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第3章
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邪魔にならないようにキッチンの横で立ったままぼうっとしていたら、アキラくんが通話を終えてこちらを見た。
「体、大丈夫? しんどくない?」
「うん、平気……」
さっきの電話は誰なんだろう。今さら、「彼女います」とか言われたらどうしよう。というか、私たちの関係って一体何なんだろう。
アキラくんとは一緒にご飯も食べたことも遊んだこともないし、世間話をした時間より下半身触ってる時間のほうが長い気がする。……セフレ? でも最後までしてないし、そもそも私が欲しかったアキラくんとの接点って、これだったっけ。
……あぁ、これが賢者モードってやつかな。興奮状態から覚めて、生真面目なことが頭をぐるぐる巡っている。
「どしたの、コハルちゃん」
黙り込む私を見て、アキラくんが首を傾げる。
「おいでおいで」と、隣の空間をぽんぽんと叩いて座るように促され、嬉しいのともやもやした気持ちが混ざった複雑な気持ちのまま腰を下ろす。
「前髪、はねてるね」
隣に正座をすると、アキラくんの手が私のおでこに触れた。
あの行為の間中、ずっとクッションに顔をうずめていたせいで変な癖がついてしまったのだろう。シャワーのときに気付けばよかったけどそんな余裕はなかった。
アキラくんの手のひらが、なでなでするような動作で私のはねた前髪を何度も撫でつけて、「なかなか戻んないね」と興味深そうに笑う。
「そういや、この前から言おうと思ってたんだけど」
前髪が跳ねている恥ずかしさと、おでこを撫でられている嬉しさでいっぱいいっぱいになりながら俯いていたら、声が降ってきた。
「コハルちゃんの連絡先、教えてくれる? ずっと聞くの忘れてた」
思ってもみない申し出に一瞬、思考が止まった。
そういえば、アキラくんの連絡先を知らなかった。聞こうと思っても本人は滅多に会えないし、いざ会えても恥ずかしくて、どのタイミングで言えばいいのかわからなかったから。
「う、うんっ、連絡先、交換しよう!」
カタコトになりながら、ベッドに投げ出していたスマホを取る。
待ち受け画面に設定している女装したアキラくんを見られないように隠しながら、アプリのQRコードを差し出した。
アキラくんの名前と目をくりくりさせた茶色のトイプードルのアイコンが追加されて、心の中でガッツポーズをとる。それから素知らぬ顔で『よろしくお願いします』と書かれたスタンプを送信した。ニコニコとアキラくんが目元を下げている。
「あっ、このワンちゃん、可愛いね」
「それ、実家の犬ー」
「へぇ、名前はなんていうの」
「ん? モカだっけ、モコだっけ、なんかそんな感じの。俺が大学入ってから親が飼い出したから、滅多に会わないし覚えてないんだよね」
「でもアイコンにするってことは可愛いんだ」
「ううん、たまたま手元にあった写真がこれだっただけで。コハルちゃんのこのアイコンは何?」
「この前食べた学食のサンマ。美味しかったから」
どこがツボだったのか、アキラくんが吹き出した。私のタイムラインを見ながら「ほとんど食べ物だ」と笑っている。しまった。友達がいないことがバレた……。
アキラくんのタイムラインには、アキラくん含む男女複数人が常に写っていて、テーマパークだったり居酒屋だったり海だったり雪山だったりの中で眩しいくらいキラキラしていた。
清々しいほど、私と真逆にいる。
この中で、アキラくんのことを好きな人がいるのかもしれない。仲良く体を寄せ合っている写真を見ると、変な想像をして心が暗くなる。
「あの、さっきの電話」
「あぁ、友達から。俺、毎年冬休みにリゾバ行くんだけど、その話だった」
「彼女じゃないの?」
嫌な聞き方をしたかも。アキラくんはきょとんと目を丸くした後、笑ってまた私の跳ねた前髪に触れた。
「……むしろコハルちゃんは俺の彼女になってくれないの?」
「え、えぇっ!?」
思ってもみない言葉に、心の底から大きめの声が出る。
……いいの? そんな、私みたいなのがアキラくんの彼女になっていいの? 私、アキラくんに幻滅されるようなことばかり言ったし、してきたんだと思うんだけど。
からかわれてるのかもと思って、まじまじとアキラくんの顔を見つめながら、心の中で聞き返す。
「俺、コハルちゃんのこと好きだよ」
アキラくんはいつもみたいに、へにゃっと顔を崩して笑いかけてくれた。血が沸騰して、心臓が暴走したみたいに早く波打つ。
「わ、私もアキラくんのことが好き、です、本当は、初めて見たときから、一目惚れで」
「知ってるー」
「ぅえ、なんでっ」
「毎週、あれだけ後ろで騒がれたら誰でも気づくよ」
なんと、バレていた。迷惑にならないように、講義中は真希ちゃんの肩をバシバシ叩く程度で、声は出さないようにしていたんだけど。
「俺、あの教室の中で唯一コハルちゃんの名前、覚えてたでしょ? 気になってなかったら覚えないよ」
「そ、そうなんだ」
へへ、と照れ隠しで出た笑いが、自分でもちょっと可愛くない。ので、うつむく。
私の前髪を撫でていたアキラくんの手が、するりと耳たぶから頬に触れた。
「コハルちゃん、キスしていい?」
「っ、はいっ」
ピシッと背筋を伸ばす。さっきはキス以上のことをしたのに、面と向かってはっきり言われると、どういう顔をしたらいいのかわからない。
「じゃあ目、つぶって」
くすくすと肩を震わせるアキラくんの言う通り、正座したまま目を閉じた。
耳たぶをくすぐっていた指が止まって、目を閉じたまま体だけが緊張でぷるぷるする。まだかな、なんておとなしく待っていたら、「ピロン」という聞き慣れた電子音が聞こえた。
「?」
目を開けると、アキラくんがスマホを私に向けている。
え、なに、撮ったの、今……。
「前髪、可愛いから撮っちゃった」
「えっ、やだ、消してっ」
腕を伸ばしてスマホを撮ろうとすると、ひょいと避けられた。
「ダメー。コハルちゃんも俺の写真、使ってるでしょ? バレてるからね」
「~~~~っ」
やっぱりバレてたんだ。それを言われてしまうと、これ以上何も言えない……。
口をぽっかり開けたままアホ面をしていたら、アキラくんの唇が頬に触れた。驚いて固まっているとそのまま何度も、ちゅ、ちゅ、と、唇や首すじにキスが降ってくる。
「ぁ、アキラくんっ」
「あのときバレたのが、コハルちゃんでよかったな。嫌われなくてよかった」
アキラくんが耳元に唇を寄せて、笑った。
「あ、あのアカウントはもう消しちゃったの?」
「俺、消すって言わなかったっけ」
「言ってたけど、アキラくんのことだから隠れてやってるのかなって」
「信用ないんだね、俺」
困り顔で笑うアキラくん。決して貶めるつもりで言ったんじゃない。慌てて否定すると「焦りすぎじゃない?」とくすくす笑われた。
それから次の講義がある私と一緒に、アキラくんが部屋を出た。
教室まで送ってくれる間、自然な流れで手を繋ぐこともできたし、週末、会う約束もできた。
「じゃあね、コハルちゃん、またね」
「う、うん、送ってくれてありがとう」
満面の笑みを向けられて、ぽんぽんと軽く頭を撫でられる。優しくて可愛い。顔が緩みっぱなしになる。
「体、大丈夫? しんどくない?」
「うん、平気……」
さっきの電話は誰なんだろう。今さら、「彼女います」とか言われたらどうしよう。というか、私たちの関係って一体何なんだろう。
アキラくんとは一緒にご飯も食べたことも遊んだこともないし、世間話をした時間より下半身触ってる時間のほうが長い気がする。……セフレ? でも最後までしてないし、そもそも私が欲しかったアキラくんとの接点って、これだったっけ。
……あぁ、これが賢者モードってやつかな。興奮状態から覚めて、生真面目なことが頭をぐるぐる巡っている。
「どしたの、コハルちゃん」
黙り込む私を見て、アキラくんが首を傾げる。
「おいでおいで」と、隣の空間をぽんぽんと叩いて座るように促され、嬉しいのともやもやした気持ちが混ざった複雑な気持ちのまま腰を下ろす。
「前髪、はねてるね」
隣に正座をすると、アキラくんの手が私のおでこに触れた。
あの行為の間中、ずっとクッションに顔をうずめていたせいで変な癖がついてしまったのだろう。シャワーのときに気付けばよかったけどそんな余裕はなかった。
アキラくんの手のひらが、なでなでするような動作で私のはねた前髪を何度も撫でつけて、「なかなか戻んないね」と興味深そうに笑う。
「そういや、この前から言おうと思ってたんだけど」
前髪が跳ねている恥ずかしさと、おでこを撫でられている嬉しさでいっぱいいっぱいになりながら俯いていたら、声が降ってきた。
「コハルちゃんの連絡先、教えてくれる? ずっと聞くの忘れてた」
思ってもみない申し出に一瞬、思考が止まった。
そういえば、アキラくんの連絡先を知らなかった。聞こうと思っても本人は滅多に会えないし、いざ会えても恥ずかしくて、どのタイミングで言えばいいのかわからなかったから。
「う、うんっ、連絡先、交換しよう!」
カタコトになりながら、ベッドに投げ出していたスマホを取る。
待ち受け画面に設定している女装したアキラくんを見られないように隠しながら、アプリのQRコードを差し出した。
アキラくんの名前と目をくりくりさせた茶色のトイプードルのアイコンが追加されて、心の中でガッツポーズをとる。それから素知らぬ顔で『よろしくお願いします』と書かれたスタンプを送信した。ニコニコとアキラくんが目元を下げている。
「あっ、このワンちゃん、可愛いね」
「それ、実家の犬ー」
「へぇ、名前はなんていうの」
「ん? モカだっけ、モコだっけ、なんかそんな感じの。俺が大学入ってから親が飼い出したから、滅多に会わないし覚えてないんだよね」
「でもアイコンにするってことは可愛いんだ」
「ううん、たまたま手元にあった写真がこれだっただけで。コハルちゃんのこのアイコンは何?」
「この前食べた学食のサンマ。美味しかったから」
どこがツボだったのか、アキラくんが吹き出した。私のタイムラインを見ながら「ほとんど食べ物だ」と笑っている。しまった。友達がいないことがバレた……。
アキラくんのタイムラインには、アキラくん含む男女複数人が常に写っていて、テーマパークだったり居酒屋だったり海だったり雪山だったりの中で眩しいくらいキラキラしていた。
清々しいほど、私と真逆にいる。
この中で、アキラくんのことを好きな人がいるのかもしれない。仲良く体を寄せ合っている写真を見ると、変な想像をして心が暗くなる。
「あの、さっきの電話」
「あぁ、友達から。俺、毎年冬休みにリゾバ行くんだけど、その話だった」
「彼女じゃないの?」
嫌な聞き方をしたかも。アキラくんはきょとんと目を丸くした後、笑ってまた私の跳ねた前髪に触れた。
「……むしろコハルちゃんは俺の彼女になってくれないの?」
「え、えぇっ!?」
思ってもみない言葉に、心の底から大きめの声が出る。
……いいの? そんな、私みたいなのがアキラくんの彼女になっていいの? 私、アキラくんに幻滅されるようなことばかり言ったし、してきたんだと思うんだけど。
からかわれてるのかもと思って、まじまじとアキラくんの顔を見つめながら、心の中で聞き返す。
「俺、コハルちゃんのこと好きだよ」
アキラくんはいつもみたいに、へにゃっと顔を崩して笑いかけてくれた。血が沸騰して、心臓が暴走したみたいに早く波打つ。
「わ、私もアキラくんのことが好き、です、本当は、初めて見たときから、一目惚れで」
「知ってるー」
「ぅえ、なんでっ」
「毎週、あれだけ後ろで騒がれたら誰でも気づくよ」
なんと、バレていた。迷惑にならないように、講義中は真希ちゃんの肩をバシバシ叩く程度で、声は出さないようにしていたんだけど。
「俺、あの教室の中で唯一コハルちゃんの名前、覚えてたでしょ? 気になってなかったら覚えないよ」
「そ、そうなんだ」
へへ、と照れ隠しで出た笑いが、自分でもちょっと可愛くない。ので、うつむく。
私の前髪を撫でていたアキラくんの手が、するりと耳たぶから頬に触れた。
「コハルちゃん、キスしていい?」
「っ、はいっ」
ピシッと背筋を伸ばす。さっきはキス以上のことをしたのに、面と向かってはっきり言われると、どういう顔をしたらいいのかわからない。
「じゃあ目、つぶって」
くすくすと肩を震わせるアキラくんの言う通り、正座したまま目を閉じた。
耳たぶをくすぐっていた指が止まって、目を閉じたまま体だけが緊張でぷるぷるする。まだかな、なんておとなしく待っていたら、「ピロン」という聞き慣れた電子音が聞こえた。
「?」
目を開けると、アキラくんがスマホを私に向けている。
え、なに、撮ったの、今……。
「前髪、可愛いから撮っちゃった」
「えっ、やだ、消してっ」
腕を伸ばしてスマホを撮ろうとすると、ひょいと避けられた。
「ダメー。コハルちゃんも俺の写真、使ってるでしょ? バレてるからね」
「~~~~っ」
やっぱりバレてたんだ。それを言われてしまうと、これ以上何も言えない……。
口をぽっかり開けたままアホ面をしていたら、アキラくんの唇が頬に触れた。驚いて固まっているとそのまま何度も、ちゅ、ちゅ、と、唇や首すじにキスが降ってくる。
「ぁ、アキラくんっ」
「あのときバレたのが、コハルちゃんでよかったな。嫌われなくてよかった」
アキラくんが耳元に唇を寄せて、笑った。
「あ、あのアカウントはもう消しちゃったの?」
「俺、消すって言わなかったっけ」
「言ってたけど、アキラくんのことだから隠れてやってるのかなって」
「信用ないんだね、俺」
困り顔で笑うアキラくん。決して貶めるつもりで言ったんじゃない。慌てて否定すると「焦りすぎじゃない?」とくすくす笑われた。
それから次の講義がある私と一緒に、アキラくんが部屋を出た。
教室まで送ってくれる間、自然な流れで手を繋ぐこともできたし、週末、会う約束もできた。
「じゃあね、コハルちゃん、またね」
「う、うん、送ってくれてありがとう」
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