罪の劇場 〜SMクラブWhich Trials〜

翔田美琴

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第3クール ユウキに見る愚かさの系譜

地獄への案内編

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クラブの喧騒がユウキの鼓膜を叩く。ギラギラとした照明、絡み合う男女、そして一際目を引くPhantom Rougeの面々。彼女の瞳は、ラベンダーグレーの髪を持つレンブラントを捉えた。

ユウキ: ねえアンタ、そこのイケメン!何してるの?退屈してるなら、あたしが相手してあげるよ?

レンブラント: (落ち着いた声で)君ですか。興味深いお誘いですが、私は今、思索に耽っている最中です。

ユウキ: 思索? 何それ美味しいの? あたし、難しいことわかんない。アンタ、金持ちでしょ?

レンブラントの表情が一瞬にして冷たくなる。隣に立つエリオットが小さくため息をついた。

エリオット: (低く、しかし耳に届く声で)レン、ここは私に任せてもらえないか。少々、教育が必要なようだ。

レンブラント: (恭しく)承知しました、エリオット隊長。ですが、あまり手荒な真似はなさらないでください。

エリオット: ご心配なく。私はただ、彼女にこの世界の真実を教えて差し上げるだけだ。

ユウキ: 真実? 何のこと? アンタたち、何様のつもり? あたし、綺麗だから、何でも許されると思ってんの?

エリオットはユウキに近づき、その耳元で囁いた。

エリオット: 綺麗? ああ、確かに君は美しい。だが、それは表面的なものに過ぎない。我々Phantom Rougeにとって、美しさとは、利用価値の高さと同義だ。

ユウキ: 利用価値? アンタ、あたしをバカにしてるの? あたしだって、それなりに価値があるんだから!

エリオットは薄く笑い、懐から一枚のカードを取り出した。

エリオット: これは、セレスティア中央政府公認の『緋色の処理部隊』の証だ。君のような女性を、国家が保護し、再教育するという名目のもとに、有効活用するための組織だ。

ユウキ: 再教育? 有効活用? まさか、アンタたち……あたしを慰安婦にするつもり?

レンブラント: (冷たい視線をユウキに向ける)慰安婦、とまでは申しませんが、任務の内容は想像を絶するものとなるでしょう。貴女の軽はずみな行動が招いた結果です。

ユウキは顔面蒼白になる。レンブラントの言葉は、彼女の最後の希望を打ち砕いた。

ユウキ: 嘘だ……嘘だと言ってよ! アンタたち、綺麗だからって、あたしを騙してるんでしょ!?

エリオット: (無表情で)騙している? いいや、我々は真実を教えているだけだ。君が浅はかな考えで近づいた代償を、身をもって知るがいい。

ユウキは後ずさりする。その背後には、出口はなかった。Phantom Rougeの二人は、彼女を逃がすつもりなど、最初からなかったのだ。

レンブラント: さあ、お覚悟を。貴女の人生は、今日から我々Phantom Rougeの管理下に入る。抵抗は無意味です。

ユウキ: いや……いやああああ! 助けて! 誰か助けて!

エリオット: (ユウキの悲鳴を遮るように)無駄な抵抗はやめなさい。ここが、君の地獄への入り口だ。

ユウキの絶望的な叫びは、クラブの喧騒にかき消された。彼女は、Phantom Rougeによって、深淵へと引きずり込まれていく。彼らの美しさは、残酷な罠だったのだ。

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