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第十九章 進路
第240話 チュートリアル:クソマン
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「なん……だと……?」
俺、戦慄。
夏休みも残りわずか。
夏休みを使ったダンジョン潜り。引率を許してくれた現役攻略者たちが組んでいるサークルにお邪魔するはずが、マリオネットレイドの影響で今日の予定も中止。それに瀬那が実家に帰り、積みゲーを消化していても虚無。
イケメンの梶 大吾。ガタイMaxな月野 進太郎。中二病の戸島 司もといダーク=ノワールが電話一本で来てくれた。
暇な奴集合!! とグループチャットで呟くといつメンが来た感じだ。
揃いも揃って暇な連中だと口にしそうになったけど、よくよく考えたら俺も暇人だし呼びだした元凶……。
お前ら彼女居るだろと聞いたけど、蕾さんと巨匠ツヤコは瀬那と同じ理由で家にいて、免許持ちのまことさんはマリオネットレイドに関する報告書やら何やらで忙しいらしい。
女子たちは親に心配されて家に居るけど、男子の俺たちときたらいつも通りというね……。まぁ実力が買われてのことだろうけど、もうちょっと心配してもいいのではと思う。
あ、俺には父さん母さんから電話一本貰った。普通に心配してくれたけど、リャンリャンが居るから大丈夫だと納得してくれた。
まぁ今は仙人家にいないけど。
と、ここで最初に戻るけど、俺が何故イチゴ色の漂白剤のセリフを言っているのかと言うと、少しだけ遡る。
「「「おじゃましまーす」」」
午前十一時頃。野郎どもが雁首揃えて家にやって来た。
クソ暑い夏日。もちろん部屋は冷房が利いていてすごく快適にしている。
ソファに深く座り踏ん反り三人。一応客人なんで飲み物は何がいいかと聞いたところ。
「コーラ」
「ペプシ」
「♰ドクペ♰」
「俺ん家にそんなコーラの種類あると思うか!? お前ら分かって言ってるだろ!!」
こいつら顎を前に出してバカ面をしてる辺り、ワザとふざけてる節がある。
「じゃあ聞くなよ萌ちゃ~ん」
大吾が顎を突き出しながらそう言った。
クッキン〇パパかよ。
「いや炭酸系とか、スポドリ系とか、普通にお茶とか言うと思ったから……。おちょくるの止めてください!」
「ちょろいぜ!」
「甘いぜ」
「♰ちょろ甘だな♰」
「テイ〇ズ好きすぎだろ!? 貴様らにはジェノサイドブレイバアアアアア!! をくれてやるぅ!!」
と言いながらも冷やしたミネラル麦茶を出した。
お菓子の在庫からおやつのカルパスを開いてテーブルに並べ、それを食べながら駄弁った。
昨今の話題はマリオネットレイド。これに尽きる。
ネットが回復し、一応グループチャットで互いの無事を確認し、詳細を省いた側面だけは話し合っている。だから今回はより深く聞きたい次第だが。
「――え、氷室くん居たの!?」
「ああ。免許持ちの協力もあったが、彼のおかげでビーチのモンスターはあらかた片付いたのと、ボスモンスターとも蹴りが付けれた。流石は天才と言われてるだけはある」
人口密集地にゲートが開いたのは分かるけど、そもそも何で密集地でもないビーチにゲートが開いたかと世の中で疑問詞されているけど、たぶんカルーディの意趣返しなんだと思う。
そんなビーチで屋台を出し焼きそばを売って金儲けしてるところにゲートが開き、止む無く進太郎が戦う羽目になった。そして驚きにもまことさんが免許持ちと言うミラクルで、共に戦い、無事撃退したと。
しかもそれに加勢したのは二年のイケメン王子こと氷室くん。免許持ちの撤退のタイミングで進太郎のところに姿を現わしたのはマジで主人公だわ。
「……」
つか、主人公だろとかそんな事どうでもいいんだよ……。
「……」イライラ
「ん? どうした萌」
「♰拳が震えている……♰」
「あッ」(察し)
瞬間、俺は立ち上がった。
「二年の取り巻き女子に吉田さん同伴だと!? しかも吉田さんは幼馴染お姉ちゃんで二人ともまんざらでもないだと!? クソガキがいっちょ前にハーレムキメてんじゃねえええええ!!!!」
俺は今、猛烈に嫉妬に駆られてる!!
逆に言うと嫉妬していると分かるくらいには冷静だったり。
「イケメンだからってハーレムキメていいのかよ……!! そんなの不平等だ!!」
「お前彼女いるじゃ、いるではないか……♰」
「それとこれとは別なんだよ! いいか! 俺は男として! ハーレムを一度は経験したと思っている!!」
「一時期女子たちに追っかけをされていたが……」
「アレはノーカンだ! あの人たちは最終的に俺を殺しに来るからな!」
進太郎の言う通り、確かに一時期俺はモテた。でもそれは毒殺不可避の死亡フラグまっしぐらの罠。あんなのハーレムじゃない。
「いいか想像しろ! 右手には褐色肌の巨乳女子であるお瀬那さん、左手にはケツのでかい美人女子、背中から抱いてくれるのは母性溢れるムチムチ女子……。他にもボーイッシュやお嬢様、妹系からモンスター娘までが後に控えている状態……! 最高だろうが!!」
そう。俺の脳内には俺好みの様々なおんにゃの子が手をこまねいて待っている……!
「ん~マンダム……」
「……頭大丈夫か」
「ほっといてやれ。嫉妬に狂ってキチゲが解放されただけだ」
「♰カルパスうま♰」
俺の崇高な思想が分からん愚民共。
そんなこんなで話が続き、俺の話が終わったタイミングで大吾とダーク=ノワールの話になった。
そして二人の口から語られた衝撃の事実。
「なん……だと……?」
と、戦慄した最初に戻る。
俺が戦慄した理由……。それは――
「デートしてたら偶然出会って……、女子たちの提案でそもままエッチな休憩所に直行したと……?」
「♰そうだな♰」
「まぁ結果的にそれどころじゃない事になったがな」
「――ッ!!」
抱えていた嫉妬に妄想の影がかかる。
「それはそう――」
――高校生カップルの暑い夏。セミの鳴き声が消えゆく頃でも暑さは健在で、鎖骨に滴る汗が酷く情欲的に見えてしまうほど……。
明るい気分に隠された官能的な欲が潜む中、出会ってしまった二組のカップル……。
意気投合してしまう女子に誘われるがまま、握り返した手には汗と言う名の熱が顔を出していた。
「――それは儚くも悲しい青春の一ページ……。高揚する熱は凝縮された血となって露われ、からみにさかんな男女は――」
――嗚呼、想像に難くない青春のひととき。
思わず目を瞑ってしまう……。
「……頭大丈夫か」
「ほっといてやれ。頭がおかしいだけだ」
「お茶うま♰」
まさか真っ昼間からズンドコよっこいの4Pが始まりそうになったとは……。抜けるエロ同人みたいなシチュで嫉妬に狂いそうだけど、そこは我慢した。
……え? 既に狂ってる? んなアホな……。
「んで? 俺たちが必死に戦ってる間ぁ、萌ちゃんは何してたんだっけ? ップ!」
俺が妄想していると、不意に大吾がニヤつき吹き出しながら問いかけてきた。
「……してました」
「ん? なんだって?」
「く、食い物にあたってゲリピーまみれの超体調不良で寝込んでました!!」
「ップ!?」
頬を膨らませて我慢する大吾。
「ぶりぶりのう゛ん゛ゴしてましだッ!!」(やけくそ)
「ッブはははははははは!!」
悔しそうに高々に宣言する俺。
爆笑する大吾。
「……萌」
白い目を向けてくる進太郎。
「♰クソ野郎だな♰」
辛辣すぎるダーク=ノワール。
そう。俺は嘘を付いた。
食い物あたって動けなかったと嘘を付いた。
まさか裏で戦っていたなんて口が裂けれも言えない苦肉の策だ。
泡沫事件の時みたいに、うんこを槍玉にあげるくらいしか、俺には思いつかなかった……。
そしてほとぼりが冷めるまで、俺はうんこマンと呼ばれ続けられた。
俺、戦慄。
夏休みも残りわずか。
夏休みを使ったダンジョン潜り。引率を許してくれた現役攻略者たちが組んでいるサークルにお邪魔するはずが、マリオネットレイドの影響で今日の予定も中止。それに瀬那が実家に帰り、積みゲーを消化していても虚無。
イケメンの梶 大吾。ガタイMaxな月野 進太郎。中二病の戸島 司もといダーク=ノワールが電話一本で来てくれた。
暇な奴集合!! とグループチャットで呟くといつメンが来た感じだ。
揃いも揃って暇な連中だと口にしそうになったけど、よくよく考えたら俺も暇人だし呼びだした元凶……。
お前ら彼女居るだろと聞いたけど、蕾さんと巨匠ツヤコは瀬那と同じ理由で家にいて、免許持ちのまことさんはマリオネットレイドに関する報告書やら何やらで忙しいらしい。
女子たちは親に心配されて家に居るけど、男子の俺たちときたらいつも通りというね……。まぁ実力が買われてのことだろうけど、もうちょっと心配してもいいのではと思う。
あ、俺には父さん母さんから電話一本貰った。普通に心配してくれたけど、リャンリャンが居るから大丈夫だと納得してくれた。
まぁ今は仙人家にいないけど。
と、ここで最初に戻るけど、俺が何故イチゴ色の漂白剤のセリフを言っているのかと言うと、少しだけ遡る。
「「「おじゃましまーす」」」
午前十一時頃。野郎どもが雁首揃えて家にやって来た。
クソ暑い夏日。もちろん部屋は冷房が利いていてすごく快適にしている。
ソファに深く座り踏ん反り三人。一応客人なんで飲み物は何がいいかと聞いたところ。
「コーラ」
「ペプシ」
「♰ドクペ♰」
「俺ん家にそんなコーラの種類あると思うか!? お前ら分かって言ってるだろ!!」
こいつら顎を前に出してバカ面をしてる辺り、ワザとふざけてる節がある。
「じゃあ聞くなよ萌ちゃ~ん」
大吾が顎を突き出しながらそう言った。
クッキン〇パパかよ。
「いや炭酸系とか、スポドリ系とか、普通にお茶とか言うと思ったから……。おちょくるの止めてください!」
「ちょろいぜ!」
「甘いぜ」
「♰ちょろ甘だな♰」
「テイ〇ズ好きすぎだろ!? 貴様らにはジェノサイドブレイバアアアアア!! をくれてやるぅ!!」
と言いながらも冷やしたミネラル麦茶を出した。
お菓子の在庫からおやつのカルパスを開いてテーブルに並べ、それを食べながら駄弁った。
昨今の話題はマリオネットレイド。これに尽きる。
ネットが回復し、一応グループチャットで互いの無事を確認し、詳細を省いた側面だけは話し合っている。だから今回はより深く聞きたい次第だが。
「――え、氷室くん居たの!?」
「ああ。免許持ちの協力もあったが、彼のおかげでビーチのモンスターはあらかた片付いたのと、ボスモンスターとも蹴りが付けれた。流石は天才と言われてるだけはある」
人口密集地にゲートが開いたのは分かるけど、そもそも何で密集地でもないビーチにゲートが開いたかと世の中で疑問詞されているけど、たぶんカルーディの意趣返しなんだと思う。
そんなビーチで屋台を出し焼きそばを売って金儲けしてるところにゲートが開き、止む無く進太郎が戦う羽目になった。そして驚きにもまことさんが免許持ちと言うミラクルで、共に戦い、無事撃退したと。
しかもそれに加勢したのは二年のイケメン王子こと氷室くん。免許持ちの撤退のタイミングで進太郎のところに姿を現わしたのはマジで主人公だわ。
「……」
つか、主人公だろとかそんな事どうでもいいんだよ……。
「……」イライラ
「ん? どうした萌」
「♰拳が震えている……♰」
「あッ」(察し)
瞬間、俺は立ち上がった。
「二年の取り巻き女子に吉田さん同伴だと!? しかも吉田さんは幼馴染お姉ちゃんで二人ともまんざらでもないだと!? クソガキがいっちょ前にハーレムキメてんじゃねえええええ!!!!」
俺は今、猛烈に嫉妬に駆られてる!!
逆に言うと嫉妬していると分かるくらいには冷静だったり。
「イケメンだからってハーレムキメていいのかよ……!! そんなの不平等だ!!」
「お前彼女いるじゃ、いるではないか……♰」
「それとこれとは別なんだよ! いいか! 俺は男として! ハーレムを一度は経験したと思っている!!」
「一時期女子たちに追っかけをされていたが……」
「アレはノーカンだ! あの人たちは最終的に俺を殺しに来るからな!」
進太郎の言う通り、確かに一時期俺はモテた。でもそれは毒殺不可避の死亡フラグまっしぐらの罠。あんなのハーレムじゃない。
「いいか想像しろ! 右手には褐色肌の巨乳女子であるお瀬那さん、左手にはケツのでかい美人女子、背中から抱いてくれるのは母性溢れるムチムチ女子……。他にもボーイッシュやお嬢様、妹系からモンスター娘までが後に控えている状態……! 最高だろうが!!」
そう。俺の脳内には俺好みの様々なおんにゃの子が手をこまねいて待っている……!
「ん~マンダム……」
「……頭大丈夫か」
「ほっといてやれ。嫉妬に狂ってキチゲが解放されただけだ」
「♰カルパスうま♰」
俺の崇高な思想が分からん愚民共。
そんなこんなで話が続き、俺の話が終わったタイミングで大吾とダーク=ノワールの話になった。
そして二人の口から語られた衝撃の事実。
「なん……だと……?」
と、戦慄した最初に戻る。
俺が戦慄した理由……。それは――
「デートしてたら偶然出会って……、女子たちの提案でそもままエッチな休憩所に直行したと……?」
「♰そうだな♰」
「まぁ結果的にそれどころじゃない事になったがな」
「――ッ!!」
抱えていた嫉妬に妄想の影がかかる。
「それはそう――」
――高校生カップルの暑い夏。セミの鳴き声が消えゆく頃でも暑さは健在で、鎖骨に滴る汗が酷く情欲的に見えてしまうほど……。
明るい気分に隠された官能的な欲が潜む中、出会ってしまった二組のカップル……。
意気投合してしまう女子に誘われるがまま、握り返した手には汗と言う名の熱が顔を出していた。
「――それは儚くも悲しい青春の一ページ……。高揚する熱は凝縮された血となって露われ、からみにさかんな男女は――」
――嗚呼、想像に難くない青春のひととき。
思わず目を瞑ってしまう……。
「……頭大丈夫か」
「ほっといてやれ。頭がおかしいだけだ」
「お茶うま♰」
まさか真っ昼間からズンドコよっこいの4Pが始まりそうになったとは……。抜けるエロ同人みたいなシチュで嫉妬に狂いそうだけど、そこは我慢した。
……え? 既に狂ってる? んなアホな……。
「んで? 俺たちが必死に戦ってる間ぁ、萌ちゃんは何してたんだっけ? ップ!」
俺が妄想していると、不意に大吾がニヤつき吹き出しながら問いかけてきた。
「……してました」
「ん? なんだって?」
「く、食い物にあたってゲリピーまみれの超体調不良で寝込んでました!!」
「ップ!?」
頬を膨らませて我慢する大吾。
「ぶりぶりのう゛ん゛ゴしてましだッ!!」(やけくそ)
「ッブはははははははは!!」
悔しそうに高々に宣言する俺。
爆笑する大吾。
「……萌」
白い目を向けてくる進太郎。
「♰クソ野郎だな♰」
辛辣すぎるダーク=ノワール。
そう。俺は嘘を付いた。
食い物あたって動けなかったと嘘を付いた。
まさか裏で戦っていたなんて口が裂けれも言えない苦肉の策だ。
泡沫事件の時みたいに、うんこを槍玉にあげるくらいしか、俺には思いつかなかった……。
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