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17章 再開の約束
16-2
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16-2
言ってるそばから、黒い虫がすごい勢いで走り迫ってくる。俺はとりあえず、そばにいたライラを抱え上げた。さっきのはロウランだったから、目を回すだけで済んだんだ。あんなの、生身の肉体にやられたら、ひき肉になるぞ!
「くそ!あなたたちは、逃げて!」
フランが虫の前に立ちはだかる。だが、いくら怪力のフランでも、小さな虫相手じゃ力を発揮しきれない。踏みつぶそうとした足に逆に飛びつかれると、そのまま足を伝って、スカートの中に潜り込まれてしまった。
「ひっ」
フランは顔を引きつらせて、固まってしまった。ああくそ、フランは虫が苦手なんだ!そのまま虫は、フランの服の中で自爆する。ボボン!
「ぐうっ!」
フランの左胸と、右肩のあたりがはじけ飛んだ。黒い煙がシュウシュウと立ち上る。
「フラン!大丈夫か?」
「み、見ないで!」
「あっ、し、失礼」
フランは腕で胸元を押さえている。ほぼ上裸みたいなもんだもんな。だが恐ろしいな。服の中に潜り込まれたら、引っぺがすこともままならないじゃないか。
「ちぃ!殺虫剤が効く相手でもなしに!」
「もう、防ぐのは無理だ!あなたたちは、空に逃げて!」
確かにそこしか、逃げ場はなさそうだ。空となると、あいつしかいない!
「アルルカ!頼む!」
「わぁったわよ!あたしも虫かぶりはごめんだわ!」
アルルカは翼を広げて、ライラを抱えた俺ごと、宙へと舞い上がった。
「くっ……下はてんてこ舞いだな」
阿鼻叫喚とは、まさにこのことだ。
虫どもは兵士たちの鎧の中に入り込み、容赦なく自爆しまくっている。兵士の重厚な鎧が、逆にあだになっているんだ。簡単に脱げないし、手を突っ込んで虫を取り出すこともできない。仲間たちはどうだろう?意識を取り戻したロウランと、フランが懸命に虫を潰している。ウィルもロッドを振り回しているが、とても駆除が追いつくとは思えない……
「お、桜下。ライラ、どうしたらいい?」
俺に抱えられたライラが、苦悩の表情を浮かべる。
「あんなに小さいの、どうやって狙ったら……それに、味方と入り乱れすぎてて。まとめて吹き飛ばすこともできないよ!」
「ああ、そうだよな。分かってる……」
敵が小さいと、こんな問題にぶち当たるのか。前はデカブツに苦しめられたばかりだってのに。くそ、悪い冗談だ。
「ちょっとあんた!ほら、早くなんか思いつきなさいよ、いつもみたいに!このままじゃ全滅するわよ!結局最後はなんか出てくるんだから、たまには早くしなさい!」
アルルカが俺を揺さぶってくる。ライラが抗議の声を上げた。
「ちょっと、桜下の邪魔しないでよ!今考えてくれてるんだから!」
「なっ、邪魔とは何よ!こいつは尻叩いたほうがよく走るタイプでしょう!」
「叩くなんてひどい!それされて喜ぶのはそっちでしょ!」
「あっ、なっ、違うわよ!叩かれて嬉しいなんて、そんな……」
「……うるさーい!ちょっと黙っててくれ!」
まったくもう!ライラとアルルカがきゃんきゃん騒ぐから、纏まるものも纏まりゃしない!
「考えが全部吹っ飛んでいっちまうだろうが!頼むから静かにして……」
まて、吹っ飛ぶだって?ならひょっとして、これをああすれば……
「あー、くそ」
「ご、ごめんね桜下。ライラ、うるさかったよね?」
ライラがおずおずと謝ってくるが、俺は首を横に振る。
「いや、違う。むしろ逆だ。癪だけど、おかげでいい案が浮かんじまったよ」
「え?」
「要は、まとめて吹き飛ばせばいいんだ。小さなほこりを一つ一つ集めるのは大変だが、吸い込んじまえば楽だろ」
とどのつまり、掃除機と同じ原理だ。
「風だ。ライラ、なんかこう、竜巻みたいな魔法を使えないか?」
「たつ、まき?ワールウィンド・ドラグーンみたいな?」
「いや、あれじゃ強すぎる。もっと弱くていいんだ。小さなものだけが吸い上げられるような、そんな魔法がないか?」
ライラは、必死に頭を働かせているようだ。俺とアルルカは、固唾をのんで見守る。
「……ある。いけるよ、桜下!」
「っ!よし、頼む!」
ライラはすぐさま、呪文を唱え始めた。低くささやくような、不思議な声だ。そよ風と一緒で、音を正確に聞き取ることはできないが、不思議と歌のようにも聞こえる。
じきにそれは完成した。
「アルバキューム!」
ライラが両手をかざすと、部屋の中に強い風が吹き始めた。がくん!
「わっ!おいアルルカ、ぼーっとすんなよ!高度が落ちてるぞ!」
「バカ、違うわよ!風で下に流されてんの!」
なに?あ、本当だ!あたりに吹く風が下へ下へと、俺たちを押し付けようとしてくる。いや、これは……空気が、吸い込まれているのか?
ライラが放った魔法は、周囲に風を起こして、空気を吸い込んでいる。位置は、俺たちのちょうど真下。アルルカは吸い込まれないように、翼をバサバサと激しく動かした。
「ら、ライラー!これ、俺たちも吸い込まれやしないか!?」
「だいじょーぶ!そんなヘマしないよ!」
風が唸りを上げる中、声を張り上げて会話する。けど、ほんとに大丈夫だろうな?どんどん勢い増してる気がするぞ!
突然室内に風が吹き始めて、兵士たちも困惑しているようだ。だが今のところ、その中の誰かが悲鳴を上げて吸い込まれる、なんて事態にはなっていない。ライラは正確に、風の勢いをコントロールしている。
パラ、パラパラパラ。
「お、おお?あの黒いのは……」
塵のようにも見える黒いつぶつぶが、ライラの魔法に吸い込まれてきた。小さくて確かには分からないが、あの爆弾虫に違いない。よし、上手くいっているぞ!
「いいぞライラ!残りも吸い尽くせ!」
ライラは魔法に集中している。黒い虫は面白いように、どんどん吸い込まれてくる。本当に、掃除機で吸っているみたいだ!
兵士たちも、風の意図するところが分かったらしい。激しく体を揺すって、くっついていた虫を落とし始めた。中には完全に鎧を脱ぎ捨てているやつもいる。そうして追い払われた虫は、吸い込まれて渦巻き、次第に真っ黒な渦となっていった。
「よーし!あらかた吸い込んだんじゃないか!?」
「でも、まだ動きを止めただけだよ!とどめを刺さないと!」
「分かってるぜ!こういう時の適任がいるんだ!」
俺は息を吸い込むと、風に負けないよう、大声で叫んだ。
「クラーク!後はてめーの仕事だー!」
「っ!君に指図される、いわれはない!」
けっ、相変わらずかわいくないヤローだぜ!反抗的な言葉とは裏腹に、バチバチとはじける閃光が瞬き始めた。
「よし、今だ!ライラ、魔法を解け!そんでアルルカ、急上昇!」
ライラが魔法を解除すると、風がふっと止んだ。その瞬間を逃さず、アルルカは翼をはためかせて、その場から離脱した。間髪入れずに、クラークの声が響き渡る。
「レイライトニング!」
バリバリバリ!雷の槍が、俺たちの真下をすっ飛んでいった。槍は団子になっていた虫に命中する。ババババーン!パンパーン、ピューン、バチバチバチ!
爆弾虫たちは、賑やかな音を立てて、盛大にはじけ飛んだ。ひゅーう、何百発もの花火に一斉に火をつけたようだ。もっとも、奴らが出すのは黒い煙だけなんだけど。
「ともあれ、これで一網打尽だ!やったな!」
にこにこ笑いながら言うと、ライラもにっこり笑顔で、こちらを見上げてきた。
「うん!さすが桜下だよ!」
「へへへ。ライラの魔法も決まってたぜ」
するとアルルカが、呆れたように言う。
「ほら、やっぱり叩いた方がいいんじゃない。あんた、やっぱそーいうタイプよ」
「う、うるさいな。火事場のなんとやらだよ」
「ならいっそ、いつも尻に火をつけてりゃいいのよ」
くぅ、呆れたような口調が身に染みる……なんにしても、これでヴォルフガングの奸計は敗れ去った。へっ、ざまあみろだ!
アルルカは高度を下げて、仲間たちのところへ降り立った。みんな煤で汚れてひどい姿だが、ほっとしたように笑みを浮かべている。俺は手を上げて、仲間に笑いかけようとした。が……
「なんだ?柱が動いてるぞ!」
え?誰かがそんなことを叫んだものだから、俺たちはいっせいに、部屋の真ん中へと目を向けざるを得なかった。
部屋の中心に立っていた柱が、崩れていく。砂の像が、サラサラと崩れていく様を見ているようだ。やがて、柱が完全に崩れ去ると……その中から、一人の男の姿が現れたじゃないか。
「だ、誰だ、あいつ……?」
つづく
====================
読了ありがとうございました。
続きは【翌日0時】に更新予定です(日曜日はお休み)。
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「くそ!あなたたちは、逃げて!」
フランが虫の前に立ちはだかる。だが、いくら怪力のフランでも、小さな虫相手じゃ力を発揮しきれない。踏みつぶそうとした足に逆に飛びつかれると、そのまま足を伝って、スカートの中に潜り込まれてしまった。
「ひっ」
フランは顔を引きつらせて、固まってしまった。ああくそ、フランは虫が苦手なんだ!そのまま虫は、フランの服の中で自爆する。ボボン!
「ぐうっ!」
フランの左胸と、右肩のあたりがはじけ飛んだ。黒い煙がシュウシュウと立ち上る。
「フラン!大丈夫か?」
「み、見ないで!」
「あっ、し、失礼」
フランは腕で胸元を押さえている。ほぼ上裸みたいなもんだもんな。だが恐ろしいな。服の中に潜り込まれたら、引っぺがすこともままならないじゃないか。
「ちぃ!殺虫剤が効く相手でもなしに!」
「もう、防ぐのは無理だ!あなたたちは、空に逃げて!」
確かにそこしか、逃げ場はなさそうだ。空となると、あいつしかいない!
「アルルカ!頼む!」
「わぁったわよ!あたしも虫かぶりはごめんだわ!」
アルルカは翼を広げて、ライラを抱えた俺ごと、宙へと舞い上がった。
「くっ……下はてんてこ舞いだな」
阿鼻叫喚とは、まさにこのことだ。
虫どもは兵士たちの鎧の中に入り込み、容赦なく自爆しまくっている。兵士の重厚な鎧が、逆にあだになっているんだ。簡単に脱げないし、手を突っ込んで虫を取り出すこともできない。仲間たちはどうだろう?意識を取り戻したロウランと、フランが懸命に虫を潰している。ウィルもロッドを振り回しているが、とても駆除が追いつくとは思えない……
「お、桜下。ライラ、どうしたらいい?」
俺に抱えられたライラが、苦悩の表情を浮かべる。
「あんなに小さいの、どうやって狙ったら……それに、味方と入り乱れすぎてて。まとめて吹き飛ばすこともできないよ!」
「ああ、そうだよな。分かってる……」
敵が小さいと、こんな問題にぶち当たるのか。前はデカブツに苦しめられたばかりだってのに。くそ、悪い冗談だ。
「ちょっとあんた!ほら、早くなんか思いつきなさいよ、いつもみたいに!このままじゃ全滅するわよ!結局最後はなんか出てくるんだから、たまには早くしなさい!」
アルルカが俺を揺さぶってくる。ライラが抗議の声を上げた。
「ちょっと、桜下の邪魔しないでよ!今考えてくれてるんだから!」
「なっ、邪魔とは何よ!こいつは尻叩いたほうがよく走るタイプでしょう!」
「叩くなんてひどい!それされて喜ぶのはそっちでしょ!」
「あっ、なっ、違うわよ!叩かれて嬉しいなんて、そんな……」
「……うるさーい!ちょっと黙っててくれ!」
まったくもう!ライラとアルルカがきゃんきゃん騒ぐから、纏まるものも纏まりゃしない!
「考えが全部吹っ飛んでいっちまうだろうが!頼むから静かにして……」
まて、吹っ飛ぶだって?ならひょっとして、これをああすれば……
「あー、くそ」
「ご、ごめんね桜下。ライラ、うるさかったよね?」
ライラがおずおずと謝ってくるが、俺は首を横に振る。
「いや、違う。むしろ逆だ。癪だけど、おかげでいい案が浮かんじまったよ」
「え?」
「要は、まとめて吹き飛ばせばいいんだ。小さなほこりを一つ一つ集めるのは大変だが、吸い込んじまえば楽だろ」
とどのつまり、掃除機と同じ原理だ。
「風だ。ライラ、なんかこう、竜巻みたいな魔法を使えないか?」
「たつ、まき?ワールウィンド・ドラグーンみたいな?」
「いや、あれじゃ強すぎる。もっと弱くていいんだ。小さなものだけが吸い上げられるような、そんな魔法がないか?」
ライラは、必死に頭を働かせているようだ。俺とアルルカは、固唾をのんで見守る。
「……ある。いけるよ、桜下!」
「っ!よし、頼む!」
ライラはすぐさま、呪文を唱え始めた。低くささやくような、不思議な声だ。そよ風と一緒で、音を正確に聞き取ることはできないが、不思議と歌のようにも聞こえる。
じきにそれは完成した。
「アルバキューム!」
ライラが両手をかざすと、部屋の中に強い風が吹き始めた。がくん!
「わっ!おいアルルカ、ぼーっとすんなよ!高度が落ちてるぞ!」
「バカ、違うわよ!風で下に流されてんの!」
なに?あ、本当だ!あたりに吹く風が下へ下へと、俺たちを押し付けようとしてくる。いや、これは……空気が、吸い込まれているのか?
ライラが放った魔法は、周囲に風を起こして、空気を吸い込んでいる。位置は、俺たちのちょうど真下。アルルカは吸い込まれないように、翼をバサバサと激しく動かした。
「ら、ライラー!これ、俺たちも吸い込まれやしないか!?」
「だいじょーぶ!そんなヘマしないよ!」
風が唸りを上げる中、声を張り上げて会話する。けど、ほんとに大丈夫だろうな?どんどん勢い増してる気がするぞ!
突然室内に風が吹き始めて、兵士たちも困惑しているようだ。だが今のところ、その中の誰かが悲鳴を上げて吸い込まれる、なんて事態にはなっていない。ライラは正確に、風の勢いをコントロールしている。
パラ、パラパラパラ。
「お、おお?あの黒いのは……」
塵のようにも見える黒いつぶつぶが、ライラの魔法に吸い込まれてきた。小さくて確かには分からないが、あの爆弾虫に違いない。よし、上手くいっているぞ!
「いいぞライラ!残りも吸い尽くせ!」
ライラは魔法に集中している。黒い虫は面白いように、どんどん吸い込まれてくる。本当に、掃除機で吸っているみたいだ!
兵士たちも、風の意図するところが分かったらしい。激しく体を揺すって、くっついていた虫を落とし始めた。中には完全に鎧を脱ぎ捨てているやつもいる。そうして追い払われた虫は、吸い込まれて渦巻き、次第に真っ黒な渦となっていった。
「よーし!あらかた吸い込んだんじゃないか!?」
「でも、まだ動きを止めただけだよ!とどめを刺さないと!」
「分かってるぜ!こういう時の適任がいるんだ!」
俺は息を吸い込むと、風に負けないよう、大声で叫んだ。
「クラーク!後はてめーの仕事だー!」
「っ!君に指図される、いわれはない!」
けっ、相変わらずかわいくないヤローだぜ!反抗的な言葉とは裏腹に、バチバチとはじける閃光が瞬き始めた。
「よし、今だ!ライラ、魔法を解け!そんでアルルカ、急上昇!」
ライラが魔法を解除すると、風がふっと止んだ。その瞬間を逃さず、アルルカは翼をはためかせて、その場から離脱した。間髪入れずに、クラークの声が響き渡る。
「レイライトニング!」
バリバリバリ!雷の槍が、俺たちの真下をすっ飛んでいった。槍は団子になっていた虫に命中する。ババババーン!パンパーン、ピューン、バチバチバチ!
爆弾虫たちは、賑やかな音を立てて、盛大にはじけ飛んだ。ひゅーう、何百発もの花火に一斉に火をつけたようだ。もっとも、奴らが出すのは黒い煙だけなんだけど。
「ともあれ、これで一網打尽だ!やったな!」
にこにこ笑いながら言うと、ライラもにっこり笑顔で、こちらを見上げてきた。
「うん!さすが桜下だよ!」
「へへへ。ライラの魔法も決まってたぜ」
するとアルルカが、呆れたように言う。
「ほら、やっぱり叩いた方がいいんじゃない。あんた、やっぱそーいうタイプよ」
「う、うるさいな。火事場のなんとやらだよ」
「ならいっそ、いつも尻に火をつけてりゃいいのよ」
くぅ、呆れたような口調が身に染みる……なんにしても、これでヴォルフガングの奸計は敗れ去った。へっ、ざまあみろだ!
アルルカは高度を下げて、仲間たちのところへ降り立った。みんな煤で汚れてひどい姿だが、ほっとしたように笑みを浮かべている。俺は手を上げて、仲間に笑いかけようとした。が……
「なんだ?柱が動いてるぞ!」
え?誰かがそんなことを叫んだものだから、俺たちはいっせいに、部屋の真ん中へと目を向けざるを得なかった。
部屋の中心に立っていた柱が、崩れていく。砂の像が、サラサラと崩れていく様を見ているようだ。やがて、柱が完全に崩れ去ると……その中から、一人の男の姿が現れたじゃないか。
「だ、誰だ、あいつ……?」
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