出来損ないのアルファ

ゴールデンフィッシュメダル

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早朝のホテルは思いの外、人で溢れていた。一階のカフェで朝食を取る人、早い時間にロビーに集合している団体客、その対応をするドアマンにフロント。
ガヤガヤとしていて一人入り込んだくらいでは誰も気づかない。
彼の部屋番号は把握しているのでスルリとエレベーターに乗り込み彼の部屋の前まで行く。

少し躊躇したがここまで来た勢いでベルを鳴らす。

微かに彼の匂いが部屋から漏れ出ているのを感じた。彼が部屋にいることを確信した。

もう一度鳴らす。

匂いにあてられて止まれなかった。

何度も連続して鳴らしているとガチャリとドアが開いて眠そうな彼が出てきた。

眠そうな表情をしている彼も可愛い。

彼は驚いた顔をして俺を見ると
「どうして?」とポカンとした表情になった。

「それはこっちのセリフです。如月ジュンさん。」

「ごめんなさい」
彼は俺に頭を下げてきた。

「それは何に対する謝罪ですか?」
そう言いながら俺は彼を押しながら一歩ずつ前に進む。
完全に部屋に入った俺の後ろでガチャリとドアが閉まった。

「僕、あなたにひどいことをしてしまいました。」

彼は思い詰めている様子で俯いた。

「酷いこと?」

「ヒートレイプ」
彼は消え入るような声でそう言った。

ヒートレイプとはオメガが発情することで無理やりアルファと肉体関係を持つことを言う。ヒートになったオメガの匂いに抗えるアルファはそういない。
ただし、ヒートをわざと起こすオメガは少なく事故であることが多い。にも関わらずオメガばかりが悪者にされてきた過去がある。
彼は俺に訴えられるかもしれないと思っているのだろう。

「あれは、合意の上ですよ」
穏やかな表情で彼のことを見て彼の頭をそっと撫でた。

「でも、僕はそのつもりだったんだ。最悪の犯罪者だ。」

そう言ってうつむく彼がいじらしくてつい抱きしめてしまう。気付くと頭を撫でていた。
これが運命の番の強制力というものだろうか。何も考えられなかった。

「犯罪者でも何でもないですよ。愛してます。」

そう言って彼のうなじに顔を埋めた。
いい匂いがしていてたまらない。

「どうして・・・?」

そんな事を彼が言っていたが彼の匂いを嗅いで冷静で居られるわけがない。

「まだヒートおさまってません?」

俺はそう言いながら彼のパンツの中にスルリと手を入れた。
パジャマ代わりに着ているTシャツとスウェットが可愛らしい。
半立ちになった彼の下半身をゆるりと掴むとヒッと息を飲み込む音が聞こえた。

「君は僕のことを嫌いなんじゃないの?」

彼がとんでもない発言をしたので手の動きが止まった。

「マヒロ。俺のことはマヒロって呼んで。さっきも言ったでしょう?愛してます」

そう言ってうなじを舐めるとそれだけで感じるようで「あっあっ」と小さな声を漏らしている。

「どうしてそんな事を考えたんですか?」

そう言いながら彼の穴につぷりと指を入れると穴の中はまだ俺の放った精が残っているのかもうぐしゅぐしゅだった。

ここ数日間の記憶はあまりないものの、俺の体は彼のイイトコロを覚えているらしい。手が勝手にふにふにと動くと彼が面白いようにピクピクと反応した。

「ど・・・して・・・って・・・あっ・・・そこ、・・・だめっ」

「ダメじゃなくていいでしょ?」

右手で穴の良いところを刺激してあげながら左手で乳首を摘んであげると彼が大きくのけぞった。

「ほら、乳首もこんなになってますよ」

彼がのけぞった勢いで穴から手が抜けた。そのタイミングで彼を下から抱き上げて部屋の中に移動するとベッドにぽすんと落とした。

気付くと彼のモノは完全に立ち上がっていて苦しそうにスウェットを押し上げていた。

「ここも苦しそうですね」

彼はウルウルと俺を見上げてくる。その痴態が可愛すぎて思わず鼻血が出るかと思った。

彼の上に覆い被さるとまずはキスをした。
彼の唇があまりに艶かしくて思わず触れてしまった。
彼はもう口を閉じる気力もないらしく、易々と舌の侵入をゆるした。
歯列をなぞり、その後上顎を舌で刺激する。

彼の唾液は甘く、キスだけで脳みそが溶けそうだった。
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