2 / 87
第1章<異世界に転生>
2、誕生
しおりを挟む
神々しい光があまりに眩しく目を閉じていたら、その光が優しい光になった。
私はそっと目を開ける。
目の前には、はち切れんばかりの笑顔をした、ダンディな中年男性が私を見ている。
「おぉ! アンナが目を開けた。なんて可愛らしいんだ」
中年男性がそう言うと、私を取り囲んでいた子供たちが、口々に「可愛い!」「僕に似てる」「ましゅまろみたい」と口々に声を上げた。
どうやら私を褒め称えているらしい⋯⋯。
あなたたちは誰ですか?と尋ねようとしたらうまく口が動かない。
そして突如、私の体を軽々と、優しそうな中年女性が抱きかかえた。
その抱きかかえられる瞬間、私は、壁に掛けられた鏡の中にいる自分を見た。
嘘でしょ⋯⋯、私、赤ちゃんになっている。
それもめちゃ可愛い。
金髪で青い目、天使だ。
って私、ほんとうに転生したんだ。
でもなんで前の記憶があるんだろう。
「ふぉっふぉっふぉ」
とまたあの神の笑い声が私の頭の中に響いた。
「神さま? 私、転生したんだ!?」
「そうじゃ、そうじゃ。わしの世界に転生してやったぞ。王子も妖精もいるぞ」
「凄い。夢じゃないんだ」
「わしゃ、うら若き乙女の願い事には弱いんじゃ。それにじゃ、前世の記憶ものこしてあるぞ。わしの加護と思って受け取るがよいぞ」
「あ、ありがとうございます。神さま。私、これからは信心深くなれそうです」
「ふぉっふぉっふぉ。じゃあの。乙女よ。今度こそ良い人生を送るのじゃ」
神はそう言うと、私の頭の中から消えた。
「アンナちゃん、可愛いでしゅね~」
今度は、中年男性が私を抱いた。
どうやら私の名前はアンナ。
フルネームはアンナ ・フェ・シーラス。
伯爵家の令嬢らしい。
この中年男性は私の父親で、中年女性は私の母親のようだ。
そして兄弟。なんか多いんですけど。
ひぃ~、ふぅ~、みぃ~・・・って6人もいる。
男の子が3人、女の子も3人。
私を入れると子供だけで7人もいる。
大家族だ。
私は、この大家族に囲まれ、意外にも、赤ちゃん生活を大いに楽しんだ。
大人の部分も持っている私にとっては、色々恥ずかしい部分も確かにあった。
しかし、慣れると心地よく、幸せのひと時だった。
そして両親も兄弟も私を、可愛がり愛された。
みんな好きだったが、兄弟の中でもとりわけ大好きになったのが2番目の兄様、ゾフィー兄様だ。
もう、めちゃイケメン。
なおかつ息を吐くように極上級の甘いセリフを言う。
生粋のモテ男だ。
「私の可愛いプリンセス。今日も口ずけをさせておくれ」
ゾフィー兄様は、毎日、私を優しく抱きよせ頬にキスをしてくれる。
前世が喪女だった私には毎日鼻血ぶー。
たまりません。
そして日々過ごしていてわかったが、私が転生したこの世界は、前世の西洋近世の時代背景に似ている。
馬車があったり、貴族がいたり、主食はパンだったり、お城もある。
前世のマリーアントワネットを題材にした映画の中に、まるで入り込んだ感覚だ。
こうして私は至福な日々を過ごしていたが、突如終わりを迎える。
それは私が6歳の誕生日を迎え、先生と呼ばれる気難しそうな男性が私の家を訪れた時だった。
「トマス先生、いつもお世話になっております」
「さっそくですが、この子がアンナ嬢ですかな?」
「はい。そうです、トマス先生。アンナの魔力鑑定をお願いします」
とうとう、とうとう念願かなってのファンタジーな展開。
わくわく、どきどきである。
この世界は神さまが言ってたとおり、王子様も妖精もいる。
もちろん精霊や魔物、魔法や剣があるゲームのような世界だ。
また、この世界の人々は6歳になると、特に貴族男性は魔力鑑定をする。
魔力鑑定とは、主に魔力の強弱を鑑定する。
鑑定士によっては、どの精霊に加護を受けやすいか攻撃魔法や回復魔法の向き不向きも鑑定してくれる。
その鑑定結果を経て、魔力が強ければ魔法使いの道へ、弱ければ男性だと騎士の道へと進路を手引してくれる。
女性の魔力鑑定は主にお見合いの釣書になる。
魔力が強い同士の両親からは、比較的魔力が強い子が生まれる。
魔力が強ければ、就職も昇進もしやすい。
そのため、この世界で魔力が強い女性は結婚に関しては有利だ。
そして特に魔力が強い子には、どこかしらに痣がある。
そんな痣がある子は、魔力鑑定などせず、魔法使いの道に進む。
貴族の魔法使いはイコール、宮廷官僚になれるエリートだ。
私が大好きなゾフィー兄さんにも右腕に小さな痣がある。
「さて、アンナ様。私の手にアンナ様の手を置き、私の目を見て下さい」
「はい。トマス先生」
私は緊張しながら従う。
『ベニー・イ・ルミネ ・真実を司る精霊よ。我に従い、心眼を開け、我に見せよ』
トマス先生は厳かに呪文を唱えた。
ほのかに風が舞い、トマス先生を軸にして魔法陣が白く光り輝きながら浮かび上がる。
「⋯⋯⋯」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯おかしい」
トマス先生は眉間に皺をよせながら言う。
トマス先生は私の手をさらに強く握りしめた。
『ベニー・イ・ルミネ ・真実を司る精霊よ。我に従い、心眼を開け、我に見せよ!』
先程の呪文をトマス先生は、再度、力強く唱える。
どれくらい時間が過ぎただろうか⋯⋯。
きっと、ちゃんと測ったら3分も経っていないだろうが、私には永遠に感じられた。
家中がシーンと無音になり、みんながトマス先生の発する言葉を待っている。
「⋯⋯魔力鑑定、できませんでした」
トマス先生が静かに述べた。
「ど、どういうことですか?」
お父様がトマス先生に問い詰める。
「アンナ様はおそらく魔力がありません。そのため魔力鑑定ができないのです」
「そ、そんな⋯⋯」
「もしくは、アンナ様の魔力が微力すぎて、鑑定できないだけかもしれません。私の魔力不足かもしれません」
「今まで、このように魔力鑑定できなかった子はいたんですか?」
「⋯⋯⋯⋯いません」
トマス先生が首を横に振りる。
同時に、両親、兄弟みんなが憐れな目を、私に浴びせる。
私はアンナとして、生まれて初めて本当の赤ちゃんのごとく泣いた。
せっかくファンタジーな世界に転生したのに、魔力がないなんて最悪だ。
神さまのバカー!!!
私はそっと目を開ける。
目の前には、はち切れんばかりの笑顔をした、ダンディな中年男性が私を見ている。
「おぉ! アンナが目を開けた。なんて可愛らしいんだ」
中年男性がそう言うと、私を取り囲んでいた子供たちが、口々に「可愛い!」「僕に似てる」「ましゅまろみたい」と口々に声を上げた。
どうやら私を褒め称えているらしい⋯⋯。
あなたたちは誰ですか?と尋ねようとしたらうまく口が動かない。
そして突如、私の体を軽々と、優しそうな中年女性が抱きかかえた。
その抱きかかえられる瞬間、私は、壁に掛けられた鏡の中にいる自分を見た。
嘘でしょ⋯⋯、私、赤ちゃんになっている。
それもめちゃ可愛い。
金髪で青い目、天使だ。
って私、ほんとうに転生したんだ。
でもなんで前の記憶があるんだろう。
「ふぉっふぉっふぉ」
とまたあの神の笑い声が私の頭の中に響いた。
「神さま? 私、転生したんだ!?」
「そうじゃ、そうじゃ。わしの世界に転生してやったぞ。王子も妖精もいるぞ」
「凄い。夢じゃないんだ」
「わしゃ、うら若き乙女の願い事には弱いんじゃ。それにじゃ、前世の記憶ものこしてあるぞ。わしの加護と思って受け取るがよいぞ」
「あ、ありがとうございます。神さま。私、これからは信心深くなれそうです」
「ふぉっふぉっふぉ。じゃあの。乙女よ。今度こそ良い人生を送るのじゃ」
神はそう言うと、私の頭の中から消えた。
「アンナちゃん、可愛いでしゅね~」
今度は、中年男性が私を抱いた。
どうやら私の名前はアンナ。
フルネームはアンナ ・フェ・シーラス。
伯爵家の令嬢らしい。
この中年男性は私の父親で、中年女性は私の母親のようだ。
そして兄弟。なんか多いんですけど。
ひぃ~、ふぅ~、みぃ~・・・って6人もいる。
男の子が3人、女の子も3人。
私を入れると子供だけで7人もいる。
大家族だ。
私は、この大家族に囲まれ、意外にも、赤ちゃん生活を大いに楽しんだ。
大人の部分も持っている私にとっては、色々恥ずかしい部分も確かにあった。
しかし、慣れると心地よく、幸せのひと時だった。
そして両親も兄弟も私を、可愛がり愛された。
みんな好きだったが、兄弟の中でもとりわけ大好きになったのが2番目の兄様、ゾフィー兄様だ。
もう、めちゃイケメン。
なおかつ息を吐くように極上級の甘いセリフを言う。
生粋のモテ男だ。
「私の可愛いプリンセス。今日も口ずけをさせておくれ」
ゾフィー兄様は、毎日、私を優しく抱きよせ頬にキスをしてくれる。
前世が喪女だった私には毎日鼻血ぶー。
たまりません。
そして日々過ごしていてわかったが、私が転生したこの世界は、前世の西洋近世の時代背景に似ている。
馬車があったり、貴族がいたり、主食はパンだったり、お城もある。
前世のマリーアントワネットを題材にした映画の中に、まるで入り込んだ感覚だ。
こうして私は至福な日々を過ごしていたが、突如終わりを迎える。
それは私が6歳の誕生日を迎え、先生と呼ばれる気難しそうな男性が私の家を訪れた時だった。
「トマス先生、いつもお世話になっております」
「さっそくですが、この子がアンナ嬢ですかな?」
「はい。そうです、トマス先生。アンナの魔力鑑定をお願いします」
とうとう、とうとう念願かなってのファンタジーな展開。
わくわく、どきどきである。
この世界は神さまが言ってたとおり、王子様も妖精もいる。
もちろん精霊や魔物、魔法や剣があるゲームのような世界だ。
また、この世界の人々は6歳になると、特に貴族男性は魔力鑑定をする。
魔力鑑定とは、主に魔力の強弱を鑑定する。
鑑定士によっては、どの精霊に加護を受けやすいか攻撃魔法や回復魔法の向き不向きも鑑定してくれる。
その鑑定結果を経て、魔力が強ければ魔法使いの道へ、弱ければ男性だと騎士の道へと進路を手引してくれる。
女性の魔力鑑定は主にお見合いの釣書になる。
魔力が強い同士の両親からは、比較的魔力が強い子が生まれる。
魔力が強ければ、就職も昇進もしやすい。
そのため、この世界で魔力が強い女性は結婚に関しては有利だ。
そして特に魔力が強い子には、どこかしらに痣がある。
そんな痣がある子は、魔力鑑定などせず、魔法使いの道に進む。
貴族の魔法使いはイコール、宮廷官僚になれるエリートだ。
私が大好きなゾフィー兄さんにも右腕に小さな痣がある。
「さて、アンナ様。私の手にアンナ様の手を置き、私の目を見て下さい」
「はい。トマス先生」
私は緊張しながら従う。
『ベニー・イ・ルミネ ・真実を司る精霊よ。我に従い、心眼を開け、我に見せよ』
トマス先生は厳かに呪文を唱えた。
ほのかに風が舞い、トマス先生を軸にして魔法陣が白く光り輝きながら浮かび上がる。
「⋯⋯⋯」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯おかしい」
トマス先生は眉間に皺をよせながら言う。
トマス先生は私の手をさらに強く握りしめた。
『ベニー・イ・ルミネ ・真実を司る精霊よ。我に従い、心眼を開け、我に見せよ!』
先程の呪文をトマス先生は、再度、力強く唱える。
どれくらい時間が過ぎただろうか⋯⋯。
きっと、ちゃんと測ったら3分も経っていないだろうが、私には永遠に感じられた。
家中がシーンと無音になり、みんながトマス先生の発する言葉を待っている。
「⋯⋯魔力鑑定、できませんでした」
トマス先生が静かに述べた。
「ど、どういうことですか?」
お父様がトマス先生に問い詰める。
「アンナ様はおそらく魔力がありません。そのため魔力鑑定ができないのです」
「そ、そんな⋯⋯」
「もしくは、アンナ様の魔力が微力すぎて、鑑定できないだけかもしれません。私の魔力不足かもしれません」
「今まで、このように魔力鑑定できなかった子はいたんですか?」
「⋯⋯⋯⋯いません」
トマス先生が首を横に振りる。
同時に、両親、兄弟みんなが憐れな目を、私に浴びせる。
私はアンナとして、生まれて初めて本当の赤ちゃんのごとく泣いた。
せっかくファンタジーな世界に転生したのに、魔力がないなんて最悪だ。
神さまのバカー!!!
0
あなたにおすすめの小説
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
そのご寵愛、理由が分かりません
秋月真鳥
恋愛
貧乏子爵家の長女、レイシーは刺繍で家計を支える庶民派令嬢。
幼いころから前世の夢を見ていて、その技術を活かして地道に慎ましく生きていくつもりだったのに——
「君との婚約はなかったことに」
卒業パーティーで、婚約者が突然の裏切り!
え? 政略結婚しなくていいの? ラッキー!
領地に帰ってスローライフしよう!
そう思っていたのに、皇帝陛下が現れて——
「婚約破棄されたのなら、わたしが求婚してもいいよね?」
……は???
お金持ちどころか、国ごと背負ってる人が、なんでわたくしに!?
刺繍を褒められ、皇宮に連れて行かれ、気づけば妃教育まで始まり——
気高く冷静な陛下が、なぜかわたくしにだけ甘い。
でもその瞳、どこか昔、夢で見た“あの少年”に似ていて……?
夢と現実が交差する、とんでもスピード婚約ラブストーリー!
理由は分からないけど——わたくし、寵愛されてます。
※毎朝6時、夕方18時更新!
※他のサイトにも掲載しています。
幼い頃に、大きくなったら結婚しようと約束した人は、英雄になりました。きっと彼はもう、わたしとの約束なんて覚えていない
ラム猫
恋愛
幼い頃に、セレフィアはシルヴァードと出会った。お互いがまだ世間を知らない中、二人は王城のパーティーで時折顔を合わせ、交流を深める。そしてある日、シルヴァードから「大きくなったら結婚しよう」と言われ、セレフィアはそれを喜んで受け入れた。
その後、十年以上彼と再会することはなかった。
三年間続いていた戦争が終わり、シルヴァードが王国を勝利に導いた英雄として帰ってきた。彼の隣には、聖女の姿が。彼は自分との約束をとっくに忘れているだろうと、セレフィアはその場を離れた。
しかし治療師として働いているセレフィアは、彼の後遺症治療のために彼と対面することになる。余計なことは言わず、ただ彼の治療をすることだけを考えていた。が、やけに彼との距離が近い。
それどころか、シルヴァードはセレフィアに甘く迫ってくる。これは治療者に対する依存に違いないのだが……。
「シルフィード様。全てをおひとりで抱え込もうとなさらないでください。わたしが、傍にいます」
「お願い、セレフィア。……君が傍にいてくれたら、僕はまともでいられる」
※糖度高め、勘違いが激しめ、主人公は鈍感です。ヒーローがとにかく拗れています。苦手な方はご注意ください。
※『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
キズモノ転生令嬢は趣味を活かして幸せともふもふを手に入れる
藤 ゆみ子
恋愛
セレーナ・カーソンは前世、心臓が弱く手術と入退院を繰り返していた。
将来は好きな人と結婚して幸せな家庭を築きたい。そんな夢を持っていたが、胸元に大きな手術痕のある自分には無理だと諦めていた。
入院中、暇潰しのために始めた刺繍が唯一の楽しみだったが、その後十八歳で亡くなってしまう。
セレーナが八歳で前世の記憶を思い出したのは、前世と同じように胸元に大きな傷ができたときだった。
家族から虐げられ、キズモノになり、全てを諦めかけていたが、十八歳を過ぎた時家を出ることを決意する。
得意な裁縫を活かし、仕事をみつけるが、そこは秘密を抱えたもふもふたちの住みかだった。
【完結】転生したらラスボスの毒継母でした!
白雨 音
恋愛
妹シャルリーヌに裕福な辺境伯から結婚の打診があったと知り、アマンディーヌはシャルリーヌと入れ替わろうと画策する。
辺境伯からは「息子の為の白い結婚、いずれ解消する」と宣言されるが、アマンディーヌにとっても都合が良かった。「辺境伯の財で派手に遊び暮らせるなんて最高!」義理の息子など放置して遊び歩く気満々だったが、義理の息子に会った瞬間、卒倒した。
夢の中、前世で読んだ小説を思い出し、義理の息子は将来世界を破滅させようとするラスボスで、自分はその一因を作った毒継母だと知った。破滅もだが、何より自分の死の回避の為に、義理の息子を真っ当な人間に育てようと誓ったアマンディーヌの奮闘☆
異世界転生、家族愛、恋愛☆ 短めの長編(全二十一話です)
《完結しました》 お読み下さり、お気に入り、エール、いいね、ありがとうございます☆
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる