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第二夜 一夜明け、また悦楽に
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一体、あれから私の身に何が起きていたのかわからないままに、いつの間にか自分の個室へと戻っていた──。
記憶にあるのは、悦楽の虜になり、一心不乱に腰を踊らすあの奥様の姿だった。
下半身の方は今は、落ち着いている。
ただし異様な疲労感は拭えないでいた。
ベッドに横になり、腕枕しながら物思いに耽る。
『あなたの仕事は私を愉しませる事。己の身体を存分に使ってね』
冷淡な物言いとは裏腹に、妖艶で淫靡な顔が印象に残っている。
私の個室には一応、シャワールームは完備されていた。この時代にこれを完備しているのは流石は資産家の館だ。
私はねっとりと湿った身体を綺麗にするべくシャワーを浴びる事にした。
すると、そこにメイドの女性の声が聞こえた。
「松下様。メイドの亜美でございます」
私は少し大声で話した。
丁度、シャワーを浴び始めた頃合いだったので。
「亜美さん? ああ、奥様の部屋に案内してくれた女性だよね」
「入っていいよ。鍵はかけてないから」
「失礼致します」
あのメイドの女性は亜美って名前の娘だったのか。
可愛らしい名前だ、姿も可愛らしい。
「松下様。お着替えをお持ちしました。纏っていた洋服は洗濯しておきますね」
「用意がいいですね」
「──これが、私の仕事ですから」
シャワールームを挟んで会話する。
こちらからは、彼女の姿は見えない。
だが、見えない方がいい場合もある。
特にこの『黒猫館』では──。
だが、ここで予想の斜め上を行く体験を私はしてしまう。
軽く十分程のシャワーを浴び、ほぼ全裸でタオルだけを持って現れたのがよく無かった。
メイドの亜美さんはずっと私を待っていたのだ。ほぼ無言だったが──。
しかし、亜美は私の事を熱を帯びた眼差しで見つめていた。
まるで焼き付くような眼差し──。
私も身体をタオルで拭くのを忘れて、つい彼女の瞳を見つめてしまった──。
下半身も隠さないで、ぬるま湯に濡れた身体からは湯気がのぼる。
「どうしたのかな──?」
「あの……私──昨夜の奥様と松下様が愛し合っているのを──覗いてしまいました」
あのシーンを観ていたというのか。
確かに奥様の直美様は大声で悦楽に酔っていたからな。
隣の部屋まで聞こえても不思議じゃない。
しかし、亜美の告白はこれだけでもなくて。
「私──その後、いけないって分かっていても、抑えが利かなくて、自分自身を慰めてしまいました」
そういう彼女は下半身を少しもじもじさせて恥ずかしそうに悶えている。
彼女はどうにか落ち着こうとタオルを握ると私にこう言った。
「あ、このままでは湯冷めしてしまいます。私が身体を拭いて差し上げますから」
「そ、そこまでしなくてもいいよ」
「いいえ──させてください」
亜美はあの純真そうな瞳からは信じられない程の色気で呟いたのだ。
「私も──松下様の身体に触れたいんです」
亜美はタオルケットで上半身から拭いてくれた。タオルケットは柔らかくて、まるで羽のような触り心地。胸板、おへそ、首、背中、腰、お尻、あらゆる場所を丁寧に拭く。
何だか湯冷めをしていた身体がもっと違う熱で熱く感じる──。
この気持ちは何だろう?
率直な気持ちは──亜美さんを抱いてみたい。
まさか、あの美酒の余韻が抜けきってないのか──?
私はあの美酒を飲まされた直後から、異様に女性に対して敏感な身体になった。
亜美さんのタオルが丁度、下半身の分身を撫でるように拭いている。
目の前には亜美さんの顔が──。
やましい欲望は、亜美の口にそれを咥えて貰えと叫んでいるみたいだ──。
そんな意識にすぐに身体は反応してしまった。
少しずつ、盛り上がるではないか。
「松下様……いけない人……」
「す、すまない……っ。何故かわからないけど大きくなってしまうんだよね……」
「もう少し、待っていてくださいね……後少しで拭き終わりますから」
タオルケットは両足まで拭いてくれた。
しかし、その間、象徴は素直に臨戦態勢を取っていく。
すると、亜美さんは一言、言った。
「今日の朝はこれだけですよ? いいですね?」
そこであの清楚だったかもしれない亜美さんが熱烈な奉仕を私にした。
得も言われぬ快感が、確かな覚醒となった襲ってくる──!
思わず情けない喘ぎ声を上げてしまう。
「アウッ…うアッ…す、すごっ……い」
「ンンッ…うふぅ…元気な子……っ」
鮎川家のメイドはもしかしてこう言ったものも訓練させているのか?
と考えてしまうくらいに熟練の舌業だった。
口腔いっぱいに含み、きちんと舌を使い、舐めてくれる感覚が刻み込まれていく──!
だ、ダメだ……!
この快感に目覚めたら──私は、いや俺は元に戻れなくなってしまう……!
だが、亜美の口の攻撃はやまない。
それを解放する為に、今度は手まで使い出す。
荒い息遣いと共に、懸命に奉仕をする光景は、俺がそこまで駆け上がるまで続いた。
「はあっ……はあっ……」
まだ朝なのに、とんでもないものを味わった。
一体、この館の女性達は何を考えているんだ──。
ひとしきりの彼女の欲望を発散した亜美さんはにこやかな顔で、朝ご飯の支度の用意が出来ている事を告げた。
「もう、こんな時間。朝ご飯の時間が来ています。松下様も食堂までお越しくださいませ」
呆然とする俺を尻目にそれを告げて去っていった亜美さんだった。
そして、俺は、夕も夜も、求められる事を知らないでいた。
いつまでも終わらない、快楽という名前の罠に。
記憶にあるのは、悦楽の虜になり、一心不乱に腰を踊らすあの奥様の姿だった。
下半身の方は今は、落ち着いている。
ただし異様な疲労感は拭えないでいた。
ベッドに横になり、腕枕しながら物思いに耽る。
『あなたの仕事は私を愉しませる事。己の身体を存分に使ってね』
冷淡な物言いとは裏腹に、妖艶で淫靡な顔が印象に残っている。
私の個室には一応、シャワールームは完備されていた。この時代にこれを完備しているのは流石は資産家の館だ。
私はねっとりと湿った身体を綺麗にするべくシャワーを浴びる事にした。
すると、そこにメイドの女性の声が聞こえた。
「松下様。メイドの亜美でございます」
私は少し大声で話した。
丁度、シャワーを浴び始めた頃合いだったので。
「亜美さん? ああ、奥様の部屋に案内してくれた女性だよね」
「入っていいよ。鍵はかけてないから」
「失礼致します」
あのメイドの女性は亜美って名前の娘だったのか。
可愛らしい名前だ、姿も可愛らしい。
「松下様。お着替えをお持ちしました。纏っていた洋服は洗濯しておきますね」
「用意がいいですね」
「──これが、私の仕事ですから」
シャワールームを挟んで会話する。
こちらからは、彼女の姿は見えない。
だが、見えない方がいい場合もある。
特にこの『黒猫館』では──。
だが、ここで予想の斜め上を行く体験を私はしてしまう。
軽く十分程のシャワーを浴び、ほぼ全裸でタオルだけを持って現れたのがよく無かった。
メイドの亜美さんはずっと私を待っていたのだ。ほぼ無言だったが──。
しかし、亜美は私の事を熱を帯びた眼差しで見つめていた。
まるで焼き付くような眼差し──。
私も身体をタオルで拭くのを忘れて、つい彼女の瞳を見つめてしまった──。
下半身も隠さないで、ぬるま湯に濡れた身体からは湯気がのぼる。
「どうしたのかな──?」
「あの……私──昨夜の奥様と松下様が愛し合っているのを──覗いてしまいました」
あのシーンを観ていたというのか。
確かに奥様の直美様は大声で悦楽に酔っていたからな。
隣の部屋まで聞こえても不思議じゃない。
しかし、亜美の告白はこれだけでもなくて。
「私──その後、いけないって分かっていても、抑えが利かなくて、自分自身を慰めてしまいました」
そういう彼女は下半身を少しもじもじさせて恥ずかしそうに悶えている。
彼女はどうにか落ち着こうとタオルを握ると私にこう言った。
「あ、このままでは湯冷めしてしまいます。私が身体を拭いて差し上げますから」
「そ、そこまでしなくてもいいよ」
「いいえ──させてください」
亜美はあの純真そうな瞳からは信じられない程の色気で呟いたのだ。
「私も──松下様の身体に触れたいんです」
亜美はタオルケットで上半身から拭いてくれた。タオルケットは柔らかくて、まるで羽のような触り心地。胸板、おへそ、首、背中、腰、お尻、あらゆる場所を丁寧に拭く。
何だか湯冷めをしていた身体がもっと違う熱で熱く感じる──。
この気持ちは何だろう?
率直な気持ちは──亜美さんを抱いてみたい。
まさか、あの美酒の余韻が抜けきってないのか──?
私はあの美酒を飲まされた直後から、異様に女性に対して敏感な身体になった。
亜美さんのタオルが丁度、下半身の分身を撫でるように拭いている。
目の前には亜美さんの顔が──。
やましい欲望は、亜美の口にそれを咥えて貰えと叫んでいるみたいだ──。
そんな意識にすぐに身体は反応してしまった。
少しずつ、盛り上がるではないか。
「松下様……いけない人……」
「す、すまない……っ。何故かわからないけど大きくなってしまうんだよね……」
「もう少し、待っていてくださいね……後少しで拭き終わりますから」
タオルケットは両足まで拭いてくれた。
しかし、その間、象徴は素直に臨戦態勢を取っていく。
すると、亜美さんは一言、言った。
「今日の朝はこれだけですよ? いいですね?」
そこであの清楚だったかもしれない亜美さんが熱烈な奉仕を私にした。
得も言われぬ快感が、確かな覚醒となった襲ってくる──!
思わず情けない喘ぎ声を上げてしまう。
「アウッ…うアッ…す、すごっ……い」
「ンンッ…うふぅ…元気な子……っ」
鮎川家のメイドはもしかしてこう言ったものも訓練させているのか?
と考えてしまうくらいに熟練の舌業だった。
口腔いっぱいに含み、きちんと舌を使い、舐めてくれる感覚が刻み込まれていく──!
だ、ダメだ……!
この快感に目覚めたら──私は、いや俺は元に戻れなくなってしまう……!
だが、亜美の口の攻撃はやまない。
それを解放する為に、今度は手まで使い出す。
荒い息遣いと共に、懸命に奉仕をする光景は、俺がそこまで駆け上がるまで続いた。
「はあっ……はあっ……」
まだ朝なのに、とんでもないものを味わった。
一体、この館の女性達は何を考えているんだ──。
ひとしきりの彼女の欲望を発散した亜美さんはにこやかな顔で、朝ご飯の支度の用意が出来ている事を告げた。
「もう、こんな時間。朝ご飯の時間が来ています。松下様も食堂までお越しくださいませ」
呆然とする俺を尻目にそれを告げて去っていった亜美さんだった。
そして、俺は、夕も夜も、求められる事を知らないでいた。
いつまでも終わらない、快楽という名前の罠に。
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