精霊に愛される(呪いにもにた愛)少女~全属性の加護を貰う~

如月花恋

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お父様の尋問

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「ただいま戻りました」
「シャル!!第3王子に責任を取らせるって何をされたんだ!!」
「あ…うぅ…お父様~…揺らさないで…ください…」
私は帰ってくるなりお父様に肩を掴まれ思いっきり揺らされた。
「アルムント殿下の前で何度か魔力の暴走が起こって…全部お話しただけです」
「…全部か?属性のことも?」
「はい。手紙でお伝えした通り精霊とお話出来ることもです」
「…シャル…書斎に行こう」
お父様は私を引っ張って書斎に連れて行った。
「お父様…至急戻ってこいとは何かあったのですか?」
「…婚約…したいか?」
「はい?」
「第3王子との婚約の件だ」
「あ…あの…お受けいたしました…」
「俺を通さずにか?」
「すみません…第3王子直々に…申されたので…」
「はぁ…今なら間に合う。アルムント殿下の妻になりたいか?」
「いえ全く。」
…妻になったらいじめられる気がする
「権力や金は欲しくないのか?」
「私は今の暮らしで満足しています。それに…婚約者はお父様がお決めになると思っていたので…」
「そうか。良かった…」
お父様?
何が良かったなのですか?
コンコン
「お父様。入ってもいいですか?」
「アンジュか。入れ」
「失礼します…シャル!!お帰りなさい」
「お姉様。ただいま戻りました」
お姉様は目に涙を浮かべて喜んでいる。
「アンジュの婚約者も考えないとな…」
「婚約者ですか?」
「はい。私…アルムント殿下と婚約したので」
「…え?」
「アルムント殿下と婚約致しました」
「…ちょっと待って…シャル…あなた…何したの?」
なんで私が何かしないといけないの…
「ただ告白を受けてお断りして教室に戻ろうとした時にアルムント殿下とお会いしました」
「…シャル。何か聞き捨てならないことが聞こえた気がしたんだが…」
「告白されました。たくさんの殿方から」
「さすが私のシャル!!モテるわね!!」
「…私はお姉様のものではありません。アルムント殿下のものです」
「…シャル…どこでそんなこと覚えたの?私…教えたっけ…」
「…シャル。婚約は破棄しよう。婚約者は俺が選んでおく。シャルは学園で知らせを待っててくれ」
「はい。失礼致します」
私は書斎を出て学園へ向かうため馬車に乗った。
あれ?
そういえば…
私何の用で呼ばれたの?
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