53 / 53
第54話【子育て日記二日目】(8)
しおりを挟む
満腹感と一時ではあるが心が満たされているのを感じながら、目の前を歩く小さな人がだんだんとヒートアップしていき、【怒られ続けること10数分後】私は、久しぶりの口呼吸と共に一本だけ許された煙草をありがたく吸いながら胡座をかき、目先の光景をただ呆然と眺めていた。
説明すると長いのだが簡単に伝えるとするならば……【屋敷にそぐわない場所】ってところかな。
部屋の手前でズラリと並ぶ衣装部屋で三人共、好きな水着に着替えた。
いつも通り髪を後ろで束ねたミフィレンとラシメイナは、全身を覆う「蒼」と「金」色のボーダー柄の一枚物を着用しており、肝心の私はというと、露出度少なめで上下「白」色だけのシンプルな水着を選び、ビーチボールと浮き輪を小脇に持っている。
隣で二段上がった床に腰掛けているアイナは、踝まで足湯のように浸かり、片手で優雅に紅茶を一口飲みながら、平然とこの状況を楽しんでいる。
紫色のサングラスを頭に乗せている黒髪ボブが言うには、部屋の広さは40M四方で手前から10Mは比較的浅いため小さな子どもでも安心らしい。
【部屋の最奥に滝があり、高さ10M幅30M深さ60CM】で人工的かつ一般家庭仕様の【精神の滝】って部屋らしい。
【滝行の部屋】
水の温度は人肌と同等で設定されていて、小さな子どもでも沈まない造りになっており、胸元辺りになると「浮力」が働く仕組みになっているらしい。
水着に着替えた赤子とミフィレンは、楽しそうに水遊びをしていてそんな幸せそうな光景無を眺めながら吸う煙草は、「旨い!!」そう染々と感じていると、アイナが口を開く。
「貴女疲れているでしょ、リラックスついでに子ども達と遊んできたら?私はいいから思う存分楽しんで来なさいよ。」
時折ため息をつき遠くを見つめており、毅然とした態度でそう言うとティーカップの中の紅茶を時計回りに動かしだす。
「いや……お前も一緒にだ!!」
「へ?ちょっ……下ろしなさいよ!!ねぇ!?」
そう言って、アイナを肩に担ぐと多少の抵抗はされたがミフィレンたちの方へ放り投げる。
着水して飛び散る「水飛沫」と粉々に砕け散る「サングラス」、それを見て笑う子ども達のおかげで、ずぶ濡れのアイナも少しだけ笑っている気がした。
説明すると長いのだが簡単に伝えるとするならば……【屋敷にそぐわない場所】ってところかな。
部屋の手前でズラリと並ぶ衣装部屋で三人共、好きな水着に着替えた。
いつも通り髪を後ろで束ねたミフィレンとラシメイナは、全身を覆う「蒼」と「金」色のボーダー柄の一枚物を着用しており、肝心の私はというと、露出度少なめで上下「白」色だけのシンプルな水着を選び、ビーチボールと浮き輪を小脇に持っている。
隣で二段上がった床に腰掛けているアイナは、踝まで足湯のように浸かり、片手で優雅に紅茶を一口飲みながら、平然とこの状況を楽しんでいる。
紫色のサングラスを頭に乗せている黒髪ボブが言うには、部屋の広さは40M四方で手前から10Mは比較的浅いため小さな子どもでも安心らしい。
【部屋の最奥に滝があり、高さ10M幅30M深さ60CM】で人工的かつ一般家庭仕様の【精神の滝】って部屋らしい。
【滝行の部屋】
水の温度は人肌と同等で設定されていて、小さな子どもでも沈まない造りになっており、胸元辺りになると「浮力」が働く仕組みになっているらしい。
水着に着替えた赤子とミフィレンは、楽しそうに水遊びをしていてそんな幸せそうな光景無を眺めながら吸う煙草は、「旨い!!」そう染々と感じていると、アイナが口を開く。
「貴女疲れているでしょ、リラックスついでに子ども達と遊んできたら?私はいいから思う存分楽しんで来なさいよ。」
時折ため息をつき遠くを見つめており、毅然とした態度でそう言うとティーカップの中の紅茶を時計回りに動かしだす。
「いや……お前も一緒にだ!!」
「へ?ちょっ……下ろしなさいよ!!ねぇ!?」
そう言って、アイナを肩に担ぐと多少の抵抗はされたがミフィレンたちの方へ放り投げる。
着水して飛び散る「水飛沫」と粉々に砕け散る「サングラス」、それを見て笑う子ども達のおかげで、ずぶ濡れのアイナも少しだけ笑っている気がした。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる