32 / 54
第1章
第31話 新製品発表会
しおりを挟む
「なんで春久と一緒に帰ることになったの?」
挙げた両手首をネクタイで縛られた状態で、佐野の左手がゆっくりとワイシャツを剥いでいく。
「い、井沢が、校門で俺のことを待ってて……」
「それで?」
「…今日は家まで送るって言われて…」
「で、一緒に帰ってきたんだ」
「んっ…あぁ…」
露わになった上半身に、佐野は上から順々に何度も口付けをする。言葉と行動が相反しているが、それが佐野の剥き出しの想いなのだと全身で感じる。
「ひゃっ!」
熟れたつぼみに歯を立てられ、快感が一気に全身を流れていく。
「そういうときは、何て言うのか教えてあげるね」
前が盛り上がったスラックスを脱がされ、すでに濡れて背伸びをする屹立を露わにされた。
「あぁぁっ…やっ…!」
佐野の唾液を屹立の先端に垂らされ、小さな割れ目に塗り込むように、舌先がねじこまれていく。
「『俺は佐野と、一番敏感なところを舐め合う関係だから、一緒に帰れない』って言うんだよ?」
ジュルジュルと音を立てながら、佐野の口腔に出入りする屹立は、そこに心臓があるかのようにドクドクと血液を流している。
「あっあぁ!話しながら咥えるの、ダメっ……」
「今俺が言ったこと復唱して」
「そんなこと、言えるわけないっ……」
「言わなきゃダメだよ」
「『お、俺は……佐野と…』まっ、待ってぇ!もっ……出ちゃっぁ」
はち切れんばかりの屹立から、欲望が解放された。佐野が離した陰部は、ぐったりとして少し震えている。佐野の左手が拭う口元からは、俺の欲望と佐野の涎が混ざり合った液体が垂れた。
「りょう、イッてる場合じゃないよ。ちゃんと復唱して?」
「『俺は…佐野と…一番敏感なところを舐め合う関係だから、一緒に帰れない…』」
「よくできました。後ろに入れてあげるね」
「はっあぁっ…んっ…」
ずっとヒクついて待っていた後ろの窄まりに、佐野の左手指が潜り込む。佐野の指は長く骨張っていて、俺の快感のつぼを熟知している。
——ジュッ、ジュッ、ジュッ、ジュッ、ジュッ、ジュッ、ジュッ、ジュッ、ジュッ、ジュッ、ジュッ、ジュッ……
我慢汁が止まらない。すでに佐野の高まりを知ってる内壁は、早く迎え入れたくてヒダを広げる。
「っあんっ……佐野…もぅ、入れてっ…んっ…」
「ねえ、りょう。ここ、いつもより広がってる気がするんだけど」
「えっ……」
佐野は、窄まりに入った指を何度か出し入れしながら、何かを確認している。
「……あ、分かった」
両手を縛られて動けない俺を置いて、佐野は棚の方へ歩いて行く。
「佐野!棚の中はダメだと前から……」
佐野はニヤニヤしながら、棚の中から卑猥な玩具を取り出した。
「また増えてるね。これ、どうしたの?」
佐野の左手に握られているのは、学校へ持って行ったのとは異なる、新調したアナル用バイブだ。形状は長細く、上から下までイボが付いている。
「あの……テスト終わりにそこら辺を整理した」
「また増やす必要ある?俺が居るのに」
「……発情期後に毎回佐野に頼るのも、迷惑かと思って……」
「迷惑なわけないじゃん」
ベッドに戻ってきた佐野が、優しい口付けをする。
「頼ってよ、いつでも」
見上げる佐野の瞳に映る自分が、慕情あふれる腑抜けな表情をしていて驚く。
「でもさ、なんで後ろがこんなに広がってるの?あのバイブでこんなになる?」
「あっ…」
腰を持ち上げられ、佐野の何本かの指が後ろの窄まりを広げる。
「……まだあるでしょ?いやらしいおもちゃ」
佐野はなんでこんなに勘が良いんだ。部屋の入り口付近にある俺のスクールバッグに、目が行ってしまう。
「ああ、スクバに入ってるのね」
俺は馬鹿すぎる。なぜ玩具の在り方を見てしまうんだ。
「うわ、これすごい」
俺のバッグ内から新調したローターを見つけると、佐野は眉間に皺を寄せた。
「スクバに入ってたってことは、学校で後ろに入れてたの?」
ベッドに戻ってくるなり、佐野はそのローターを俺の窄まりに挿入した。
「ふぁっ…あぁぁぁっ…奥、入りすぎっ……」
やはりこのローターの圧迫感はすごい。下腹部に巌石が載せられたような、苦しさがある。
「すんなり入る。やっぱり入れてたんだ、こんな大きいの」
佐野の左手に、しっかりとリモコンが握られているのが目に入った。ローターは全く振動していないのに、全身が快哉を叫んでいる。
「はっあぁ…きもちっ…いい……」
「ねえ、りょう聞いてる?こんなの中に入れて学校行ってたら、フェロモンが出ちゃうからダメなんだよ?」
スイッチを押す音が耳に入ったかと思うと、突然の激しい雨のように、快感が一息に押し寄せた。
「やっあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!」
視界が霞むほどの強い刺激に、脳が追いつかない。何が起こったのか把握する前に、2度目の絶頂に達してしまった。
「あ、ごめん。一番強い振動だったみたい」
佐野は破顔しながら、ローターが入って開き切った窄まりに、アナル用バイブをねじ込んだ。
「ひゃっあぁぁぁあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!な、なか…まだ、入ってっ…る、からっ」
窄まりの中で、震えるローターとアナル用バイブが何度も衝突し、グポッ、ゴポッとくぐもった音が体内から響き渡る。
中で何がどうなっているのか分からないほど、窄まりからは洪水のように愛液が溢れ出している。
「もしローターが誤作動起こして、こんなふうに振動が強くなっちゃったらどうするの?」
「あ゛っ、あ゛っあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
もう何も考えられない。開き切った口からは涎が垂れ、押し寄せる快感を貪るように辿ることしかできない。
「そうしたら、また周りの人を誘惑しちゃうでしょ?だから、ローターやバイブを入れて学校行っちゃダメだよ?」
佐野が何か話しているが、その声が脳に到達するのを快感が遮っている。
「もっぉ…ダッメッ…!抜いてっェ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛!」
震える喚声とともに、前の屹立から白妙の飛沫が飛び散った。
「りょう、人の話全然聞いてない。いつの間にか3回もイッてるし」
窄まりの奥に押し込められたローターを、佐野は一気に引き抜いた。
「ひゃっあっ!」
バケツをひっくり返したように、窄まりから愛液が溢れ出た。
その直後、休む間もなく佐野の高まりが内壁に侵入した。
「もっ…おかしくっな…るぅぅ」
「んっ…りょうの中、痙攣しながら絡みついてくるっ…気持ち良すぎっ…」
窄まりに、佐野の腰が激しく打ち付けられている。全身を揺すられる度に、気を失いそうになる。
昔、早朝の湖面で見た朝霧のように、風光明媚な景色を眺めているような感覚で、目の前の景色が霞んでいった。
挙げた両手首をネクタイで縛られた状態で、佐野の左手がゆっくりとワイシャツを剥いでいく。
「い、井沢が、校門で俺のことを待ってて……」
「それで?」
「…今日は家まで送るって言われて…」
「で、一緒に帰ってきたんだ」
「んっ…あぁ…」
露わになった上半身に、佐野は上から順々に何度も口付けをする。言葉と行動が相反しているが、それが佐野の剥き出しの想いなのだと全身で感じる。
「ひゃっ!」
熟れたつぼみに歯を立てられ、快感が一気に全身を流れていく。
「そういうときは、何て言うのか教えてあげるね」
前が盛り上がったスラックスを脱がされ、すでに濡れて背伸びをする屹立を露わにされた。
「あぁぁっ…やっ…!」
佐野の唾液を屹立の先端に垂らされ、小さな割れ目に塗り込むように、舌先がねじこまれていく。
「『俺は佐野と、一番敏感なところを舐め合う関係だから、一緒に帰れない』って言うんだよ?」
ジュルジュルと音を立てながら、佐野の口腔に出入りする屹立は、そこに心臓があるかのようにドクドクと血液を流している。
「あっあぁ!話しながら咥えるの、ダメっ……」
「今俺が言ったこと復唱して」
「そんなこと、言えるわけないっ……」
「言わなきゃダメだよ」
「『お、俺は……佐野と…』まっ、待ってぇ!もっ……出ちゃっぁ」
はち切れんばかりの屹立から、欲望が解放された。佐野が離した陰部は、ぐったりとして少し震えている。佐野の左手が拭う口元からは、俺の欲望と佐野の涎が混ざり合った液体が垂れた。
「りょう、イッてる場合じゃないよ。ちゃんと復唱して?」
「『俺は…佐野と…一番敏感なところを舐め合う関係だから、一緒に帰れない…』」
「よくできました。後ろに入れてあげるね」
「はっあぁっ…んっ…」
ずっとヒクついて待っていた後ろの窄まりに、佐野の左手指が潜り込む。佐野の指は長く骨張っていて、俺の快感のつぼを熟知している。
——ジュッ、ジュッ、ジュッ、ジュッ、ジュッ、ジュッ、ジュッ、ジュッ、ジュッ、ジュッ、ジュッ、ジュッ……
我慢汁が止まらない。すでに佐野の高まりを知ってる内壁は、早く迎え入れたくてヒダを広げる。
「っあんっ……佐野…もぅ、入れてっ…んっ…」
「ねえ、りょう。ここ、いつもより広がってる気がするんだけど」
「えっ……」
佐野は、窄まりに入った指を何度か出し入れしながら、何かを確認している。
「……あ、分かった」
両手を縛られて動けない俺を置いて、佐野は棚の方へ歩いて行く。
「佐野!棚の中はダメだと前から……」
佐野はニヤニヤしながら、棚の中から卑猥な玩具を取り出した。
「また増えてるね。これ、どうしたの?」
佐野の左手に握られているのは、学校へ持って行ったのとは異なる、新調したアナル用バイブだ。形状は長細く、上から下までイボが付いている。
「あの……テスト終わりにそこら辺を整理した」
「また増やす必要ある?俺が居るのに」
「……発情期後に毎回佐野に頼るのも、迷惑かと思って……」
「迷惑なわけないじゃん」
ベッドに戻ってきた佐野が、優しい口付けをする。
「頼ってよ、いつでも」
見上げる佐野の瞳に映る自分が、慕情あふれる腑抜けな表情をしていて驚く。
「でもさ、なんで後ろがこんなに広がってるの?あのバイブでこんなになる?」
「あっ…」
腰を持ち上げられ、佐野の何本かの指が後ろの窄まりを広げる。
「……まだあるでしょ?いやらしいおもちゃ」
佐野はなんでこんなに勘が良いんだ。部屋の入り口付近にある俺のスクールバッグに、目が行ってしまう。
「ああ、スクバに入ってるのね」
俺は馬鹿すぎる。なぜ玩具の在り方を見てしまうんだ。
「うわ、これすごい」
俺のバッグ内から新調したローターを見つけると、佐野は眉間に皺を寄せた。
「スクバに入ってたってことは、学校で後ろに入れてたの?」
ベッドに戻ってくるなり、佐野はそのローターを俺の窄まりに挿入した。
「ふぁっ…あぁぁぁっ…奥、入りすぎっ……」
やはりこのローターの圧迫感はすごい。下腹部に巌石が載せられたような、苦しさがある。
「すんなり入る。やっぱり入れてたんだ、こんな大きいの」
佐野の左手に、しっかりとリモコンが握られているのが目に入った。ローターは全く振動していないのに、全身が快哉を叫んでいる。
「はっあぁ…きもちっ…いい……」
「ねえ、りょう聞いてる?こんなの中に入れて学校行ってたら、フェロモンが出ちゃうからダメなんだよ?」
スイッチを押す音が耳に入ったかと思うと、突然の激しい雨のように、快感が一息に押し寄せた。
「やっあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!」
視界が霞むほどの強い刺激に、脳が追いつかない。何が起こったのか把握する前に、2度目の絶頂に達してしまった。
「あ、ごめん。一番強い振動だったみたい」
佐野は破顔しながら、ローターが入って開き切った窄まりに、アナル用バイブをねじ込んだ。
「ひゃっあぁぁぁあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!な、なか…まだ、入ってっ…る、からっ」
窄まりの中で、震えるローターとアナル用バイブが何度も衝突し、グポッ、ゴポッとくぐもった音が体内から響き渡る。
中で何がどうなっているのか分からないほど、窄まりからは洪水のように愛液が溢れ出している。
「もしローターが誤作動起こして、こんなふうに振動が強くなっちゃったらどうするの?」
「あ゛っ、あ゛っあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
もう何も考えられない。開き切った口からは涎が垂れ、押し寄せる快感を貪るように辿ることしかできない。
「そうしたら、また周りの人を誘惑しちゃうでしょ?だから、ローターやバイブを入れて学校行っちゃダメだよ?」
佐野が何か話しているが、その声が脳に到達するのを快感が遮っている。
「もっぉ…ダッメッ…!抜いてっェ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛ェ゛!」
震える喚声とともに、前の屹立から白妙の飛沫が飛び散った。
「りょう、人の話全然聞いてない。いつの間にか3回もイッてるし」
窄まりの奥に押し込められたローターを、佐野は一気に引き抜いた。
「ひゃっあっ!」
バケツをひっくり返したように、窄まりから愛液が溢れ出た。
その直後、休む間もなく佐野の高まりが内壁に侵入した。
「もっ…おかしくっな…るぅぅ」
「んっ…りょうの中、痙攣しながら絡みついてくるっ…気持ち良すぎっ…」
窄まりに、佐野の腰が激しく打ち付けられている。全身を揺すられる度に、気を失いそうになる。
昔、早朝の湖面で見た朝霧のように、風光明媚な景色を眺めているような感覚で、目の前の景色が霞んでいった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
〈完結〉【書籍化・取り下げ予定】「他に愛するひとがいる」と言った旦那様が溺愛してくるのですが、そういうのは不要です
ごろごろみかん。
恋愛
「私には、他に愛するひとがいます」
「では、契約結婚といたしましょう」
そうして今の夫と結婚したシドローネ。
夫は、シドローネより四つも年下の若き騎士だ。
彼には愛するひとがいる。
それを理解した上で政略結婚を結んだはずだったのだが、だんだん夫の様子が変わり始めて……?
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
孕めないオメガでもいいですか?
月夜野レオン
BL
病院で子供を孕めない体といきなり診断された俺は、どうして良いのか判らず大好きな幼馴染の前から消える選択をした。不完全なオメガはお前に相応しくないから……
オメガバース作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる