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Lesson4 夏服に隠した想い
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合コンから数日――。
俺はなんであんなにモヤモヤしていたんだろう。
ユウヤには「お前、タクミが好きなんやろ?」って見抜かれて。
……そんなに、俺ってわかりやすいのか。
ベッドの上に仰向けになって天井を見つめる。
胸の奥がずっとざわついて、ため息ばかりがこぼれた。
そういえば、俺ー SNSも三日間更新してない。このままじゃフォロワーにもスポンサー企業にも心配される。
やばいな……撮影用にどこか出かけて、写真でも撮っておくか。
――ピロリン。
突然スマホが震えた。
「……え? タクミ!?」
胸が一気に跳ね上がる。指先が震える。
《おはようございます。夏休みに入りましたね。今日よかったら夏服を買いに付き合ってもらいたいです。レンさん、これから空いてますか?》
「……マジかよ」
思わずベッドから飛び起きた。
心臓が暴れるみたいにドクドクして、笑いが止まらない。
「やば……これって、デートって言っていいやつだよな……?」
鏡に映った自分の顔がニヤけていて、慌てて頭を振った。
クローゼットを開け、服を次々に引っ張り出す。
「どれにすれば……いや、似合うって言われたいし……」
選びきれずに投げ出したシャツの山から、無難な白シャツを取り出した。
「……落ち着け、俺」
スマホを握りしめ、ゆっくり返信を打つ。
《空いてる。すぐ行く》
送信ボタンを押した瞬間、胸の奥が熱くなった。
夏休みの始まり――きっと今日は、特別な一日になる。
⸻
ショッピングモール。
待ち合わせ場所に立っていたタクミが、軽く手を振る。
「レンさん! こっちです」
「いや、今来たとこ」
(……ほんとは15分前から来てたけどな)
二人でモールを歩きながら、タクミはキョロキョロしている。
「でかいなー、迷子になりそう」
「子どもかよ」
レンが笑うと、タクミは頬を赤らめた。
⸻
服選び
店内でTシャツを手に取るタクミ。
「こういうのって、レンさん着たらモデルみたいになるんだろうなぁ」
「……俺は着なくてもモデルやってたんだけど」
「うわ、出た自慢!」
タクミが笑いながら肩を軽く突く。
試着室から出てきたタクミ。
シンプルなシャツとパンツ姿にレンは思わず息を呑んだ。
「……めっちゃ似合うじゃん」
「ほんとに? あーでもこれ高いなぁ」
値札を見て頭を抱えるタクミ。
レンは横で腕を組み、余裕の笑み。
「似合うもんは値段関係ない。……それに、お前はこういう格好が映える」
「……っ」
タクミの耳が赤く染まる。
⸻
プレゼント
タクミが迷っている間に、レンはさりげなく同じ服をレジに持っていき、カードで会計を済ませた。
「はい」
紙袋を差し出すと、タクミは目を丸くする。
「えっ……レンさん!? いやいや、こんな高い服受け取れないですよ!」
「いいんだよ。……似合うし、笑顔見たら、買いたくなっただけだ」
「……」
タクミは恥ずかしそうに紙袋を受け取り、小さな声で「ありがとうございます。
大事にします」と呟いた。
その笑顔を見た瞬間、レンの胸がきゅっと締めつけられる。
(……可愛いな)
⸻
甘いもの休憩
帰り際、カフェでプリンを食べるタクミ。
「んー! やっぱ甘いの最高!」
レンはコーヒーを口にしながら、その無邪気な笑顔を横で見ていた。
(……ほんとガキみたいなのに、なんでこんなに心臓鳴ってんだよ、俺)
タクミはふとレンの横顔を見て、はっとする。
大人びた表情と余裕の笑みに言葉を忘れた。
駅で別れる直前、タクミがレンの服の裾をそっと引っ張った。
「ん?なに?」
「……いや。今日はありがとうございました。楽しかったです。大人だなーって思いました」
「フッ、当然だろ」
レンは俺様っぽく笑い、タクミを見送る。
背中が見えなくなった瞬間、心の中で呟いた。
(……俺、あいつ好きなんだわ。ふふ)
スマホを開き、ユウヤにLINEを送る。
《ユウヤ、気づかせてくれてありがとうな》
返ってきたのは短い一言。
《おぅ》
その一文字だけで、また胸が熱くなった。
Lesson5に続く♡ー
俺はなんであんなにモヤモヤしていたんだろう。
ユウヤには「お前、タクミが好きなんやろ?」って見抜かれて。
……そんなに、俺ってわかりやすいのか。
ベッドの上に仰向けになって天井を見つめる。
胸の奥がずっとざわついて、ため息ばかりがこぼれた。
そういえば、俺ー SNSも三日間更新してない。このままじゃフォロワーにもスポンサー企業にも心配される。
やばいな……撮影用にどこか出かけて、写真でも撮っておくか。
――ピロリン。
突然スマホが震えた。
「……え? タクミ!?」
胸が一気に跳ね上がる。指先が震える。
《おはようございます。夏休みに入りましたね。今日よかったら夏服を買いに付き合ってもらいたいです。レンさん、これから空いてますか?》
「……マジかよ」
思わずベッドから飛び起きた。
心臓が暴れるみたいにドクドクして、笑いが止まらない。
「やば……これって、デートって言っていいやつだよな……?」
鏡に映った自分の顔がニヤけていて、慌てて頭を振った。
クローゼットを開け、服を次々に引っ張り出す。
「どれにすれば……いや、似合うって言われたいし……」
選びきれずに投げ出したシャツの山から、無難な白シャツを取り出した。
「……落ち着け、俺」
スマホを握りしめ、ゆっくり返信を打つ。
《空いてる。すぐ行く》
送信ボタンを押した瞬間、胸の奥が熱くなった。
夏休みの始まり――きっと今日は、特別な一日になる。
⸻
ショッピングモール。
待ち合わせ場所に立っていたタクミが、軽く手を振る。
「レンさん! こっちです」
「いや、今来たとこ」
(……ほんとは15分前から来てたけどな)
二人でモールを歩きながら、タクミはキョロキョロしている。
「でかいなー、迷子になりそう」
「子どもかよ」
レンが笑うと、タクミは頬を赤らめた。
⸻
服選び
店内でTシャツを手に取るタクミ。
「こういうのって、レンさん着たらモデルみたいになるんだろうなぁ」
「……俺は着なくてもモデルやってたんだけど」
「うわ、出た自慢!」
タクミが笑いながら肩を軽く突く。
試着室から出てきたタクミ。
シンプルなシャツとパンツ姿にレンは思わず息を呑んだ。
「……めっちゃ似合うじゃん」
「ほんとに? あーでもこれ高いなぁ」
値札を見て頭を抱えるタクミ。
レンは横で腕を組み、余裕の笑み。
「似合うもんは値段関係ない。……それに、お前はこういう格好が映える」
「……っ」
タクミの耳が赤く染まる。
⸻
プレゼント
タクミが迷っている間に、レンはさりげなく同じ服をレジに持っていき、カードで会計を済ませた。
「はい」
紙袋を差し出すと、タクミは目を丸くする。
「えっ……レンさん!? いやいや、こんな高い服受け取れないですよ!」
「いいんだよ。……似合うし、笑顔見たら、買いたくなっただけだ」
「……」
タクミは恥ずかしそうに紙袋を受け取り、小さな声で「ありがとうございます。
大事にします」と呟いた。
その笑顔を見た瞬間、レンの胸がきゅっと締めつけられる。
(……可愛いな)
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帰り際、カフェでプリンを食べるタクミ。
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(……ほんとガキみたいなのに、なんでこんなに心臓鳴ってんだよ、俺)
タクミはふとレンの横顔を見て、はっとする。
大人びた表情と余裕の笑みに言葉を忘れた。
駅で別れる直前、タクミがレンの服の裾をそっと引っ張った。
「ん?なに?」
「……いや。今日はありがとうございました。楽しかったです。大人だなーって思いました」
「フッ、当然だろ」
レンは俺様っぽく笑い、タクミを見送る。
背中が見えなくなった瞬間、心の中で呟いた。
(……俺、あいつ好きなんだわ。ふふ)
スマホを開き、ユウヤにLINEを送る。
《ユウヤ、気づかせてくれてありがとうな》
返ってきたのは短い一言。
《おぅ》
その一文字だけで、また胸が熱くなった。
Lesson5に続く♡ー
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