罪の劇場 〜SMクラブWhich Trials〜

翔田美琴

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第3クール ユウキに見る愚かさの系譜

冷徹なる裁き

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きらびやかなクラブ、重低音と眩い光がユウキの脳を刺激する。目当ては、噂に聞くPhantom Rouge隊の男たち。

ユウキ: (酔った声で)ねぇ、アンタたち、もしかしてPhantom Rouge隊? めっちゃ綺麗って噂でさあ!

レンブラント: (冷静に)それが私達だと、何か問題でも?

ユウキ: え~、問題なんてないよ! むしろ大歓迎! アンタたちみたいなイケメンに囲まれたいじゃん? 金持ちでしょ?

エリオット: (わずかに眉をひそめ)金ですか。 随分と率直な方ですね。

レンブラント: (小さく溜息をつき)彼女の言葉を気になさらないでください、エリオット隊長。 世の中には色々な価値観を持つ方がいますから。

ユウキ: 価値観って何? そんなのより、今を楽しむのが一番じゃん? ねぇ、どう思う? あたしを見てよ!

ユウキはレンブラントに身体を摺り寄せる。レンブラントは表情を変えずに彼女を見下ろした。

レンブラント: 君のような女性は…魅力的かもしれませんが、私達の求めるものとは違うようです。

ユウキ: え? 何それ美味しいの? アンタたち、あたしのこと、タイプじゃないの? 綺麗じゃん! スタイルも良いし!

エリオット: (静かに)『何それ美味しいの?』…興味深い質問ですね。知的好奇心が低いことを、自らアピールするとは。

レンブラント: エリオット隊長。言葉を選んでください。彼女に悪意があるわけではないのでしょう。

ユウキ: 悪意なんてないよ! ただ、アンタたちが何考えてるのか、全然わかんないって言いたいの! 愛してるとか言ってよ!

エリオットはユウキを冷たい目で見下ろす。その目に、ユウキは初めて恐怖を覚えた。

エリオット: 愛ですか。それは、最も安価で、最も価値のない言葉ですね。特に、あなたのような方から聞くと。

ユウキ: な、なんですって…? あたしを馬鹿にしてるの?

レンブラント: (冷静に)ユウキさん、貴女は誤解をしています。私たちは誰かを慰めるためにここにいるのではありません。

エリオット: (冷笑)慰める? むしろ、利用価値があるかどうかを見極めているのですよ。セレスティア中央政府公認の、『緋色の処理部隊』としてね。

ユウキ: しょり…ぶたい…? それって、どういう…

レンブラントは優雅にグラスを傾け、ユウキに視線を合わせた。

レンブラント: 貴女のような…思考が浅はかな女性は、世の中に溢れています。 セレスティア政府は、そのような人材の再生を目的としていますが…正直に言って、効率が悪い。

エリオット: ええ、無能な人間をいくら教育したところで、大した成果は得られませんからね。 だから、彼女たちには、別の役割を担ってもらう。

ユウキ: 別の…役割…? まさか、あたしを…慰安婦にでもするつもり…?

レンブラント: (薄く笑い)慰安婦、という言葉が適切かどうかはさておき…近いことはするかもしれません。 貴女のような女性の情報収集能力と、美貌は、利用価値が高い。

ユウキ: やめて! そんなの、絶対イヤ! 助けて!

エリオット: (冷酷に)無駄ですよ。ここから逃げられると思っているのですか?

レンブラント: 大人しくしていれば、苦痛は少ないでしょう。しかし、抵抗すれば…どうなるか、分かりますよね?

ユウキは震え上がった。今まで追いかけてきた金と男は、今の状況では全く役に立たない。彼女は絶望の淵に立たされたのだ。

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