104 / 116
第四章 皇女様の帰還
第8話―5 強制捜査とお見舞い
しおりを挟む
人間の怒りというものは、意外な発散のされ方をされるものだ。
例えば日常的に声を荒げる人間が、普通怒り狂うような状況下では意外なほど落ち着いている事がある。
これは日常的にストレスや不満をぶちまけているためだ。
そして、当然その逆もまた存在する。
普段は温厚だったり、非難や責任を自分で受け入れているのに、それらが一定以上溜まると爆発するタイプの人間だ。
一木は後者だった。
「ちょ、ちょっと待てよ……お、怒るなよ、な?」
機動艦隊の情報参謀ともあろう殺大佐が、怒鳴られたくらいで頭が真っ白になるというのは奇異に感じるかもしれないが、実のところ殺大佐に限らず、感情制御型アンドロイドにとって、地球人に怒鳴られるという状況は非常な精神的重圧を感じるものだった。
勿論作戦行動中や軍務の際は精神にリミッターを掛けているため、こういった事にはならない。
しかし、今の様なある程度落ち着いた状況下においては、好意を持つ地球人類、ましてや所属組織の人間である一木から怒鳴られるのは、耐えがたいほどの状況だった。
そうして、怯えた様子の殺大佐を見た一木は、排気ダクトから熱い空気を深呼吸するように排出すると、一歩殺大佐から離れた。
「……結局、こういうことなんだよ、殺大佐」
一木の言葉に、一瞬びくりとした殺大佐は、恐る恐るといった様子で一木に尋ねた。
「こういう事?」
「この時代で目覚めて以来、たくさんのアンドロイドや人間が、俺にアンドロイドとの正しい接し方を教えてくれた……。優しくしすぎない、人間扱いしない、距離感を適切に、否定しない、怒鳴らない、罵倒しない……最後の方は兎も角、優しくしたり人間と同じように扱ったり……そういった事がなんでダメなのか、全然わかっていなかった」
「……」
一木の言葉をじっと聞いていた殺大佐は、やや落ち着きを取り戻すと、丸まっていた背中を伸ばし、いつものように背筋を伸ばした。
「……怒鳴っていけないのは、君達感情制御型アンドロイドにとって、依存して、執着して、保護欲を抱く地球人類から、負の感情をぶつけられることは耐えがたい。こんな当たり前のことですら、体験しない限り実感することは難しい……」
殺大佐は、小さく頷いた。
一木が何を言いたいのか分かったようだ。
「逆もそうだ。歩兵型も、幹部クラスの娘も、みんな俺が親しくすると本当に喜んでくれてた。そりゃそうだ。中学生の頃の俺だって、好きな女の子から親しくされればはしゃいだもんだ……例えは悪いかもしれないが、君達も同じなんだろ?」
一木に尋ねられた殺大佐は少し迷っていたが、その間に先ほどから黙って立っていた兵員課のSSが口を開いた。
「ええ、そうです。一木さんに分かりやすく言えば、結局のところ私たち感情制御型アンドロイドと言うのは、人間からすると”チョロい”存在と言えます」
「ちょっと待て! 言い方ってもんが……」
言い回しを考えていただろう殺大佐が咎めるように言うが、兵員課のSSは気にせず続けた。
「どこか間違っていますか? 私たちは優しくされればすぐに惚れて、怒られれば落ち込み、否定されれば自殺せんばかりに落ち込みます。自殺という行為は組織に不利益を与えるので通常はしませんが……」
はっきりした物言いに、殺大佐は何も言えない。
そんな中、聞いていた一木はうなだれたまま、ポツリポツリと続けた。
「殺大佐……君たちが言う、上手なアンドロイドとの付き合い方は、現代人が長い時間かけて学んできたことだろう? 申し訳ないが、古い人間の俺が言われるままに、実感を得ないでそれを実践しても、結局はうまく行かず、今回みたいなことになる……だから、殺大佐。ミラー大佐が苦しむことも、君がそれを見ていられないのも承知で頼む。俺に一回ミラー大佐と話させてくれないか?」
一木としても、こんなわがままな事を好き好んで言っているわけでは無い。
以前一木の境遇を、江戸時代の人間が二十一世紀にタイムスリップしたのと同じだというたとえ話が成されたことがある。
一木もその例えの如く、自分は物わかりの悪いサムライの様なふるまいはしないように心がけていた。
だが、そのつもりでいた結果マナは悩み、ジーク大佐はあの手この手で一木に迫り、一木はそれにさらに悩み、そしてミラー大佐は暴走して降格処分を受ける羽目になった。
結局のところ、百年以上の時間と、それに伴う風習や価値観の変化を言葉の説明だけで受け入れるなど、人間にはどだい無理だったのだ。
だから、マナやジーク大佐と不器用でグダグダした流れの結果打ち解けたのと同じように、一木はミラー大佐とも、お互いに傷つけあう覚悟で向き合ってみるつもりになったのだ。
直前まで迷っていたこの結論だったが、殺大佐に怒られた事で踏ん切りがついた。
もしここで、素直に頷いてアンドロイドと適切な距離を取り、表層的な交流だけに関係性を留める現代的な行動を選択すれば、おそらく自分は一生後悔すると一木は思ったのだ。
一木のそんな覚悟を含んだ言葉に、殺大佐はしばらく迷っていた。
一分ほどの沈黙の後、殺大佐は静かに口を開いた。
「ミラーの状況はどうなんだ?」
問われた兵員課のSSが答える。
「現在、ストレスと紐づいたデータをひとまとめにしてあります。通常ならこの後ストレスの原因の部分を消去するんです。ですがミラー大佐の場合、製造後間もない頃の、人格に関わるデータとストレスデータが深くリンクしています。このままデータの消去を行えば、人格の変化や喪失の可能性があるので、一木司令に許可を得てからと……」
兵員課のSSの言葉に、一木は吹っ切れたような明るい声を出した。
「なんだ殺大佐。どのみち選択肢は一つだったな」
「……そうか? 俺としては今のままハンス大佐関連のデータを消した方があいつのためだと思うが……」
まだ不満そうに言う殺大佐だが、一木は殺大佐の頭を軽く撫でてその言葉を遮った。
「俺はどんなに厳しくても、ミラー大佐にはミラー大佐のままでいてほしい。どんなに本人にとって辛くても、黙って人格を変えるような真似が出来るわけない」
そう言われ、頭を撫でられ続ける殺大佐は湯だったように赤い顔をしていた。
感情がどんどんと揺らぎ、”照れ”という感情がプログラムの奥底から湧き出してくる。
リミッターの無い精神はそれらを遮ることなく、表情プログラムが顔をどんどんと赤くしていく。
(こ、この野郎……さっきの話聞いてなかったのか……そういうことしたら惚れちまうだろうが……)
「……勝手にしろ! あとな、俺は猫一筋なんだ、あんまり優しくすんなよ……」
「あ、申し訳ない……自分で理解した点に関しては気を付けないとな……」
「お話は済みましたか? ではミラー大佐への処置、お任せしますね」
兵員課のSSの言葉と共に、ミラー大佐が横たわる処置室の扉が開かれた。
覚悟を決めた一木と、未だ釈然としない殺大佐が、ゆっくりと入室した。
首筋の端子から無数のケーブルを生やしたミラー大佐は、まるで眠っているように静かな顔をしていた。
例えば日常的に声を荒げる人間が、普通怒り狂うような状況下では意外なほど落ち着いている事がある。
これは日常的にストレスや不満をぶちまけているためだ。
そして、当然その逆もまた存在する。
普段は温厚だったり、非難や責任を自分で受け入れているのに、それらが一定以上溜まると爆発するタイプの人間だ。
一木は後者だった。
「ちょ、ちょっと待てよ……お、怒るなよ、な?」
機動艦隊の情報参謀ともあろう殺大佐が、怒鳴られたくらいで頭が真っ白になるというのは奇異に感じるかもしれないが、実のところ殺大佐に限らず、感情制御型アンドロイドにとって、地球人に怒鳴られるという状況は非常な精神的重圧を感じるものだった。
勿論作戦行動中や軍務の際は精神にリミッターを掛けているため、こういった事にはならない。
しかし、今の様なある程度落ち着いた状況下においては、好意を持つ地球人類、ましてや所属組織の人間である一木から怒鳴られるのは、耐えがたいほどの状況だった。
そうして、怯えた様子の殺大佐を見た一木は、排気ダクトから熱い空気を深呼吸するように排出すると、一歩殺大佐から離れた。
「……結局、こういうことなんだよ、殺大佐」
一木の言葉に、一瞬びくりとした殺大佐は、恐る恐るといった様子で一木に尋ねた。
「こういう事?」
「この時代で目覚めて以来、たくさんのアンドロイドや人間が、俺にアンドロイドとの正しい接し方を教えてくれた……。優しくしすぎない、人間扱いしない、距離感を適切に、否定しない、怒鳴らない、罵倒しない……最後の方は兎も角、優しくしたり人間と同じように扱ったり……そういった事がなんでダメなのか、全然わかっていなかった」
「……」
一木の言葉をじっと聞いていた殺大佐は、やや落ち着きを取り戻すと、丸まっていた背中を伸ばし、いつものように背筋を伸ばした。
「……怒鳴っていけないのは、君達感情制御型アンドロイドにとって、依存して、執着して、保護欲を抱く地球人類から、負の感情をぶつけられることは耐えがたい。こんな当たり前のことですら、体験しない限り実感することは難しい……」
殺大佐は、小さく頷いた。
一木が何を言いたいのか分かったようだ。
「逆もそうだ。歩兵型も、幹部クラスの娘も、みんな俺が親しくすると本当に喜んでくれてた。そりゃそうだ。中学生の頃の俺だって、好きな女の子から親しくされればはしゃいだもんだ……例えは悪いかもしれないが、君達も同じなんだろ?」
一木に尋ねられた殺大佐は少し迷っていたが、その間に先ほどから黙って立っていた兵員課のSSが口を開いた。
「ええ、そうです。一木さんに分かりやすく言えば、結局のところ私たち感情制御型アンドロイドと言うのは、人間からすると”チョロい”存在と言えます」
「ちょっと待て! 言い方ってもんが……」
言い回しを考えていただろう殺大佐が咎めるように言うが、兵員課のSSは気にせず続けた。
「どこか間違っていますか? 私たちは優しくされればすぐに惚れて、怒られれば落ち込み、否定されれば自殺せんばかりに落ち込みます。自殺という行為は組織に不利益を与えるので通常はしませんが……」
はっきりした物言いに、殺大佐は何も言えない。
そんな中、聞いていた一木はうなだれたまま、ポツリポツリと続けた。
「殺大佐……君たちが言う、上手なアンドロイドとの付き合い方は、現代人が長い時間かけて学んできたことだろう? 申し訳ないが、古い人間の俺が言われるままに、実感を得ないでそれを実践しても、結局はうまく行かず、今回みたいなことになる……だから、殺大佐。ミラー大佐が苦しむことも、君がそれを見ていられないのも承知で頼む。俺に一回ミラー大佐と話させてくれないか?」
一木としても、こんなわがままな事を好き好んで言っているわけでは無い。
以前一木の境遇を、江戸時代の人間が二十一世紀にタイムスリップしたのと同じだというたとえ話が成されたことがある。
一木もその例えの如く、自分は物わかりの悪いサムライの様なふるまいはしないように心がけていた。
だが、そのつもりでいた結果マナは悩み、ジーク大佐はあの手この手で一木に迫り、一木はそれにさらに悩み、そしてミラー大佐は暴走して降格処分を受ける羽目になった。
結局のところ、百年以上の時間と、それに伴う風習や価値観の変化を言葉の説明だけで受け入れるなど、人間にはどだい無理だったのだ。
だから、マナやジーク大佐と不器用でグダグダした流れの結果打ち解けたのと同じように、一木はミラー大佐とも、お互いに傷つけあう覚悟で向き合ってみるつもりになったのだ。
直前まで迷っていたこの結論だったが、殺大佐に怒られた事で踏ん切りがついた。
もしここで、素直に頷いてアンドロイドと適切な距離を取り、表層的な交流だけに関係性を留める現代的な行動を選択すれば、おそらく自分は一生後悔すると一木は思ったのだ。
一木のそんな覚悟を含んだ言葉に、殺大佐はしばらく迷っていた。
一分ほどの沈黙の後、殺大佐は静かに口を開いた。
「ミラーの状況はどうなんだ?」
問われた兵員課のSSが答える。
「現在、ストレスと紐づいたデータをひとまとめにしてあります。通常ならこの後ストレスの原因の部分を消去するんです。ですがミラー大佐の場合、製造後間もない頃の、人格に関わるデータとストレスデータが深くリンクしています。このままデータの消去を行えば、人格の変化や喪失の可能性があるので、一木司令に許可を得てからと……」
兵員課のSSの言葉に、一木は吹っ切れたような明るい声を出した。
「なんだ殺大佐。どのみち選択肢は一つだったな」
「……そうか? 俺としては今のままハンス大佐関連のデータを消した方があいつのためだと思うが……」
まだ不満そうに言う殺大佐だが、一木は殺大佐の頭を軽く撫でてその言葉を遮った。
「俺はどんなに厳しくても、ミラー大佐にはミラー大佐のままでいてほしい。どんなに本人にとって辛くても、黙って人格を変えるような真似が出来るわけない」
そう言われ、頭を撫でられ続ける殺大佐は湯だったように赤い顔をしていた。
感情がどんどんと揺らぎ、”照れ”という感情がプログラムの奥底から湧き出してくる。
リミッターの無い精神はそれらを遮ることなく、表情プログラムが顔をどんどんと赤くしていく。
(こ、この野郎……さっきの話聞いてなかったのか……そういうことしたら惚れちまうだろうが……)
「……勝手にしろ! あとな、俺は猫一筋なんだ、あんまり優しくすんなよ……」
「あ、申し訳ない……自分で理解した点に関しては気を付けないとな……」
「お話は済みましたか? ではミラー大佐への処置、お任せしますね」
兵員課のSSの言葉と共に、ミラー大佐が横たわる処置室の扉が開かれた。
覚悟を決めた一木と、未だ釈然としない殺大佐が、ゆっくりと入室した。
首筋の端子から無数のケーブルを生やしたミラー大佐は、まるで眠っているように静かな顔をしていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
スーパーのビニール袋で竜を保護した
チー牛Y
ファンタジー
竜は、災害指定生物。
見つけ次第、討伐――のはずだった。
だが俺の前に現れたのは、
震える子竜と、役立たず扱いされたスキル――
「スーパーのビニール袋」。
剣でも炎でもない。
シャカシャカ鳴る、ただの袋。
なのにその袋は、なぜか竜を落ち着かせる。
討伐か、保護か。
世界の常識と、ひとりの男の常識が衝突する。
これは――
ビニール袋から始まる、異世界保護ファンタジー。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる