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17章 再開の約束
7-2
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「ちっくしょう!撃ってきやがった!」
放たれた漆黒のビームは、地面にぶつかると爆発した。石の破片がそこかしこに飛び散り、もうもうと砂煙が起こる。
「あの球、砲台だったのか!?」
「砲台だろうがガラス玉だろうがどうでもいいでしょうが!重要なのは、あれはあたしたちの敵ってことよ!」
アルルカが翼を薙ぎ払うと、土煙が吹き飛んだ。
「バッカルコーン!」
ザシャアアァァア!大地を砕き、クリスタルのような氷柱が無数に突き出してくる。球状の浮遊砲台は、氷柱に一瞬で飲み込まれて見えなくなった。やった!と胸が躍ったのも束の間、次の瞬間、氷がみるみる溶けていくじゃないか。中からは、やはり無傷の砲台が現れた。
「ちぃっ。これでもダメとはね」
「まさか……あの球にも、城と同じバリアが!?」
「そう見たほうがよさそうよ。厄介なことになりそうね」
厄介だって?それどころか、相当マズいだろ!ヘルズニルを守る強力なバリアは、連合軍の一斉攻撃も防いだんだぞ。それと同じものが、あの砲台にも掛けられているのだとしたら……
「そうだ!魔法がダメなら、物理攻撃ならどうだ!?」
俺が言うが早いか、フランが背中の束を解き、投げ槍を一本握って駆け出した。助走をつけて、ぶん投げる。俊足と怪力によって恐ろしいほど加速した槍は、空を裂いて飛んで行く。
ガキン!メキメキ!
投げ槍は確かに直撃したが、砲台にぶつかった途端、バキバキとへし折れてしまった。砲台には、白い木の破片がいくつかくっついただけで、傷一つ付いていない。
「くっそ、そう都合よくはいかねーか!」
「あの守りを何とかしないと、一方的にやれれるだけだよ!」
言ったそばから、砲台が二発目のビームを撃ってきた。今度は、連合軍を狙っている!ビームが爆発し、悲鳴と、何人もの人が宙に放り上げられた。
「ああっ!そんな!」
「くそったれ、むざむざやられるわけにいくか!ライラ、あのバリア、どうにか破る方法はないのか!?」
ライラはこの戦闘の最中にも、大きな目をさらに大きく見開き、一心に敵の砲台を観察していた。ライラは深くうなずくと、核心を持った目で、俺を見つめ返す。
「ある!あの魔法盾は、マナの運動領域をゼロに固定することで、魔力の共振を強制的にシャットアウトしてるんだと思うの!
でも、マナを過剰飽和状態にして、デンシティフィールドの結合崩壊を誘発させれば……」
「……つまり、どうすればいいんだ!」
「まほーで攻撃し続ければいい!いつか、限界が来るはずだよ!」
最初からそう言ってくれ!俺は文句を言う代わりに、深く息を吸い込んだ。
「クラーーークッ!」
声の限りに叫ぶ。この騒ぎだ、ちゃんと聞こえればいいんだけど。
「とにかく、あいつを攻撃し続けろ!いつか破れる!」
ぜぇ、はぁ。くそ、のどがヒリヒリする。さあ、これであっちは任せよう。俺はかすれた声で指示を出す。
「みんな、そういうわけだから、とにかくアレを叩きまくってくれ……こほ」
「うん!」「分かりました!」
ウィルとライラ、そして返事はないがアルルカは、一斉に呪文の詠唱を始めた。一番手はやっぱり、早撃ちのアルルカだった。
「ヘイルギンコ!」
ピキキッ。彼女の周りの水分が凝固し、ゴルフボール大の氷になる。雹だ。アルルカが杖で指し示すと、雹はつぎつぎに飛んで、浮遊砲台を襲い始めた。
「この魔法、連射は効くけど、威力はないわ!あんたたち、後に続きなさい!遅れんじゃないわよ!」
アルルカは単発火力より、持続火力を重視したってことだな?俺も、それは正しい気がする。瞬間的な負荷を掛けても、あのバリアは破れない。でも、常に負荷をかけ続ければ、いつか必ず息切れするはず!
アルルカが先陣を切ってくれたおかげで、ウィルたちの準備時間は十分にあった。先に唱えたのはウィルだ。
「トリコデルマ!」
ウィルがロッドを旗のように振ると、ブワァー!真っ赤に燃える火の粉が、空気中に霧散する。続けてライラが叫ぶ。
「ウィンドローズ!」
ライラが両手を突き出すと、そこから強い風が吹き始めた。風は、ウィルの火の粉を乗せて、砲台の下へと運ぶ。そしてそこで渦を巻き始めた。
「あれは……火炎の竜巻!」
ウィルとライラのコンビネーション魔法だ!ウィルの高温の火の粉が、ライラの風に乗って竜巻となる。巻き上げられる空気によって、火の粉はさらに高温となり、ギラギラと赤い輝きを放つ。そこへさらに、アルルカが手を加えた。
「スノーフレーク!」
銀色に輝く冷気が、空高くへと昇っていった。一体何をする気だ?はるか上空へと舞い上がった冷気は、そこでとどまって、銀色の雲となった。するとにわかに、ライラが起こす風が強まったじゃないか。いや、それだけじゃなく……自然の風まで?
「この風……竜巻に吸い込まれてるのか?」
俺たちの後方からも、風がびゅうびゅうと吹き付けている。炎の竜巻が、周辺の空気を根こそぎ吸い込んでいるようだ。
(まさか……空気の温度差で、本当に竜巻を?)
アルルカのやつ、それを狙っていたのか?なんてやつだ、自然まで味方に付けるなんて!
紅蓮の竜巻に閉じ込められた浮遊砲台は、完全に姿が見えなくなった。だが、きっとあれは、あの中でも無傷のはずだ。バリアを破るまで、竜巻を維持し続けないといけない。それまでの間、大人しくしてくれるかどうかは……
バシュウッ!
「危ない!」
ロウランが金色の盾で、俺たちを包み込んだ。やっぱり、そうはいかないよな!砲台が放ってきたビームは、盾に当たって爆発する。グワーン!うわ、鼓膜が破けそうだ。この出来事にも、魔術師たちの集中は途切れなかった。だが、竜巻の勢いが衰えた気がする。完全に途切れはせずとも、意識にノイズが走ったに違いない。
「こんなの何度もやられたんじゃ、持たないぞ……!」
バリアが破れるまでに、あとどれくらいかかるのだろう?それまでに、何発のビームが飛んでくるのか。それに、ウィルたちの魔力も無尽蔵じゃない。集中が途切れるのが先か、魔力が尽きるのが先か……
その時。待ちに待った声が、連合軍の方で轟いた。
「コンタクト・ガルネーレ!」
バララララ!
紫色の電撃が、兵士たちの間から立ち昇った。クラークのやつだ!あいつ、トロトロしやがって!
その電撃は、空に昇る竜のように、激しくのたうちながら空へと伸びる。と、その電撃の先端が、手のように五本に分かれた。
「いけっ!」
紫の手は、ぐねぐねとねじ曲がりながら、炎の竜巻へと突っ込んだ。紅蓮の竜巻が紫電を帯び、ぼうっと光り輝く。だが、クラークの魔法は、そこで終わりじゃなかった。電撃は、クラークと繋がったままだ。あたかも彼の腕が伸びたかのように、竜巻の中の、おそらく浮遊砲台を掴んだまま、離れない。
「おおおおおおおお!」
クラークの気合がここまで聞こえてくる。それに応じるように、紫電も激しくのたうち、その輝きを増した。いかづちが絆となって、彼の魔力を、竜巻の中へと伝えている!
ピカッ!ビシャーン!チカッ、ガガーン!
何度もフラッシュがたかれ、その度に目の前が真っ白になる。竜巻は今や、真っ白に白熱して、光の竜巻と化していた。その中にときおり青い光がまたたくのが、砲台のバリアがまだ抵抗している証だった。だがじきに、それも終わりの時を迎える。
ビキッ。ビキビキ……バリィーン!
ガラスが砕けるけたたましい音と共に、竜巻が消え去った。クラークの電撃も、最後に一瞬明滅して、ふっと消える。俺の網膜には白い残像が焼き付いていて、しばらく状況が分からなかった。が、すぐに肩の力を抜くことができた。
「わああああああ!勇者の雷と竜巻が、悪魔の目玉を退けたぞ!ばんざーい、ばんざーい!」
大地を揺るがすほどの、連合軍の歓声が聞こえてきた。どうやら、あの砲台は跡形もなく消え去ったらしい。ふぅ、やれやれだ。一時はどうなることかと思ったが。
「ははは、やったなみんな!」
俺はにこにこ笑いながら、ライラとウィルに振り返った。今回の立役者である、二人の魔術師をねぎらおうと思ったんだ。だけど……
「ウィル?ライラ……?」
二人の様子がおかしい。勝利にわくでもなく、ほっと安堵するでもなく、ただ茫然と、上の方を見つめている。脱力して、ぼうっとしているのか?……いや、そうじゃない。もう長い付き合いだ、こんな時、二人はどんなに疲れていても、俺に微笑み返してくれたはず。それなら……?
「桜下。あれ……」
ライラがフラフラと、指を伸ばした。俺は不安に駆られながら、彼女が指さした方へ顔を向ける。そこには……
「……うそ、だろ」
塔の先端から飛び立つ、なん十個もの、新たな浮遊砲台の姿があった。
つづく
====================
読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
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放たれた漆黒のビームは、地面にぶつかると爆発した。石の破片がそこかしこに飛び散り、もうもうと砂煙が起こる。
「あの球、砲台だったのか!?」
「砲台だろうがガラス玉だろうがどうでもいいでしょうが!重要なのは、あれはあたしたちの敵ってことよ!」
アルルカが翼を薙ぎ払うと、土煙が吹き飛んだ。
「バッカルコーン!」
ザシャアアァァア!大地を砕き、クリスタルのような氷柱が無数に突き出してくる。球状の浮遊砲台は、氷柱に一瞬で飲み込まれて見えなくなった。やった!と胸が躍ったのも束の間、次の瞬間、氷がみるみる溶けていくじゃないか。中からは、やはり無傷の砲台が現れた。
「ちぃっ。これでもダメとはね」
「まさか……あの球にも、城と同じバリアが!?」
「そう見たほうがよさそうよ。厄介なことになりそうね」
厄介だって?それどころか、相当マズいだろ!ヘルズニルを守る強力なバリアは、連合軍の一斉攻撃も防いだんだぞ。それと同じものが、あの砲台にも掛けられているのだとしたら……
「そうだ!魔法がダメなら、物理攻撃ならどうだ!?」
俺が言うが早いか、フランが背中の束を解き、投げ槍を一本握って駆け出した。助走をつけて、ぶん投げる。俊足と怪力によって恐ろしいほど加速した槍は、空を裂いて飛んで行く。
ガキン!メキメキ!
投げ槍は確かに直撃したが、砲台にぶつかった途端、バキバキとへし折れてしまった。砲台には、白い木の破片がいくつかくっついただけで、傷一つ付いていない。
「くっそ、そう都合よくはいかねーか!」
「あの守りを何とかしないと、一方的にやれれるだけだよ!」
言ったそばから、砲台が二発目のビームを撃ってきた。今度は、連合軍を狙っている!ビームが爆発し、悲鳴と、何人もの人が宙に放り上げられた。
「ああっ!そんな!」
「くそったれ、むざむざやられるわけにいくか!ライラ、あのバリア、どうにか破る方法はないのか!?」
ライラはこの戦闘の最中にも、大きな目をさらに大きく見開き、一心に敵の砲台を観察していた。ライラは深くうなずくと、核心を持った目で、俺を見つめ返す。
「ある!あの魔法盾は、マナの運動領域をゼロに固定することで、魔力の共振を強制的にシャットアウトしてるんだと思うの!
でも、マナを過剰飽和状態にして、デンシティフィールドの結合崩壊を誘発させれば……」
「……つまり、どうすればいいんだ!」
「まほーで攻撃し続ければいい!いつか、限界が来るはずだよ!」
最初からそう言ってくれ!俺は文句を言う代わりに、深く息を吸い込んだ。
「クラーーークッ!」
声の限りに叫ぶ。この騒ぎだ、ちゃんと聞こえればいいんだけど。
「とにかく、あいつを攻撃し続けろ!いつか破れる!」
ぜぇ、はぁ。くそ、のどがヒリヒリする。さあ、これであっちは任せよう。俺はかすれた声で指示を出す。
「みんな、そういうわけだから、とにかくアレを叩きまくってくれ……こほ」
「うん!」「分かりました!」
ウィルとライラ、そして返事はないがアルルカは、一斉に呪文の詠唱を始めた。一番手はやっぱり、早撃ちのアルルカだった。
「ヘイルギンコ!」
ピキキッ。彼女の周りの水分が凝固し、ゴルフボール大の氷になる。雹だ。アルルカが杖で指し示すと、雹はつぎつぎに飛んで、浮遊砲台を襲い始めた。
「この魔法、連射は効くけど、威力はないわ!あんたたち、後に続きなさい!遅れんじゃないわよ!」
アルルカは単発火力より、持続火力を重視したってことだな?俺も、それは正しい気がする。瞬間的な負荷を掛けても、あのバリアは破れない。でも、常に負荷をかけ続ければ、いつか必ず息切れするはず!
アルルカが先陣を切ってくれたおかげで、ウィルたちの準備時間は十分にあった。先に唱えたのはウィルだ。
「トリコデルマ!」
ウィルがロッドを旗のように振ると、ブワァー!真っ赤に燃える火の粉が、空気中に霧散する。続けてライラが叫ぶ。
「ウィンドローズ!」
ライラが両手を突き出すと、そこから強い風が吹き始めた。風は、ウィルの火の粉を乗せて、砲台の下へと運ぶ。そしてそこで渦を巻き始めた。
「あれは……火炎の竜巻!」
ウィルとライラのコンビネーション魔法だ!ウィルの高温の火の粉が、ライラの風に乗って竜巻となる。巻き上げられる空気によって、火の粉はさらに高温となり、ギラギラと赤い輝きを放つ。そこへさらに、アルルカが手を加えた。
「スノーフレーク!」
銀色に輝く冷気が、空高くへと昇っていった。一体何をする気だ?はるか上空へと舞い上がった冷気は、そこでとどまって、銀色の雲となった。するとにわかに、ライラが起こす風が強まったじゃないか。いや、それだけじゃなく……自然の風まで?
「この風……竜巻に吸い込まれてるのか?」
俺たちの後方からも、風がびゅうびゅうと吹き付けている。炎の竜巻が、周辺の空気を根こそぎ吸い込んでいるようだ。
(まさか……空気の温度差で、本当に竜巻を?)
アルルカのやつ、それを狙っていたのか?なんてやつだ、自然まで味方に付けるなんて!
紅蓮の竜巻に閉じ込められた浮遊砲台は、完全に姿が見えなくなった。だが、きっとあれは、あの中でも無傷のはずだ。バリアを破るまで、竜巻を維持し続けないといけない。それまでの間、大人しくしてくれるかどうかは……
バシュウッ!
「危ない!」
ロウランが金色の盾で、俺たちを包み込んだ。やっぱり、そうはいかないよな!砲台が放ってきたビームは、盾に当たって爆発する。グワーン!うわ、鼓膜が破けそうだ。この出来事にも、魔術師たちの集中は途切れなかった。だが、竜巻の勢いが衰えた気がする。完全に途切れはせずとも、意識にノイズが走ったに違いない。
「こんなの何度もやられたんじゃ、持たないぞ……!」
バリアが破れるまでに、あとどれくらいかかるのだろう?それまでに、何発のビームが飛んでくるのか。それに、ウィルたちの魔力も無尽蔵じゃない。集中が途切れるのが先か、魔力が尽きるのが先か……
その時。待ちに待った声が、連合軍の方で轟いた。
「コンタクト・ガルネーレ!」
バララララ!
紫色の電撃が、兵士たちの間から立ち昇った。クラークのやつだ!あいつ、トロトロしやがって!
その電撃は、空に昇る竜のように、激しくのたうちながら空へと伸びる。と、その電撃の先端が、手のように五本に分かれた。
「いけっ!」
紫の手は、ぐねぐねとねじ曲がりながら、炎の竜巻へと突っ込んだ。紅蓮の竜巻が紫電を帯び、ぼうっと光り輝く。だが、クラークの魔法は、そこで終わりじゃなかった。電撃は、クラークと繋がったままだ。あたかも彼の腕が伸びたかのように、竜巻の中の、おそらく浮遊砲台を掴んだまま、離れない。
「おおおおおおおお!」
クラークの気合がここまで聞こえてくる。それに応じるように、紫電も激しくのたうち、その輝きを増した。いかづちが絆となって、彼の魔力を、竜巻の中へと伝えている!
ピカッ!ビシャーン!チカッ、ガガーン!
何度もフラッシュがたかれ、その度に目の前が真っ白になる。竜巻は今や、真っ白に白熱して、光の竜巻と化していた。その中にときおり青い光がまたたくのが、砲台のバリアがまだ抵抗している証だった。だがじきに、それも終わりの時を迎える。
ビキッ。ビキビキ……バリィーン!
ガラスが砕けるけたたましい音と共に、竜巻が消え去った。クラークの電撃も、最後に一瞬明滅して、ふっと消える。俺の網膜には白い残像が焼き付いていて、しばらく状況が分からなかった。が、すぐに肩の力を抜くことができた。
「わああああああ!勇者の雷と竜巻が、悪魔の目玉を退けたぞ!ばんざーい、ばんざーい!」
大地を揺るがすほどの、連合軍の歓声が聞こえてきた。どうやら、あの砲台は跡形もなく消え去ったらしい。ふぅ、やれやれだ。一時はどうなることかと思ったが。
「ははは、やったなみんな!」
俺はにこにこ笑いながら、ライラとウィルに振り返った。今回の立役者である、二人の魔術師をねぎらおうと思ったんだ。だけど……
「ウィル?ライラ……?」
二人の様子がおかしい。勝利にわくでもなく、ほっと安堵するでもなく、ただ茫然と、上の方を見つめている。脱力して、ぼうっとしているのか?……いや、そうじゃない。もう長い付き合いだ、こんな時、二人はどんなに疲れていても、俺に微笑み返してくれたはず。それなら……?
「桜下。あれ……」
ライラがフラフラと、指を伸ばした。俺は不安に駆られながら、彼女が指さした方へ顔を向ける。そこには……
「……うそ、だろ」
塔の先端から飛び立つ、なん十個もの、新たな浮遊砲台の姿があった。
つづく
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