22 / 54
第1章
第21話 恐怖と快感
しおりを挟む
時間が長く感じる。体感的には30分以上が経過しているが、コードがそこまで肌に食い込んでいないので、実際は5分も経っていないと思われる。
(佐野、早く来てくれ…)
秋が近づいてきて、最近は外が暗くなるのが早い。だからだろうか、すぐにでも佐野の両親が帰ってきそうで恐怖を感じる。
階段の手摺りに、下半身丸出しで縛り付けられている俺の姿は、逆に佐野の両親に恐怖を与えてしまうかもしれない。
こんな状況なのに、後ろの窄まりから液体が流れ続けている。佐野の高まりを強く求めて、よだれを流しているのだ。
「お待たせー。あれ、床濡れてる。こんな状態なのに、後ろも前もビチャビチャじゃん。りょうは本当に、変態だなあ」
「佐野っ、早くコードを解いてくれ」
俺は、1秒でも早くコードを解くように佐野を急かすが、肝心の佐野は俺の窄まりを覗き込んでいる。
「佐野、見てないで早く解いて」
「最高の眺め」
佐野は急ぐどころか、舌舐めずりをして俺の窄まりをじっくりと観察している。
「佐野っ、ふざけてないで早くっひゃぁんっ!…や、舐めないでっ…」
——ジュルッ、ジュルル、ジュルッ、ジュルル、ジュルッ、ジュルッ、ジュルッ、ジュルッ、ジュルッ、ジュルッ…
佐野の舌が、俺の窄まりを舐め回している。さらに、数本の指が侵入してきた。
「んっあっあぁ……佐野っ…ほど、いてっ…こんな姿、誰かに、見られたら……まずいっ…んっ…」
「こんなまずい状況なのに、中すごいよ。俺の指を折りそうな勢いで、絡みついてくる」
「やっ…やめっ…なん、か…変なかん、じ…」
大きな波が押し寄せてくるような、今までとは少し違う、何かが自分の内奥から湧き上がってくる感覚がある。
「さっきイッたばっかなのに、もうイキそうなの?」
話しながらも、佐野の指は内壁で動き続けている。
——グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ
今この瞬間に、佐野の両親が帰ってきたらどうなってしまうのだろう。その恐怖感と快感がせめぎ合い、今まで感じたことのない悦びが全身を包む。
「ひゃっあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁーーー」
後ろの窄まりから勢いよく液体が吹き出し、佐野の顔を濡らしてしまった。
「あーあ、こんなに潮吹いちゃって。本当に反省してるの?」
「……し、している…」
「…とにかく、お風呂できれいにしないとね。お互いビチャビチャだよ」
佐野はそう言うと、コードを解いて俺を抱きかかえ、歩き出した。
連れて行かれた脱衣所は、6畳以上はあるだろうか。これまた優美で、ホテルのようだ。佐野は、さも当たり前のように俺の服を脱がしている。そして佐野も、自身の服を脱ぎ始めた。
そういえば、佐野は俺の身体の全てを見ているが、俺は佐野の局部以外見たことがない。
全ての布を剥ぎ取った佐野の身体は、この屋敷に映える美しさがあった。俺の貧弱な身体とは異なり、ほどよく筋肉がついていて屈強さを感じる。
「そこに手ついて」
洗面台に手をつかせ、俺は臀部を突き出す体勢になった。佐野は自身の高まりを、俺の窄まりに突き立てる。
「あぁっ!…きもち、いい……」
「りょう…エロすぎるよ。もう我慢できないっ…」
佐野は腰を振りながら、俺の2つのつぼみをつまんだ。
「ひゃっぁあ!」
その刺激に背中が自然と反れることで、さらに佐野の高まりが自身の奥深くに到達する。
前を見ると、巨大な鏡があることに気づいた。そこには、佐野に抱かれる自身の姿があった。自分自身の、あまりに官能的な表情に驚く。
——グチュ、グチュ、グチュ、グチュ、グチュ、グチュ…
卑猥な音を立てながら、佐野は俺を揺さぶっている。佐野の気持ちよさそうな表情が、情欲をそそる。
「佐野っ…またっ…イキそっ……」
「……俺も、イクっ…」
佐野の高まりは、強く何度も内壁を犯し、佐野の欲望が解き放たれた。その直後、俺の窄まりから大量の愛液が噴き出した。
(佐野、早く来てくれ…)
秋が近づいてきて、最近は外が暗くなるのが早い。だからだろうか、すぐにでも佐野の両親が帰ってきそうで恐怖を感じる。
階段の手摺りに、下半身丸出しで縛り付けられている俺の姿は、逆に佐野の両親に恐怖を与えてしまうかもしれない。
こんな状況なのに、後ろの窄まりから液体が流れ続けている。佐野の高まりを強く求めて、よだれを流しているのだ。
「お待たせー。あれ、床濡れてる。こんな状態なのに、後ろも前もビチャビチャじゃん。りょうは本当に、変態だなあ」
「佐野っ、早くコードを解いてくれ」
俺は、1秒でも早くコードを解くように佐野を急かすが、肝心の佐野は俺の窄まりを覗き込んでいる。
「佐野、見てないで早く解いて」
「最高の眺め」
佐野は急ぐどころか、舌舐めずりをして俺の窄まりをじっくりと観察している。
「佐野っ、ふざけてないで早くっひゃぁんっ!…や、舐めないでっ…」
——ジュルッ、ジュルル、ジュルッ、ジュルル、ジュルッ、ジュルッ、ジュルッ、ジュルッ、ジュルッ、ジュルッ…
佐野の舌が、俺の窄まりを舐め回している。さらに、数本の指が侵入してきた。
「んっあっあぁ……佐野っ…ほど、いてっ…こんな姿、誰かに、見られたら……まずいっ…んっ…」
「こんなまずい状況なのに、中すごいよ。俺の指を折りそうな勢いで、絡みついてくる」
「やっ…やめっ…なん、か…変なかん、じ…」
大きな波が押し寄せてくるような、今までとは少し違う、何かが自分の内奥から湧き上がってくる感覚がある。
「さっきイッたばっかなのに、もうイキそうなの?」
話しながらも、佐野の指は内壁で動き続けている。
——グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ
今この瞬間に、佐野の両親が帰ってきたらどうなってしまうのだろう。その恐怖感と快感がせめぎ合い、今まで感じたことのない悦びが全身を包む。
「ひゃっあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁーーー」
後ろの窄まりから勢いよく液体が吹き出し、佐野の顔を濡らしてしまった。
「あーあ、こんなに潮吹いちゃって。本当に反省してるの?」
「……し、している…」
「…とにかく、お風呂できれいにしないとね。お互いビチャビチャだよ」
佐野はそう言うと、コードを解いて俺を抱きかかえ、歩き出した。
連れて行かれた脱衣所は、6畳以上はあるだろうか。これまた優美で、ホテルのようだ。佐野は、さも当たり前のように俺の服を脱がしている。そして佐野も、自身の服を脱ぎ始めた。
そういえば、佐野は俺の身体の全てを見ているが、俺は佐野の局部以外見たことがない。
全ての布を剥ぎ取った佐野の身体は、この屋敷に映える美しさがあった。俺の貧弱な身体とは異なり、ほどよく筋肉がついていて屈強さを感じる。
「そこに手ついて」
洗面台に手をつかせ、俺は臀部を突き出す体勢になった。佐野は自身の高まりを、俺の窄まりに突き立てる。
「あぁっ!…きもち、いい……」
「りょう…エロすぎるよ。もう我慢できないっ…」
佐野は腰を振りながら、俺の2つのつぼみをつまんだ。
「ひゃっぁあ!」
その刺激に背中が自然と反れることで、さらに佐野の高まりが自身の奥深くに到達する。
前を見ると、巨大な鏡があることに気づいた。そこには、佐野に抱かれる自身の姿があった。自分自身の、あまりに官能的な表情に驚く。
——グチュ、グチュ、グチュ、グチュ、グチュ、グチュ…
卑猥な音を立てながら、佐野は俺を揺さぶっている。佐野の気持ちよさそうな表情が、情欲をそそる。
「佐野っ…またっ…イキそっ……」
「……俺も、イクっ…」
佐野の高まりは、強く何度も内壁を犯し、佐野の欲望が解き放たれた。その直後、俺の窄まりから大量の愛液が噴き出した。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
〈完結〉【書籍化・取り下げ予定】「他に愛するひとがいる」と言った旦那様が溺愛してくるのですが、そういうのは不要です
ごろごろみかん。
恋愛
「私には、他に愛するひとがいます」
「では、契約結婚といたしましょう」
そうして今の夫と結婚したシドローネ。
夫は、シドローネより四つも年下の若き騎士だ。
彼には愛するひとがいる。
それを理解した上で政略結婚を結んだはずだったのだが、だんだん夫の様子が変わり始めて……?
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
孕めないオメガでもいいですか?
月夜野レオン
BL
病院で子供を孕めない体といきなり診断された俺は、どうして良いのか判らず大好きな幼馴染の前から消える選択をした。不完全なオメガはお前に相応しくないから……
オメガバース作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる