寂しがり屋な猫娘と優しすぎるご主人様

如月花恋

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「うぅ…ごめんにゃさい…」
「別にいいよ~あいつだけは許さないけどね。乙女の尻追っかけて来るとか…処刑ものだね♪」

あれ~?
アンジーさん?
キャラ変わってない?

「あ。私転生者だから!!7歳じゃなくて20歳ね!!」

てんせーしゃって何だろ…

「もしかして…転生が分かんない?」

こくっと私は頷いた。

「ん~1回死んで~こっちの世界で新しく生まれたって感じかな」
「あ…なるへそ」
「で?ターシャも転生者?」
「ううん。でも一緒にいたアムはてんせーしゃ?だったよ?時々分かんない言葉呟いてたの。ゲームだとかチートだとか…私を王都に置いていけばいっかとか」
「あー…やっぱり~?」

…なんかアンジーも分かったって顔してる…

「よし!!ターシャ!!下に降りて殿下の相手してこい!!」
「ふぇ!?」
「誘惑してこい!!」
「ふぁ!?」

アンジーが…アンジーが変わっちゃったよ~

「誘惑してあわよくば玉の輿狙ってこい!!」
「そそそそそそんなの無理だよ~!!」
「店長命令!!」

んな無茶な~

「行ってらっしゃ~い!!」
「え!?わっわっ…」

私はアンジーに階段から突き落とされた。

どんがらがっしゃーん

「いったぁ…」
「大丈夫?」
「あ…はい…」

私は立ち上がって服についた物を軽くはらった。

「…もう…アンジーったら突き落とす事ないのに…」
「ぷっ…で?アンジーに何言われたの?」
「…殿下を誘惑してこいって…命令されました…」
「なら必要ないね」
「え?」

殿下はすぐさま跪き私の手を取った。

「僕は君に一目惚れしたんだ」
「え…ふぁ!?」
「殿下ぁ!!俺らの癒しを取らないでくださいよ~」
「そうだそうだ~」

あれ?
私この店に来て1日なのに…好かれすぎじゃない?

「ターシャ。返事は?」
「…えっと…あの…」
「まぁ…君は王家で保護するってことになってるんだけどね」

どっちにしろ王城に行くんじゃないですか~

「返事は?」
「ご…ごめんなさい!!私…今人を探していて…」
「…誰?」
「アムシトラス様です」
「なら大丈夫。すぐ会えるよ」


どこにいるのか知ってるのかな

「じゃあ行こうか」
「え…え?」
「アンジー。また来るよ」
「全く…殿下はお忍びの意味を知ってるの?」
「知ってるよ」
「じゃあ堂々と変装なしで来ないでよね!!殿下が来る時だけ客…少なくなるんだから。営業妨害よ!!」
「その割には今日は多いね」
「忘れてたのー!!」

意外…
アンジーと殿下って親しいんだ…
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