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六話目!
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結局、あの後はクラスメイト達が「海斗・桜介達のリーダーってことはインフィニートのリーダー?!」と言って騒ぎ出してしまい、僕は自己紹介する暇もなかったというか、必要がなかった。悲しい。一回ぐらいは自己紹介したかった。
そして今、僕は寮の目の前に立っている。
パッと見た感じ他の建物と同様大きくて豪奢な見た目をしているのだが、何だか寮と呼ぶには小さい気がする。
この学校ではかなりの数の生徒が寮生活をしているはずなのだ。
しかし、この建物の大きさをみる限り、二人一部屋であれば十人前後が限界だと思われるのだが、近くには他の寮はない。
そもそも他の寮とそんなに離れてることってあるのか?
この建物で本当にあってるのかそんな不安が頭をよぎった。
取り敢えずもう少しぐらいはと、近づくと看板が見えた。
そこにはこう書かれていた。
「インフィニート寮」
は?え?僕たちグールプしかこの寮に住まないってこと?え?待って。困惑が止まらない。
頭の整理がつかなくて、看板の前から動けないでいると、慶が声をかけてきた。
「あれ?リーダー?また百面相してるの?」
え。百面相…してた?いつ?え?
「今朝だよ。今朝」
え?あ。え?声出ててた?
「心の声ダダ漏れだよ」
やばい。まじか。
てか、今朝って…迷った時も僕百面相してたの?!
一人で?!廊下で?!やばくない?めっちゃ恥ずかしいんだけど。
「ほら行くよ。リーダー」
「あ、はい」
今の返事おかしくなかった?うん、おかしかった。だって慶がまた爆笑してるもん。
「そんなところで何してんの?」
桜介が寮の玄関から顔を出して聞いてくる。
「そうだよー。早く入って来なよ」
と海斗。
「あ、リーダーお久しぶりですっ」
と月。
あれ?千景は?
「ここだよ。リーダー」
「うわっ」
後ろかよ。
「可愛くねぇ」
「男に可愛さ求めんな」
「まぁまぁ。取り敢えず中入ろっか」
その慶の言葉で、僕たちは歩き出した。
今は懐かしいあの日。僕たちインフィニートは新たなる一歩を踏み出した。飛びついてきた海斗のせいで転けそうになったけれど。
そして今、僕は寮の目の前に立っている。
パッと見た感じ他の建物と同様大きくて豪奢な見た目をしているのだが、何だか寮と呼ぶには小さい気がする。
この学校ではかなりの数の生徒が寮生活をしているはずなのだ。
しかし、この建物の大きさをみる限り、二人一部屋であれば十人前後が限界だと思われるのだが、近くには他の寮はない。
そもそも他の寮とそんなに離れてることってあるのか?
この建物で本当にあってるのかそんな不安が頭をよぎった。
取り敢えずもう少しぐらいはと、近づくと看板が見えた。
そこにはこう書かれていた。
「インフィニート寮」
は?え?僕たちグールプしかこの寮に住まないってこと?え?待って。困惑が止まらない。
頭の整理がつかなくて、看板の前から動けないでいると、慶が声をかけてきた。
「あれ?リーダー?また百面相してるの?」
え。百面相…してた?いつ?え?
「今朝だよ。今朝」
え?あ。え?声出ててた?
「心の声ダダ漏れだよ」
やばい。まじか。
てか、今朝って…迷った時も僕百面相してたの?!
一人で?!廊下で?!やばくない?めっちゃ恥ずかしいんだけど。
「ほら行くよ。リーダー」
「あ、はい」
今の返事おかしくなかった?うん、おかしかった。だって慶がまた爆笑してるもん。
「そんなところで何してんの?」
桜介が寮の玄関から顔を出して聞いてくる。
「そうだよー。早く入って来なよ」
と海斗。
「あ、リーダーお久しぶりですっ」
と月。
あれ?千景は?
「ここだよ。リーダー」
「うわっ」
後ろかよ。
「可愛くねぇ」
「男に可愛さ求めんな」
「まぁまぁ。取り敢えず中入ろっか」
その慶の言葉で、僕たちは歩き出した。
今は懐かしいあの日。僕たちインフィニートは新たなる一歩を踏み出した。飛びついてきた海斗のせいで転けそうになったけれど。
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