寂しがり屋な猫娘と優しすぎるご主人様

如月花恋

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「…ターシャ。お願いだから戦わないでくれ…」
「何故?」
「さっきから返り血がヤバイ…つか俺にかかりまくってんだけど!?」
「…私にはあの人が浄化魔法を永久的に掛けたから汚れないよ?」
「そうか…浄化魔法…って俺には出来ねぇよ!!」
「そう…じゃあこれからも汚れてね」
「んな悪魔か!!」

…悪魔…か
私は猫人ケットシーの仲間なんだけどな…

「でも…毛繕いしたい…」
「んじゃもっと急ぐか?」
「後どれぐらい?」
「10mってとこか…」
「だったら走る!!」
「俺も連れてけぇぇぇ!!」
「無理。そんな血まみれの人触りたくない。猫って綺麗好きなのよ?」
「お前のせいだろうがぁぁ!!」

…私のせい?
何かしたかな…

「分かんねぇって顔すんな…」
「分かんないんだもん。それと…お金稼ぐのってどうしたらいい?」
「ターシャの場合体をう…」
「他」
「踊り子か?」
「踊り子…なんとか出来るかな…服は…よし。ある」
「なんで踊り子用の服まで持ってんだよ…」

私はアイテムボックスから踊り子用の服を出した。

「アイテムボックス!?それ100万ルピーぐらいするだろ!?」
「あの人がくれたの。私にたくさん貢いでるのよ?」
「あっそ」

なんか拗ねてる?

「…私のアイテムボックス…あげようか?」
「いやいい。創造スキルで無限空間作った」

この一瞬で!?

「…くぁぁ…ちょっと眠いかも…」
「はぁ!?マジかよ!!早く宿行くぞ!!」

私は眠たい目を擦りながら走った。

うぅ…
お昼寝時間なかったから…

そして宿……

「部屋2つ。1泊な」
「まいど。1000ルピーだよ」
「げっ…たけ…」
「アム。私が出すわ」
「お前…金持ってんのか?」
「お金は持ってないけど…これでいい?」

私は小さなイヤリングを差し出した。

「多分…片方だけで1万ルピーだったような気がするんだけど…」
「イヤリング片方で1万ルピーってたけぇよ!!」
「そりゃ…これ…宝石入りだよ…」
「はぁ!?」

そんなに驚くことかな…
イヤリングに宝石が入ってるなんて…普通だったんだけど…
まぁ高いってことは自覚してたけどね?

「じゃあ…このイヤリングでお願い出来るかしら?」
「もちろんだよ!!」
「お前…規格外過ぎるぜ…」
「何か言った?」
「チーターめ!!」
「チーター?私猫。同じネコ科だけど違うよ?」
「チート使ってんだろ!!」
「使ってないわ。というかチートって何よ」
「…規格外め…」

わけがわからないわ
時々おかしな言葉が出てくるけど…
なんなのかしら…

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