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従兄のユース
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温泉を堪能した?私達は次の街へと出発した。
「次はレンブルですよね?」
「何か嬉しそうだね」
「はい!レンブルには従兄がいるんです。癒し人なんで診療所で働いています」
「そうなんだ~会えるの楽しみだね」
「はい、四年ぶりなんです」
ユースは四歳年上の従兄で、一人っ子の私にとってとても優しい兄のような大切な存在で、
癒し人として必要とされていると、四年前にレンブルへと旅立った。
どうしてそんな遠くへ行かなくてはならないのか、当時は寂しくて悲しくて堪らなかったけど
今なら少し解る気がした。
レンブルは普通の田舎町だが、緑が多く田畑も広くとても住みやすい平和な所なので
その結果人口が多く学校などが沢山あり、子供達も多く生活している。
「診療所に行ってもいいですか?」
「ああ、行ってみよう」
30分ほど歩くと、学校の傍に診療所が見えてくる。
「こんにちは~」
中に入ると、沢山の人がイスに座り診察を待っている。
私にも手伝えるかと、診察室を覗いてみる事にする。
「少し待ってて貰えますか?」
「うん、行っといで」
三人が頷く。
診察室に向かう途中でドアが開き、中からユースが出てくる。
「ユース!」
ユースがこちらを向き、あっという間に腕の中へ
「ケイト!本当にケイトだ」
強く抱きしめられ、く・・苦しくなる。
急に楽になり横を見上げると、カリムさんがユースとの間に腕を入れ離される。
「えっ?」
ユースがカリムさんと私を交互に見ながら混乱している。
「大丈夫ですから」私がそう言うと
カリムさんがユースを、ギロっと睨みながら少し後ろに下がる。
「・・・ケイト、よく来てくれたね」
「うん!」
ユースが私の頭に手をのせて微笑みながら、
「おじさんからの手紙で聞いてるよ、立派になって」
と言いながら、カリムさんからの眼圧に耐えれなくなって
「えっと、こちらは・・・」
「あっ、旅の騎士のカリムさんです」
ユースが私の耳に小さな声で
「何か、怒ってる?怖いんだけど」
一層眉間に皺がよるカリムさん。
「こんにちはユース」
王子が良いタイミングで声を掛ける。
「王子、お初にお目にかかります。ケイトの従兄のユースと申します」
「お忍びだから、アルでいいよ」
「はい、ありがとうございます」
ミルドさんも挨拶して、みんな和やかに?なる。
今レンブルで風邪が流行っているらしく、重症化すると肺炎にまでなるため
初期での治療が進められている。
「私も手伝える?」
「ああ、勿論、助かる」
王子とミルドさんは町の散策と宿を決める為に出かけることになる。
勿論カリムさんは私の傍におり、離れる気配もない。
「次はレンブルですよね?」
「何か嬉しそうだね」
「はい!レンブルには従兄がいるんです。癒し人なんで診療所で働いています」
「そうなんだ~会えるの楽しみだね」
「はい、四年ぶりなんです」
ユースは四歳年上の従兄で、一人っ子の私にとってとても優しい兄のような大切な存在で、
癒し人として必要とされていると、四年前にレンブルへと旅立った。
どうしてそんな遠くへ行かなくてはならないのか、当時は寂しくて悲しくて堪らなかったけど
今なら少し解る気がした。
レンブルは普通の田舎町だが、緑が多く田畑も広くとても住みやすい平和な所なので
その結果人口が多く学校などが沢山あり、子供達も多く生活している。
「診療所に行ってもいいですか?」
「ああ、行ってみよう」
30分ほど歩くと、学校の傍に診療所が見えてくる。
「こんにちは~」
中に入ると、沢山の人がイスに座り診察を待っている。
私にも手伝えるかと、診察室を覗いてみる事にする。
「少し待ってて貰えますか?」
「うん、行っといで」
三人が頷く。
診察室に向かう途中でドアが開き、中からユースが出てくる。
「ユース!」
ユースがこちらを向き、あっという間に腕の中へ
「ケイト!本当にケイトだ」
強く抱きしめられ、く・・苦しくなる。
急に楽になり横を見上げると、カリムさんがユースとの間に腕を入れ離される。
「えっ?」
ユースがカリムさんと私を交互に見ながら混乱している。
「大丈夫ですから」私がそう言うと
カリムさんがユースを、ギロっと睨みながら少し後ろに下がる。
「・・・ケイト、よく来てくれたね」
「うん!」
ユースが私の頭に手をのせて微笑みながら、
「おじさんからの手紙で聞いてるよ、立派になって」
と言いながら、カリムさんからの眼圧に耐えれなくなって
「えっと、こちらは・・・」
「あっ、旅の騎士のカリムさんです」
ユースが私の耳に小さな声で
「何か、怒ってる?怖いんだけど」
一層眉間に皺がよるカリムさん。
「こんにちはユース」
王子が良いタイミングで声を掛ける。
「王子、お初にお目にかかります。ケイトの従兄のユースと申します」
「お忍びだから、アルでいいよ」
「はい、ありがとうございます」
ミルドさんも挨拶して、みんな和やかに?なる。
今レンブルで風邪が流行っているらしく、重症化すると肺炎にまでなるため
初期での治療が進められている。
「私も手伝える?」
「ああ、勿論、助かる」
王子とミルドさんは町の散策と宿を決める為に出かけることになる。
勿論カリムさんは私の傍におり、離れる気配もない。
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