753 / 860
17章 再開の約束
10-1 穴の先
しおりを挟む
10-1 穴の先
「上ってことは……あの、穴の先ってことですね」
ウィルが、天井の穴を見上げながら言った。
「行ってきて、ダーリン!ここはアタシたちがなんとかするの」
ロウランは任せておけとばかりに、胸をトンと叩いた。
「どのみち、このままじゃキリがないの。行って、親玉をふんじばって来て!」
「わかった。頼んだぞ!」
そうと決まれば、急いで行動に移そう。といっても、俺一人じゃ、天井に這い上がることはできない。あそこまで行くには、空を飛ぶ力が必要だ。となれば必然的に、アルルカに頼ることになる。俺がアルルカに向き直ろうとした、その時。俺の目に、奇妙なものが映った。
(フラン?)
フランが何だか、悲しげな顔をしている。どうしたんだ……?と、アルルカが、大きなため息をついた。
「はぁー。しゃーないわね、じゃ、子守りはそっちに任せるわ」
え?アルルカは杖をぐるりと回すと、肩に担いだ。
「あによ。ぽかんとしちゃって」
「いや、だって」
「だってもヘチマもないでしょ。ほら、とっとと行け!」
アルルカはおもむろに手を振りかざすと、フランのお尻を引っぱたいた。
「ぎゃっ。ちょっと!」
「いいから!あんたも、とっとと背中に乗る!」
うわ、わ。アルルカに背中を押され、俺はフランの方へ突き出された。
「ほら、始めるわよ!モタモタしない!」
「くそ、なんなんだ?フラン、そういうことらしいんだが」
「でも、あなたが行きたいのは、上なんでしょ?わたしじゃ……」
「アントルメ・グラッセ!」
俺たちの返事も待たずに、アルルカの声が朗々と響いた。うわっ!足元から、氷の足場がせり出してくる!ザシャシャシャシャアー!
アルルカは氷の柱を何本も呼び出して、階段のように連ならせた。足場は、天井まで続いている。
「なるほど、そういう事か!」
俺は後ろを振り向いたが、もうアルルカの姿はなく、フレッシュゴーレムとの戦闘を始めていた。俺はにやりと笑うと、フランに向き直る。
「フラン、緒に行こう!」
「……うん。わかった。乗って!」
さっとフランが屈みこむと、俺はその背中に乗った。こうしてフランに背負われるのは、何度目だっけ。最初は恥ずかしかったけど、今はとても心強い。
「走るよ!」
「おう!」
ドンッ!フランは力強く跳躍して、氷の柱の上を駆け始めた。
フランは俺の重さもものともせず、氷の柱の上をどんどん飛び移っていく。眼下では、赤白のまだら模様のフレッシュゴーレムと人類連合軍が、壮絶な戦いを繰り広げているところだ。と、フランが舌打ちした。
「チッ!あいつら!」
あ!氷の柱をよじ登って、フレッシュゴーレムどもが、足止めをしようとしている!こっちの魂胆に勘付いたのか?
「フラン!どうする?」
「時間が惜しい!押し通るよ!」
うひゃ、了解だ!フランがぐんと加速したので、俺は慌てて背中にかじりついた。フランはとんっと軽く跳躍すると、ゴーレムたちの数メートル手前に着地した……いや、ただの着地じゃないぞ。足を縮めて、力を溜めている。まさか!俺はフランの細い首に、ぎゅっと腕を回した。
ドンッ!フランは一気に足を伸ばして、大ジャンプした。天井すれすれまで跳び上がった俺たちは、フレッシュゴーレムが伸ばすまだら模様の指先を掠めて飛んで行く。
「っ!前だフラン!」
ゴーレムの一体が、仲間を踏み台にして、ジャンプしてきやがった!このままじゃ、正面衝突するぞ!
「ッ!」
ブンッ!
え?フランはかかと落しのように、片足を高々と上げた。避けないのか!?
ゴギンッ!フランの踵が、ゴーレムののっぺりした顔面にめり込んだ。けど、それだけじゃない。フランは強引に足を振り抜き、ゴーレムを逆に踏み台にして、さらに跳んだ。に、二段ジャンプだ!
ふわりと宙を舞った俺たちは、そのまま天井の穴へと飛び込んだ。フランは両手の鍵爪を突き立て、穴の中にぶら下がる。中は、狭い土管のようになっていた。
「桜下、大丈夫!?」
「お、おう!すごかったな、さっきの」
「まだ、入り口についただけだよ。油断は……」
そう言ったそば。なにか、ずるずると引きずるような音が、穴の先から聞こえてきた。まさか……まさか!
「っっっ!ざっけんじゃねえぞ!」
穴の奥から、新手のゴーレムが降ってきた!それも、何体も!肩を管の壁に擦るようにして、隙間なく向かってくる。ぶら下がっている俺たちに、あれを避ける術はない!
「だったら!俺の力を使うまでだぁー!」
一か八かだ!吹っ飛ばせ!
「ソウル、カノーーーン!」
ドンッ!魔力が、狭い管の中に迸った。魔力の塊が、フレッシュゴーレムたちを押し戻していく。グチャグチャ、ベキベキという音がしばらく続いて、それから静かになった。
「はぁ、はぁ……どうにか、なったか?」
「わ、わかんない。けど……」
「ああ……進もう。それしかないようだしな」
フランはうなずくと、鉤爪を交互に抜いて、刺して、管を登り始めた。
しばらく登り続けたが、ゴーレムが現れる気配はない。どうやらソウルカノンは、連中を完全に押し戻せたみたいだ。ホッとしたいところだったが、大量の魔力を消費したせいか、右腕が痺れ始めている。管はほぼ垂直に近く、この腕でフランの背中にしがみついているのは、なかなかしんどいな……
「……もっとくっ付いていいよ。足も絡めて」
「え?」
ふいにそう言われて、俺は足を使っていなかったことに気が付いた。内心では、女の子に密着する気恥ずかしさもあったのかもしれない。そこを見透かされてしまったのだろうか?
「見くびるわけじゃないけど……心配、なんだよ」
おっと……そうか、心配してくれていたのか。馬鹿だったな、俺。
俺は足をフランの腰に絡めた。うん、確かにこっちの方が安定する。俺がしっかり掴まったのを確認すると、フランはペースを上げて、ガシガシと登り出した。
「……アルルカは」
「うん?」
唐突に、フランが喋り始めた。息は全く乱れていない。
「アルルカは、わたしに譲ってくれたんだ」
「譲る?何をだ?」
「この役目。普通だったら、空を飛べるアルルカの方が適任でしょ」
「ああ、やっぱりそうだよな?おかしいと思ったんだ」
俺も最初はアルルカに頼むつもりだったし。だからこそ、アルルカが留守番を買って出た時には、びっくりしたもんだ。
「何考えてたんだか。それに、フランに譲ったって?」
「うん。わたし、最近あんまり、活躍できてないから」
えぇ?どこがだ?むしろ、フランが活躍しない戦闘の方が、珍しい気もするけど。
(ああ、でもここ最近は、魔法を撃ちあうのがメインだったしな)
そう言う意味では、魔法を使えないフランが、モヤモヤすることもあったのかもしれない。
「……でもやっぱ、俺はそんな風に思わないけどなぁ」
毎回一番何もできていないのは、間違いなく俺だから、そう感じるのかもしれない。フランはくすりと小さく笑う。
「あいつに気を遣われるなんて。わたしもまだまだだね」
「あいつが気を、ねぇ」
「びっくりした。最近のあいつ、なにか変わったよ。あなた、何かした?」
「んっ?いや、まあ、なんと言うか……仲良くしろ、とは言ったよ。仲間のことも、ちゃんと名前で呼べってな」
それ以外にもオプションは付いているが、まあ、黙っておこう……
「そっか。あいつもちょっとずつ、変わってきてるのかもね」
「そうだな。せっかくこうして、一緒に戦ってるんだ。いい方向へ行ってほしいよ」
「うん」
つづく
====================
読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
====================
Twitterでは、次話の投稿のお知らせや、
作中に登場するキャラ、モンスターなどのイラストを公開しています。
よければ見てみてください。
↓ ↓ ↓
https://twitter.com/ragoradonma
「上ってことは……あの、穴の先ってことですね」
ウィルが、天井の穴を見上げながら言った。
「行ってきて、ダーリン!ここはアタシたちがなんとかするの」
ロウランは任せておけとばかりに、胸をトンと叩いた。
「どのみち、このままじゃキリがないの。行って、親玉をふんじばって来て!」
「わかった。頼んだぞ!」
そうと決まれば、急いで行動に移そう。といっても、俺一人じゃ、天井に這い上がることはできない。あそこまで行くには、空を飛ぶ力が必要だ。となれば必然的に、アルルカに頼ることになる。俺がアルルカに向き直ろうとした、その時。俺の目に、奇妙なものが映った。
(フラン?)
フランが何だか、悲しげな顔をしている。どうしたんだ……?と、アルルカが、大きなため息をついた。
「はぁー。しゃーないわね、じゃ、子守りはそっちに任せるわ」
え?アルルカは杖をぐるりと回すと、肩に担いだ。
「あによ。ぽかんとしちゃって」
「いや、だって」
「だってもヘチマもないでしょ。ほら、とっとと行け!」
アルルカはおもむろに手を振りかざすと、フランのお尻を引っぱたいた。
「ぎゃっ。ちょっと!」
「いいから!あんたも、とっとと背中に乗る!」
うわ、わ。アルルカに背中を押され、俺はフランの方へ突き出された。
「ほら、始めるわよ!モタモタしない!」
「くそ、なんなんだ?フラン、そういうことらしいんだが」
「でも、あなたが行きたいのは、上なんでしょ?わたしじゃ……」
「アントルメ・グラッセ!」
俺たちの返事も待たずに、アルルカの声が朗々と響いた。うわっ!足元から、氷の足場がせり出してくる!ザシャシャシャシャアー!
アルルカは氷の柱を何本も呼び出して、階段のように連ならせた。足場は、天井まで続いている。
「なるほど、そういう事か!」
俺は後ろを振り向いたが、もうアルルカの姿はなく、フレッシュゴーレムとの戦闘を始めていた。俺はにやりと笑うと、フランに向き直る。
「フラン、緒に行こう!」
「……うん。わかった。乗って!」
さっとフランが屈みこむと、俺はその背中に乗った。こうしてフランに背負われるのは、何度目だっけ。最初は恥ずかしかったけど、今はとても心強い。
「走るよ!」
「おう!」
ドンッ!フランは力強く跳躍して、氷の柱の上を駆け始めた。
フランは俺の重さもものともせず、氷の柱の上をどんどん飛び移っていく。眼下では、赤白のまだら模様のフレッシュゴーレムと人類連合軍が、壮絶な戦いを繰り広げているところだ。と、フランが舌打ちした。
「チッ!あいつら!」
あ!氷の柱をよじ登って、フレッシュゴーレムどもが、足止めをしようとしている!こっちの魂胆に勘付いたのか?
「フラン!どうする?」
「時間が惜しい!押し通るよ!」
うひゃ、了解だ!フランがぐんと加速したので、俺は慌てて背中にかじりついた。フランはとんっと軽く跳躍すると、ゴーレムたちの数メートル手前に着地した……いや、ただの着地じゃないぞ。足を縮めて、力を溜めている。まさか!俺はフランの細い首に、ぎゅっと腕を回した。
ドンッ!フランは一気に足を伸ばして、大ジャンプした。天井すれすれまで跳び上がった俺たちは、フレッシュゴーレムが伸ばすまだら模様の指先を掠めて飛んで行く。
「っ!前だフラン!」
ゴーレムの一体が、仲間を踏み台にして、ジャンプしてきやがった!このままじゃ、正面衝突するぞ!
「ッ!」
ブンッ!
え?フランはかかと落しのように、片足を高々と上げた。避けないのか!?
ゴギンッ!フランの踵が、ゴーレムののっぺりした顔面にめり込んだ。けど、それだけじゃない。フランは強引に足を振り抜き、ゴーレムを逆に踏み台にして、さらに跳んだ。に、二段ジャンプだ!
ふわりと宙を舞った俺たちは、そのまま天井の穴へと飛び込んだ。フランは両手の鍵爪を突き立て、穴の中にぶら下がる。中は、狭い土管のようになっていた。
「桜下、大丈夫!?」
「お、おう!すごかったな、さっきの」
「まだ、入り口についただけだよ。油断は……」
そう言ったそば。なにか、ずるずると引きずるような音が、穴の先から聞こえてきた。まさか……まさか!
「っっっ!ざっけんじゃねえぞ!」
穴の奥から、新手のゴーレムが降ってきた!それも、何体も!肩を管の壁に擦るようにして、隙間なく向かってくる。ぶら下がっている俺たちに、あれを避ける術はない!
「だったら!俺の力を使うまでだぁー!」
一か八かだ!吹っ飛ばせ!
「ソウル、カノーーーン!」
ドンッ!魔力が、狭い管の中に迸った。魔力の塊が、フレッシュゴーレムたちを押し戻していく。グチャグチャ、ベキベキという音がしばらく続いて、それから静かになった。
「はぁ、はぁ……どうにか、なったか?」
「わ、わかんない。けど……」
「ああ……進もう。それしかないようだしな」
フランはうなずくと、鉤爪を交互に抜いて、刺して、管を登り始めた。
しばらく登り続けたが、ゴーレムが現れる気配はない。どうやらソウルカノンは、連中を完全に押し戻せたみたいだ。ホッとしたいところだったが、大量の魔力を消費したせいか、右腕が痺れ始めている。管はほぼ垂直に近く、この腕でフランの背中にしがみついているのは、なかなかしんどいな……
「……もっとくっ付いていいよ。足も絡めて」
「え?」
ふいにそう言われて、俺は足を使っていなかったことに気が付いた。内心では、女の子に密着する気恥ずかしさもあったのかもしれない。そこを見透かされてしまったのだろうか?
「見くびるわけじゃないけど……心配、なんだよ」
おっと……そうか、心配してくれていたのか。馬鹿だったな、俺。
俺は足をフランの腰に絡めた。うん、確かにこっちの方が安定する。俺がしっかり掴まったのを確認すると、フランはペースを上げて、ガシガシと登り出した。
「……アルルカは」
「うん?」
唐突に、フランが喋り始めた。息は全く乱れていない。
「アルルカは、わたしに譲ってくれたんだ」
「譲る?何をだ?」
「この役目。普通だったら、空を飛べるアルルカの方が適任でしょ」
「ああ、やっぱりそうだよな?おかしいと思ったんだ」
俺も最初はアルルカに頼むつもりだったし。だからこそ、アルルカが留守番を買って出た時には、びっくりしたもんだ。
「何考えてたんだか。それに、フランに譲ったって?」
「うん。わたし、最近あんまり、活躍できてないから」
えぇ?どこがだ?むしろ、フランが活躍しない戦闘の方が、珍しい気もするけど。
(ああ、でもここ最近は、魔法を撃ちあうのがメインだったしな)
そう言う意味では、魔法を使えないフランが、モヤモヤすることもあったのかもしれない。
「……でもやっぱ、俺はそんな風に思わないけどなぁ」
毎回一番何もできていないのは、間違いなく俺だから、そう感じるのかもしれない。フランはくすりと小さく笑う。
「あいつに気を遣われるなんて。わたしもまだまだだね」
「あいつが気を、ねぇ」
「びっくりした。最近のあいつ、なにか変わったよ。あなた、何かした?」
「んっ?いや、まあ、なんと言うか……仲良くしろ、とは言ったよ。仲間のことも、ちゃんと名前で呼べってな」
それ以外にもオプションは付いているが、まあ、黙っておこう……
「そっか。あいつもちょっとずつ、変わってきてるのかもね」
「そうだな。せっかくこうして、一緒に戦ってるんだ。いい方向へ行ってほしいよ」
「うん」
つづく
====================
読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
====================
Twitterでは、次話の投稿のお知らせや、
作中に登場するキャラ、モンスターなどのイラストを公開しています。
よければ見てみてください。
↓ ↓ ↓
https://twitter.com/ragoradonma
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる