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第四十六話 実家にて〜その十三
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「芽衣さん!こんなことはやめましょう!」
「は?」
「こんなことしたってなんにもならないよ!そんなことよりも昴に言われた所を直して、新しい彼氏を見つけた方が有意義だよ」
「・・・・・・」
「それに見た感じ、芽衣さんはあたしより胸大きいし、きっと──」
「もう、遅いんですよ」
「?」
「あたし、人をすでに殺しちゃったので」
「えっ⁉」
「ちなみに殺したのは昴です。別れ話を切り出された後、勢いで殺しちゃいまして・・・・・・」
「そんな・・・・・・あ!」
幸は真知に言われたことを思い出す。
「もしかして、永戸市の事件って・・・・・・」
「そうです。私が殺ったんです。捕まるのも時間の問題です。だから、その前にあなたは殺しておきたくて・・・・・・」
「ちょっと待って、だからってこれ以上こんなことしたら両親が悲しむよ!」
「大丈夫です。あたしにはもう身内がいませんから」
「えっ⁉」
「両親は私が小学生の頃に交通事故で死んで、残った祖父も去年病気で死にました」
「・・・・・・」
「だから、私が犯罪を犯しても悲しむ人や苦しむ人はいません」
「でも、だからってこれ以上は──」
「だまれ!」
「!」
「私はあんたが妬ましくしょうがないんです!」
芽衣はサバイバルナイフを幸に突き立て、向かってきた。
「は?」
「こんなことしたってなんにもならないよ!そんなことよりも昴に言われた所を直して、新しい彼氏を見つけた方が有意義だよ」
「・・・・・・」
「それに見た感じ、芽衣さんはあたしより胸大きいし、きっと──」
「もう、遅いんですよ」
「?」
「あたし、人をすでに殺しちゃったので」
「えっ⁉」
「ちなみに殺したのは昴です。別れ話を切り出された後、勢いで殺しちゃいまして・・・・・・」
「そんな・・・・・・あ!」
幸は真知に言われたことを思い出す。
「もしかして、永戸市の事件って・・・・・・」
「そうです。私が殺ったんです。捕まるのも時間の問題です。だから、その前にあなたは殺しておきたくて・・・・・・」
「ちょっと待って、だからってこれ以上こんなことしたら両親が悲しむよ!」
「大丈夫です。あたしにはもう身内がいませんから」
「えっ⁉」
「両親は私が小学生の頃に交通事故で死んで、残った祖父も去年病気で死にました」
「・・・・・・」
「だから、私が犯罪を犯しても悲しむ人や苦しむ人はいません」
「でも、だからってこれ以上は──」
「だまれ!」
「!」
「私はあんたが妬ましくしょうがないんです!」
芽衣はサバイバルナイフを幸に突き立て、向かってきた。
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