病弱幼女は最強少女だった

如月花恋

文字の大きさ
96 / 148

96

しおりを挟む
「ごめんなさい。ママ」
「何言ってるのよ。深蘭」
「…ごめんなさい…わたしはママのしんらじゃないの」
「…深蘭は深蘭よ」
…分かった
現実を受け止めたくなくて…
私が死んだことを信じられなくて…
否定しているんだ
深蘭はまだ生きている
帰ってこないだけだと
私はママの目尻にキスをした。
「ママのひとみのおみずさん。はやくどこかにいなくなって。ママのこころにあめをふらせないで」
…私とママが泣いた時にやるおまじない
「…ママのひとみのお水さん。どこかに去っていった。ママの心は晴れ模様…よ」
これは返しの言葉
私とママ以外誰も知らない秘密の言葉
「…ほら…私の深蘭じゃないの」
「…ママ。ごめんね。しんらね…しんだの」
「死んだ…?」
私は静かに頷いた。
「それでね…てんせいしたの」
「転…生?」
「…待って。結菜何を言ってるの…?」
…あ
パパにも話してなかったね
私はベッドの上に立ち上がった。
(この次読みにくいので漢字にします)
「皆さんにお知らせです。私は結菜であり深蘭なのです。結菜は今の私。深蘭は前の私なのです。信じられないかもしれないけど私は深蘭として1度死んでいるのです。学校で倒れて目が覚めるとパパの娘になっていました」
「…転生…聞いたことはあるけど…まさか結菜が…」
「パパだまって」
「…(´._.`)シュン」
自分で言うな
自分で
「だからママの言うこともパパの言うこともあっているの。ママは前の私のママだしパパは今の私のパパだもん。ねぇ…ママ。ママはちゃんと私を燃やしてくれた?約束のネックレスはくれた?言ったでしょ?誕生日のプレゼントは銀のネックレスがいいって。トップにクローバーがついたやつ」
「え…ぇ…棺桶に入れたわ…でも燃やしてはないの…今も仏壇にあるはず…」
ママは目を見開いた。
ね?
ちゃんと思い出せるんだから
「…ママ。目の前のことから目を背けないで。深蘭はちゃんとここにいる。見た目は違うけどママの元にいる。ママ。私を否定しないで。私を消さないで。ちゃんと覚えてて。ママとの思い出も死んだあとのことも。それでね。時々思い出してほしいの。深蘭と行った場所。一緒に食べたもの。ドーナツを食べる時は私の分も用意してほしいな。いつものココナッツね」
「えぇ…分かったわ…ちゃんと用意するわ…」
「えへへ。なら時々食べに来てもいいかな?ママのおやつはとっても美味しいの。パパ。いいよね?」
「え?…あ…うん…んん!?」
…ちっ
気づいたか
「結菜!?サラッと約束を取り付けようとしてなかった!?」
「してないもん~」
「してたよ!?」

しおりを挟む
感想 40

あなたにおすすめの小説

ハイエルフの幼女に転生しました。

レイ♪♪
ファンタジー
ネグレクトで、死んでしまったレイカは 神様に転生させてもらって新しい世界で たくさんの人や植物や精霊や獣に愛されていく 死んで、ハイエルフに転生した幼女の話し。 ゆっくり書いて行きます。 感想も待っています。 はげみになります。

不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます

天田れおぽん
ファンタジー
 ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。  ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。  サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める―――― ※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。

【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する

ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。 きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。 私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。 この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない? 私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?! 映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。 設定はゆるいです

転生幼女は幸せを得る。

泡沫 呉羽
ファンタジー
私は死んだはずだった。だけど何故か赤ちゃんに!? 今度こそ、幸せになろうと誓ったはずなのに、求められてたのは魔法の素質がある跡取りの男の子だった。私は4歳で家を出され、森に捨てられた!?幸せなんてきっと無いんだ。そんな私に幸せをくれたのは王太子だった−−

私の生前がだいぶ不幸でカミサマにそれを話したら、何故かそれが役に立ったらしい

あとさん♪
ファンタジー
その瞬間を、何故かよく覚えている。 誰かに押されて、誰?と思って振り向いた。私の背を押したのはクラスメイトだった。私の背を押したままの、手を突き出した恰好で嘲笑っていた。 それが私の最後の記憶。 ※わかっている、これはご都合主義! ※設定はゆるんゆるん ※実在しない ※全五話

狼になっちゃった!

家具屋ふふみに
ファンタジー
登山中に足を滑らせて滑落した私。気が付けば何処かの洞窟に倒れていた。……しかも狼の姿となって。うん、なんで? 色々と試していたらなんか魔法みたいな力も使えたし、此処ってもしや異世界!? ……なら、なんで私の目の前を通る人間の手にはスマホがあるんでしょう? これはなんやかんやあって狼になってしまった私が、気まぐれに人間を助けたりして勝手にワッショイされるお話である。

心が折れた日に神の声を聞く

木嶋うめ香
ファンタジー
ある日目を覚ましたアンカーは、自分が何度も何度も自分に生まれ変わり、父と義母と義妹に虐げられ冤罪で処刑された人生を送っていたと気が付く。 どうして何度も生まれ変わっているの、もう繰り返したくない、生まれ変わりたくなんてない。 何度生まれ変わりを繰り返しても、苦しい人生を送った末に処刑される。 絶望のあまり、アンカーは自ら命を断とうとした瞬間、神の声を聞く。 没ネタ供養、第二弾の短編です。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

処理中です...