1 / 87
第1章<異世界に転生>
1、はじまり
しおりを挟む
「おはよう! すみれ。今日の実験楽しみだね」
友人の佳菜子が勢いよく話しかけてきた。
「おはよう。うん。とても楽しみだね」
私もウキウキしながら答えた。
私と佳菜子は東京工理大学 理学部 化学科に通う友人でオンラインゲーム仲間の喪女だ。
なので、20歳なのに恋愛経験ゼロ。
もちろん男性に興味があるが、ゲームオタクのガリ勉でなおかつ高校まで女子一貫校に通っていたせいで、男性に免疫がない。
大学で恋愛を頑張ろうとオシャレしたが、私が入学した大学は偏差値トップクラスの理系大学。
そうなると周りの男子も私のように喪男が多い。
それか変人。
あぁ、今日も私の目の前の変人が早々に化学反応の実験をし始めた。
この変人はいつも不気味な笑みを浮かべていて私達をチラ見している。
ほんと不気味。
でも実験の準備してくれるから有難いんだよね。
その変人がいつものように、溶液を煮沸している。
でも、なんか違和感がある。なにかがおかしい。
私の第六感が警報を鳴らしている。
と、その時、助教授が教室に入ってきた。
教室のみんなが助教授に注目した一瞬、私の目の前の変人は煮沸してある液体に何かの薬品を入れた。
「ドォーン!」
大きな爆発が起き、恐ろしい強烈な光が、私を飲み込んだ。
私は自分の身体が粉々に舞うのを見てしまった。
しかし、不思議と痛みは感じない。
私は、漫画で見るような死んだ人が幽体離脱し、自分自身を自分で冷静にみている状態だった。
他の生徒は同じく血を流し倒れ込んでいるか、泣き叫んでいる。
あの変人は私と同じく粉々に砕け散っている。
まさに地獄絵図。
「うそ⋯⋯私、死んじゃったの?」
嫌だ。
死にたくない。
こ、怖い⋯⋯。
私が恐怖にとらわれていると、突然背後から話しかけられた。
「なんと、可哀想なことじゃ。憐れじゃのう。うら若き乙女がこんな死に方じゃ。憐れじゃ、憐れじゃ」
変な仙人みたいな爺さんが私に話しかけてきた。
「あなた誰?」
「わしゃぁ、神じゃ」
「神⋯⋯。本当に? じゃあ、神さま、私を今すぐ生き返らせて」
「それは無理じゃ」
「なんでっ? 神さまなら、なんでもできるんじゃないの?」
「わしゃぁ、そもそもここの神じゃないからのぉ。今は宇宙旅行中じゃし」
「神さまなら、こんな状況をみたら何かしてあげたいって普通思うもんじゃないの!」
「確かに、憐れじゃとは思うが出来ないものはできないんじゃ。でもお前さんと出会ったのも何かの縁じゃ。次の転生では良い人生を送れるように、わしの加護をつけてやろうかのぉ。まぁ、何度も言うがここの神じゃないので効果があるか知らんがのぉ」
「何、その無責任な発言。じゃあ、加護なんていらないから次の転生先は、カッコイイ王子様や、可愛い妖精がいるようなファンタジックな世界にして!」
と私は神様に無理難題を言ってみた。
すると、神はサンタクロースのうように笑った。
「ふぉっふぉっふぉ」
「そうじゃのぉ。それなら出来そうじゃ。若き乙女よ、では私と一緒に参れ」
神がそう言うと、私は一瞬にして神々しい光に包まれ、ロケットのうよに空高く舞った。
友人の佳菜子が勢いよく話しかけてきた。
「おはよう。うん。とても楽しみだね」
私もウキウキしながら答えた。
私と佳菜子は東京工理大学 理学部 化学科に通う友人でオンラインゲーム仲間の喪女だ。
なので、20歳なのに恋愛経験ゼロ。
もちろん男性に興味があるが、ゲームオタクのガリ勉でなおかつ高校まで女子一貫校に通っていたせいで、男性に免疫がない。
大学で恋愛を頑張ろうとオシャレしたが、私が入学した大学は偏差値トップクラスの理系大学。
そうなると周りの男子も私のように喪男が多い。
それか変人。
あぁ、今日も私の目の前の変人が早々に化学反応の実験をし始めた。
この変人はいつも不気味な笑みを浮かべていて私達をチラ見している。
ほんと不気味。
でも実験の準備してくれるから有難いんだよね。
その変人がいつものように、溶液を煮沸している。
でも、なんか違和感がある。なにかがおかしい。
私の第六感が警報を鳴らしている。
と、その時、助教授が教室に入ってきた。
教室のみんなが助教授に注目した一瞬、私の目の前の変人は煮沸してある液体に何かの薬品を入れた。
「ドォーン!」
大きな爆発が起き、恐ろしい強烈な光が、私を飲み込んだ。
私は自分の身体が粉々に舞うのを見てしまった。
しかし、不思議と痛みは感じない。
私は、漫画で見るような死んだ人が幽体離脱し、自分自身を自分で冷静にみている状態だった。
他の生徒は同じく血を流し倒れ込んでいるか、泣き叫んでいる。
あの変人は私と同じく粉々に砕け散っている。
まさに地獄絵図。
「うそ⋯⋯私、死んじゃったの?」
嫌だ。
死にたくない。
こ、怖い⋯⋯。
私が恐怖にとらわれていると、突然背後から話しかけられた。
「なんと、可哀想なことじゃ。憐れじゃのう。うら若き乙女がこんな死に方じゃ。憐れじゃ、憐れじゃ」
変な仙人みたいな爺さんが私に話しかけてきた。
「あなた誰?」
「わしゃぁ、神じゃ」
「神⋯⋯。本当に? じゃあ、神さま、私を今すぐ生き返らせて」
「それは無理じゃ」
「なんでっ? 神さまなら、なんでもできるんじゃないの?」
「わしゃぁ、そもそもここの神じゃないからのぉ。今は宇宙旅行中じゃし」
「神さまなら、こんな状況をみたら何かしてあげたいって普通思うもんじゃないの!」
「確かに、憐れじゃとは思うが出来ないものはできないんじゃ。でもお前さんと出会ったのも何かの縁じゃ。次の転生では良い人生を送れるように、わしの加護をつけてやろうかのぉ。まぁ、何度も言うがここの神じゃないので効果があるか知らんがのぉ」
「何、その無責任な発言。じゃあ、加護なんていらないから次の転生先は、カッコイイ王子様や、可愛い妖精がいるようなファンタジックな世界にして!」
と私は神様に無理難題を言ってみた。
すると、神はサンタクロースのうように笑った。
「ふぉっふぉっふぉ」
「そうじゃのぉ。それなら出来そうじゃ。若き乙女よ、では私と一緒に参れ」
神がそう言うと、私は一瞬にして神々しい光に包まれ、ロケットのうよに空高く舞った。
5
あなたにおすすめの小説
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
そのご寵愛、理由が分かりません
秋月真鳥
恋愛
貧乏子爵家の長女、レイシーは刺繍で家計を支える庶民派令嬢。
幼いころから前世の夢を見ていて、その技術を活かして地道に慎ましく生きていくつもりだったのに——
「君との婚約はなかったことに」
卒業パーティーで、婚約者が突然の裏切り!
え? 政略結婚しなくていいの? ラッキー!
領地に帰ってスローライフしよう!
そう思っていたのに、皇帝陛下が現れて——
「婚約破棄されたのなら、わたしが求婚してもいいよね?」
……は???
お金持ちどころか、国ごと背負ってる人が、なんでわたくしに!?
刺繍を褒められ、皇宮に連れて行かれ、気づけば妃教育まで始まり——
気高く冷静な陛下が、なぜかわたくしにだけ甘い。
でもその瞳、どこか昔、夢で見た“あの少年”に似ていて……?
夢と現実が交差する、とんでもスピード婚約ラブストーリー!
理由は分からないけど——わたくし、寵愛されてます。
※毎朝6時、夕方18時更新!
※他のサイトにも掲載しています。
幼い頃に、大きくなったら結婚しようと約束した人は、英雄になりました。きっと彼はもう、わたしとの約束なんて覚えていない
ラム猫
恋愛
幼い頃に、セレフィアはシルヴァードと出会った。お互いがまだ世間を知らない中、二人は王城のパーティーで時折顔を合わせ、交流を深める。そしてある日、シルヴァードから「大きくなったら結婚しよう」と言われ、セレフィアはそれを喜んで受け入れた。
その後、十年以上彼と再会することはなかった。
三年間続いていた戦争が終わり、シルヴァードが王国を勝利に導いた英雄として帰ってきた。彼の隣には、聖女の姿が。彼は自分との約束をとっくに忘れているだろうと、セレフィアはその場を離れた。
しかし治療師として働いているセレフィアは、彼の後遺症治療のために彼と対面することになる。余計なことは言わず、ただ彼の治療をすることだけを考えていた。が、やけに彼との距離が近い。
それどころか、シルヴァードはセレフィアに甘く迫ってくる。これは治療者に対する依存に違いないのだが……。
「シルフィード様。全てをおひとりで抱え込もうとなさらないでください。わたしが、傍にいます」
「お願い、セレフィア。……君が傍にいてくれたら、僕はまともでいられる」
※糖度高め、勘違いが激しめ、主人公は鈍感です。ヒーローがとにかく拗れています。苦手な方はご注意ください。
※『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
キズモノ転生令嬢は趣味を活かして幸せともふもふを手に入れる
藤 ゆみ子
恋愛
セレーナ・カーソンは前世、心臓が弱く手術と入退院を繰り返していた。
将来は好きな人と結婚して幸せな家庭を築きたい。そんな夢を持っていたが、胸元に大きな手術痕のある自分には無理だと諦めていた。
入院中、暇潰しのために始めた刺繍が唯一の楽しみだったが、その後十八歳で亡くなってしまう。
セレーナが八歳で前世の記憶を思い出したのは、前世と同じように胸元に大きな傷ができたときだった。
家族から虐げられ、キズモノになり、全てを諦めかけていたが、十八歳を過ぎた時家を出ることを決意する。
得意な裁縫を活かし、仕事をみつけるが、そこは秘密を抱えたもふもふたちの住みかだった。
【完結】転生したらラスボスの毒継母でした!
白雨 音
恋愛
妹シャルリーヌに裕福な辺境伯から結婚の打診があったと知り、アマンディーヌはシャルリーヌと入れ替わろうと画策する。
辺境伯からは「息子の為の白い結婚、いずれ解消する」と宣言されるが、アマンディーヌにとっても都合が良かった。「辺境伯の財で派手に遊び暮らせるなんて最高!」義理の息子など放置して遊び歩く気満々だったが、義理の息子に会った瞬間、卒倒した。
夢の中、前世で読んだ小説を思い出し、義理の息子は将来世界を破滅させようとするラスボスで、自分はその一因を作った毒継母だと知った。破滅もだが、何より自分の死の回避の為に、義理の息子を真っ当な人間に育てようと誓ったアマンディーヌの奮闘☆
異世界転生、家族愛、恋愛☆ 短めの長編(全二十一話です)
《完結しました》 お読み下さり、お気に入り、エール、いいね、ありがとうございます☆
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる