【完結】呪われた双子 -犬として育てられた弟がよしよし♡され、次期当主として育てられた兄がボロボロ♡にされる話-

劣情祝詞

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兄編 次期当主の罪

次期当主の罪 2*

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「どうしたんです?一綺くん。」
「……ッ!んな汚ねえこと、できるか…っ。」

 一綺は涙目でそう叫んだ。
 ズボンの布と下着の布では、口に入れる心理的抵抗感が違う。
 文字通り目と鼻の先に、性器を収めて膨らんでいる下着がある。

「できないってことは、この鍵は要らないってことですね。」
「違っ、てめえっ!」
「鍵があってもなくても、上手にご奉仕できるまで終わりませんよ。」
「……無理……だ。」
「これからちんぽ咥えるんですよ、下着くらいで挫けてたら、終わるまでに何日かかるのやら。……ホテル代は一綺くんが出してくださいね、お金持ちの家だからそれくらい余裕で払えるでしょう?」

 家……。
 嫌なことを思い出す。
 俺は、守るべき、三条家を……。

「んぅうう”っ♡」

 嫌だ、忘れたい、考えたくない。
 脳みその端から端まで、征服、されたい。
 一綺はぱくんと久留米の下着を咥えた。
 熱い体温、蒸れた熱気、固い質量、独特の雄の匂い。
 布越しに唇が感じる圧倒的な『ちんぽ』に、嘔吐きそうな感覚と、ちんぽに脳内まで支配されるような感覚、両者が押し寄せる。
 フーッ♡フーッ♡と、発情した獣のような荒い息を繰り返して、まるで飼い主の気を引きたい飼い犬のごとく、くいっ、くいっ、と下着をずり降ろそうとする。

ーータイミングが肝心だ。
 一綺にとって、三条家の話題を出すのは地雷、犬や弟の話題は殊更に敏感だ。
 しかし、彼のマゾヒズムの源流は、ここにある。
 タイミングと頻度をうまくコントロールすれば、被虐の海に沈ませることができる。

「はー♡はやふ、ら……せ…!?♡」

 言い切った瞬間、下着からぶるんっと勢いよく飛び出したちんぽが、一綺の頬をべちんっと叩いた。
 一瞬何が起こったか分からず、餌を取られて放心状態のハムスターのような顔をした一綺に、久留米は吹き出しそうになるのを必死にこらえる。

「上手にちんぽ出せましたね。」

 屈辱的な褒め言葉をかけながら、久留米は自身のすでにバキバキに勃起しきった生ちんぽを、一綺の整った顔に擦り付けた。

「んぅうっ♡……め”ろ…ぁ”…♡」

 先走りで顔をべとべとに汚されていくたび、男に征服される感覚で体がゾクゾクと震える。
 
すぅー♡はぁー♡すぅー♡はぁー♡

「一綺くん、ちんぽ嗅ぎすぎ。」
「はぁあ?♡嗅いで、ねぇ♡死ね…よ♡」

 鼻腔いっぱいに広がる雄の匂いに、脳が麻痺していく。
 突き出した胸の先に強調される尖った乳首が、シャツに擦れてじくじくと鈍痛のような快感を生む。
 自分がちんぽに征服され、ちんぽのことだけを考え、ちんぽに奉仕するだけの存在になったと理解し始める。
 突き出した尻が目の前の男を誘うように、いやらしく左右にふりふり揺れる。
 無意識だろうが、あまりにも官能的な光景に久留米は目眩がした。
 
「まず最初に、どうしますか?このちんぽ。」

 眉間に皺を寄せて、悩ましげに凝視しながらも、覚悟を決めたように小さく息を吐いた。
 小さく開いた唇から、紅く長い舌を突き出す。
 舌先がつん、と亀頭の肉に当たる。

「は…ぁ……♡♡ひんぽ…♡熱”い”っ……!♡」
「舌火傷しそう……?」
「はぁあぁうっ♡♡」

 飴玉を転がすように、ぺろぺろと舐めとっていく。
 亀頭の先からとろとろと流れ出し続ける先走りを舌で受け止める。
 僅かな青苦さとしょっぱさが混ざり合った味と匂いが、刺激となって一綺に刺さり続ける。
 眉を吊り上げて、真っ赤な顔で久留米を睨みつけながらも、拙い動きで必死にちんぽに奉仕するのがあまりにも目の毒だ。
 興奮で声が上ずりそうになるのを抑えて、久留米は言った。
 
「アイスキャンデーみたいに舐めますね。美味しいですか?」
「はぁ♡はぁ♡んなわへ、あ…るか♡んちゅ♡」

 甘い吐息を混じらせながら、否定の言葉を吐き続ける一綺。
 その前髪をぐい、と乱暴に持ち上げると、ずんっとちんぽを鼻筋に押し付けた。
 
「……ひっ♡このっ。」
「わかってるんですか?あなた今、僕のおちんぽ奴隷なんですよ。一綺くんは僕のちんぽが大好きで、僕のちんぽが美味しくて、僕のちんぽを気持ちよくさせることだけを考えなきゃいけないんです。はい、復唱。」
「……は?」
「ちんぽが大好き、ちんぽが美味しい、ちんぽを気持ちよくさせる。これ以外考えちゃダメです。おちんぽ奴隷なんだから。」
「…誰がっ!ひぃっ!?」

 一綺は悲鳴をあげた。
 左目のわずか数ミリのところに、亀頭の先を突きつけられたのだ。
 瞬きをしたら目の中に入ってしまいそうなほどの距離。

「眼球に精液かけると、最悪失明に至るらしいですよ。でも一綺くんは僕の精液大好きだから、失明してもいいですよね。」
「いや…だ……やめ…。」
「じゃあ目じゃなくて、どこで食べたいの?……上手に言えるようにさっきお手本あげたでしょ。」

 屈辱と羞恥と快楽を与えるのは好きだったが、恐怖を与えるのは趣味ではなかった。
 しかし、今日の一綺が「完全なる支配」そして「完全なる従属」を欲していることを確信していた。
 完膚なきまでに叩きのめしてくれ。
 身も心も二度と元に戻せないほど壊し潰してくれ。
 一綺の目がそう訴えかけているのを確かに聞いた。
 鋼でできた一綺の心の鍵をブチ壊すだけのトリガーが必要だった。

 一綺の顔は、恐怖と絶望と屈辱で歪んでいた。
 開きっぱなしの瞳は水分を失い、涙腺が涙を分泌し、潤む。

「……お、俺…は、くるめのち、ちんぽ…大好き、です……、ち、んぽが…美味しくて……♡この、おちんぽ、気持ちよくさせること、だけを……考えますっ♡♡」

 自身の顔に凭れかかる熱く重たい竿の、中腹をペロリと舐めながら、必死になって唱えた。
 上目遣いで久留米を見る瞳は熱く潤んで、さながら奴隷がご主人様にご褒美を媚びるようだった。
 卑猥すぎるチン媚びをさせられて、一綺の体はドクドクと熱っぽい興奮に支配される。
 限界を超えた羞恥を受け入れられなくて、頭が考えることを拒否し始める。
 本当に自身が久留米のちんぽが欲しくてたまらない存在になってしまったような感覚を覚える。

「飴を舐めるぐらいの甘っちょろい動きじゃおちんぽ気持ちよくできないって、聡明な一綺くんならわかりますね?」
「ま、待てっ♡先に、下、脱がしてくれ。もぉ、キツくて……ぇ。」

 体をもじもじとくねらせながら、涙まじりの声で懇願する。
 久留米が一綺の股間に目を向けると、そこは膨らみきっていた。
 じっとりと湿ったまま、ズボンを押し上げて、きつくて狭くて苦しそうだが、腕を後ろで固定されているせいで、自分では寛げられないようだった。

「……いいよ。脱がしてあげる。」
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