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3つ目 3 【海 目線】
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「いいんですか…?」
天翔の予想外の返答に息が止まった。
俺自身のあの発言にも驚いているというのに…。
赤くなって困る姿が見たかっただけだ。
そのはずだ…。
「ぼ、僕何言ってるんだろうっ、
ご、ごめんなさい!」
正気に戻った天翔は慌てふためきながら、風呂場に駆け込んだ。
俺は何故かそのあとを追ってしまった。
「逃げるのか?」
俺は天翔を壁に追い詰める。
怯えたような天翔の目がこちらを見つめていた。
そんな天翔を無視して服を脱いだ。
「先、入ってる」
そう言って、風呂場の中に入った。
少し経ってから、服を脱いだ天翔が入ってきた。
タオルでしっかり隠しているあたりうぶで可愛い。
「すまない、背中を流してくれるか…?」
一切天翔の顔を見れないまま、俺は弱々しく呟いた。
「はっはい…」
天翔は緊張を隠せずにいた。
身体は固いまま、俺の背中にシャワーの水をあてる。
天翔は不器用な手つきで泡立てると、おずおずと俺の背中に手を伸ばした。
「し、失礼します…」
かすかに震えた指先が俺の肌に触れた。
冷たい天翔の指先に思わず身体が反応してしまった。
僅かにはねた肩に気づかれないように平然を装う。
思ったより優しい天翔の手つきに、俺は瞼を下ろした。
「痛く、ないですか?」
震えた声でそう問いかける天翔に、俺は気を許してしまった。
「あぁ、大丈夫」
そう微笑んだ。
「あ、あのっ」
裏返りかけた声で天翔が言った。
俺の背中を洗うその手にも力が入っている。
「ん?」
緊張している天翔に出来るだけ優しい声で聞き返す。
振り返ると天翔は瞼を強く閉じ拳を握りしめていた。
「お母さんのことっ、すっ、好きなんですかっ?」
広い風呂場に天翔の声が響きわたった。
「え…?」
─天翔─
なんとなく、口をついて出た疑問。
僕は、なんてことを言ってしまったんだろう…
ただ、あの安心しきったうみさんの顔を見た時、胸がきゅうっと締め付けられた。
今なら聞けそうな気がした。
言ってくれるような気がした。
だから、僕は手をぎゅっと握りしめ震える声で言ったんだ。
その後のことなんて、考えてなかった。
天翔の予想外の返答に息が止まった。
俺自身のあの発言にも驚いているというのに…。
赤くなって困る姿が見たかっただけだ。
そのはずだ…。
「ぼ、僕何言ってるんだろうっ、
ご、ごめんなさい!」
正気に戻った天翔は慌てふためきながら、風呂場に駆け込んだ。
俺は何故かそのあとを追ってしまった。
「逃げるのか?」
俺は天翔を壁に追い詰める。
怯えたような天翔の目がこちらを見つめていた。
そんな天翔を無視して服を脱いだ。
「先、入ってる」
そう言って、風呂場の中に入った。
少し経ってから、服を脱いだ天翔が入ってきた。
タオルでしっかり隠しているあたりうぶで可愛い。
「すまない、背中を流してくれるか…?」
一切天翔の顔を見れないまま、俺は弱々しく呟いた。
「はっはい…」
天翔は緊張を隠せずにいた。
身体は固いまま、俺の背中にシャワーの水をあてる。
天翔は不器用な手つきで泡立てると、おずおずと俺の背中に手を伸ばした。
「し、失礼します…」
かすかに震えた指先が俺の肌に触れた。
冷たい天翔の指先に思わず身体が反応してしまった。
僅かにはねた肩に気づかれないように平然を装う。
思ったより優しい天翔の手つきに、俺は瞼を下ろした。
「痛く、ないですか?」
震えた声でそう問いかける天翔に、俺は気を許してしまった。
「あぁ、大丈夫」
そう微笑んだ。
「あ、あのっ」
裏返りかけた声で天翔が言った。
俺の背中を洗うその手にも力が入っている。
「ん?」
緊張している天翔に出来るだけ優しい声で聞き返す。
振り返ると天翔は瞼を強く閉じ拳を握りしめていた。
「お母さんのことっ、すっ、好きなんですかっ?」
広い風呂場に天翔の声が響きわたった。
「え…?」
─天翔─
なんとなく、口をついて出た疑問。
僕は、なんてことを言ってしまったんだろう…
ただ、あの安心しきったうみさんの顔を見た時、胸がきゅうっと締め付けられた。
今なら聞けそうな気がした。
言ってくれるような気がした。
だから、僕は手をぎゅっと握りしめ震える声で言ったんだ。
その後のことなんて、考えてなかった。
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