしろ!」

「ふざけてはおりません。こちらは、催しの当日に着ていただく衣装となります。それが二つ目の要請です。この二着でご不満でしたら、別なものをご用意いたします」

どうやら、ドルトヒェンは本気のようだった。ロアはずいぶん悪趣味だ、と思った。死に装束を選ばされている気分になったのだ。

「……いらぬ。私はこのままでよい」

「申し訳ありませんが、それは承服しかねます。今のお召し物は、こちらへ移動する際に傷んでしまっています。お着替えは必須条件とお考え下さい」

ちっ、とロアは舌打ちする。乱暴な連れ方をしてきたのはそっちだろう。ロアはざっと一瞥して、ドルトヒェンが右手に持っている方、深い紺の夜空のようなドレスを指さした。

「承知いたしました。当日が迫りましたら、事前に仕立ての担当がお邪魔させていただきますので、その際はよろしくお願いいたします」

「……いつ頃になりそうなのだ、それは」

「詳細はお伝え出来ませんが、近日の予定です」

あまり先ではない、と。ロアの脳裏に、余命、という言葉がよぎった。

「ご協力ありがとうございました。そのほか、何かわたくしにご要望などございますでしょうか?」

ではここから出してくれと言いたかったが、ロアは無駄だと思い、やめた。仮に自分一人出たとしても、他の大勢の捕虜を見殺しにはできない。それにそもそも、この魔物が情にほだされるとも思えなかった。

「……特に無いようでしたら、わたくしは失礼させていただきます」

「待て。一つだけ聞かせろ」

立ち去ろうとしたドルトヒェンを、ロアが呼び止める。

「お前、魔王の正体を知っているのか?知った上で、お前たちはやつに仕えているのか?」

魔王の正体は、勇者ファースト……らしい。ロアはまだ信じ切れていなかったが、直属のしもべはどうなのだろう?
ドルトヒェンは、少しの間。沈黙した。

「……ええ。すべて、分かっています」

それだけ言い残すと、彼女は背を向け、牢屋を去っていった。



つづく
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読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。

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